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歯科の豆知識 Q&A 一覧

フッ素っていつまで塗るの?

今回はよくある質問、「フッ素はいつまで塗りに来たらいいんですか?」についてです。

 

小学校高学年や中学校になると、歯磨きもお子さんにまかせるようになってきますし、お口の中への関心は薄れてきます。忙しくなってきますし、勉強や部活、そして受験なんかの方が気になる様になってきますよね。でも、できればもう少しがんばって欲しい!

 

まず質問の答えからです。実はこのフッ素塗布、一生続けてもいいです。フッ素塗布により、歯の構成成分であるハイドロキシアパタイトが、より酸に強い結晶であるフロルアパタイトに変わります。これにより虫歯になりにくくなります。ただこの変化が起こりやすい、フッ素を取り込みやすく効果のでやすい時期があります。それが、歯が生えてきて4・5年の間です😊。この時期はとても大事です。

 

生えてきたばっかりの歯は実はまだまだ未成熟でやわらかいんです👶。溝も深く汚れも溜まりやすいうえ、歯磨きもまだまだうまくできません。虫歯になりやすい環境がそろっています。だんだん硬く成熟していくのですが、この時フッ素塗布の効果が最も高くなります。

 

ではその時期はいつでしょうか?こども歯から大人の歯への生え変わりが終わるのが大体12才頃、それから4・5年になりますので、大体高校生頃までですね。この時期までは継続してフッ素塗布を行うことを強くおすすめします。先程も記した通り、虫歯のリスクも大変高い時期でもあります。定期的なクリーニングやブラッシング指導、虫歯予防処置であるシーラントなども併せて行うとより安心です。

 

ちなみにこの時期ですと、「歯医者さんでのフッ素塗布と、自宅や学校でのフッ素洗口、フッ素入りの歯磨き粉の使用を併せてしてもいいのか?」という質問もよくあります。これもどんどんしていただいてかまいません。歯医者さんでのフッ素塗布は高濃度のフッ素を用います。フッ素洗口や歯磨き粉に入っているフッ素は低濃度となっており、実はそれぞれで作用機序が違います。一緒に行えばそれぞれの効果がでます😊。安心して行ってください。

 

中学生、高校生は勉強や部活で自分を鍛える時期。是非歯もフッ素で鍛えてあげてください。いろいろな面で人生の分かれ道となる時期ですが、歯にとっても将来どうなるかの分かれ道となります。受診率も下がりがちな時期ですが、将来のため、お子さん・ご両親ともご協力いただければと幸いです。

うがいのできないこどもに歯磨き粉を使っていいの?

さて、今回はよくある質問からです。それは、『うがいのできないこどもに歯磨き粉を使っていいの?』というもの。この場合のうがいのできないこどもとは、歯がでてくる6ヵ月頃から、うがいができるようになる2才頃までのこどもを指しています。答えとしては使っていただいて大丈夫です😊。ただしフッ素が入っているものでお願いします。またさらにいくつか注意点があります💦。

実は以前まで(20年ぐらい前でしょうか。)は、うがいのできない2才以下のお子さんの場合、フッ素を含有しているかどうかにかかわらず歯磨き粉の使用は推奨していませんでした。しかし、効果的な虫歯予防のためには歯が出てきた直後からフッ素の応用が望ましいとされ、現在は大きく見直されています。ですから是非使っていただければと思います。

では使う際の注意点をみていきましょう。

 

☆フッ素濃度は500ppm(泡状歯磨き粉であれば1000ppm)🌟

一般の方や小学生以上のお子さんが使う歯磨き粉よりフッ素濃度が低めになっています。この点はご注意ください。乳幼児向けと書いてあればまず大丈夫かと思います。当院にも置いてありますが、よく売れていますよ😊。ちなみに当院に置いてあるのはバナナ味です🍌。

 

☆使用量はお子さんの爪の先ほどの量🌟

1回の使用量はお子さんの爪の先ほどの量とよく言われています。いろいろな文献や本にこう書かれているのですが、わかりにくいですね。お子さんの切った爪程度の量と思っていただいてかまいません。ごく少量ですね😊。これでもわかりにくいかな😅。

 

☆残ったものは拭き取る🌟

泡なども含め歯の面やお口の中に残っているものはガーゼなどで拭き取ってください。歯磨き粉の使用量も少ないため、毎日飲み込んだとしても副作用がでる心配はまったくないのですが、本来飲んだり食べたりするものではないからですね。

 

☆歯磨き後は飲んだり食べたりしないでください🌟

うがいはできませんのでいいのですが、できれば30分ほど飲んだり食べたりを控えてください。せっかくフッ素入りの歯磨きを使っているのに効果が激減してしまいます。でも、ぐずったりするんですよ(笑)。

 

☆お子さんの好きな味を探そう🌟

お子さんが好きな味をさがしましょう。この時期の歯磨きは将来のお口の中を左右します。できれば歯磨きを好きになってもらいたい。嫌いにならないでほしい。親子で楽しんでくれるといいですね。

ちなみに好き過ぎて歯磨き粉を食べる子がいらっしゃいます。食べ過ぎるとお腹を壊すなどの中毒症状がでることもあります。保管はお子さんの手が届かない所へお願いします。

いかがだったでしょうか。ちょっとめんどくさい感じもあるかもしれません。でも、この時期のフッ素の予防効果は絶大です。必ず効果はでてきます。是非、将来を見据えつつ、歯磨きを親子で楽しんでください。

歯をうったらどうするの?歯をうった後起こる事?

今回は歯をうってしまった場合の対応と、歯をうった後に起こる事についてご紹介します。

まず歯のまわりの怪我に対する対応ですが、、、

 

歯ぐきや唇、頬、舌の怪我に対しては軽度ならそのまま経過をみます。必要なら投薬や縫合などの処置を行います。怪我の程度がひどく、骨まで影響がでている(骨折など)場合、一般の歯科医院ではまず対応はできません。高次の医療機関への紹介となります。

歯をうった場合、状況は大きく3つに分けられます。まずは「歯が折れた💦」、そして「歯が揺れている💦」、最後に「歯が抜けた💦」です。それぞれについて対応法をみていきましょう。

 

☆歯が折れた💦

○歯の頭が折れた場合💧。

白い詰め物による修復が基本ですが、歯の神経の露出が強い場合は神経をとる処置が必要な場合もあります。もちろんできるだけ神経をとらなくてすむよう努めています。

○歯の頭から根っこにかけて折れた場合💧。

折れ方にもよりますが、神経をとる処置はほぼ必須となります。保存不能なことも多く、保存したとしても長く持たないことも多いです。

○歯の根っこが折れている場合💧。

揺れがでないよう固定(骨折した時のギブスみたいなもの)を行います。

神経をとる処置も必要なら行います。折れている部位によっては保存が厳しいことがあります。

 

☆歯が揺れている💦

○振盪(歯牙打撲)💧揺れは軽度、痛みもほとんど無い状態です。

そのまま経過観察します。

○亜脱臼💧歯の揺れがあり、痛みを伴うことが多い状態です。

揺れが強くならないよう、また痛みがでないよう固定を行います。歯ぐきが傷ついていることが多いため投薬も行います。

○脱臼💧歯が元の位置からずれており、揺れ、痛みとも強い状態です。

基本的には麻酔を行い、歯を元の位置に戻します(整復といいます。)。その後、亜脱臼同様固定を行い、投薬を行います。亜脱臼の場合より、固定期間が長くなることが多いです。

ただし、歯の交換期にあたる乳歯の場合は抜歯を選択することもあります。その後大人の歯が出てくるのを待ちます。

また、小さなお子さんで多いのですが、陥入している場合(歯が骨の方向、骨の中に埋まってしまっている。)、お子さんの年齢や協力度によっては整復せず自然法萌出を待つ場合があります。

 

☆歯が抜けた💦

○脱落💧歯が完全に抜けてしまった状態です。

歯の交換期にあたる乳歯の場合や、抜けて時間が経っているとき(概ね2時間以上)、抜けた歯の保存状態が悪いときは歯を戻すことはせず、傷の消毒や投薬で経過をみます。

 

それ以外の場合は、抜けた歯の再植を行い、脱臼同様固定、投薬を行います。処置は早ければ早いほど成功確率があがります(できれば30分以内、遅くとも2時間以内。)。固定期間が長くなることが多く、後に神経をとる処置が必要になることが多くなります。

 

その他の注意点としては抜けた歯の保存方法でしょうか。歯牙保存液があればベストですが、普通の家にはありませんよね。牛乳やお口の中に含んで持ってきていただければ助かります。絶対に乾燥させないようお願いいたします。

 

以上、簡単にですが歯をうったときの治療方法を書かせていただきました。

 

実際の臨床ではそれぞれの状態が混合していることも多いため、状態に合わせた処置が必要になります。またいずれの処置後も外傷歯付近

を気にして触ったりしない、外傷歯で咬まないようにしていただければと思います。安静が一番大事です。

 

それでは次、歯をうった後に起こる後遺症についてです💦。

外傷を起こした歯は、状態によって、白い詰め物で修復したり、神経をとる処置をしたり、整復(ずれた歯を元の位置に戻すこと。)して固定したりします😞。揺れがなく痛みも無くなれば経過をみるのですが、時間たって起こる後遺症ともいうべきものがいくつかあります😞。

打った歯そのものに起こる後遺症と、打った乳歯の後にでてくる永久歯への後遺症の2つがありますのでそれぞれみていきましょう。

 

☆打った歯そのものに起こる後遺症💦

○歯の変色💧歯の色がだんだんと茶色、黒色っぽくなっていきます。

変色の原因は歯の神経が打った衝撃でだんだん悪くなっていることにあります。変色が軽度で症状がなければそのまま経過をみます。小さなお子さんですと少しずつ改善する場合もあります(若いってすごいですね。)が、変色が重度で、痛みや腫れ、レントゲンによる異常所見がでてくれば神経をとる治療が必要になります。

○歯の動揺💧

固定を外した直後は一時的に歯の動揺が強くなることがあります。これに関してはしばらくすると改善することが多いので、痛みなどなければ経過をみて大丈夫です。

 

問題は歯の根っこが吸収してきた場合です💧。乳歯の場合は本来の予定より早期に抜けることになります。永久歯が出てくるまで時間がかかるため、見た目や歯並びに影響がでます。これに関しては対応策があります。

深刻なのは永久歯の歯の根っこが吸収してきた場合です。吸収を止める手段が無いため、もたせるだけもたせ、悪くなったら歯を別の方法で作らなければなりません。外傷歯は前歯のことが多いため大変です。

 

○歯の根っこの吸収不全💧乳歯のみ問題になります。

乳歯の外傷歯は早期に抜けることが多いのですが、反対に歯の根っこが吸

収しにくくなることがあります。後にでてくる永久歯のでてくる位置や方向に問題があれば抜歯が必要です。

 

○歯肉退縮💧歯ぐきの形態が不ぞろいになります。

受傷時に歯ぐきの損傷が強い場合、歯ぐきの形態に異常がでてくることがあります。乳歯の場合は永久歯の生え変わりに伴い改善することが多いですが、永久歯の場合は自然にはよくなりません。治すには比較的高難度な外科治療が必要になります。

 

☆打った乳歯の後にでてくる永久歯への後遺症💦

○エナメル質形成不全💧永久歯の形態や色調に問題がでます。

受傷時の年齢が低年齢であるほど、また、重症度が高いほど発症する可能性が高い傾向があります💧。形態、色調とも白い詰め物などで修復が可能です😊。またこのエナメル質形成不全は外傷以外の原因でも起こります。

いずれの症状も受傷から時間が経って起こってきます。定期的にみせていた

だくことで、異常があれば早期から対応できる場合があります。症状が改善した

後も油断しないようにしましょう。

 

今回は歯をうったらどうするか、またうった後に起こる後遺症についてみてみました。当院にもよく外傷でお子さんがやってきますが、

実は受傷しやすい年齢や季節があります。年齢としてはまず1才~3才頃。歩けるようになり動きはどんどん活発になります。さらに幼稚

園・保育園にも行き始める時期です。かわいいさかりですよね。受傷原因としては転倒が多く、特に屋内、家庭内での受傷が多くなりま

す。この時期が第1のピークです。

 

第2のピークは7才~9才ごろ。小学校にあがり生活の自由度、行動範囲がどんどん広がっていく時期です💧。だんだん目が届かなくなりますね💦。受傷原因としては転倒も多いですが、物や友達との衝突も多くなります。屋内よりも屋外での受傷が多くなり、特に学校での受傷が半数を占めます。

 

季節としては入園や入学、進級し生活環境の変化がある4月~5月、そして夏休み明けの9月~10月に多いです。また性差ですが、これは男の子が女の子より多くなります。特に7才~9才、第2のピークではその傾向が顕著です。やっぱりやんちゃなんですかね💦。

 

外傷は病気のように予防できる面もあります。起きやすい時期をしっておくことも大事な予防になります。とは言っても突発的な事故で

起こる事も多いです。起きないに越したことはありませんが、起こった時にどうするかを考えておくこと、知っておくことも大切です。何

かありましたら是非ご相談をいただければと思います。

 

2才!虫歯菌が感染しやすいです!

さて、今回は虫歯菌が感染しやすい2才頃(概ね1才半から2才半)について考えていきます。この時期は『感染の窓』とも呼ばれており、本当に虫歯菌の感染が起きやすい、時期となっています。でも、なんで感染しやすいのでしょうか。その理由をみていきましょう😊。

☆第2乳臼歯がでてくる時期なんです💧

第2乳臼歯とは1番奥のこどもの歯です。大体2才を過ぎるとでてきます。1番大きく表面積も広い歯で、歯の溝も深く、奥なので磨きにくい。虫歯菌は歯の表面にくっついて感染していきますが、この第2乳臼歯は感染する絶好のターゲットとなっています。一言で言えば、『虫歯菌がくっつきやすく、磨きにくい。』です。念入りに磨いてあげてください😊。

☆感染への抵抗力が低い時期なんです💧

1才を過ぎると卒乳をしていくことが多いかと思います。実は母乳の中には母乳抗体というものがあり、お口の中を感染から守ってくれています。卒乳が進めば進むほど、この抗体が減っていきます。さらに自分自身の感染への抵抗力(免疫力。)も未発達なため、虫歯菌の感染がしやすいのです。これが2才頃と重なります😞。

☆行動様式が変わってくるんです💧

2才半を過ぎると自我がだんだん芽生えてきます。「イヤだ、イヤだ。」で代表される反抗期(イヤイヤ期ともいいますね。)になります(# ゚Д゚)。親との距離が少しできて、唾液感染する機会が少なくなります。その後、思春期までは唾液感染の機械は無くなります😊。

 

でもなんで思春期頃になると、また唾液感染の機会が増えるんですかね。長年考えているのですか、真面目な私にはわかりません❓。もっと私の知りえない大人の世界が関係しているのでしょうか(。´・ω・)?。オトナブルー❓

 

さていかがだったでしょうか。これが2才頃(概ね1才半から2才半)に虫歯菌が感染しやすい理由です。最も注意していただきたい時期ですね😅。そしてもう1つ、虫歯の感染に関しては2才を境に大きな違いがでるものがあります。

 

それは将来の虫歯へのなりやすさです。その研究結果をみてみましょう。スウェーデン、イエテボリ大学の研究です。

2才前に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 5.0

2才後に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 0.3

 

おわかりでしょうか。2才を境に16倍近い差がでています。将来虫歯にならないようにするには、虫歯菌への感染をできるだけ遅くすることが大事です。少なくとも2才以降にすることが大事となります😊。

 

この頃本人に虫歯を防ぐ術はありません。周りの方々で防いでいくしかありません。歯ブラシはもちろん、食生活や食器を共用しないなどの工夫をしましょう。フッ素も役立ちます。周りの方々のお口の中をきれいにするのも大事です。是非、みなさんでお越しください。みんなでこの大変な時期を乗り越えましょう。

九州デンタルショーに行ってきたΣ(・ω・ノ)ノ!

6月18日(日)、久しぶりに九州デンタルショーに行ってきました✌。一般の方にはあまりなじみはないイベントですよね。でも、歯医者さんや歯科衛生士さん、そして歯科技工士さんにとっては結構大きなイベントです👍。毎年この時期に福岡で行われます。今回は福岡国際センターでの開催となりました。以前は毎年行っていたのですが、ここ最近は新型コロナの影響で中止になったり、子供の運動会と重なったりしてなかなか行けてなかったんですよ。ですからとても楽しみにしていました。

 

九州デンタルショーでは歯医者さんで使う機械や材料、システムなどを開発・作製している主だったメーカーが一堂に会します。実際に機械や材料に触れながらメーカーの方から説明をうけることができますし、試供品をもらったり、機械の貸し出しの約束をしたりできます。もちろん一気に購入までしてしまってもかまいません。やはりというか歯科において話題になっている治療に関する展示が多くなり、歯科界の潮流を肌で感じることができますよ。どのメーカーも『推しの商品』があり、すごく推してきますね((´∀`*))。ちなみ、『推しの子』おもしろいですよね。アニメも原作以上によくできています。すいません。私の最近の推しをぶっこんでみました。

 

その他にも、たくさんのセミナーが開催されたり、普段なかなか会えない知り合いの歯医者さんに出会えたりするのも楽しみの1つですね。当院がお世話になっている出入り業者さんきていて、取引のある歯医者さんへの挨拶に余念がないようでした。日曜日なのに大変😞。

 

午前9時に開場だったので、それにあわせて行ったのですが結構並んでいましたΣ(・ω・ノ)ノ!。私個人としては、行列に並んでまで早く入りたいのかは疑問なんですが、超人気のラーメン屋並みに人気です。中の混雑ぶりをみていると、歯医者さんの世界もまだまだ盛況だなと思います😊。

 

私もお目当ての機械や材料なんかをしっかりみることができてご満悦。変えないといけないシステムについて段取りをつけることもできましたし、様々な新商品の資料や試供品もいただくことができました。3時間半ほど滞在させていただきましたが、とても有意義な時間を過ごせました。日曜日なのに仕事ですよね、これって😞。

 

気になっているのは以前(私が福岡にいた頃。15年から20年程前。)に比べると規模が小さくなっており、勢いも無くなってきていることでしょうか💧。現在は土日の2日間の開催ですが、前は金土日の3日間あったんですよ。試供品もばらまくように配っていました。それはもう花咲かじいさんのようにです🌸。最近はきちんと名前や医院名を書かないともらえなかったりします。まあ、医療法の問題もあるらしいですけどね。うーん、どうなんでしょう。歯医者さんの世界はやっぱり衰退していっているのかな❓一応不況業種らしいですよ。

学校歯科健診、結果あるあるΣ(・ω・ノ)ノ!②

さあ、①の続きですよ。

 

🌟健診で虫歯無し😊。 ⇒ 実際は虫歯あり😞。  よくあります!

 

これもよくあります。虫歯は無いと判定されていますから、それ以外の項目(歯垢や歯肉、歯並び、咬み合わせなど。)で受診されています。そこで虫歯がみつかります。びっくりしますし、がっかりもするパターンですね😞。

 

これも、学校歯科健診で正確な判断が難しいことに起因します。明らかに大きな穴が開いていたり、歯の咬む所の溝や歯の表面など見やすい場所の虫歯はまず見過ごすことはありません。難しいのは歯と歯の間の虫歯です😅。これは歯医者さんでみさせていただいても、レントゲンをとらないと判断できないことがあります。そういった虫歯は学校歯科健診で引っかかることはあまりありません。早めにみつかって良かったと思って、しっかり治療しましょう。

 

基本的に学校歯科健診のみですべての虫歯をみつけることは不可能です。歯医者さんでみてもらった方が、正確なことはいうまでもありません。何も問題無くてもたまには歯医者さんでしっかりみてもらうのがおすすめです。

 

🌟ずっと大丈夫だった歯並び・咬み合わせが突然要治療になった

これも結構あります!

 

特に小学生のお子さんで多いです。歯はどんどん生え変わりますし、成長発育もさかんです。お口の中だけでなく全身的に変化が大きい時期ですよね。これまでは、「まあいいかな。」という状態が、1年経つと大きく変わることは珍しくありません😲。当院でも、1年以上ぶりにいらっしゃるお子さんは時々いらっしゃいます。もちろん、あまり変わりなく順調なことも多いのですが、びっくりするぐらい変わっていることもありますよ😅。まあ、中学生以降は大きな変化は無くなりますよ。

 

また、もう1つ多い原因としては、学校歯科健診のときに変な咬み方をしている可能性があります。特に、「咬んでください。」というと下顎を前に出して、前歯で咬むお子さんが結構多い。奥歯で咬むよう促すのですが、なかなかできなかったりします💦。学校歯科健診時にこういった状態ですと、歯並び・咬み合わせが要治療となる可能性があります。実際そうなのかなと思われるお子さんが結構いらっしゃいます。当院で詳しくみてみると大丈夫なんですよ😊。

 

🌟学校歯科健診の結果に毎年ばらつきがある。  結構言われます!

特にマンモス校で多いです。マンモス校ですと学校医を務める歯医者さん1人ですべてのお子さんをみるのは難しくなります。どうするかというと、近隣や知っている歯医者さんに応援をかけます。アルバイトですね。私も大学にいた頃はよく行きました。そうするとどうなるか。みる歯医者さんによって判定が変わってくることがあるんです。もちろん判定基準はあります。しかしそこは人がやること、どうしても違いがでてきます😞。これはその歯医者さんが何を得意にしているかでも変わってきます。当院のようにお子さんの治療を得意にしている歯医者さんもいれば、矯正が得意な歯医者さんもいます。インプラントや口腔外科、はたまた入れ歯が得意な歯医者さんもいるでしょう。中には子供なんかほとんどみたことないという歯医者さんもいるかもしれません。こうなると当然判定が変わってきてしまうんです( ノД`)シクシク…。

 

学校歯科健診あるあるの中で特に多い4つを今回は挙げてみました。なかなか難しい所もありますが、お口の中の健康には確実に寄与していますし、保健学習や保健指導などでも役立っています😊。ただ、この健診を受けてさえいれば大丈夫というものではないことは知っておいていただければと思います。1番は定期的に歯医者さんを受診することですが、難しい方は時々でもみせていただければ嬉しく思います。

 

学校歯科健診、結果あるあるΣ(・ω・ノ)ノ!①

今回は学校歯科健診後のあるあるです。まず、学校歯科健診について知っておいていただきたいことがあります。それは正確な診断でないということ。あくまでスクリーニング検査です。歯医者さんのように横になってきちんとみることはありません。無影灯やエアーも無いうえ、レントゲンなども行わず、視診のみで判断をしていきます。さらに判断する項目は結構多いのですが、1人あたりにあてられる時間は1分程、結構大変です。だからといってはいけないのですが、歯医者さんできちんと診断をすると結果が変わる場合が多々あります。今回は、そんなことから起こるあるあるからです💦。

 

🌟健診で虫歯あり😢。 ⇒ 実際は虫歯無し😊。  よくあります!

前述した通り、学校歯科健診で虫歯を正確に診断することは難しいです。明らかに大きな穴が開いている状態なら間違うことは無いのですが、歯の色が黒くなっていたり、白くなっていたりして、虫歯になっていそうだなというケースは多いです。判断に迷うとどうするか❓。くわしく調べてもらうため、虫歯判定となります。ちゃんと調べてみましょうということです。

 

また、他にも虫歯と判断がつきにくい状態もあります。虫歯の予防剤で黒くなっていたり、詰め物の変色や歯の形成不全、食べ物が残っていたりとぱっとみて判断がつきにくいことが歯医者さんでみていてもありますね(´・ω・`)ショボーン。学校歯科健診ではなおさら判断しにくいでしょう。こういった状態が虫歯判定になったのかなと思われるケースも多いです💧。

 

定期的に当院に来られているお子さんでもこれはあります。定期的に通っているのに虫歯判定となったことで少々ご立腹して来られることもまれにあります。まあ、そうですよね。でもやっぱり治療の必要な虫歯はないことがほとんどです。そういった場合、『経過をみます。』の項目に○をつけて、当院のハンコを押して健診結果票をお返しします。

 

当院では学校歯科健診の時期になると、上記のようなトラブルを避けるため、「特に問題が無くても学校歯科健診では虫歯判定がでる可能性がある。」ことを前もって伝えるようにしています。まったく問題がないお子さんは、学校歯科健診で虫歯判定がでても次回の定期健診で確認させていただきます。詰め物が多いお子さんや、虫歯に注意が必要な歯があるなど虫歯のリスクが高いお子さんに虫歯判定がでた場合は念のためすぐにみせていただくようにしています😊。

②へ続く。

学校歯科健診って?

さあ、今年もやってまいりました。学校歯科健診の季節です。例年4月から6月の間に必ず行われることが決められており、この時期当院は健診結果票を持ったお子さんがたくさん来られます。定期的に通院されているお子さんはもちろん、初めて当院を受診される方も多い時期ですね。健診結果票で要治療になっていると気になりますよね。ちなみに年2回、もしくは3回行っている学校もあったりします。

では、学校歯科健診とはどんなものなのでしょうか?その特徴や結果の見方をみていきましょう😊。

 

学校歯科健診の特徴

⓵、集団を対象としていますΣ(・ω・ノ)ノ!。

学校の歯科健診は多くのお子さんを対象としています。学校によって規模は違いますが、これまでの経験では、通常ですと半日から1日で少なくとも150人、多い時は450人ほど診ています。ちなみに分校だと10人ぐらいのときもあります。1人1分が大体の目安となるのですが、450人になると450分(7時間30分、、、)ほど、、、🥶。お昼の休憩を挟んでも、正直死ねます_| ̄|○。腰痛―――――い😢。

 

ちなみに全員が受けることになっており、健診日に休んでも、後で受診するよう言われます。また、以前は治療の必要なお子さんだけに健診結果を通知していましたが、現在はすべてのお子さんに健診結果票を渡しています。お口の中が健康であるという結果をきちんと評価するようにしています✨。

 

⓶、確定的な健診ではなく、スクリーニング検査ですΣ(・ω・ノ)ノ!。

  歯医者さんで行う健診では医学的な立場から確定診断を行います。学校歯科健診はスクリーニング検査となっており、確定診断とはいえないけれど各お子さんの問題をできるだけ早期に発見することはもちろん、保健教育に役立てることを目的にしています😊。

 

⓷、基本的に視診で判断しますΣ(・ω・ノ)ノ!。

基本的に見るだけの検査です。以前は短針という先の細い器具でくわしく調べたりしていましたが、歯を傷つける可能性があることから現在は行いません💦。

 

⓸、みえにくいですΣ(・ω・ノ)ノ!。

小学生ですと立ったまま、中学生以上だとイスに座って行うことが多いです。歯医者さんと同じように、寝た状態で診ることはありません。無影灯もありませんし、エアーもありません。もちろんレントゲンなども使いませんので、どうしても正確な診断は難しい環境です💧。ちなみに中学生、高校生の女の子はお口を大きく開けてくれないことも多いです。まあ、かっこいい歯医者さんの前では恥ずかしいですよね😊。うん、わかる。大丈夫ですよ( ´∀` )。

基本的に正確な診断は難しい健診となります😞。とはいっても学校歯科健診

で問題があれば、みるだけでわかる程の問題があるということです。必ず歯医者

さんに行くようにしましょう。まあ大丈夫なときも多々ありますけどね😅。

 

学校歯科健診の結果の見方。

⓵、歯の項目🦷

 ○異常なし。虫歯なし。

見てはっきりわかるような虫歯はありません。

○CO(シーオー。要観察歯。)。

見てはっきりとした虫歯は確認できないが、虫歯の初期病変の徴候(白濁、白斑、褐色半)が認められる状態。放置すると虫歯に進行すると考えられるため、歯ブラシの状態や食生活の確認など学校だけでなく、歯医者さんにおいても確認や適切な指導を受けた方がいい状態の歯を意味します⚠。

 ○C(虫歯があります。要処置歯。)。

見て明らかに虫歯が確認でき、治療を必要とする状態。歯医者さんへの受診を指示されます😞。

○要注意乳歯。

そのまま残すかどうかの判断を要すると認められる歯です。歯医者さんへの受診を指示されます😞。

⓶、歯垢(プラーク。)の項目🦠

 ○ほとんど歯垢の付着を認めないもの。

きれいに歯ブラシできています。この状態を維持しましょう。

○歯の3分の1以下に歯垢の付着を認めるもの。

歯ブラシの指導は必要な状態です。家庭での歯ブラシを丁寧に行うようにしましょう。歯医者さんへの受診までは指示されないことが多いようです⚠。

○歯の3分の1を超えて歯垢の付着が認められるもの。

歯ブラシの指導はもちろん必要で、場合によっては生活習慣に問題が無いか健康相談なども行うべき状態です。歯医者さんへの受診も促されます😞。

⓷、歯肉(歯ぐき。)の項目👄

 ○異常なし。

歯肉に炎症が無い状態です。この状態を維持しましょう。

○GO(ジーオー。歯周疾患要観察者。)。

歯垢の付着が認められ、歯肉に炎症がある状態ですが、歯石の付着はありません。歯ブラシを適切に行い、生活習慣を改善することで、炎症の消退が期待できる程度の状態であり、歯医者さんへの受診までは指示されないことが多いようです⚠。

 ○G(ジー。)。

精密検査による診断や治療が必要な歯肉の状態です。歯石の付着を伴うものや、歯ぐきが増殖するように腫れている場合にこの判定になります。歯医者さんへの受診を指示されます😞。

⓸、顎関節の項目。

 ○異常なし。

顎関節に異常は認めず、特に何の問題も無い状態です。

○定期的な観察が必要です。

お口を開け閉めする際に顎関節から音がなったり、睡眠中の歯ぎしりなどがあるとこの判定になります。特に自覚症状や機能障害はない状態で、基本的には経過観察となります⚠。

○専門医(歯科医。)の診察をうけましょう。

お口を開け閉めする際に痛みがあったり、お口が開きにくい、お口を開け閉めする際に顎の動きがふらつくなどの症状があるとこの判定になります。歯医者さんへの受診を指示されます😞。

⓹、歯列・咬合(歯並び・歯の咬み合わせなど。)の項目。

 ○異常なし。

歯列・咬合に異常は認めず、特に何の問題も無い状態です。

○定期的な観察が必要です。

現在の状態に問題はあるが、今後の成長や歯の生え変わりなどで改善する可能性がある状況です。問題が確定していないといってもいいかもしれません⚠。学校歯科健診において唯一明確に基準が定められていない項目でもあり、判断が難しい項目だったりします( ゚Д゚)。

○専門医(歯科医。)の診察をうけましょう。

  経過観察をしていても変化しない、異常が確定しているもの。具体的に判断する基準が決められています(以下参照。)。歯医者さんへの受診を指示されます😞。

 

※叢生(歯が重なっているなど、顎に入りきれていない状態。)

隣接する歯と歯が4分の1以上重なりあっているもの。

※正中離開。

上の1番前の歯同士が6mm以上離れているもの。

※開咬。

奥歯でしか咬んでおらず、上下の前歯で6mm以上の空隙が認められるも

の。ただし歯がでてきている途中のものは含まない。

※上顎前突(出っ歯。)。

下の前歯より上の前歯が7~8mm以上前にでているもの。

※反対咬合。

前歯において2本以上、下の前歯が上の前歯より前にでているもの。

※過蓋咬合。

下の前歯が上の歯肉に咬みこんでいたり、咬むと下の前歯が上の前歯に隠れてみえなくなるもの。

他にも細かく決められていますがこんなところです。結構多いですよ😅。

⓺、その他の項目。

唇や頬、舌などについても異常所見があれば挙げていきます。

 

さて項目としてはこんなところです。学校歯科健診とはいっても結構みる項目はあります。これらを見えにくい環境で、1人1分ほどでやっていきます。最初の方でも書きましたが正直死ねます_| ̄|○。腰痛―――――い😢。

 

近年の傾向として、子供の虫歯に関してはずっと減少してきています😊。お子さんに携わるすべての方の努力の賜物です。今後もその傾向が続けばいいなと思っています👍。その一方、歯並び・歯の咬み合わせに関しては異常が増えているといわれています😅。

 

 

また、気になるのは学校歯科健診で要治療者と判断されたお子さんの受診率は

 

だんだん減っているといわれています😲。両親共働きだったりして、なかなか歯医者さんに連れていける時間がないなど様々な理由が挙げられています。学校歯科健診で要治療と判断されるというのは、きちんと歯医者さんでみてもらった方がいいということです。ですから学校歯科健診の結果は是非とも捨てずにお子さんのお口の健康のために生かしていただければと思います。いつでもお待ちしていますよ😊。

 

親が赤ちゃんにチューしたら駄目ですか?

さて今回はよく聞かれる質問からです。

さすがに「こどもにチューしたら駄目ですか?」とストレートに聞いてくる方はいませんが、顔や口の周りでのスキンシップはやめた方がいいかどうかを聞いてくる方は多いです。特に虫歯予防に熱心なお母さんに多いですね。お子さんのためにいろいろと調べて、よく勉強なさっていると感じます。

 

虫歯は感染症であり、産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中に虫歯菌はいないことがわかっています。ところが大人になると、ほとんどの方のお口の中に虫歯菌が棲みついています。虫歯菌が感染しやすい時期が1才半から2才半であることを踏まえると、虫歯菌の感染はご家族、特にもっとも多くふれあうご両親から感染することがほとんどであると考えられます。そのため、ご両親の虫歯が多いとお子さんの虫歯も多くなります。似ちゃうんですね。

 

では、どうすればいいか?感染経路をすべてつぶしてしまえば大丈夫ですよね!お子さんとご両親の顔やお口の周りでのスキンシップをやめてしまいましょう!チューはもちろん頬ずりも、お鼻をカミカミしたり、おでこをごっつんこしたりお顔に息を吹きかけても駄目です!お食事の味見も禁止、お食事が熱い時フーフーしてあげるのも駄目!食器やお箸、スプーンにいたるまで家族で別にしてしまいましょう!普段はマスクをしてもいいかもしれませんね!

 

うーん?どうなんだ?楽しくないな。そこに愛はあるんか。やればやるほど、親子の絆がなくなっている感じがする。子育ての楽しみもなくなりそう( ノД`)シクシク…。そもそもスキンシップを我慢できそうもない。うんっ、無理!この案はボツにしましょう。

 

かわりの案です。スキンシップを制限するのではなく、ご両親のお口の中から虫歯菌を減らすというのはどうでしょうか。感染が成立するには【宿主】、【感染経路】、【感染源】が必要になります。今回宿主(親と子)は減らせません。感染経路を完全に遮断するのもねー、できなくはないかもですが。となると感染源である虫歯菌を減らすしかありません。赤ちゃんに虫歯菌はいませんから、ご両親が日々の歯ブラシをがんばる。また歯医者さんで定期的な検診をうけたり、クリーニングやブラッシング指導を受けたりして、お口の中の虫歯菌を減らしましょう。そうすれば、食事の時にスプーンなどの共用を避ける程度で大丈夫。ちょっとぐらいチューしたってどうってことありません。ご両親の健康にも繋がっていいことしかありませんよ。

 

いかがでしょうか。これならどうにかできそうではないですか?お子さんを大切に思う気持ちや愛する気持ちを中心にして、虫歯予防も広がることが理想ですよね。さらにおじいちゃん、おばあちゃんなんかも巻き込んでいきましょう。どんどんその輪が大きくなるといいですね。

若い頃から歯が丈夫。虫歯知らずの方へ

さて今回は歯が丈夫な方へ向けての内容となっています。10代、20代から歯で困っている方もいれば、20代、30代、40代ぐらいまで歯ではまったく困ったことが無い方もいらっしゃいます。若い頃からトラブルが多い方からしたらうらやましい限りですよね。でも実はこういった方は、40代頃からガクッと悪くなることがあるので、注意が必要なんですよ。

 

その理由は歯周病です。若い頃、歯医者さんに縁の無い人に限って、歯周病が進んでいることが多いんです。その理由は大きく2つあります。さっそくみていきましょう。

 

☆歯周病菌の割合が多いことが多い

お口の中にどんな細菌がすんでいるか、その割合は人によって違います。虫歯菌の割合が多い方もいれば、少ない方もいます。歯周病菌の割合が多い方もいれば、少ない方もいるんです。両方とも少ない方もいるでしょう。ただ1ついえるのは、虫歯菌の割合が少ないお口の中は、歯周病菌がすみやすく、その割合が高くなっていることが多いということ。これは逆もしかりです。そのせいで、若いころは虫歯で困ることが無く、歯医者さん知らずだったにもかかわらず、40代を過ぎて進行した歯周病で苦しむことになるのです。

 

☆歯周病に気付くのが遅れる

歯で困ることが無いので歯医者さんへなかなかいきませんよね。歯の検診も学校に通っている間はありますが、その後は無いことが多いです。すると付着した歯周病の原因となる、プラークや歯石はそのままです。誰にも指摘されません。歯周病の進行はゆっくりで、よほどひどくならないと痛みがでることありません。若い頃は歯医者さんに行くほどの症状がでにくいのです。しかし、確実に歯を支える歯ぐきや骨を破壊し、進行しています。

 

さらに、40代を過ぎると忙しくて歯ブラシがおろそかになったり、ストレスが重なったりします。そうすると歯周病菌が増えて、体の抵抗力も落ちるでしょう。これまでずっと咬む力を受けてきた歯や歯ぐきも疲弊していますし、糖尿病や喫煙などがあればその影響も受けるでしょう。そういった様々な要因が重なり、40代頃から歯周病が一気に表面化してくるのです。症状がでてきた時にはすでにかなり進行していることが多いです。

 

お口の健康は症状だけで判断してはいけません。症状が無くても、しばらく歯医者さんに行っていないという方は、遅くならないうちに一度受診されることをおすすめします。悪くなければそれでいいじゃないですか。

 

平均寿命が80才近い昨今、40代から歯を失うのは早すぎます。まだまだ先は長いですよ😊。豊かな食生活を楽しむことは人生の楽しみの1つ、歯や歯ぐきを大事にしていきましょう。早くから始めることが大事ですよ。

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