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歯の外傷について 一覧

運動能力の低下とお口の機能の低下!

お子さんの運動能力はいかがですか❓自分が子供の頃と比べてどうでしょうか❓

 

発達期のお子さんの日常生活活動量は、持久力や瞬発力、敏捷性などの運動能力に大きく影響することがわかっていますが、近年の交通の利便化やテレビ・スマホゲームなどの非活動的な遊び時間などの増加、塾通いの増加などにより、減少しています😞。小学生の1日の歩数は1987年では20000歩を超えていましたが、2011年(ちょっとデータが古い。あまり大規模な調査がないのです😅。)では11382歩となっており、高学年のなるほど減っていく傾向がみられました。

 

ちなみに中学生は9060歩、高校生は8226歩だったそうです。現在はさらに減っているかもしれません。まあ成人はもっと少なかったりします。

 

また、毎年行われる運動能力調査の結果でも、私たちが子供の時と比べて、今のお子さんの方の運動能力が低いことがわかっています💦。身長や体重など、体格はよくなっているにもかかわらずです。

 

そのせいか学校管理下での負傷や骨折などの発生率も、ずっと増加傾向です💦。運動能力の低下は負傷回避能力の低下にもつながっていることが伺えます。ひかる歯科ちえこども歯科においても、歯や歯ぐき・お口の周りの外傷での受診は大変多いです💧。

 

そしてこの運動能力の低下はお口の中にも表れています😞。お口の中については食べ物などの変化などもあるかと思いますが、以前はあまり問題になっていなかった咬む障害(咀嚼障害。)や発音障害が増えています💦。咀嚼障害ついては食育支援なんてものがありますね。発音障害については言語聴覚士さんが小学校に来てくれたりします。どちらも私達、親の世代が子供の頃にはあまりなじみが無いものではないでしょうか❓

 

お口の周りの運動能力の低下はいろいろな問題を起こします。お口の周りの筋肉が弱いことでしっかりと咬めない・飲み込めないのはもちろん、筋肉のバランスがくずれ歯並びにもかなりの影響を及ぼすことがわかっています😞。さらに、無理をして弱くバランスのくずれたお口の筋肉や、悪くなった歯並びで咬んだり飲み込んだりを繰り返すと異常な癖がついてしまい、状況はさらに悪くなります😢。お互いがお互いを悪化させる「負の連鎖」です。

 

おそらくこの「負の連鎖」はお口の中だけの問題では無いと思います。全身でも同じようなことが起こっているでしょうし、うつや無気力など精神的なものにも関係しているかもしれません🥶。体はすべての基本ですし、それを支える大事な要素の1つが運動能力となります。その中で日常どう過ごすかはとても大事です。小さなことから見直してみませんか。

歯をうったらどうするの?歯をうった後起こる事?

今回は歯をうってしまった場合の対応と、歯をうった後に起こる事についてご紹介します。

まず歯のまわりの怪我に対する対応ですが、、、

 

歯ぐきや唇、頬、舌の怪我に対しては軽度ならそのまま経過をみます。必要なら投薬や縫合などの処置を行います。怪我の程度がひどく、骨まで影響がでている(骨折など)場合、一般の歯科医院ではまず対応はできません。高次の医療機関への紹介となります。

歯をうった場合、状況は大きく3つに分けられます。まずは「歯が折れた💦」、そして「歯が揺れている💦」、最後に「歯が抜けた💦」です。それぞれについて対応法をみていきましょう。

 

☆歯が折れた💦

○歯の頭が折れた場合💧。

白い詰め物による修復が基本ですが、歯の神経の露出が強い場合は神経をとる処置が必要な場合もあります。もちろんできるだけ神経をとらなくてすむよう努めています。

○歯の頭から根っこにかけて折れた場合💧。

折れ方にもよりますが、神経をとる処置はほぼ必須となります。保存不能なことも多く、保存したとしても長く持たないことも多いです。

○歯の根っこが折れている場合💧。

揺れがでないよう固定(骨折した時のギブスみたいなもの)を行います。

神経をとる処置も必要なら行います。折れている部位によっては保存が厳しいことがあります。

 

☆歯が揺れている💦

○振盪(歯牙打撲)💧揺れは軽度、痛みもほとんど無い状態です。

そのまま経過観察します。

○亜脱臼💧歯の揺れがあり、痛みを伴うことが多い状態です。

揺れが強くならないよう、また痛みがでないよう固定を行います。歯ぐきが傷ついていることが多いため投薬も行います。

○脱臼💧歯が元の位置からずれており、揺れ、痛みとも強い状態です。

基本的には麻酔を行い、歯を元の位置に戻します(整復といいます。)。その後、亜脱臼同様固定を行い、投薬を行います。亜脱臼の場合より、固定期間が長くなることが多いです。

ただし、歯の交換期にあたる乳歯の場合は抜歯を選択することもあります。その後大人の歯が出てくるのを待ちます。

また、小さなお子さんで多いのですが、陥入している場合(歯が骨の方向、骨の中に埋まってしまっている。)、お子さんの年齢や協力度によっては整復せず自然法萌出を待つ場合があります。

 

☆歯が抜けた💦

○脱落💧歯が完全に抜けてしまった状態です。

歯の交換期にあたる乳歯の場合や、抜けて時間が経っているとき(概ね2時間以上)、抜けた歯の保存状態が悪いときは歯を戻すことはせず、傷の消毒や投薬で経過をみます。

 

それ以外の場合は、抜けた歯の再植を行い、脱臼同様固定、投薬を行います。処置は早ければ早いほど成功確率があがります(できれば30分以内、遅くとも2時間以内。)。固定期間が長くなることが多く、後に神経をとる処置が必要になることが多くなります。

 

その他の注意点としては抜けた歯の保存方法でしょうか。歯牙保存液があればベストですが、普通の家にはありませんよね。牛乳やお口の中に含んで持ってきていただければ助かります。絶対に乾燥させないようお願いいたします。

 

以上、簡単にですが歯をうったときの治療方法を書かせていただきました。

 

実際の臨床ではそれぞれの状態が混合していることも多いため、状態に合わせた処置が必要になります。またいずれの処置後も外傷歯付近

を気にして触ったりしない、外傷歯で咬まないようにしていただければと思います。安静が一番大事です。

 

それでは次、歯をうった後に起こる後遺症についてです💦。

外傷を起こした歯は、状態によって、白い詰め物で修復したり、神経をとる処置をしたり、整復(ずれた歯を元の位置に戻すこと。)して固定したりします😞。揺れがなく痛みも無くなれば経過をみるのですが、時間たって起こる後遺症ともいうべきものがいくつかあります😞。

打った歯そのものに起こる後遺症と、打った乳歯の後にでてくる永久歯への後遺症の2つがありますのでそれぞれみていきましょう。

 

☆打った歯そのものに起こる後遺症💦

○歯の変色💧歯の色がだんだんと茶色、黒色っぽくなっていきます。

変色の原因は歯の神経が打った衝撃でだんだん悪くなっていることにあります。変色が軽度で症状がなければそのまま経過をみます。小さなお子さんですと少しずつ改善する場合もあります(若いってすごいですね。)が、変色が重度で、痛みや腫れ、レントゲンによる異常所見がでてくれば神経をとる治療が必要になります。

○歯の動揺💧

固定を外した直後は一時的に歯の動揺が強くなることがあります。これに関してはしばらくすると改善することが多いので、痛みなどなければ経過をみて大丈夫です。

 

問題は歯の根っこが吸収してきた場合です💧。乳歯の場合は本来の予定より早期に抜けることになります。永久歯が出てくるまで時間がかかるため、見た目や歯並びに影響がでます。これに関しては対応策があります。

深刻なのは永久歯の歯の根っこが吸収してきた場合です。吸収を止める手段が無いため、もたせるだけもたせ、悪くなったら歯を別の方法で作らなければなりません。外傷歯は前歯のことが多いため大変です。

 

○歯の根っこの吸収不全💧乳歯のみ問題になります。

乳歯の外傷歯は早期に抜けることが多いのですが、反対に歯の根っこが吸

収しにくくなることがあります。後にでてくる永久歯のでてくる位置や方向に問題があれば抜歯が必要です。

 

○歯肉退縮💧歯ぐきの形態が不ぞろいになります。

受傷時に歯ぐきの損傷が強い場合、歯ぐきの形態に異常がでてくることがあります。乳歯の場合は永久歯の生え変わりに伴い改善することが多いですが、永久歯の場合は自然にはよくなりません。治すには比較的高難度な外科治療が必要になります。

 

☆打った乳歯の後にでてくる永久歯への後遺症💦

○エナメル質形成不全💧永久歯の形態や色調に問題がでます。

受傷時の年齢が低年齢であるほど、また、重症度が高いほど発症する可能性が高い傾向があります💧。形態、色調とも白い詰め物などで修復が可能です😊。またこのエナメル質形成不全は外傷以外の原因でも起こります。

いずれの症状も受傷から時間が経って起こってきます。定期的にみせていた

だくことで、異常があれば早期から対応できる場合があります。症状が改善した

後も油断しないようにしましょう。

 

今回は歯をうったらどうするか、またうった後に起こる後遺症についてみてみました。当院にもよく外傷でお子さんがやってきますが、

実は受傷しやすい年齢や季節があります。年齢としてはまず1才~3才頃。歩けるようになり動きはどんどん活発になります。さらに幼稚

園・保育園にも行き始める時期です。かわいいさかりですよね。受傷原因としては転倒が多く、特に屋内、家庭内での受傷が多くなりま

す。この時期が第1のピークです。

 

第2のピークは7才~9才ごろ。小学校にあがり生活の自由度、行動範囲がどんどん広がっていく時期です💧。だんだん目が届かなくなりますね💦。受傷原因としては転倒も多いですが、物や友達との衝突も多くなります。屋内よりも屋外での受傷が多くなり、特に学校での受傷が半数を占めます。

 

季節としては入園や入学、進級し生活環境の変化がある4月~5月、そして夏休み明けの9月~10月に多いです。また性差ですが、これは男の子が女の子より多くなります。特に7才~9才、第2のピークではその傾向が顕著です。やっぱりやんちゃなんですかね💦。

 

外傷は病気のように予防できる面もあります。起きやすい時期をしっておくことも大事な予防になります。とは言っても突発的な事故で

起こる事も多いです。起きないに越したことはありませんが、起こった時にどうするかを考えておくこと、知っておくことも大切です。何

かありましたら是非ご相談をいただければと思います。

 

こどもの外傷を予防しよう!

さて今回はこどもの外傷の予防法についてです。

もちろんゼロにはできないのですが、外傷の起こりやすい時期を知っていただくこと、また前もって対策することで被害を最小限に防ぐことができます。外傷は不幸な事故ととらえがちですか、そうではなく、病気の1つと考えることも大切になります。

まずは外傷が起こりやすい時期と受傷原因です。

年齢としてはまず1才~3才頃。歩けるようになり動きはどんどん活発になります。さらに幼稚園・保育園にも行き始める時期です。かわいいさかりですよね。受傷原因としては転倒が多く、特に屋内、家庭内での受傷が多くなります。この時期が第1のピークです。

第2のピークは7才~9才ごろ。小学校にあがり生活の自由度、行動範囲がどんどん広がっていく時期です💧。だんだん目が届かなくなりますね💦。受傷原因としては転倒も多いですが、物や友達との衝突も多くなります。屋内よりも屋外での受傷が多くなり、特に学校での受傷が半数を占めます。

季節としては入園や入学、進級し生活環境の変化がある4月~5月、そして夏休み明けの9月~10月に多いです。また性差ですが、これは男の子が女の子より多くなります。特に7才~9才、第2のピークではその傾向が顕著です。やっぱりやんちゃなんですかね。

第2のピークを過ぎると外傷は少なくなります。

次にこどもの外傷予防のためにできることについてです。

☆生活環境への配慮

・部屋をきれいにすっきりと!電気コードや小物、洗濯物、すべりやすい紙などに注意!

・テーブルや階段の角にカバーをつける!

・段差を少なくする!

・部屋を明るくする!

☆こども目線で安全をチェック

・大人が這って、こどもと同じ目線でチェック!立っていると意外に気がつきません!

☆こどもに危険な状況やその対応を理解してもらう

・車通りの多い所や高い場所に注意すること、歯ブラシをくわえて歩かないなど、こども成長にあわせて危険な状況と対応を理解させる!

☆しっかり運動し、体幹を鍛える。普段の姿勢も大事。いざというときはまず頭

部を守る(手を出す。)ことを教える

・1度だけでなく何度も外傷を起こしてくるこどもが結構います!そういったこどもは体幹が弱く、姿勢が悪いこどもが多いです!また、いざという時に、手がでないようです!

最後に万が一受傷してしまったらです、、、😞

★まずは意識がはっきりしているかどうかです。特に頭部を受傷した時。意識に

問題があればまず救急車、もしくは救急外来です。

★意識がはっきりしていれば体全体をチェックしてください。優先度の高い部位(例えば目。)や怪我(怪我の大きさや深さ。)からの対応が基本となりますので、それに対応した診療科への受診を行います。

★お口の中をみて欠けている歯がないか、抜けてしまった歯がないかをチェックします。歯以外の唇や舌などに損傷がないかもチェックしてください。

★欠けたり抜けている歯があれば、落ち着いて欠片や歯を探す。歯牙保存液や牛乳に入れて保存します。

★速やかに歯科医院を受診しましょう。

いかがでしたでしょうか。外傷は受傷しやすい時期を知っていただくこと、事前に準備することで防げるものもあります。また、いざというときの対応を知っておくことも大事な予防です。大事なお子さんが安心安全に過ごせるよう、また受診することが無いことをお祈りいたしております。

この季節 外傷に気を付けましょう

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

今日も外傷だけで、3人は受診されました。

寒くなると 手足がかじかむのか、歯の外傷での受診が増えます。

 

今日の1人は外傷受傷後、1週間後の受診でした。

外傷については 当日か翌日までには診せていただいたほうが

経過がよくなりますので、どうかな?と思った場合は、一度受診してみせてください。

最近 外傷での受診が多いです

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の甲斐田です。

 

先日 外傷の経過と 外傷の受診で 3人ほど受診されました。

ちょっと寒くなったり 曇りの日には 外傷の患者さんの 受診が多いんですよね。

 

一人は乳歯がでたばっかりの赤ちゃんで

歯が揺れていましたが、お母さんは気づいていませんでした。

 

歯が揺れているかどうかというのは ピンセットで揺らさなければ わかりにくいです。

お父さん お母さんが 歯が揺れている、とわかるという場合は

かなり揺れています。

 

先ほどの赤ちゃんの話に戻りますが、

揺れているからといって 打ったから、とは限りません。

というのも、萌出直後の歯は、まだ根っこが完成していなくて短いので

もともと 少し動揺があることが多いんです。

 

ですので、必ずしも 揺れがあるから 固定しないといけない、ということでもありません。

まずは 歯科医院に受診して 判断を仰いでくださいね。

 

 

 

歯を打ってピンクに変色 どのくらいで色が薄くなる?

こんばんは。

熊本市中央区国府の家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の甲斐田です。

 

当院には、 歯を打ったお子さんが沢山いらっしゃいます。

特にちょっと寒くなってきたり、曇りの日は多いです。

 

外傷で歯を打った後、内出血してピンク(赤系)に変色することがあります。

割と歯を打ってからすぐに起こります。

1-2週以内に起こってくることが多いです。

この後、ピンク系の変色は薄くなり、そのまま白くなる場合と、灰色になる場合があります。

 

白くなった場合は、神経は生きている可能性が高いです。

灰色になった場合は 神経がショック死している可能性が高いです。

 

この間、だいたい2-3か月で起こります。

歯が折れて 神経が露出してしまったとき以外は、

すぐに神経をとるのではなく

実際に神経が死んでしまったのかどうか 見極めることが必要になります。

 

歯周病 セルフチェック

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

歯周病かな、と思ったら、以下の症状がないか セルフチェックをしてみてください。

3つ以上該当すると 歯周病の可能性が高いです。

☑ 歯と歯のあいだの歯肉が腫れている もしくは 赤い
☑ 歯茎が腫れやすい。
☑ 歯茎が下がって、歯と歯のあいだにすき間ができてきた。
☑ 歯が長く伸びた感じがする
☑ 歯の表面を舌でさわるとザラザラする。
☑ 歯磨きの時に歯肉から出血する。
☑ 朝起きると、口がネバつく気がする。
☑ 歯茎から白い膿が出てくる。
☑ 歯が揺れる
☑ 歯と歯のあいだに食べ物が挟まりやすくなった。
☑ 上顎の前歯が出っ歯になった気がする

(Systema Haguki Plus参考 一部改変)

 

いかがでしょうか。

歯周病は世界で一番 かかっている患者数が多い 病気です。

おうちでのホームケア(歯磨き + 歯間ブラシ フロス)と 定期的なプロケアで(衛生士による口腔ケア)

で予防していきましょう。

乳歯 外傷3年の経過 

外傷後3年

外傷後3年

 

 

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

この画像は 3歳で 歯に外傷があり、当時、動揺 変色があったので、ワイヤーで固定をしたお子さんの3年後の経過です。

現在 6歳。

この舌側からみて、右手側のうっすら黄色い 歯が当時 ピンクに変色した 歯です。

3年後、動揺もなく、うっすら黄色い変色で、この歯が過去に外傷を受けた歯だということがわかります。

 

この歯は表から見ても 変色はわからないレベルですが、裏側から見ると、変色がわかります。

この歯は3年間の間、変色以外に特に問題はでませんでした。

 

現在6歳で、この乳歯の生え変わりは7歳ごろには起こると思われますので、特に大きな問題がでずに生え変わる期待がもてます。

この歯は、とても経過がよかったのですが、外傷歯は、外傷の受け方次第で、その後、神経を取る必要があったり、早期に脱落する場合もあります。

 

最近 色の変化についての質問をいただくことが多かったため、ピンクに 変色した 歯が 落ち着いた場合、その後どのような色合いになるか、ということについて

ご紹介させていただきました。

 

当院には 歯の外傷のお子さんが 沢山受診されます。

すぐに受診してくださる方もいらっしゃいますが、1か月くらいおうちで様子をみていた、ということもあります。

 

歯の打ち方によっても 対処法が違いますが、歯を打った場合、できるだけ、その日のうち、もしくは

翌日までには受診していただければ、一番適切な方法がとれますので、まずは、早めに一度ご相談ください。

 

ゼロ歳から小中学生まで、外傷のお子さんは沢山いらっしゃいます。

その年齢と 歯にあった 方法で できるだけ保存しますので 一度 ご相談ください。

歯を打ったあとの 変色 赤系の変色? 黒系の変色? 

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科 の 甲斐田です。

 

歯を打った後、変色することがあります。

外傷後の歯の変色には 赤っぽい場合と 黒っぽい場合があります。

 

①赤っぽい変色 赤黒い変色

 

ピンクっぽく 赤黒っぽく変色した場合は、歯髄からの 内出血のようなものです。

受賞直後から数か月の間に起こります。

このように ピンクの歯は 見た目にはびっくりされるかもしれませんが、乳歯の場合は 歯を安静にしていると

歯の神経が死なずに、復活してきて もともとの白い歯にもどり、その後 何の問題もないこともあります。

(永久歯の場合は、このように復活することはあまり期待できません)

 

しかしそうでない場合は、黒く変化してしまうこともあります。その場合は②に続きます。

 

②黒く変色した場合

 

受傷して 暫くしてから、 1年後までの間に起こります。

最初 ピンクに変色していたとしても、その後、徐々に黒く変色している場合は 神経が死にかけている もしくは 死んでいる可能性が高いです。

しかし 神経が死んでいる場合に、変色以外に 大きな問題が起こっていないことも多いです。

たとえば、2歳で歯を打って、3歳の時には 黒く変色しているものの、4歳になっても レントゲン上で 歯の根っこに何の問題がない、ということもあります。つまり歯を打って2年の間、変色以外の問題が起こっていません。

その場合、本人と保護者の方が 色が気になってない場合は、当院では 特に何もせず 経過観察します。

ラッキーな場合は このまま 変色以外の問題がなく、生え変わるお子さんもいます。

 

一方で 死んだ神経に 感染を起こすときもあります。

その場合は、神経を取り除き、根っこの治療が必要となります。

 

歯の外傷において すぐに処置が必要となるのは

歯が揺れている場合、 歯が折れている場合です。

 

お子さんの外傷は 曇った日や 肌寒い日に多く、そのような日には 当院にも 外傷の急患が1日 2-3人 いらっしゃることもあるほどで、注意が必要です。

 

歯を打った場合には とりあえず 家で様子をみよう ではなく、まずはお電話下さい。