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よくある質問 一覧

歯が欠けたらもってきてΣ(・ω・ノ)ノ!  外傷 かけた歯は歯医者に持っていく?

今回は歯を打ったり、ぶつけたりして歯が欠けてしまったときのお話です。いわゆる外傷のときですね😢。歯の外傷は大人・こどもとも起こりますが、大人の場合は交通事故など全身的に重傷なことが多く、歯の治療は後回しになることが多いです。こどもの場合は転んだり、何かにぶつかったりで起こることが多く、局所的な外傷であるため、外傷が起こってすぐに連絡があることが多いですね💦。ひかる歯科ちえこども歯科にも保育園や小学校、保護者の方からよく連絡が来ます☎。

外傷で歯が抜けてしまった場合の対応はだいぶ浸透してきています。学校など歯牙保存液や生理的食塩水が準備できている所ですとそれを使います。自宅などそういった準備が無い場合は、牛乳につけてもってきてもらいます。少なくとも乾燥させないようにすることが大事です😊。乾燥したそのままの状態で持ってこられる方はまずいません。

 

では、外傷で歯が欠けてしまった場合はどうでしょうか❓。こちらはどうしたらいいか、まだ浸透していないように思います。だいたい欠けた歯をそのまま持って来られるからです💦。もしくは捨ててしまっている方も多いですね🙅。

 

外傷で歯が欠けてしまったらどうするべきなのか。この場合も乾燥しないよう持って来てもらった方が良いです😲。歯の根っこの部分が無い、歯の上の部分だけ欠けた場合は水(水道水でも大丈夫です。)でも十分です。歯の根っこの部分から折れている場合やみてもよくわからない場合、抜けてしまった場合と同じ対応をしてもらえると助かります😊。歯は常に湿潤したお口の中にあるものです。その環境を維持してあげた方が良いです。

 

どうしてかといいますと、歯が欠けた場合における最も良い治療は、欠けた歯の再接着だからです🎉。欠けた歯はその材質、形態、色合いなどすべてが治すのに適しています。以前は難しかったのですが、接着技術が進歩した現在では、歯の再接着は歯が欠けた際の第1選択の治療となっています。結構しっかりくっつくんですよ😲。

 

しかし、再接着ができないときもあります🙇。欠けた歯が無い時はもちろんですが、歯か細かく(粉々に。)欠けていたりする場合です。この場合は白い詰め物で治していくことになります。これはこれできれいに治せますよ。

 

ただどちらの治療法にしても、欠ける前よりはどうしても強度的に弱くなります💦。時間が経つとまた、はずれたり欠けたりすることが多いです。その場合は再度くっつけたり、詰めたりします。外傷などの事故は起こらないようにすることが1番ですね、、、、、。

 

前歯が欠けた場合はショックが大きいです😢。私達歯医者さんもできるだけ良い方法できれいに治したいと思っています。そのためには歯医者さんにくるまでの対応も大事になってきます。是非。覚えておいてくださいね。

自閉スペクトラム症とお口の中!

今回は自閉スペクトラム症とお口の中の関係についてです。自閉スペクトラム症とはコミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などがみられる疾患で、自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などを含んでいます。遺伝子や環境などが関係し、重症度は様々ですが、発生頻度は1%程度、男性に3倍から4倍多いのが特徴です😲。

 

2才頃から症状が明らかになっていくことが多く、乳児期の特徴としては、目が合わない、親を求めないなどありますが、言葉の遅れを主訴に医療機関を受診することが多いです💦。幼児期以降になり集団生活が始まると、上記した特徴、コミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などが目立ってきます💦。

 

歯医者さんで行う診療への影響をみてみると、、、、、

○コミュニケーションが苦手で、診療行為を理解できない。

○興味のあるものに衝動的に向かうため診療を中断してしまう、

○人とのやりとりが難しく、診療場面に合った行動ができない。

○お口の中の「汚れ」などのイメージがもてない。

○診療の意味や目的がわからず、遂行が難しい。

○初めてのことや予定の変更が強い不安・苦痛になる。

○感覚が敏感で、診療中の刺激に耐えられない。

○記憶力がよく、嫌な経験も鮮明に覚えている。

などでしょうか💧。

 

 

自閉スペクトラムだからお口に中に特有の疾患がでることはありませんが、その疾患の性格や診療が難しいことから2次的にお口の中の症状がでることがあります( ノД`)シクシク…。

 

 

○お口に中の清掃が困難。

「歯磨き」という概念がわからない、「きれい」、「汚い」の概念がない、こだわりなどから、お口の中の清掃が困難になることがあります😞。虫歯や歯周病が進行しやすいです。

 

○特定の食品へのこだわり。

個々人によって、対象は様々で、食事にこだわりが無い方もいます。清涼飲料水やスポーツドリンクなどを常飲している方は虫歯や酸蝕症(酸で歯が溶ける。)などが起こります( ノД`)シクシク…。

 

○お口の中の悪い習癖。

異食(新聞紙やチラシを食べるなど。)、特定の物を咬み続ける(鉛筆やペン、ペットボトルなど。)、前歯で物を咬んでそれを引っ張り続ける(タオルなど。)など。個々人によって様々です。「刺激を楽しんでいる」、「刺激を落ち着かせている」などの原因があるといわれています。完全にやめさせることが難しいことが多いです😢。

 

○お口の中への自傷行為。

「頭や顔を叩く」、「手や腕を咬む」などが多く、お口の中の自傷行為が特別多いわけではありません。お口の中では、「爪を使って歯ぐき等を引っ掻く」、「舌や頬、唇を咬む」などの自傷行為が多いです。これらもやめさせることが難しく。無理にやめさせようとすると、自傷やパニックがさらに増すこともあります😞。

 

悪くなるとますます診療が難しく、来院されていきなり治療をするのも難しいことが多いです。1番大事なのは小さな頃から定期的に短い頻度でみせていただくこと。悪くしないことはもちろん、歯医者さんに慣れてもらう、歯磨きになれてもらうことが大事です😊。保護者の方の負担も大変になるのですがどうかよろしくお願い致します。

骨粗鬆症薬とインプラント😊

骨粗鬆症と歯医者さんには密接な関係があります。骨粗鬆症は骨の病気ですが、歯医者さんも骨に関わる病気を扱うことは多いです。有名なのは歯周病ですね。虫歯も進行すれば骨に影響が出てきますΣ(・ω・ノ)ノ!。

 

そして一時期話題になったのが、骨粗鬆症のお薬を飲まれている方に起こる副作用についてです。特にビスフォスフォネートやビノスマブと呼ばれる系列のお薬を服用している方に起こります。歯を抜くなど、骨に影響を与える処置の後に顎骨の壊死が起こりやすくなることが報告されました😲。顎骨の壊死って響きだけで怖いですよね🥶。

 

このため、上記系列のお薬を飲まれている方で、歯を抜くなどの処置が必要な方は、しばらく休薬をしたりしていました。休薬の期間が数日とかならまだいいのですが、これらのお薬は効果の持続時間が長いため、数か月にわたって休薬が必要です。正直、治療にかなり支障がでていました😢。最近は、基本、休薬しない方針が示されだいぶ楽になりましたね😊。良かった、良かった。

 

ではインプラントはどうなのでしょう。インプラントは顎の骨に人工の歯の根っこを埋め込みます。当然骨に影響はでます🥶。インプラントについては報告が少なく、わからないことが多かったのですが、最近少しずつまとまってきている感じでしょうか💦。

 

まず、インプラントに関連する手術は歯を抜くのと同じぐらい顎骨壊死のリスクがあることがわかっています🥶。歯を抜くことに関しては、基本休薬しない方針がでているので、これだけで考えればインプラントはしてもいいことになります👍。もちろん顎骨壊死のリスクは、歯医者さん患者さんともにきちんと知っておく必要はあるでしょう。しかし、歯を抜く処置はそれで終わりですが、インプラントはそうはいきません。インプラントは埋め込んだ後もずっと骨と密接に関係してきます💧。

 

これが結構問題らしく、インプラントの存在によって生じる顎骨壊死の方がインプラントを埋める手術で生じる顎骨壊死より頻度が高いことが報告されているのです😲。つまり、すでにインプラントを埋めている患者さんが、骨粗鬆症のお薬を飲み始める場合も注意が必要ということになります。これを踏まえると、インプラントは歯を抜くよりもはるかに顎骨壊死のリスクが高いということになります😢。また、歯を作る処置についてはブリッジや入れ歯など、他の方法もあります。そういったことを考えると、インプラントを選択するのはやっぱりリスクは高いと思われます💧。

 

ちなみに、ガンなどで高濃度のビスフォスフォネートやビノスマブを使用している方は、原則的にインプラントは禁忌となっています。そこは注意です🥶。

 

インプラントは歯の機能を回復させる手段としてとても優秀です。希望があるなら、是非とも受けてもらいたい治療になります。歯医者さんとよく相談して決めてくださいね。

 

透明飲料ってどうなの❓

透明飲料が増えています。一昔前までは透明な飲み物と言えば水(ミネラルウォーター。)だけでした。それに果物の香りなどがする水(フレーバーウォーター。)がでてきましたね。味わいがすっきりしていて飲みやすいですよね😊。フレーバーウォーターについては以前のコラムで取り上げたことがあります。

 

そして、最近では通常透明でない飲料を透明にして売りに出すメーカーが増えています😲。例えばコーヒー☕や紅茶、ビール🍺、色のついた炭酸飲料などです。その背景には、「透明な見た目の方が健康に良さそう。」、「カロリーが低そう。」、「ダイエット中でも大丈夫そう。」、「時間や場所、周囲の視線を気にせず飲める。」、「茶渋(ステイン。)がつきにくい。」など様々な消費者側の印象やニーズがあるようです。よく考えますよね💧。

 

製法は、コーヒー豆や紅茶葉などの香りだけを抽出する方法や、香料の添加によって本物らしくしていることがほとんどです。製法自体は特に問題は無く、色味成分がでないようにしているだけなので、透明にしたから体に悪影響がでることはありません👍。色素成分が入っていないため、歯への茶渋は付きにくくなりますね。また、透明ならいつビールをのんでも大丈夫です🎶。これらのことについては、メリットかもしれません。

 

しかし、「健康に良さそう。」、「カロリーが低そう。」に関しては注意が必要です。ジュースや清涼飲料水などにたくさん含まれている砂糖や高果糖液糖はもともと水に溶かしても透明です💦。見ただけでどれぐらい入っているかは判断がつかないのです。カロリーをみてみると、びっくりするぐらい高いことも少なくあります。こういった場合、透明とはいっても、通常のジュースや清涼飲料水を飲んでいるのと変わらないのです。

 

カロリーがゼロでも注意が必要です。人工甘味料であるスクラロースやアセスルファムkなどはカロリーがありません💦。甘いにも関わらず、血糖値が上がらないため、身体が異常な反応を起こすことが報告されています。具体的には食欲亢進などですね😞。またアセスルファムkについては発がん性の可能性も指摘されています。これらの人工甘味料は飲み物以外でもよく使用されています。カロリー表示だけでなく、成分表示にも注意が必要ですね😢。

 

透明飲料も様々なものが売りにだされています。見た目だけではすべて透明、何が入っているかわかりません💦。フレーバーウォーターも同じですが、注意しないといつのまにかに、砂糖や高果糖液糖、人工甘味料などを取りすぎてしまっているかもしれません。よく摂取するものは、必ずカロリーや成分をチェックするようにしてくださいね。

普段の生活の中での熱中症対策は❓

熱中症、意識されていますか❓。特に小さなお子さんや御高齢の方は注意が必要です。昨今は暑くなっていますしね🔥。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、熱中症対策というとスポーツドリンクなんかがまずでてくると思います。メディアなどでもよく勧められていますね。ただこれは、スポーツをしているなど、脱水になりやすい状態のときの話です。普段の状態では、スポーツドリンクを常飲する必要はまったくありません😲。ちなみにスポーツ時の水分補給として、スポーツドリンクが適しているかというと、そうでもありません。スポーツドリンクは、水分と一緒に補給したいミネラルが少なく、糖分が多すぎます。似たようなものを飲むなら、経口補水液(オーエスワンなど。)の方が適しています。ただ、経口補水液も常飲するものではないですよ💧。どちらも通常時に飲み過ぎるとペットボトル症候群、お口の中では虫歯のリスクが高くなってしまいます😢。

 

 

では、普段の熱中症対策はどうすればいいのでしょうか。まずは水分ですね、これは飲むしかありません💧。人は軽い脱水状態では、のどの渇きを感じません。のどが渇いてからでは基本的に遅いため、暑い場所にでる前などには水分を補給しましょう。飲む量は小学生や高齢者は500~1000ml、幼児は300~600ml、乳児では体重1kgあたり30~50mlが推奨されています😊。しっかり水分補給してくださいね。

 

飲み物は基本的に通常の水でも十分です。お茶なら麦茶がミネラルも含まれているのでいいですね👍。注意して欲しいのはカフェインが含まれている飲み物です。カフェインはお茶、ウーロン茶、コーヒーなど多くの飲み物に含まれています、カフェインには利尿作用(おしっこを出す作用。)があり、体内から水分が減らす方向に作用します。そのため、水分補給には適していません。水分補給を意識するならば、カフェインの入っていない飲み物や、カフェインレスの製品を選ぶといいですよ♪。

 

そして大事なのはきちんと食事をとることです。熱中症にならないようにするには水分補給も大事ですが、ミネラルの補給も大事ですし、なにより体力も大事です😲。食事でミネラルをしっかり摂取する、しっかり食べて体力をつけておきましょう。食事がしっかりしていれば、普段の水分摂取は水や麦茶で十分です。スポーツドリンクや経口補水液などを毎日飲む必要はないですよ。ましてや清涼飲料水はもってのほかです🙅。

 

そして暑い場合は涼しくするようにしてください。窓を開けて風通しを良くする、扇風機をつける、クーラーをつけるなどです🥶。御高齢の方を中心に部屋での熱中症も増えています。注意してくださいね。

 

私は夏が1番嫌いで、冬が大好きです。昨今はどんどん暑くなっている感じがします。体調管理には気をつけましょうね。

 

矯正を勧めるのはどんなとき❓

今回は、私達歯医者さんが矯正治療を勧めるのはどんなとき❓というテーマです。歯医者さんもすべての方に矯正治療を勧めるわけではありません。というよりひかる歯科ちえこども歯科では、『矯正治療をしたほうが良い。』と、歯並びを気にされていない方に私達の方から言うことはまれです😲。ほとんどは本人や保護者の方からの歯並び相談という形から始まっていきます。その中には、矯正治療を絶対した方が良い方もいらっしゃいますし、まあどちらでもいいかなという方、しなくてもいい方、まだ経過をみて良い方と様々です。そのことは正直に伝えます😊。

 

私個人としては若干の歯並びの乱れがあっても、機能的に大きな不具合が無く、将来的にも大きな問題が起こりそうに無ければ経過をみてもいいと思っています😅。そもそも模型で見るような完璧な歯並びの方は、たとえ矯正をした方であってもそうそうお目にかかれるものではありません。しかし、咬み合わせの中には将来的に歯を失いやすいことがわかっているものもあります。こういった歯並びについては見た目だけの問題だけでなく、将来的に問題があるという視点から矯正治療をお勧めします😲。特に将来的に歯を失いやすい、機能的に問題のある歯並びとしては、、、、、💦

 

 

 

・反対咬合(いわゆる受け口です。咬んだ時に下の前歯が上の前歯より前にある咬み合わせです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

・開咬(奥歯しか咬んでおらず、前歯で咬んでいない咬み合わせです。前歯で咬み切れないため本人も不便を感じていることが多い咬み合わせです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

・過蓋咬合(咬み合わせが深いともいいます。咬むと下の前歯が上の前歯で完全にみえなくなる咬み合わせです。

出っ歯を伴うことも多いです。)などです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いずれも咬む力の向きやバランスに問題があります。8020を達成されている方で、これらの咬み合わせに相当する方を私はみたことがありません💧。調査結果でも8020を達成している方で、これらの咬み合わせに相当する方は極めて稀であるとされています。見た目など関係なく、将来の歯の保存のために矯正治療を考えるべき咬み合わせです🌠。

 

また、矯正治療をする場合には本人、お子さんの場合は保護者のやる気も大事です。矯正治療には費用はもちろん、なにより時間がかかります。もともと歯並びを気にされていない方の気持ちを動かすのは大変難しいです(矯正治療をした方が良い方は動いてほしいのですが、、、、、💦)。そういった意味でも、歯並びを気にして質問されている方の方がお勧めしやすいですね。

 

矯正治療した方がいいのかどうか❓、いろいろな視点があると思います。見た目ももちろん大事です。ひかる歯科ちえこども歯科では、機能的に不具合があるかどうか、将来的にも大きな問題が起こるかどうかを1番の軸として矯正治療の必要性を判断しています👍。わからないことがあればご相談くださいね。

口臭がしやすい時間帯はある❓

さて、今回はみんなが気にしている口臭についてです。口臭に関してはひかる歯科ちえこども歯科でも質問が多いですね。関心の高さが伺えます💦。

 

口臭にはいろいろと種類があります。特に問題が無くてもする生理的口臭やお口の中に問題があってする口臭、お口以外に問題があってする口臭、口臭が無いのに口臭があると思い込む心理的な口臭、お酒を飲んだり🍺ニンニクを食べたりすることで起こる一時的な口臭など様々です。特に今回は生理的口臭やお口の中に問題があるときについてのお話になります。口臭がしやすい時間帯はいつかについてです。これは知識としても結構大事です😲。特に問題がない生理的口臭でも口臭が強くなる時間帯があるためです。これを知っておけば慌てず対処できますよ😊。

 

では口臭がしやすい時間帯をみていきましょう。その時間帯は、『起床直後』、『昼食前』、『夕食前』です😢。平たく言えば空腹時といってもいいかもしれませんね。これは様々な研究や調査でもはっきりわかっています。ひょっとするとみなさんもそう思っているのではないでしょうか❓。起きた直後の口臭が気になるという方は結構多いんですよ。

 

その原因もはっきりしています。まずは、『起床直後』の口臭についてです。原因は単純でお口の中のばい菌や老廃物が増えているからです🦠。時間が経つにつれて、お口に中のばい菌が増えて、残っている汚れや剥がれ落ちたお口の粘膜、唾液に入っているたんぱく質などを分解し、口臭のもとになる物質が増加するのです💦。また、寝ている時はお口の中の唾液が少なく乾燥しやすくなります。これも、ばい菌の増殖や口臭に絡んできます。『起床直後』の口臭は1日の中で最も強くなることがわかっています💧。

 

次に、『昼食前』、『夕食前』の口臭についてです。こちらも原因は単純です。『起床直後』の口臭と同じで、お口の中のばい菌や老廃物が増えているからです🦠。ちなみに朝食後や昼食後など食事のあとの口臭は弱いこともわかっています。食事をとると食べ物の臭いなんかは残るかもしれませんが、咬んで飲み込むことでお口の中のばい菌や老廃物も減っているのです。でも時間たつと、またばい菌が増えて、老廃物が溜まってしまいます🦠。ちなみに『夕食前』より『昼食前』の方が、口臭が強かったという報告が多いですね。

 

こういった口臭が強い時間帯というのは、病的な口臭が無い、正常な方でもあります。口臭があると思っても、『起床直後』や『昼食前』、『夕食前』だけ気になる程度なら、そんなに気にしなくても大丈夫です😊。その時だけ歯を磨いたり、洗口剤でうがいをしたり、ガムを咬んだりして対処しましょう。もしくは食事をとってもいいですね🍚。口臭は時間帯によって変動するものであること、そしてそれは病的な口臭が無い方でも起こることをしっていただければと思います。

お口の乾燥と味覚障害!

さて今回は味覚障害のお話です。新型コロナでも話題になりましたね😅。体調が悪いときなど、一時的に味を感じなくなった方もいるかもしれませんが、味覚障害は結構つらいです。

おいしく食べることは人生の大きな喜びです😊。バランスのよい食事をよく咬んで味わって食べることは、身体だけでなく、精神的な健康を維持するための基本となります。そのためには丈夫な歯や歯ぐきだけでなく🦷、健全な味覚が必要不可欠です。御高齢の方のデータとなりますが、味覚障害が無い方とある方を比較すると、「体調が良い、」「毎日が充実している」と答えた方の割合は味覚障害が無い方の方がはるかに高くなりました😲。味覚障害があると食欲不振や食べる物の偏り、味の濃い物を好む傾向がでるため、いわゆる生活習慣病(高血圧や糖尿病など。)にかかりやすい傾向もあります。

一口に味覚障害といっても症状はいろいろです。『味が薄く感じる。』、『味がまったくわからない。』、『特定の味だけわからない。』、『甘い物が苦く感じる。』、『食べるといつも嫌な味を感じる。』、『お口の中に何もなくても常に苦みや渋味を感じる。』などなど、、、、、。なかなか難しい💦。しかしこの味覚障害、ずっと増加傾向なのです。実際、味覚障害を主訴に歯医者さんやお医者さんを受診した患者さんの数は増加の一途を辿っています。

原因もいろいろで、新型コロナのような病気の後遺症や薬剤の副作用、ストレス、栄養不足、加齢などが考えられています。

その中でもまず疑ってほしいのがお口の乾燥です😲。味覚障害に限らずですが、舌になにか症状があり、特に見た目が問題無い場合に、最初に疑うものの1つがお口の乾燥です。味覚障害も例外ではありません。特に味は唾液によって運ばれますから、お口が乾燥していると味覚障害が起きやすくなります。

実際、味覚障害がある方では唾液の分泌量が下がっているという報告があります。味覚が正常な方の唾液分泌量は基準値を満たしているのに対して、味覚障害がある方の唾液分泌量は全員が基準値を満たせず、味覚が正常な方に比べて唾液分泌量は半分以下であったとされています💧。

お口の乾燥も味覚障害と同じで原因が多岐にわたるため難しいのですが、お口が乾燥しやすい口呼吸になっていないか、水分は足りているか、服用しているお薬なにかなどを調べます。また、唾液を出やすくするために唾液腺マッサージや食生活の指導も行います。

味覚障害は自覚症状が乏しいのも特徴です。だんだん悪くなるので気づきにくいのです。しかし身体の健康や精神の安定に強く関わります。味覚に異常を感じたら早めにご相談ください。

野菜代わりになりますか❓

みなさんはお子さんの食事にこだわっていますか❓。大切な成長期の食事、こだわりたいですよね。でも、やっぱり楽もしたい🌟。そこでよくある質問です。今回の質問は、『市販の野菜ジュースや野菜ふりかけは、野菜代わりになりますか❓。』です。うん、よくわかる。勝手に飲んどけ。勝手に御飯にかけて食っとけって感じですね😊。子どもが中学生以上になると、放置に拍車がかかります。

さてではこの2つ、どんなもんなのでしょうか❓。まずは市販の野菜ふりかけからです。

野菜ふりかけについては、一度に摂取できる量が少なく、生野菜や果物といった原料由来の栄養素を十分に摂取することは不可能です😞。たくさん摂り過ぎると、今度は塩分などの過剰摂取が問題となります。野菜代わりにはなりえませんし、補助の補助、さらに補助といった感じです( ノД`)シクシク…。

次は、市販の野菜ジュースです。野菜ジュースは原料由来の栄養素を含有していますが、原料を絞ったり加熱殺菌したりといった製造過程で失われてしまう栄養素があります💦。代表的なものが食物繊維とビタミンCでしょうか。食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、特に不溶性食物繊維は搾りかすとして除去されてしまいます。ビタミンCは加熱殺菌処理の際に一部が失活します💧。

しかしこういった製造過程の影響を受けない栄養素もあります。鉄やカリウムなどのミネラル、野菜の色素であるカロテノイド(リコピンやβ-カロテンなど。)などです😲。こういった栄養素は、野菜ジュースのような加工品で摂った方が、吸収率が高くなります。実際そういった報告がありますし、栄養素の効果が確認されています😊。

栄養素の補給の面では、野菜ジュースは活躍できる場面がありそうですね。うまく使うといいかもです👍。

しかし、歯医者さんからすると1つ問題があります。野菜ジュースは「飲む。」だけで「咬む。」という動作が伴いません💦。「咬む。」という動作はお口の周りの機能の強化・促進に関わりますし、全身的にも大きな影響を与える動作です。これがまったく無いのは、かなり問題です😅。

こういったことから、市販の野菜ジュースや野菜ふりかけが野菜のかわりになるかといえばなりえません😞。野菜は食事でとるのが1番であり、野菜ジュースはその補助、野菜ふりかけは補助の補助、さらに補助といった位置づけになります。とはいっても、忙しい時もありますし、どちらもおいしいですよね。市販の野菜ジュースなんて各社工夫を凝らしています。うまく活用するのは悪くないと思います。

インプラントをしている人はフッ素入り歯磨き粉を使ってはいけないの?

さて今回はよくある質問からです。実は以前似た内容で投稿していますが、よく聞かれるため改変してのお伝えになります。その内容は、「インプラントをしている人はフッ素入りの歯磨き粉を使ってはいけないの?」というもの。インプラントしていない方からすると❓って感じでしょうね。ひょっとしたらインプラントをしている方でも、まだまだインプラントとフッ素の関係について知らない方がいるかもしれません。まず、どういったことかみていきます。

 

インプラントにはチタンが使われています。とても優れた金属材料で、現在インプラント治療はこれなしには成立しないといっても過言ではありません😊。からだはふつう、異物が入ってくると排除しようとします。でもチタンは、顎の骨に埋め込んでも排除されずに、むしろがっちりと骨と結合してくれるんです。その他にも腐食しにくく、アレルギーも少ないなど、からだに埋め込む材料として、とても優れた性質を持っています。

 

ところが弱点があって、チタンはフッ素に触れると腐食してしまうんです。現在販売されている歯磨き粉にはたいていフッ素が入っているので、心配になるのも仕方がありません。高価なインプラントが錆びて折れたりしたら大変ですからね💦。

 

でも、安心していただいて大丈夫です😊。チタンがフッ素でどれほど腐食するのかについては、きちんと調べた研究データがあり、その研究をまとめたものがレビュー論文としてまとめられています。少しみてみましょう。

 

⓵、pHが4.7以下の強い酸性の環境では、フッ化物の入った歯磨き粉でチタンが腐食する可能性はある🥶。酸性の飲食物の摂取で一時的にお口の中のpHが4.7以下に下がることはあるが、この低下は短時間で速やかに回復する。そのため通常の環境下において、日本で販売されている歯磨き粉のフッ素濃度でチタンが腐食する可能性は極めて低い😊。

 

⓶、フッ化物を含んだ歯磨き粉を使用しての歯磨きと、歯磨き粉を使用しない歯磨きを比較してもチタン表面への侵襲の程度に差は無かった😊。

 

⓷、お口の中では唾液によりフッ素濃度がさらに低下するため、チタンを腐食する可能性は極めて低い😊。

 

⓸、チタン部分は顎の骨の中にほとんど埋まっている。お口の中にでる部分も人口の歯で覆われている。そもそもフッ素と接触することが限定的である😊。

 

逆にいい効果もまとめられています。

 

⓵、フッ素の利用でチタン表面への細菌の付着が抑制されたΣ(・ω・ノ)ノ!。

⓶、フッ素の作用でばい菌の酸を産生する力が抑制された。このためチタンが腐食するpHになりにくくなるΣ(・ω・ノ)ノ!。

また総括として、インプラントが入っている方において、フッ素を含んだ歯磨

き粉の利用を中止する利益は無く、中止により残っているご自身の歯の虫歯の

リスクの増加が懸念される、となっています。(実際の文章をわかりやすく改変

しています。)そのため日常的にフッ素入りの歯磨きを使用していただいて大丈夫です。

 

ただし、歯科医院でのフッ素塗布には注意が必要です🙅。歯科医院で塗布するフッ素は高濃度となっているため、当院でも酸性のフッ素塗布剤については使用を控えるようにしています。使用する場合もインプラントの入っている歯を保護して用います。

 

ちなみにインプラント自体は虫歯にはなりません。でも、歯周病にはなります。インプラント周囲炎と呼んでいます。インプラントを支える顎の骨が無くなれば、とれちゃうことも😲。しっかりケアしましょうね。

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