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2024年8月

29日と30日午前中 休診いたします

こんにちは。

台風が近づいてまいりましたので

29日と 30日午前中は 休診 とさせていただきます。

ご予約の患者さんには 個別にご連絡を差し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします。

高齢者の低栄養に気をつけて!

低栄養(。´・ω・)?。日本でそんなことがあるの❓って思いますよね。確かに若い方々にとってはあまり関係無いことかもしれません。しかし、御高齢の方々にとっては結構深刻な問題なんです。

 高齢になるとだんだん体力が落ちていくことが多いです。筋力の低下や活動意欲の減退、社会参加の不活発化など様々な原因がいわれています。疾患によるものは別として、ある程度は仕方ないのかもしれません。40代の私ですら20代と比べるとですね、、、、、😞。(´・ω・`)ショボーン。

 しかし、この高齢による衰弱、侮れないんです。前期高齢者(65才~74才)における要介護の原因で、高齢による衰弱は7位となっています(上位は脳血管障害や関節疾患、神経疾患、転倒・骨折、認知症などの疾患が占めます。)。これが後期高齢者(75才以上)になると、2位へと急上昇します😲。つまり疾患以外で要介護になる原因として大きな割合を占めるようになるんです。今後、75才以上の人口は唯一増加していく年齢層といわれていますので、結構大きな問題になっていくでしょう🥶。

 そして、この高齢による衰弱に大きく関わっているのが、慢性的な栄養不足から起こる低栄養です。では、この低栄養、どのように起こるのでしょうか❓少しみていきましょうか。

 年齢や身長、日常の活動量などから、1日の必要栄養量はある程度計算できます。例えば、1日の必要栄養量1600キロカロリーの方がいるとします。この方が1日1200キロカロリーしか摂取していないとどうなるでしょうか?1日当たり400キロカロリー足りません。これが1ヶ月続くと、大体1.7kgの体重減少となります。ダイエットならいいですけどね、、、、、😉。

 ではこういった状態が続くと体はどうするのでしょうか。必要栄養量が足りないと体はまず貯蔵してある糖を使っていきます。肝臓にグリコーゲンという形で蓄えられており、これを真っ先に消費します。しかし、このグリコーゲンの貯蔵量は300キロカロリーから400キロカロリーしかないため、1日か2日で使い果たしてしまうんです😢。すると体が次に使っていくのは脂肪です。脂肪はカロリー貯蔵としては非常に優秀な組織で、体には大体10万キロカロリーが貯蔵されています。1日400キロカロリー足りなくても、250日大丈夫な計算になります。大したものですよね👍。では、この脂肪を使い果たすとどうなるか❓問題はここからになります。

 体が次に使っていくのはタンパク質です。具体的にいうと筋肉です💪。筋肉を分解して使っていくんです。そうするとどうなるでしょう?いわなくてもわかるのではないでしょうか。よくいわれるのは、「タコが自分の足を食べて飢えをしのいでいる。」とうものですね😢。この状態が低栄養といわれる状態です🥶。

 このような状態になると、全身的にも様々な問題がでてきます。全身の筋肉が減少していきますので、体力や機能の低下が起こります。これが、要介護の原因となっていくんです。具体的には、、、、、

★全身の筋肉量の減少。★
 よろけやすくなりますし、よろけたときに支えることができず転倒するリスクが増えます。さらに、骨を支える筋肉の減少や骨自体も弱くなっていることもあり、骨折に至ることが多くなります。高齢者の骨折は、一気に生活の質を落としてしまいます。寝たきりになる可能性も高いです😞。

★食べる、飲み込む機能の低下。★
 全身の筋肉量の減少とともに、食べたり飲み込むのに必要な筋肉も減少します。食事をするのに時間がかかるようになったり、柔らかいものしか食べられなくなったり、飲み込めなくなったり、ムセがでやすくなったり、、、、、。食事の摂取量の減少に密接にかかわってくるんです。こうなると低栄養がさらに進みますし、誤嚥性肺炎などのリスクも高まります。要介護へまっしぐらです😞。

★病気にかかりやすくなる。持病の悪化。★
 低栄養になると体力の低下だけでなく、体を守る機能である免疫力も低下します。結果として感染症にかかりやすくなりますし、もともとある持病の悪化なども起こります。これも要介護になる原因として大きいです😞。
 怖いですよね🥶。低栄養は少しずつ進んでいきますし、なかなか気づきにくいものです。昔なら老化の一言で片づけられていたでしょう。でも今は、高齢者の衰弱において大きな原因となっていることがわかっています。普段から意識すれば予防できるんです😊。ではこの低栄養になる原因はなんでしょうか?いろいろとありますが、少しだけ挙げていきますね。

●お口の中の問題●
 歯が無い。痛い歯がある。歯が揺れている。入れ歯が合わない。飲み込めないなど、、、、、。

●全身の問題●
 持病があってなかなか動けない。認知症や精神的な問題など、、、、、。

●環境の問題●
 一緒に食べてくれる人がいない。食事が楽しくない。作ってくれる人がいない。自宅にこもりがちなど、、、、、。

●経済的な問題●
 お金がないなど、、、、、。

 細かい事まで挙げるときりがありません。原因は1つだけでなく、複数が絡み合っていることが多いといわれています。その方に係る方々みんなで対応していく必要があるのですが、私達歯医者さんにできることは多いと思います😊。小さなことでもかまいません。何かありましたらご気軽にご相談ください。

 それでは最後に食事や体重、低栄養のことで注意してもらいたいことを!医療従事者や介護者でも間違っていることがあるので注意してください😲。

🌟年を取ったら粗食がよい?🌟
 粗食を進める本は多いですよね。もちろん程度の問題はあるのですが、御高齢の方ほど肉や魚をしっかり食べた方がよいです🍖🐟。たんぱく質やミネラルの1日の推奨摂取量は御高齢の方(70才以上)でも減りません。男女とも一般の成人の方と同じ量となっています。おおまかにいってたんぱく質は筋肉の材料です。それが減っていけば、当然筋肉は減りやすくなり、骨を支えることができなくなることを意味します。

🌟やせるのはいいこと?🌟
 みんな気になるところですよね(´・ω・`)ショボーン。でもやせていることは健康にとっていいことではありません。世界的なデータでも少し太り気味ぐらい(よくいわれる標準体重より少し重いぐらい。)が1番長生きであることは実証されています。特に御高齢の方がやせていくのは、筋肉量の減少や身体機能の低下を意味すると思っていただいてかまいません😅。やせることはいいことだという誤解は、一般の方々だけでなく、医療従事者や介護者でも見受けられます。もちろん太りすぎもよくありませんが、やせすぎよりはいいと思ってください😊。ご近所の方で、最近ちょっとやせた御高齢の方はいませんか?注意が必要ですよ。

🌟リハビリで運動すれば大丈夫?🌟
 筋肉や体力の減少のため、リハビリを薦められことがあるかもしれません。でもちょっとまってください。まずは食事を見直してみませんか。栄養は足りていますか?特にたんぱく質はどうでしょうか?

 もともと栄養が足りていない方がリハビリを頑張ったらどうなるでしょう?消費カロリーが増えますから、さらにカロリーが足りなくなってしまうんですよ😲。低栄養がさらに進んでしまうんです。リハビリをするのであれば、摂取カロリーも増やさないと駄目なんです。せっかくリハビリをしても、食事が変わらなければ、健康の改善どころか悪化することにしかなりません💧。
 食は生物にとって体、というより命を維持するために1番大切なものです。だからこそ、そこに過不足や偏りがあれば必ず異変が起こってきます💦。今回はそのなかでも低栄養を取り上げました。人間は基本的に飢餓に悩まさられる時期が長かったためか、栄養が足りなくてもある程度はどうにかしてくれます。そのためすぐには症状となって現れません。しかし、症状がでてくるときにはすでにかなり進行した状態です。そのような状態にならないよう、お口の中を悪くしないことはもちろん、小さな異変に気付けるように今後も研鑽していければと思っております。

歯ブラシの 選びかたに ついて

今回は歯ブラシについて部分別に説明していきたいと思います。

 

本来お口の中は人それぞれですから、その方にあった歯ブラシをみつける必要があります😲。お口の大きさも違えば歯の大きさも違います。歯並びも違いますし、虫歯に注意が必要な方、歯周病に注意が必要な方もいらっしゃいます。もっといえば、手の大きさや不自由がないかで歯ブラシの持ち方が変わってきますし、年齢や食生活、生活習慣によってお口の環境も違うのです。本来であれば、歯ブラシ選びをお手伝いする「歯ブラシソムリエ」みたいな方が必要と思っています😊。

 

現在市販されている歯ブラシは多種多様、私達歯医者さんでもすべてを把握できません。その中で一般の方が自分にあった歯ブラシをみつけるのは至難の業です💦。みなさんはどうやって選んでいますか❓。宣伝やパッケージのキャッチコピーを参考にしたいたり、歯医者さんのおすすめなんかをそのまま使っている方が多いと思います。でも、ひょっとしたら自分にもっと合う歯ブラシがあるかもしれません。その歯ブラシ選びの助けになればと思います😊。

 

🌟頭部(ヘッド)。🌟

毛が付いている先の部分です。長さ、厚さ、幅とみるところがあります。

◎長さ。

歯は小さいですよね。1本1本しっかり磨くには、ヘッドの長さについては短い方が適しています。長いと小回りが効かず、細かい所が磨けません。まあ、短すぎるのも問題ですので、大まかな目安として2cmは超えないぐらいの長さがおすすめです👍。

 

◎厚さ。

厚さについては薄い方が有利です👍。奥歯などにも入れやすいですね。

 

◎幅。

幅も大きすぎるとうまくお口の中で動かせません。基本は少し小さめの方が、小回りも効ききますのでおすすめです👍。特に歯並びが悪い方は幅がより小さい方が磨きやすいですね。

ヘッドについてはお口や歯の大きさによって適したサイズが異なります。奥まで楽に入り、しっかり細かく動かせるサイズが理想でしょうか😊。いろいろ試してみてください。

 

🌟毛。🌟

歯についている汚れを取ってくれる1番大事な部分です👍。あまり気にされていないかもしれませんが結構種類があります。みていただきたいのは、植毛部の形状、毛先の形状、毛の硬さ、毛の素材などでしょうか。

 

◎植毛部の形状。

大きく分けるとフラットなタイプとギザギザしているタイプですね。ギザギザしているタイプは山切りカットとかいわれていますね🏔。どちらも良いところがあるので、好みで選んでもいいのですが、安心確実なのはフラットタイプです。フラットタイプの方が確実に当たる範囲が広いです。山切りカットはうまく形にはまる場所はいいのですが、うまくはまらないと磨くのが難しくなります😞。歯の大きさは前歯と奥歯で異なりますので、すべての場所で山切りカットがうまくはまることはありません。基本はフラットタイプで大丈夫でしょう😊。一般に市販されている歯ブラシもフラットタイプが主流です。

 

◎毛先の形状。

毛先の形状は大きく2種類、ラウンドタイプとテーパードタイプに分けられます。ラウンドタイプは切った毛先を丸めたもの、テーパードタイプは毛の先にいくほど細くなっているタイプです。どちらも良いところ、悪いところがありますね😊。

ラウンドタイプは毛先の面積が大きいため汚れの除去効果が高いですね。テーパードタイプと違って先にいくほど細くならないため、コシも強く毛先が開きにくいです。1番多く売られているタイプです😲。

一方、テーパードタイプは毛先が細いため細かいところに入り込みやすいです。特に歯と歯ぐきの間の溝、歯周ポケットの中を磨くのには適しています👍。歯周病の方にはいいかもしれません。ただし毛先の面積が狭く、先細りのためコシも弱いため、汚れの除去効果が低くなります。材料の技術も進んでいますが、今のところちょっと上級者向けの歯ブラシといえます💦。

毛先の形状についてはラウンドタイプが無難といえるでしょう。

 

◎毛の硬さ。

毛の硬さは硬め、普通、やわらかめと3種類ありますね。それぞれ特徴をみてみましょう。

○硬め。

毛が硬いため汚れを取る力は強いです。コシもあり長持ちしますね。汚れが多い方、硬い方(唾液の少ない方などは汚れが硬くなりやすいです。)には適しています。しかし、硬い分だけ柔軟性に乏しく、歯や歯ぐきを傷つけやすいです。歯ブラシをあてる力に気をつけないと、歯が削れてきたり、歯ぐきが下がったりしてしまいます💦。もろ刃の剣ですね😢。特に知覚過敏がある方や、歯ぐきが弱い方は絶対におすすめできません。

 

○普通。

現在1番売られているタイプです😊。汚れ除去効果は十分ですね。歯ぐきが弱い方はこれでも痛みを感じることがあります。

 

○やわらかめ。

毛がやわらかく、コシも無いため、汚れの除去能力がどうしても低くなります💦。その分時間をかけないといけません💦。歯ブラシの交換も早めにする必要があります💦。ただ、歯ぐきが弱って痛みを感じやすい方、磨くときに力を入れ過ぎる方には適しています。

硬めは基本おすすめしません。やわらかめは状況によっては使っていただく時もありますが、状況が改善すれば普通に戻します。まあ、基本的に普通で大丈夫ということです😊。

 

◎毛の素材。

毛の素材も何種類かあります。有名どころをみていきます。

 

○ナイロン。

摩耗に強く、歯ブラシに向いている素材といわれています。毛が広がりやすいため、1ヶ月程で交換が必要なのが唯一の欠点です。現在の歯ブラシの主流となっています😊。

 

○飽和ポリエステル樹脂(PBT)。

ナイロンより耐久性にすぐれ、毛先の劣化も遅いです。乾燥も早いので、ばい菌の繁殖も抑えることができます🦠。テーパードタイプの歯ブラシはほとんどがこのタイプです。特に欠点が無いため、今後どんどん増えていくと思われます😊。

 

○動物の毛。

たいへんやわらかくしなやかです🐎🐖。歯や歯ぐきにやさしいですが、汚れを落とす力は弱いため歯ブラシには適しません。しかも乾燥しにくく、不衛生になりがちです。動物アレルギーの心配もあり、天然素材ですがあまりおすすめはできません😞。

 

○シリコン。

歯を磨く形態になっていないものが多く、歯磨きには適していません。赤ちゃんの歯ブラシの代用品や歯ぐきのマッサージなどに用います💦。

歯ブラシの素材はナイロン、もしくは飽和ポリエステル樹脂(PBT)がよいでしょう。まあ、普通に選ぶとこの2つのどちらかです。

 

🌟把持部(ハンドル。)。🌟

歯ブラシをもつところですね。これも太い、細い、長い、短いなどの違いがあります。

 

◎太い。

つかみやすいため、手の不自由な方や握力の弱い方、御高齢の方に適しています😊。

 

◎細い。

手が小さい方やペングリップで歯ブラシを持つ場合は細いタイプが適しています👍。

 

◎長い。

手の大きな方(特に男性。)は把持部が短いと磨きにくいです。長めのタイプを選びましょう。

 

◎短い。

手が小さい方、特にお子さんに適しています。

把持部については手の大きさなどで個別に判断していく方がよさそうですね😊。持ち方は大事です。

 

🌟頸部(ネック。)。🌟

毛のついている頭部と、持つ部位になる把持部との間の部分です。大きくストレートネックとカーブネックがあります。

基本的には歯の面に垂直に毛先があたるストレートネックの方が、汚れが除去しやすいため歯磨きに適しているとされています。ただし、カーブネックは力の緩和が期待できるため、歯ブラシをあてる力が強くなりがちな方には有効です。ちなみに、ある一定以上力がかかるとカチッという音で教えてくれる歯ブラシもありますよ👍。

 

いかがだったでしょうか。今回は歯ブラシの各部位についてくわしくみてみました。歯ブラシは本当に多種多様で私達歯医者さんでもすべては把握できていません💦。もちろん磨き方や磨く時間などの方が重要になるのですが、どんな歯ブラシを使うかで効率は変わってきます。できるだけ自分に合った歯ブラシを使った方が楽になります👍。良い歯ブラシみつけてくださいね。

お盆休みのご案内

8月11日より8月15日まで休診とさせていただきます。

16日より通常診療です。

どうぞよろしくお願い致します。

オンライン請求を始めました

かる歯科ちえこども歯科でもオンライン請求を始めました。とはいっても、患者さんには何の関係もない話です😅。こちらの事務的な作業の話になります。

 

みなさんは私たち保険医医療機関がどのように診療報酬(収入。)を得ているかご存じでしょうか❓。窓口でいただく料金は、診療報酬の一部だけです。人によって変わりますが、0割から3割だけですね。もちろんこれだけでは赤字です💰。残りの診療報酬をしかるべき場所に請求しています。

 

その際に『レセプト』といわる請求書を作成します。これは、患者さんにこのような治療をしました、患者さんからは一部費用をいただいています、あと残りの分をくださいという請求書となります💰。基本的に患者さん1人にあたり1枚作成します。私が歯医者さんになった頃は、まだまだ紙ベースで作成している歯医者さんが多かったです。しかも手書きで作成していました。カルテをみながら1枚1枚手作業で作成していたんです。もちろん大変な作業なので、それ専門の業者さんがいて、委託していましたね💦。

 

私がひかる歯科ちえこども歯科を開業したときは電子媒体での請求がほとんどになっていました。現在、ほとんどの歯医者さんでカルテはパソコン上で作成しています。このパソコンをレセプトコンピューター(通称レセコン。)と呼んでおり、レセプトの作成までやってくれます😲。それをCD-Rなどに焼き付けて郵送して請求するという方式です。ひかる歯科ちえこども歯科を開業して10年、この方式でやってきました。

 

しかし最近では、オンライン請求が主流となっています。これは、インターネットを通じてオンラインで診療報酬を請求するものです。いつでもそれができる環境にはしてあったのですが、診療以外の仕事を大きく変更するのは面倒だったのでずっとあと回しにしていたのです😅。しかし、令和6年9月までにオンライン請求に移行せよというお国からのお達しがきました💦。ぎりぎりの今になって、ついにオンライン請求に切り替えました😊。

 

まあ、やってみると楽ですね。郵便局に出向く必要が無く、郵送代もかかりません。医院内で完結できます。ただ、本当に送れているのかが不安ではある😰。大丈夫かな、、、、、。初めてだし、、、、、。

 

オンラインといえば保険証の廃止の方がみなさんの影響が大きいでしょう。令和6年12月から保険証も原則マイナンバーカードを用いたオンライン資格確認に移行します💧。こちらはずいぶん前に準備を整えていますが、現在、ひかる歯科ちえこども歯科にマイナンバーカードにて受診される患者さんは全体の5%ほどです。これから増えるのでしょうか。

歯医者さん体験 ご参加ありがとうございました

8月7日 歯医者さん体験を開催しました。

今年も24人のご参加 ありがとうございました。

歯医者さん体験の内容については 後日また投稿いたします。

また、来年も開催予定です。

インスタ、もしくは 院内チラシで 参加者を募集します

院内チラシは6月ごろ配布することが多いです(例年ありがたいことにあっという間に参加者が埋まります)

ご興味のある方は インスタをチェックしていただいていると 募集の情報を

流しますので、ぜひそちらから情報を見ていただけたらと思います。

ひかる歯科ちえこども歯科

 

市販のお菓子を与えていいのは何才から❓

さて今回はよくある質問からとなります。その質問は、「お菓子は何才から与えていいでしょうか❓」です。注意していただきたいのは「おやつは何才から与えていいでしょうか❓」ではないことです。ひかる歯科ちえこども歯科にはたくさんの小さなお子さんが来院されるため、おやつをどうしたらいいかについてよく話題になります😊。そんな中よく、“市販のお菓子は与えては駄目なのか❓”、“市販のお菓子を与えるとしたら何才からが妥当か❓”を聞かれます。正直にいいますと、基本的に虫歯予防の観点からいえば、『市販のお菓子は与えない方がいい。』となります😞。全身的にもあまり良いとはいえません。もちろんすべてのお菓子でありませんが、、、、、。

 

気持ちはわかります。おやつを準備するのも大変です。いろいろと考えながらだとさらに大変です。市販のお菓子なら買ってストックもしておけますし便利ですもんね。みんな忙しいのです💦。お子さんも喜びますしね😞。私もちょこちょこ買ってあげていました🙅。

 

さて今回はそんな便利な市販のお菓子の話なのですが。まずおやつとの違いをはっきりさせておきましょうか。ここがごっちゃになっているといけません🙅。おやつとお菓子はまったくの別物なのです😲。それではおやつとはなんでしょう。何のためにあるのでしょうか❓。

 

🌟おやつとは❓🌟

 

さて、まずは質問からです。おやつは必要なものしょうか❓、それともなくてもいいものでしょうか❓。正解はというと必要なものとなります。しかも小さなお子さんほど大事なものになります。何故でしょうか。

 

そもそも、お子さんにおやつを与える本来の目的は、栄養とエネルギーの補給です。小さなお子さんほど消化機能が未熟で、1回で食べられる量が少なく、1日3回の食事だけでは必要なエネルギー量を満たすことが難しいのです💦。お子さんの必要なエネルギー摂取量は身体の大きさに比べてかなり多くなります。3才を過ぎると1日の必要エネルギー摂取量は、大人の3分の2を超えてきます。でも、3回の食事でそんなに食べることができません。そのため第4の食事としておやつが欠かせないのです😊。

 

ではこういった点を踏まえて市販のお菓子がおやつに適しているかを考えていきましょう。まずは市販のお菓子の特徴をみてみましょう💧。

 

⓵、糖分からできているものが多い。

⓶、揚げ物が多い。

⓷、味の濃いものが多い。

⓸、着色料や保存料が多く含まれる。

などでしょうか。それぞれ何が悪いかをみていきましょうか👍。

 

⓵、糖分からできているものが多い。

これについてはいうまでもなく虫歯になりやすいですよね( ノД`)シクシク…。糖分、特にブドウ糖は虫歯菌として1番悪名高いミュータンス連鎖球菌の大好物です🦠。ミュータンス連鎖球菌はブドウ糖を栄養に増殖し、歯を溶かす酸を産生します。さらにネバネバした身を守るバリアーまで作ってしまうんです😢。これが結構厄介です。市販のお菓子はこの点で大変不利です。

 

また、飴やキャラメルなどお口の中に長い時間留まるものが多いのも問題です。お口の中は食べ物を食べると酸性へと傾いていきます。お口に中から食べ物が無くなると、唾液などの作用などでまた中性へと戻っていくのですが、お口の中に長い時間食べ物が留まったり、だらだら食べ続けていたり、頻繁に食べているといつまでたっても中性に戻りません💦。お口の中が酸性に傾いている時間が長ければ長いほど虫歯になりやすくなります💧。市販のお菓子はこの点でも適しているとは言えません。

 

そもそも論なのですが、おやつの役割である栄養の補給ができていません。エネルギーの補給はともかく、栄養にはミネラルやビタミンなども含まれます。市販のおやつはこういった栄養素が絶望的に不足しています😢。さらに糖分は過剰摂取になりやすく、中毒性もあるため良いことがありません。最近はお子さんの糖尿病も増えているとのことです。虫歯だけでなく全身的にも良くないのです😞。注意が必要ですね🙅。

 

⓶、揚げ物が多い。

ポテトチップスなんかが代表でしょうか。素材が糖分ですから⓵の問題もありますね💧。そもそも糖分と油の組み合わせは最悪です。1番肥満になるパターンですね。でも、1番おいしいのです、、、、、😢。宣伝でも言っていますよね。黒烏龍茶の宣伝でしたっけ(。´・ω・)?。

 

⓷、味の濃いものが多い。

甘味が強かったり塩味が強かったり、味の濃いものが多いですよね。これは味覚を育むうえで問題となってきます🥶。

味覚は離乳食が始まる5ヶ月頃から10才頃までの食生活により育まれていきます。この時期に与えられた食べ物によって味覚の好みができます。特に離乳食スタートから3才頃までは、重要な時期と言われています😲。この頃に味の濃い物ばかり食べていると、味を感じにくくなり、自然の味を感じなくなってしまいます。

 

例えば、甘いお菓子ばかり与えていると、野菜やお米など自然な素材本来の甘さをおいしいと思えなくなってしまいます。甘い物への欲求もエスカレートしやすくなり、好き嫌いが多いお子さんになってしまいます😢。結果として将来の健康も損なうことになります。

 

この時期は食生活の基盤をつくる大切な時期となります。保護者の方がコントロールできる間に正しい食生活を身につけることが、お子さんの将来の健康に繋がります😊。

 

⓸、着色料や保存料が多く含まれる。

もちろん安全基準にのっとって使用されているのですが、避けることに越したことはありません。現在は安全とされているものでも、将来やっぱり害があったなんてものはいくらでもあります。こういったものは小さな頃から、積み重なったものが将来影響をだしてきます💦。

 

いかがでしょうか。市販のお菓子については、虫歯や味覚などお口の健康はもとより、全身的な健康、将来の健康にも影響が大きいです。食べずに済むならそれにこしたことはありません😢。

 

大変かもしれませんが、おやつは自然の甘みを感じられる季節の果物や、野菜など具沢山のサンドイッチなんかがいいですね。無糖のヨーグルトに果物をいれてもいいかもしれません。できればお子さんと一緒に準備し、手作りするのが理想です😊。栄養とエネルギーの補給というおやつの1番の目的を踏まえた上で、簡単に作れ、お子さんと触れ合うことができ、規則正しく与えられるといいですね。まあ、なかなか難しい🥶。面倒くさい(# ゚Д゚)。忙しいだよ🔥。

 

というわけでうまく市販のお菓子も利用することも考えましょう😊。市販のお菓子の中にも、栄養バランスを考えてあるものもあります。探してみると面白いですよ。また、市販のお菓子はお子さんが喜ぶものが多いですよね。たまには悪い所に目をつむって、そういった楽しみを経験するのもいいことだと思います。いつもだと駄目ですが、、、、、💦。

 

市販のお菓子を与える年齢については、できるだけ遅い方がいいというのが答えになります。もし与えるならば、虫歯予防や味覚の形成・おやつの目的の観点から、早くても3才以降が望ましいとされていますね😊。

 

こういったことについては、私個人はどちらかというとあまり厳しくはありません。世の中には楽しいはたくさんあります。厳しくし過ぎてそういった楽しいことを経験しないのは間違っていると思っています。また、保護者の方も楽をしていいと思います。便利なものがあればどんどん活用すべきです。私も活用します😊。あとは程度の問題というとこでしょうかね💖。

 

入れ歯の不具合とは・・・?

入れ歯、できれば避けたいですよね。でも歯が無くなると、そうも言ってられません。作るしかない😞。今回は入れ歯ででやすい不具合についてです。入れ歯を作った直後にでやすい不具合と、入れ歯を作ってしばらくたってからでてくる不具合とあります。それぞれみていきましょう!

  • 入れ歯を作った直後にでやすい症状💧

 

☆痛い💦

 

まずはこれですね😞。入れ歯を使っていただけるかどうかの最初の分かれ目です😅。入れ歯をお渡しする前に歯ぐきとのあたりが強い所は調整しますし、咬み合わせも調整するのですが、多かれ少なかれ最初は痛みがでやすいです。歯医者さんで調整している時は大丈夫でも、実際食事をすると痛みがでることもあります。

 

入れ歯は物を咬むとどうしても沈み込みます。人によって咬む力や咬み方、顎の動かし方は違います。咬む力が強くかかる所ほど痛みがでやすくなります。また歯ぐきも、薄い所があれば厚い所もあります。歯ぐきが薄い所ほど痛みがでやすく、傷になりやすいです。もちろん、みてわかる所はお渡しする前に調整するのですが、実際に使ってみないとわからないことも多いのが実情です😲。

 

実際に使っていただき痛みがでている部位に合わせて調整を行います。咬む力が強いようなら咬み合わせの調整を行いますし、歯ぐきとのあたりが強ければ入れ歯の内面を調整します。この入れ歯を作った直後にでる痛みに関しては慣れることはまずありません。必ず歯科医院での調整が必要です🙇。

 

☆はずれやすい💦

 

バネで支えている入れ歯(部分入れ歯といいます。)で多いです。バネが無い入れ歯(総入れ歯などです。歯ぐきとの合い具合でくっついている入れ歯です。)では、作った直後の適合はいいのでそんなに問題になることはありません。特に初めて入れ歯を使う方の場合、なかなかうまく外せないことがあります。そのため意図的にバネを緩くする場合もあります。時々外せなくなったりするんですよ😞。バネを締めてあげれば改善しますので大丈夫です💖。

 

☆違和感がある。気持ち悪い💦

入れ歯って結構大きいですからね。もともとの歯より広範囲にわたりますか

ら、どうしても違和感や気持ち悪さがでてきます。調整できる所は調整しますが、慣れていただかないといけない場合もあります。これについては以下の3パターンでしょうか、、、

 

・調整しても問題無い場合。

調整します。

 

・調整できるが、他の不具合がでる可能性がある場合。

慣れない、もしくは慣れなさそうなら調整します。しかしそれによって他

の不具合がでてくる可能性があります。

 

例)入れ歯が厚い場合、、、

薄くはできます。しかし薄すぎると割れる可能性が高くなります。

例)入れ歯のバネが気になる場合、、、

バネが複数あれば減らすことはできますが、外れやすくなるかもしれません。

 

・調整できない場合。

基本的に慣れていただくしかありません。気になる内容によりますが、保険外の治療で改善できる場合もあります。

例)バネが1つしかない入れ歯でバネが気になる場合、、、

無くすと維持できません。無理です🙇。

人によって感覚は違うので、なかなか難しんですよ😞。

 

☆入れ歯がかちかちなる💦

歯と違って特有の音がでます。これもご自分の歯が少ない方ですと改善は難しいです😅。

 

☆入れ歯の歯の大きさや形が気になる💦

入れ歯が完成する前に試適(仮合わせ。)を行います。その時に確認するので、まず大丈夫なのですが、まれに完成後に言われることがあります。完成後に歯の大きさや形を大きく変えることはできません。試適(仮合わせ。)の段階なら、いくらでも変更ができます。それまでにおっしゃってください😊。

 

入れ歯を作った直後にでやすい症状は1回改善して安定すればでにくくなります。1回の調整で大丈夫な時もあれば、何度か調整が必要になることもあります。時間が解決(慣れですね。)してくれるときもありますね。大変な時もありますが、一緒にがんばりましょう💖。

 

  • 入れ歯を作ってしばらくたってからでてくる症状💧

 

☆痛い💦

1度安定した入れ歯は痛みにくいのですが、何かの拍子に痛みがでてくることがあります。すぐに落ち着けば大丈夫ですが、続く場合は調整が必要です。また入れ歯に問題が無くても、歯周病などで歯ぐきが腫れ、入れ歯に腫れた部位があたることで痛みがでていることもあります😞。

 

☆はずれやすい💦

 

入れ歯は長く使っているとだんだんはずれやすくなってきます。バネがある入れ歯は取り外しを重ねるうちにバネがだんだん緩みます。この場合はバネをしめれば大丈夫😊。また入れ歯は変わらなくとも、歯ぐきは少しずつやせていく傾向があります。歯ぐきがやせると入れ歯が合わなくなり、はずれやすくなってしまいます。この場合は入れ歯を現在の歯ぐきの合わせて裏打ちすることができますよ👍。

 

☆入れ歯と歯ぐきの間にものがつまる💦

 

入れ歯と歯ぐきはくっついているわけではありませんので、完全に防ぐことはできません。しかし、入れ歯を長く使っているとだんだんものが詰まりやすくなってきます。これも前述したことが原因となります。入れ歯がはずれやすくなると、入れ歯が歯ぐきから浮いた感じになりますので、ものが詰まりやすくなります。また、歯ぐきがやせて、入れ歯と歯ぐきの間の隙間が大きくなるとやっぱりつまりやすくなります😅。対応も前述した通りです。

 

☆入れ歯の歯がすり減った💦

 

長く入れ歯を使っていると、入れ歯の人工の歯の部分がだんだんすり減ります。これを咬耗と呼んでいます。特に入れ歯と咬んでいる相手側の歯が、自分の歯の時に起こりやすいですね。まあ、硬い自分の歯でも咬耗は起こりますから、入れ歯の人工の歯がすり減らないわけがない(´・ω・`)ショボーン。白い詰め物で継ぎ足したり、人口の歯を交換したりします。あまりにもすり減りが強い時は、作り替えも検討します( ノД`)シクシク…。

 

☆入れ歯が壊れた💦

 

入れ歯も壊れることがあります。割れてしまったり、人工の歯が取れたり、バネがとれてしまったり、、、、、いろいろです😞。ほとんどケースではその日の内に修理ができます。しかし壊れた部位によっては型をとって、修理に必要な部品を調達しないといけなくなりますし、修理ができない部位が壊れると新しく作らないといけません。

 

☆入れ歯が汚れてきた💦

 

入れ歯も使っているうちに汚れてきます。着色が付いてきますし、歯石もついてくるんですよ😲。また、人工の歯の色も黄ばんできます。自分の歯と一緒なんです。しっかりお手入れしましょうね💖。入れ歯の洗浄やクリーニングもできますのでおっしゃってください。

 

☆入れ歯を支える歯が悪くなった💦

 

とくにバネを使う部分入れ歯で注意が必要です。バネは自分の歯にかかっています。その歯には入れ歯を支えるためとはいえ、余計な力がかかっているんです。注意しないと悪くなりやすい🥶。頑張っている歯ですから、大事に磨いてあげてください。悪くなると最悪抜歯、入れ歯も修理や新しく作ることを余儀なくされます、、、、、

 

いかがだったでしょうか。主だった入れ歯の不具合をまとめてみました。他にも失くしたなんてこともありますね。これも新しく作るしかない、、、、、😢。

 

入れ歯は人によって形が全然違います。また、人それぞれ入れ歯に対する考え方が違いますし、感覚も違います。同じようにやれば、みんな大丈夫というものではありません。結構難しいです😞。でもどんな歯の無くなり方でも対応できますし、取り外しができることによるメリットもあります。工夫できる余地も多いので、職人気質の歯医者さんは結構好きな方も多いですね。私も結構好きだったりします💖。入れ歯を入れないようにするのが1番大事なことですが、もしもの時は必要です。今後も入れ歯に対する知識、技術とも磨いていければと思います🙇。

根面う蝕ってなに?

みなさん根面う蝕をご存じでしょうか❓根面虫歯といったほうがわかりやすいでしょうかね。その名の通り、歯の根っこの部分にできる虫歯のことです。歯の根っことは何ぞや?と思った方もいるかもしれません。歯は頭の部分(歯冠といいます。)と根っこの部分(歯根といいます。)に分かれています。それぞれ簡単に説明していきましょう😊。

 

🌟歯の頭の部分(歯冠。)。🌟
通常みえている部分です。エナメル質といわれる生体において1番硬い組織で覆われています。一般に虫歯というと、この部分にできたものを指していることが多いです。

 

🌟歯の根っこの部分(歯根)。🌟
通常は歯を支えている歯ぐきや骨に囲まれている部分です。ですから歯ぐきや骨が減っていない、無くなっていない状態なら見えません。しかし歯ぐきは、年齢とともに少しずつ減っていきますし、歯周病が進んでいる方や、歯ブラシをあてる力が強い方、咬む力が強い方などはさらに歯ぐきや骨の減るスピードが上がります。だんだんと歯の根っこがみえるようになってしまうんです😞。

 

この歯の根っこには前述したエナメル質がありません。硬さに関しては歯の頭の部分より劣るため(それでも骨ぐらいの硬さはあります。)、露出すると削れやすく、知覚過敏を起こしやすい部位でもあります。
さて歯の根っこのついてわかっていただけたでしょうか。基本的に年齢があがるほど、見えてくることが多くなります( ノД`)シクシク…。10代、20代まではよほど特殊な原因でもない限りみえていることはないですね。

 

根面虫歯はこの歯の根っこに起こる虫歯になります。歯ぐきや骨に歯の根っこが覆われていれば、根面虫歯にはなりません。根面虫歯ができるには歯を支える歯ぐきや骨が減ってしまい、歯の根っこが露出してくることが必要十分条件になります。そのためこの根面虫歯は、御高齢の方に多い虫歯となります😲。

 

さて、今回この根面虫歯を取り上げたのは理由があります。みなさんは虫歯の数や虫歯罹患率が、昔に比べて増えているか、それても減っているかご存じでしょうか❓ほとんどの方が減っていると答えることができたのではないでしょうか。実際全体的にはその通りです。昔は虫歯の洪水といわれた時代もあるぐらい、虫歯に溢れていました。今はそういったことはありません。特に19才以下のお子さんにおける虫歯の数および虫歯罹患率の低下は顕著ですね👍。本人や保護者の方々の意識の変化や仕上げ磨きなどの努力、歯を強化するフッ素の活用など様々や要因がありますが現在もこの減少傾向は続いています😊。

 

ところがです。実は虫歯の数や虫歯の罹患率が増えている年齢層があるんです😲。それが65才以上の方々です。この原因の多くを占めるのが根面虫歯といわれていますΣ(・ω・ノ)ノ!。
ではなぜ根面虫歯が増えているのでしょうか❓理由を見てみましょう。

 

●平均寿命の上昇と歯を失う高齢者の減少💦。
誤解しないでいただきたいのですが、いいことなんです。しかし、長く生きれば生きるほど、そして残っている歯が多いほどか虫歯になるリスクが高いのも事実_| ̄|○。御高齢の方は全身状態の悪化に伴いお口の中の環境も急激に悪くなることが少なくありません。根面虫歯もその中に含まれます😞。

 

●御高齢の方ほど歯ぐきが減っていることが多い💦。
前述した通り、歯の根っこは基本的に年齢が上がるほど、でてくることが多くなります( ノД`)シクシク…。しかも磨きにくいことが多いΣ(・ω・ノ)ノ!。ただでさえ御高齢になるにつれ歯磨きがしんどくなるのに、難易度も上がります。どうしても悪くなりやすくなってしまうんです😢。
うーん。如何ともし難いですな(-ω-;)ウーン。予防するのもなかなか難しいそうです。でもそういうわけにもいきません。

次に根面虫歯の特徴を見ていきます。その後、現在行われている予防法や対処法をみていきましょう👍。

 

【根面虫歯の特徴】
・歯の頭と歯の根っこの境目から始まることが多く、歯の根っこの方向や横方向に広がっていく。
・深い虫歯になることは少なく、広範囲に浅い虫歯になることが多い。
・進行は比較的ゆっくりしている。
・痛みがでにくく、気づきにくい。
・色は黒や暗褐色。
・全身の健康状態によっては急速に悪化する。
・根面虫歯が進行すると破折し、歯の頭の部分が取れてしまうことがある。

 

根面虫歯の特徴はこんな感じでしょうか。実は一般に虫歯といわれる、歯の頭の部位にできる虫歯とは少し違った特徴を持っています!根面虫歯についてはまだわかっていないことも多く、長期間経過を追った研究もあまり無いのが実情です😞。人間が長生きするようになってでてきた、新しい病気の1つなのかもしれませんね。

さて、それでは現在行われている予防法や対処法です。

 

 

🌟歯ぐきが減っている方に対して。🌟
まだ根面虫歯ができてはいないけれど、歯ぐきが減っている方には根面虫歯について説明を行います。虫歯は知っていても、根面虫歯については知らない方がほとんどです💦。歯の根っこが弱い部位であることの説明や磨き方の説明、定期的な観察、フッ素塗布による歯の根の強化などを行います。実は根面虫歯の予防を目的とした歯磨き粉も売っていたりしますのでお薦めですね。やっぱりならないのが1番です😊。

 

🌟初期の根面虫歯に対して。🌟
多くのみなさんは虫歯をどうするかと聞かれれば、削って詰めたりかぶせたりを想像しますよね。しかし初期の根面虫歯でそういったことは行いません。削ったりする治療をするのではなく、継続して管理するのが基本です👍。患者さんに根面虫歯の位置を説明し気を付けていただきます。定期的に受診していただき悪くなってないか確認、フッ素を塗ることで歯を強化したりします。近年65才以上の方を対象に、根面虫歯に対するフッ素塗布が健康保険に導入されました。それだけ問題が大きくなっていることの表れでもあるのでしょう😞。

 

根面虫歯に対する予防法として特徴的なものとしてはサホライドの塗布もあります。サホライドとはフッ化ジアミン銀を主成分とし、非常に強い虫歯抑制効果があります。しかしいかんせん、塗布した部位が黒くなってしまうため大人の歯には基本ご法度となっています。治療がうまくできないお子さんの、虫歯の進行止めとしてこどもの歯に使うことが多いお薬です。しかし根面虫歯はみえにくい部位であることが多く、黒くなってもあまり目立ちません。そのため根面虫歯に足して大変有用なお薬となっています。

 

🌟削っての治療が必要な場合は❓🌟
でもやっぱり削っての治療に踏み切らないといけないときもあります。根面虫歯はできる場所が治療しにくいことが多いため、私達歯医者さん側もできるだけ避けたいのが本音なのですが、どういった場合か挙げていきましょう😊。

 

○根面虫歯の進行が止めることができない場合💧。
○根面虫歯が大きく、清掃が難しい場合💧。
○患者さんの様々な事情により、定期的な受診ができなくなる場合💧。
などなど。管理よりも治療のメリットが大きいと判断した場合です。ただしこの場合も管理による虫歯リスクの低減ができていないと、良好な結果は望めません。やっぱり管理は大事です😊。

 

根面虫歯はあまり大きく取り上げられることは無いのですが、静かに増えています。近年、根面虫歯に対するフッ素塗布が保険導入されたことからもそのことがわかります😞。わかっていないことも多く、なかなか対応がむずかしい虫歯でもあります。しかし、どんな病気かしっているだけでも将来への予防につながります。どうか記憶の片隅にでも入れておいていただけれ幸いです💖。