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2023年2月

当院が何故こども歯科に力をいれるのか⑦

長くなりましたがまとめますと💧、、、

☆虫歯・歯周病

→悪くなるスタートをできるだけ遅くする。できればかからないことが一番理想です。

☆歯並び・咬み合わせ

→「吸う」、「咬む」、「飲む」をしっかり。悪くなるのを防ぎましょう。それでも悪くなってしまった場合は、小学校1年生から小学校3年生ぐらいで矯正治療を考えます。

となります。

すべて生まれてから中学生、遅くとも高校生ぐらいまでが大事になります。

生涯にわたり歯を保存するのにはスタートでつまずかないことが一番楽です。

これが当院においてこども歯科に力をいれる理由です。

 

当院が開業して一貫している目標の1つに、

「現在診療しているお子さんが大きくなって、お口の中で困らない状態にすること、そしてそのお子さんに子供が生まれたあと、その子供を当院に連れてきてくれること。

があります。

開業して現在9年目ですが、そうなってくれそうなお子さんが何人もおられます。もちろん当院の力だけでできたことではありません。本人はもとより、ご家族の方のご協力があってのことです。感謝しかありません。

まだまだ道半ばですし、勉強すること、改善することも多いのが現状です。そのような中でも、少しでも力になれればと思っております。今後ともひかる歯科ちえこども歯科をよろしくお願いいたします。

ひかる歯科ちえこども歯科

院長 甲斐田 光

 

当院が何故こども歯科に力をいれるのか⑥

~歯並び・咬み合わせ編2~

 

さて⑤では歯並び・咬み合わせの矯正治療を行う時期としては、大人の前歯がでてくる頃、小学校1年生から小学校3年生ぐらいがベストという話をさせていただきました。では、その時期以前にできることはないのでしょうか。実はたくさんあります☆彡。

 

歯並びや咬み合わせがどうなるか。これは生まれた直後から始まっていると言っても過言ではありません!

 

 

 

歯並び・咬み合わせは遺伝的な要因も関わってきますが、周囲の筋肉の影響を大きく受けます。唇や頬、舌を中心として、お口の開け閉めや飲み込みに関わる筋肉を含めると頭から顎の下、そして首まで広がっています。最近の傾向として、これらの筋肉の力が弱かったりバランスが悪い、または正常とは違う無理な動かし方をしていることで歯並びや咬み合わせに悪影響がでているケースが多いようです。

 

 

 

 

簡単な例ですが舌の力が弱いとどうなるか?歯は舌側に倒れます。それでもどうにか咬んで飲み込まないといけません。舌側に倒れた歯に合わせてどうにかしようと正常とは違った動きをしてしまうのです。体としてはうまく順応しているとも言えなくもないのですが、無理をしている状態です。時間が経つと必ず他の問題もでてきます。しかし逆に考えると、こういったケースでは舌の筋肉を鍛えてあげれば自然に治る可能性が十分あります。

 

 

今舌の例を挙げましたが、実際に舌は「歯列は舌の筋肉の発達によって発育する」と言われているほど重要です。ですから生まれた直後から鍛える必要があります。簡単にですが、、、

 

 

〇おっぱいをしっかり吸わせてあげましょう★。

〇哺乳瓶をつかう場合は出にくいものをえらびましょう。自然に鍛えることができます★。

〇おしゃぶりも有効です。どんどん吸わせてください❄。

(ただし3才までです。)

〇指しゃぶりも大丈夫。させてあげてください❄。

(こちらも3才までです。)

〇3才過ぎたらガムをしっかり咬ませましょう★。

(もちろん虫歯にならない成分の入ったガムでお願いします。咬みごたえがあるものがよりいいですね。虫歯予防にもなっていいですよ。)

〇舌やお口の周りの運動、トレーニングを行いましょう★。

(くわしい話はここでは省きます。)

 

とにかく「吸う、吸う、吸う」、「咬む、咬む、咬む」、「飲む、飲む、飲む」です💧。この生きるために基本的な動作をしっかりやらせてあげてください。

いずれもこどもが生まれた直後からにできることばかりです。生まれたときから歯並び・咬み合わせが悪くならないよう予防していくのです。当院がこども歯科に力をいれる理由の2つ目がここにあります。

⑦に続く☆彡

 

当院が何故こども歯科に力をいれるのか⑤

~歯並び・咬み合わせ編1~

次は歯並び・咬み合わせについてです。

私個人としては若干の歯並びの乱れがあっても、咬み合わせに大きな不具合が無ければ経過をみてもいいと思っています。そもそも模型で見るような完璧な歯並びの方は、たとえ矯正をした方であってもそうそうお目にかかれるものではありません。

しかし、特に将来的に歯を失いやすい、機能的に問題のある歯並びもあります

 

 

・反対咬合(いわゆる受け口です。咬んだ時に下の前歯が上の前歯より前にある咬み合わせです。

 

 

 

 

 

 

 

・開咬(奥歯しか咬んでおらず、前歯で咬んでいない咬み合わせです。前歯で咬み切れないため本人も不便を感じていることが多い咬み合わせです。)

 

 

 

 

 

 

 

・過蓋咬合(咬み合わせが深いともいいます。咬むと下の前歯が上の前歯で完全にみえなくなる咬み合わせです。出っ歯を伴うことも多いです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

などです。

 

いずれも咬む力の向きやバランスに問題があります。8020を達成されている方で、これらの咬み合わせに相当する方を私はみたことがありません。調査結果でも8020を達成している方で、これらの咬み合わせに相当する方は極めて稀であるとされています。見た目など関係なく、将来の歯の保存のために矯正治療を考えるべき咬み合わせです。

 

では矯正治療するならいつがいいのでしょうか。私は大人の前歯が出そろうぐらい、小学校1年生から小学校3年生ぐらいがベストと考えます。(反対咬合はもっと早めに矯正治療を行った方がいい場合もあります。)

 

大人になってから行う矯正治療との違いとしては、

  • 顎の成長を利用して顎の拡大ができるため、足りない場所を確保しやすい。歯を抜かずに治療できることが多く、結果として歯の保存につながります★。
  • 顎の関節がフレキシブルなので、治療中や治療後の不定愁訴などがでにくい。新しい状態に適応しやすいといった方がいいかもしれませんね★。
  • 咬むという力による疲労は少しずつ蓄積していきます。咬み合わせが悪いとなおさらです。早めの改善が歯の保存に有利に働きます★。
  • 上下の顎の成長のアンバランスを成長期を利用して整えることができます。例えば、下顎の前方成長が少ない場合は成長を促したり、逆に多すぎる場合は抑制したり、ということです。

 

また矯正をしない場合でも、歯並びが悪くならないようにできることはたくさんあります。くわしい話はここでは割愛しますが、定期的にみせていただくことで、必要な処置を適切な時期に行えますし、普段の生活の中で気をつけていただくことを説明できる場合があります。気になることがあればいつでもみせてください。虫歯・歯周病予防も兼ねて一石二鳥、いや三鳥ですね★。

⑥に続く☆彡

当院が何故こども歯科に力をいれるのか④

~虫歯編~

虫歯は虫歯菌による感染症ですが、歯が無いと感染しません。ですから生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中に虫歯菌はいません。最初に下の前歯がでてくるのが6ヶ月頃、ここから虫歯菌による感染が始まることになります。特に1才6ヶ月頃から2才6ヶ月頃が最も感染しやすいといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

③にて悪くなるスタートをできるだけ遅くすることが大事になることをお話しました。実際にそれを裏付ける研究データがあります。

スウェーデン、イエテボリ大学の研究です。

2才前に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 5.0

2才後に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 0.3

 

 

 

おわかりでしょうか。2才を境に16倍近い差がでています。悪くなることを遅くすること、すなわち虫歯菌への感染をできるだけ遅くする、少なくとも2才以降にすることが大事となります。虫歯菌も感染しないようなワクチンができるといいかもですね💦

 

 

この段階ではこどものお世話をする方々の協力が不可欠です。こども本人のお口の中をきれいにすることはもちろんですが、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんのお口の中の清潔に保つようにしましょう。虫歯菌の栄養となる糖類はできるだけ避け、食器なども共用しない方がいいです。併せて定期的な検診やフッ素塗布を行うといいですね。特におじいちゃん子、おばあちゃん子は虫歯が多い子が多いので要注意です。やっぱりお孫さんには甘くなるんでしょうね(笑)。

 

 

 

~歯周病編~

次は歯周病です。歯周病も感染症ですので対策は虫歯菌と同じです。しかし感染する時期が長く、小学生から高校生、場合によっては成人になってからも起こります。本人、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃんなど身近な方に加えてパートナーなどにも注意が必要です。お口の中がきれいな人と付き合うようこども頃から教えてあげてください(笑)。歯ブラシも自分で行うようになりますから、幼少期からの動機付けが大事です。歯ブラシをしっかりする習慣をつけること、定期的な検診を受ける習慣をつけていきましょう。まあ、反抗期もあってずっと続けていくということが一番難しいですかね💧

 

 

 

 

 

 

 

④では虫歯・歯周病において悪くなるスタートをできるだけ遅くするために必要なことを簡単にですが書かせていただきました。いずれもこどもの頃に注意することばかりです。生涯にわたり歯を保存するのにはスタートでつまずかないことが一番楽です。当院がこども歯科に力をいれる理由の1つがここにあります。こども本人を中心にみんなで守っていきましょう。

次は歯並び・咬み合わせについてです。

⑤へ続く☆彡

今日からできる 仕上げ磨き 基本の姿勢

今日は、よくご質問のある、 仕上げ磨き、 の基本の姿勢についてご紹介します。

この基本の姿勢は 小児歯科入局時代に習ったものです。

私も自分のこどもを2人とも小3までは仕上げ磨きをしました。

その時の姿勢は、寝かせ磨きでした。

やはり、寝かせ磨きが一番上手に磨ける体勢だと思います。

ポイントは、

①子供を両足の間に入れる

②子供の両腕を開かせ、自分の足を上から乗せる

③左手はお子さんのお口を広げられるポジションに置く

というところです。

上手になってきたら、お子さんの手を足の下に入れる必要はありません。

 

抑えて磨いていいんですね。

といわれるのですが、1-2歳はイヤイヤ期で、仕上げ磨きをするのは大変だと思います。

こういうときは、ポイントを押さえて、早く終わってあげるのが一番かなと思います。

また、抑えると言っても抑えるのは、自分のパパかママですし、

乳歯の本数は少ないので、あっという間に 歯磨きの時間は終わります。

うちの子も1-2歳のときは、嫌々でしたが、3歳になると

「歯磨きするよー」

というだけで、歯ブラシをもって、トコトコやってきて、ゴロンと寝てくれました。

1-2歳のときに、寝かせ磨きを定着させておくと、あとあと、大きくなっても寝かせて磨くのに

抵抗がなく協力してくれます。

 

この姿勢のメリットは

①磨き残しが少なくなる

②1日1回お口のチェックができる

ということです。

まずは試しに一度、やってみてくださいね。

 

 

当院が何故こども歯科に力をいれるのか③

②の続きになります。

予防という道へと向かうことになった私ですが、幸いなことにたくさんの情報を得られる立場でした。九州大学病院には予防歯科がありましたし、なにより私が大学を退局して務めた大林歯科小児歯科は当時から予防に大変力を入れていました。大学在籍中からアルバイトで通わせていただいており、院長である大林京子先生も大変勉強家の先生で、最新の情報をたくさん学ばせていただきました。ちなみに大林京子先生は九州大学歯学部の1期生です。私が30期生、さからうことは死を意味する時代です(笑)。

当時から虫歯予防、歯周病予防には様々な方法が提唱されていました。中にはテレビで取り上げられたものも少なくありません。しかし全国的に定着し、一般の方が知っているという方法は今もありません。詳細はディスルことになるのでここでは割愛しますが、効果の確実性・持続性に疑問があったり、結構なお金を出して生涯続ける必要があったりと問題がありました。生涯続けるのは歯ブラシぐらいにしたいものですね(笑)。いろいろと勉強し試しましたが、これはという方法はなかなかみつかりませんでした。

しかし大林歯科小児歯科にて診療する中でみえてきたものもありました。

まず、虫歯・歯周病ともこどもの頃の状態がずっと尾を引くことです。こどもの頃状態が良い子は大人になっても状態が良い、逆にこどもの頃に状態が悪い子は大人になっても状態が悪い、再治療を繰り返します。治療のスタートが早いほどこの傾向は顕著です。こどもから大人まで診療をしており、開業してからの年月も長く、当時でも10000以上のカルテがあった大林歯科小児歯科だからこそわかることです。先ほども述べましたが、大林歯科小児歯科は予防に大変力を入れています。当時も様々な試みを行っていました。それでも状態が悪い子の負のサイクルを止めるのは難しいのです。悪くなるスタートをできるだけ遅くすることが大事となります。

そしてもう一つ大事なのが歯並び、そして咬み合わせです。歯並びが悪いと単純に磨きにくくなり、虫歯・歯周病の点で不利になります。咬み合わせはもっと重要です。②でも記述しましたが、私達が日常的に食事をするときでも自分の体重ぐらいの負荷がかかっています。咬み合わせのバランスが悪いと少し問題が起きただけで、大きくバランスがくずれます。虫歯や歯周病など他の要因も絡んで、あれよという間に悪くなることも少なくありません。御高齢の方で8020を達成していらっしゃる方、治療がしてあっても歯並び・咬み合わせが悪い方はいません。このことからも生涯を通して歯並び・咬み合わせが歯の保存にとても重要であることがわかるかと思います。

では生涯にわたって歯を保存するためにはどうすべきかをみていきましょう(まだ日々勉強中ですが💧)。

④へ続く☆彡

 

 

 

当院が何故こども歯科に力をいれるのか②

さて①の続きです。

私は九州大学歯学部を卒業し、歯周病科に研修医として入局、その後同大学院へと進学しました。歯と歯ぐきの保存を専門とする科です。いかにして悪くなった歯や歯ぐきを治していくかを、基本から再生療法などの高度治療まで学ばせていただきました。最初に思ったのはやはり基本が大事ということです。歯周病の治療であれば歯磨きが一番大事!これが改善しないとその後の治療に十分な効果は見込めません。どんなに名医であってもこれは変わりません。毎日の歯磨きの積み重ねは将来大きな差となってお口の中に現れてきます。まあ、どんなことでも一緒かもしれませんね★

さて、大学に在籍中たくさんの患者さんを診させていただきましたが、しっかり治すことができていたのかです。これがなかなか難しかった、、、💧そもそも大学病院は、一般の歯科医院で治療が困難な患者さんが来ることが多いです。いくつもの歯科医院で保存不可と判断された歯を治すのは、歯の保存を専門とする大学病院の先生でも簡単ではありません。結果として抜歯宣告、もしくは歯の延命程度しかできないことも多々ありました💧。

人にもよりますが、ある一定以上悪くなった歯や歯ぐきを安定した状態で保つのは難しくなります。お口の中の環境は過酷です。熱いもの、冷たいもの、硬いもの、柔らかいもの、様々なものが入ってきます。さらに咬む力もあなどれない!日常的に食事をするときでも自分の体重ぐらいの負荷がかかっています。家に例えるなら、毎日台風と地震にさらされているようなものです。

そうすると

状態の悪い歯(治療により薄くなった歯)はどうなるか? → 割れます。

支え(歯を支える骨)の少ない歯はどうなるか? → 揺れはじめます。

もちろん、そういったことに対応する処置もあります。しかし食べないわけにはいかない。生きているかぎり咬むという力による疲労は少しずつ蓄積していきます。歯を長く安定した状態で保つには悪くなった歯を治療していくだけでは不十分(そもそも歯科における歯の治療は修復です。治療と言うのもおこがましい。歯周病の治療も現状維持が精一杯、無くなった骨を完全にもとに戻すことは再生治療でも不可能です。)で、生涯咬むということに耐えうる余力を十分にもたせる必要があります。

となるとどうするのが一番いいか。当たり前のことなのですが、悪くしないこと、できるだけ治療しないでいい状態にすることが大事となります。まさに「予防は治療に勝る」「上位は病を予防し、中医は来たらんとする病に応じ、下医は現実の病を治療する」です。まだまだ上医の道は厳しいですが(中医もか(笑))、こうして私は、予防という道へと向かうことになりました。

③へ続く☆彡

 

 

当院が何故こども歯科に力を入れるのか①

当院が何故こども歯科に力をいれるのか①

 

こんにちは。院長の甲斐田光です。

今回は「当院が何故こども歯科に力をいれるのか」をテーマにコラムを書かせていただきます。歯科医師になって20年ちょっと、いろいろな経験を通じて今この考えに至っています。この考えは今後も大きくは変わらないと思います。話すとかなり長くなりますが、お付き合いいただければと思います。

さて、私の経歴を見ていただいた方はご存じかもしれません。九州大学歯学部を卒業し、私が研修医として入局したのは「歯周病科」です。こども歯科とほぼ無縁といってもいい科でした。何故その科を選んだかというと、

  • 歯周病という病気がおもしろそうだったから★

(細菌、免疫、咬む力、全身疾患等、、、様々な分野が関係します。治療するのも、研究するのもおもしろいです。)

  • 当時歯周病治療は再生療法が盛んで(今もまずまず盛んですが)歯科治療の中でインプラントと並んで花形だったから★

この歯科保存科の名前が変わってしまったのが、残念でなりません。

まあ完全にミーハーですね(笑)。それでも研修医2年、大学院4年の6年間、臨床や研究で大変お世話になりました。ストレスで今より体重が10キロ以上重くなった時期もありましたが良い経験でした(笑)。当時の九州大学大学院歯学研究院の学位審査は公開処刑といわれており、死ぬほど大変だったんですよ💦。まあどうにか致命傷ですんで現在も生きています(笑)。ちなみに大学院における研究テーマや学位論文の内容は歯周組織や歯の再生に関するものとなっています。

ここまでこども歯科の内容はまったくでてきません。しかし、この歯周病科における、研修医と大学院生活の6年で私の中の目指す歯科医師像は大きく変わりました。

先ほど歯科保存科の名前が気にいったという話をさせていただきました。この自分の歯を大切にしたい、残したいという根底は変わってはいません。私は歯を削るのは避けたいですし、歯を抜くのも避けたいです。さわらずにすむのならその方がいいですし、下手にさわればさわるほど歯の寿命は縮むと思っています。歯科だけの問題ではありませんが、治療をすればすれほど儲かる医療システムは問題だと思っています

どうやったらできるだけさわらずに生涯安定して歯を保存できるかをいつも考えています。その結果がこども歯科なのです。

長くなりました。今回はここまで。

次回は歯周病科での6年間で、私の考えがどのように変わってきたかに入っていきましょう。

②へ続く☆彡

歯が生えた!歯磨きデビュー お薦めはコレ!

こんばんは。

熊本市中央区国府のひかる歯科ちえこども歯科です。

 

よく、歯が数本生えたくらいの赤ちゃんのお母さんから、

「まだ歯を磨いてません・・・

どうやって磨いたらいいですか?」

と聞かれます。

当院では、来られた患者さんにはお勧めの歯ブラシを歯磨き指導後にお渡ししていますが、

歯ブラシの前にまず、ガーゼ磨きをお薦めします。

歯ブラシより、指のほうがコントロールもきいて

上手に磨けます。

 

歯が生える前から前歯数本生えたぐらいの 赤ちゃんの歯磨きには

ガーゼ磨きがお薦めです。

できれば、けば立たない不織布のようなガーゼを指に くるくる巻き付けて

指歯ブラシの完成です。

それで、歯や歯が生える土手の歯茎を優しく磨いてあげてください。

 

ガーゼ以外では

ピジョンの 歯磨きナップなどもいいと思います。

最初から ちょっとガーゼ状っぽいウェットティッシュ的な素材です。

無印には指型のものもあります。

 

歯が生える前に磨くと・・・お口の中に歯ブラシを入れる準備期間になります

赤ちゃんが指をお口にもっていくのは、お口に物をいれる練習、お口でものの感覚を知る練習なんです。

お口に手を持っていけない赤っちゃんは、お口が過敏になってしまいます。

歯磨きの練習としては、ガーゼ磨きで 歯磨きされる練習をしているといいんですよ。

離乳食を食べる準備としてもいいので、歯が生える前からの歯茎磨きお薦めです。

 

今日は偶然歯医者さんのお子さんが2人受診してくれました。(兄弟じゃないです)

歯科衛生士さんや歯科衛生士さんのお子さんも沢山来院されるのですが、

歯医者さんのお子さんが受診されることはあまりないので1日に2人の受診となると、おお!と思います。

インビザライン(透明のマウスピース矯正) 治療終了の患者さん

皆さんこんばんは。

熊本市中央区国府の ひかる歯科ちえこども歯科です。

今日は、インビザラインの治療が終了した患者さんの治療結果のご紹介です。

 

インビザラインとは 取り外しのできる 透明のマウスピース矯正の1種のことです。

マウスピース矯正のメーカーは沢山ありますが、

世界中で一番シェアを持っているのは インビザラインで、一番良く治るように思います。

 

治療計画を立てるときは・・・

今の歯型から綺麗に治った歯型までをデジタル上でシュミレーションして歯が動く計画を立てます

そうしてできた透明マウスピース

★取り外しができる自分の歯型にぴったりの透明マウスピースを1日に20時間装着

★1つのアライナーは7日から10日で新しいものに交換

透明で まわりに気づかれない マウスピース矯正です。

 

昨年の3月に治療を開始した患者さん(10代 女性)

頑張ってインビザラインの アライナーを装着してくれて

 

 

 

 

 

約11か月で治療を終了しました!!!

インビザライン 画像

先天欠損があるので正中は合いません

側方 先天欠損でも咬み合わせばっちりです

上顎

下顎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インビザラインは 透明で気づかれない!取り外せる! ので 中学生と高校生 大学生に 人気です。

平均治療期間は2-3年だと思いますが、若い学生さんは動きが良く早く終わることも多いです。

1日20時間装着なので 学校で給食を食べた後も はめてもらう必要があります。

患者さんが治療が終わったときに歯並びに満足してくれると 本当に良かったな と思います。

取り外し式だと本人の努力によるところが大きいので、こちらこそお礼を言いたいです。

 

 

インビザラインフル

10代女性

治療期間 11か月

 

 

【矯正治療についての注意事項】
・治療期間、治療に使用する装置は個人によって異なります。
・矯正治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
・矯正治療において歯茎が下がる(歯肉退縮)可能性もあります。
もともと歯周病があったり歯並びの凹凸が大きいと
発症しやすい傾向にあります。
・稀に、歯根吸収(歯の根が短くなる)や歯の神経に問題が出ることもあります。

 

 

話は変わりますが

長く何年も通院してくれていたお子さんが、しばらく来られてなかったのですが、先日久しぶりに来院されました。

とてもお兄ちゃんになっていて、面影はありましたが、とてもしっかりしてました。

あまりしゃべってくれなくなって それは少し残念ですが 成長がみせてもらえると とても嬉しいですね。

お母さんもいつも明るく声をかけてくれるので、とても嬉しいです。

ありがとうございます。