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自閉スペクトラム症とお口の中!

今回は自閉スペクトラム症とお口の中の関係についてです。自閉スペクトラム症とはコミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などがみられる疾患で、自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などを含んでいます。遺伝子や環境などが関係し、重症度は様々ですが、発生頻度は1%程度、男性に3倍から4倍多いのが特徴です😲。

 

2才頃から症状が明らかになっていくことが多く、乳児期の特徴としては、目が合わない、親を求めないなどありますが、言葉の遅れを主訴に医療機関を受診することが多いです💦。幼児期以降になり集団生活が始まると、上記した特徴、コミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などが目立ってきます💦。

 

歯医者さんで行う診療への影響をみてみると、、、、、

○コミュニケーションが苦手で、診療行為を理解できない。

○興味のあるものに衝動的に向かうため診療を中断してしまう、

○人とのやりとりが難しく、診療場面に合った行動ができない。

○お口の中の「汚れ」などのイメージがもてない。

○診療の意味や目的がわからず、遂行が難しい。

○初めてのことや予定の変更が強い不安・苦痛になる。

○感覚が敏感で、診療中の刺激に耐えられない。

○記憶力がよく、嫌な経験も鮮明に覚えている。

などでしょうか💧。

 

 

自閉スペクトラムだからお口に中に特有の疾患がでることはありませんが、その疾患の性格や診療が難しいことから2次的にお口の中の症状がでることがあります( ノД`)シクシク…。

 

 

○お口に中の清掃が困難。

「歯磨き」という概念がわからない、「きれい」、「汚い」の概念がない、こだわりなどから、お口の中の清掃が困難になることがあります😞。虫歯や歯周病が進行しやすいです。

 

○特定の食品へのこだわり。

個々人によって、対象は様々で、食事にこだわりが無い方もいます。清涼飲料水やスポーツドリンクなどを常飲している方は虫歯や酸蝕症(酸で歯が溶ける。)などが起こります( ノД`)シクシク…。

 

○お口の中の悪い習癖。

異食(新聞紙やチラシを食べるなど。)、特定の物を咬み続ける(鉛筆やペン、ペットボトルなど。)、前歯で物を咬んでそれを引っ張り続ける(タオルなど。)など。個々人によって様々です。「刺激を楽しんでいる」、「刺激を落ち着かせている」などの原因があるといわれています。完全にやめさせることが難しいことが多いです😢。

 

○お口の中への自傷行為。

「頭や顔を叩く」、「手や腕を咬む」などが多く、お口の中の自傷行為が特別多いわけではありません。お口の中では、「爪を使って歯ぐき等を引っ掻く」、「舌や頬、唇を咬む」などの自傷行為が多いです。これらもやめさせることが難しく。無理にやめさせようとすると、自傷やパニックがさらに増すこともあります😞。

 

悪くなるとますます診療が難しく、来院されていきなり治療をするのも難しいことが多いです。1番大事なのは小さな頃から定期的に短い頻度でみせていただくこと。悪くしないことはもちろん、歯医者さんに慣れてもらう、歯磨きになれてもらうことが大事です😊。保護者の方の負担も大変になるのですがどうかよろしくお願い致します。

骨粗鬆症薬とインプラント😊

骨粗鬆症と歯医者さんには密接な関係があります。骨粗鬆症は骨の病気ですが、歯医者さんも骨に関わる病気を扱うことは多いです。有名なのは歯周病ですね。虫歯も進行すれば骨に影響が出てきますΣ(・ω・ノ)ノ!。

 

そして一時期話題になったのが、骨粗鬆症のお薬を飲まれている方に起こる副作用についてです。特にビスフォスフォネートやビノスマブと呼ばれる系列のお薬を服用している方に起こります。歯を抜くなど、骨に影響を与える処置の後に顎骨の壊死が起こりやすくなることが報告されました😲。顎骨の壊死って響きだけで怖いですよね🥶。

 

このため、上記系列のお薬を飲まれている方で、歯を抜くなどの処置が必要な方は、しばらく休薬をしたりしていました。休薬の期間が数日とかならまだいいのですが、これらのお薬は効果の持続時間が長いため、数か月にわたって休薬が必要です。正直、治療にかなり支障がでていました😢。最近は、基本、休薬しない方針が示されだいぶ楽になりましたね😊。良かった、良かった。

 

ではインプラントはどうなのでしょう。インプラントは顎の骨に人工の歯の根っこを埋め込みます。当然骨に影響はでます🥶。インプラントについては報告が少なく、わからないことが多かったのですが、最近少しずつまとまってきている感じでしょうか💦。

 

まず、インプラントに関連する手術は歯を抜くのと同じぐらい顎骨壊死のリスクがあることがわかっています🥶。歯を抜くことに関しては、基本休薬しない方針がでているので、これだけで考えればインプラントはしてもいいことになります👍。もちろん顎骨壊死のリスクは、歯医者さん患者さんともにきちんと知っておく必要はあるでしょう。しかし、歯を抜く処置はそれで終わりですが、インプラントはそうはいきません。インプラントは埋め込んだ後もずっと骨と密接に関係してきます💧。

 

これが結構問題らしく、インプラントの存在によって生じる顎骨壊死の方がインプラントを埋める手術で生じる顎骨壊死より頻度が高いことが報告されているのです😲。つまり、すでにインプラントを埋めている患者さんが、骨粗鬆症のお薬を飲み始める場合も注意が必要ということになります。これを踏まえると、インプラントは歯を抜くよりもはるかに顎骨壊死のリスクが高いということになります😢。また、歯を作る処置についてはブリッジや入れ歯など、他の方法もあります。そういったことを考えると、インプラントを選択するのはやっぱりリスクは高いと思われます💧。

 

ちなみに、ガンなどで高濃度のビスフォスフォネートやビノスマブを使用している方は、原則的にインプラントは禁忌となっています。そこは注意です🥶。

 

インプラントは歯の機能を回復させる手段としてとても優秀です。希望があるなら、是非とも受けてもらいたい治療になります。歯医者さんとよく相談して決めてくださいね。

 

お口ぽかんをやめる方法は❓

最近増えているお口ぽかん、口呼吸といってもいいでしょうか。相談も多いですね😞。かなり増えているようで、保険診療にもお口ぽかんの検査や治療の項目ができたぐらいです。虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、歯並びや咬み合わせ、お口の機能にも影響します。また全身的にもいいことはありません🥶。

 

 

お口ぽかんの原因としては、お口に原因がある場合とお鼻に問題がある場合とあります。まず前提として、お鼻に問題がある場合は耳鼻科に通いましょう。お鼻が悪くてお口ぽかんになっている場合、お口をずっと閉じていると呼吸できなくて死んでしまいます😢。歯医者さんでは治りません。

 

 

では、お口に問題がある場合はどうしたらいいのでしょうか❓。よくやるのは鼻テープや口テープでしょうか。鼻テープは鼻に特殊なテープを貼って鼻腔を広げ鼻で呼吸をしやすくしてくれます。口テープは口にテープを貼って、強制的に口を開かないようにして、鼻で呼吸するようにするものですね。しかし、これは根本的な原因解決にはなっていません😞。

 

お口ぽかんの根本的な原因は、お口周りの筋力が弱かったり、その不調和となります🥶。特に1番の原因は唇を閉じる筋力の低下です。この筋肉は口輪筋と呼ばれています。お口ぽかんの方はこの口輪筋の筋力が、お口ぽかんの無い方に比べて有意に低いことがわかっています。これはお子さんでも大人の方でも一緒です💧。

 

そのためお口ぽかんのやめるには口輪筋をトレーニングする必要があります。今回は日本摂食嚥下リハビリテーション学会がまとめた訓練法をみてみましょうか😊。

 

⓵、指で唇をつまんで外側に膨らませるように伸び縮みさせて口輪筋を鍛える。口唇伸展と呼ばれています👍。

 

⓶、唇の突出(「ウー」と発音して行う。)と口角を引く(「イー」と発音して行う。)運動を繰り返します。大げさに精一杯やりましょう。ちなみに、この2つの運動を含んだお口周りの体操として「あいうべ体操」があります👍。

 

 

 

 

⓷、唇で木べらやストロー、割りばし、定規、舌圧子などを強く挟んで保持する。これも精一杯やりましょう👍。

 

⓸、ボタンに紐を通して、ボタンを前歯と唇の間に入れます。奥歯を咬んだ状態で紐をひっぱってボタンを唇でしっかり保持します。「ボタンプル法」と呼ばれています。しっかり唇に力をいれてくださいね👍。

 

他にも最近では、口輪筋を鍛える訓練のための様々な器具が市販されています。ただいずれの訓練もやり過ぎはよくありま

せん。1日に2、3回、1日にたくさんやるよりも、毎日継続することが大事です。なんでもそうですよね。

 

汚れを染め出させてくださいね

ひかる歯科ちえこども歯科に来ていただいている方はわかりますね😊。定期健診や歯ブラシの練習、歯石をとったりする際に、ひかる歯科ちえこども歯科では必ずと言っていいほどプラークの染め出しを行います。古い汚れは濃い紫色に、比較的新しい汚れはピンクから赤色に染まります。なかなかの優れものなんですよ👍。ただ、染め出すと落とすのに時間がかかるため、時間がかけられない小さなお子さんではできません👶。

 

この優れた染め出しですが、嫌がられることもあります💧。汚れがはっきりみえるので恥ずかしい、唇や舌なんかも赤く染まってしまう、面倒くさいなどの理由です。ただ、やっぱりした方がいいです。今回はその理由をみていきましょう👍。

 

◎単純にわかりやすい。◎

お口の中の汚れ(プラーク。)は白いです。歯も白いですよね。付いている汚れの量や位置によっては、ぱっと見よくわかりません💦。べっとりと汚れが付いていれば、一目みてすぐにわかるんですけどね、、、、、。これでは歯ブラシの練習をする際に、指導をする側、指導される側もよくわかりません。どこにどうあてると汚れが落ちたかや、本当にきれいになっているかがよくわからないのです💦。洗剤なんかの実演販売と一緒で、最初にいかに汚れが付いているか、それがいかに落ちているかをわかりやすくすることが大事です。それには、視覚的に見えるようにすることが、1番簡単かつ効果的です👍。

 

◎古い汚れがわかる。◎

前述した通りひかる歯科ちえこども歯科では、古い汚れは濃い紫色に、比較的新しい汚れはピンクから赤色に染まる染め出しを行っています。汚れは古いほど悪さをしやすくなりますし、古い汚れが残っている部位は常に歯ブラシが当たっていないことを示しています💧。同じ汚れでも、注意が必要なレベルが全然違います。それを視覚的に説明できるのは大きいですね。焦点を絞った歯ブラシの指導や練習ができます👍。

 

◎汚れを落としやすい。◎

患者さんにとっても汚れが見やすく、落としやすくなりますが、お口の中のクリーニングを行う歯科衛生士さんにとってもそれは同じです😊。どんなベテランの歯科衛生士さんも、染め出しなしのクリーニングでは汚れの取り残しが多くなるとされています😲。せっかくクリーニングに来るのですから、しっかりきれいにしてもらいたいですよね。そのためにも染め出しは必要不可欠です👍。

 

正直、歯科医院側は染め出しを行っても利益はでません😢。時々勘違いされている方もいらっしゃるのですが、染め出したから料金をいただけるわけではないのです。そういった保険点数はありません。染め出しをしてもしなくても料金は変わりません💰。そういった意味では染め出しをしない方が、歯科医院側にとっては、材料も時間も使わずにすむことになります。でも、そういったわけにもいかない。染め出しをするかしないかで、歯ブラシの練習やクリーニングの質に大きな差がでます😲。みなさんも嫌だなと思うこともあるかもしれませんが、是非染め出しはさせてくださいね。

透明飲料ってどうなの❓

透明飲料が増えています。一昔前までは透明な飲み物と言えば水(ミネラルウォーター。)だけでした。それに果物の香りなどがする水(フレーバーウォーター。)がでてきましたね。味わいがすっきりしていて飲みやすいですよね😊。フレーバーウォーターについては以前のコラムで取り上げたことがあります。

 

そして、最近では通常透明でない飲料を透明にして売りに出すメーカーが増えています😲。例えばコーヒー☕や紅茶、ビール🍺、色のついた炭酸飲料などです。その背景には、「透明な見た目の方が健康に良さそう。」、「カロリーが低そう。」、「ダイエット中でも大丈夫そう。」、「時間や場所、周囲の視線を気にせず飲める。」、「茶渋(ステイン。)がつきにくい。」など様々な消費者側の印象やニーズがあるようです。よく考えますよね💧。

 

製法は、コーヒー豆や紅茶葉などの香りだけを抽出する方法や、香料の添加によって本物らしくしていることがほとんどです。製法自体は特に問題は無く、色味成分がでないようにしているだけなので、透明にしたから体に悪影響がでることはありません👍。色素成分が入っていないため、歯への茶渋は付きにくくなりますね。また、透明ならいつビールをのんでも大丈夫です🎶。これらのことについては、メリットかもしれません。

 

しかし、「健康に良さそう。」、「カロリーが低そう。」に関しては注意が必要です。ジュースや清涼飲料水などにたくさん含まれている砂糖や高果糖液糖はもともと水に溶かしても透明です💦。見ただけでどれぐらい入っているかは判断がつかないのです。カロリーをみてみると、びっくりするぐらい高いことも少なくあります。こういった場合、透明とはいっても、通常のジュースや清涼飲料水を飲んでいるのと変わらないのです。

 

カロリーがゼロでも注意が必要です。人工甘味料であるスクラロースやアセスルファムkなどはカロリーがありません💦。甘いにも関わらず、血糖値が上がらないため、身体が異常な反応を起こすことが報告されています。具体的には食欲亢進などですね😞。またアセスルファムkについては発がん性の可能性も指摘されています。これらの人工甘味料は飲み物以外でもよく使用されています。カロリー表示だけでなく、成分表示にも注意が必要ですね😢。

 

透明飲料も様々なものが売りにだされています。見た目だけではすべて透明、何が入っているかわかりません💦。フレーバーウォーターも同じですが、注意しないといつのまにかに、砂糖や高果糖液糖、人工甘味料などを取りすぎてしまっているかもしれません。よく摂取するものは、必ずカロリーや成分をチェックするようにしてくださいね。

歯の根っこが短い方は注意です🙅

 

今回は歯の根っこについてみてみましょう。歯の根っこの部分は、通常歯ぐきや骨の中に埋まっている部分ですね。歯を支えている大事な部分で、家でいえば基礎の部分にあたります。基礎をしっかりと地盤(骨。)の中に埋めこんでいる状態です🏠。そうすることで、どんな災害がきても、倒壊しないようにしています👍。咬む力をしっかりと支えてくれています。

 

 

そんな歯の根っこですが、歯の種類によって形態が変わります。基本的に大きな力がかかる奥歯ほど複雑でしっかりとした形態となっています🦷。一方、根の長さも歯の種類によって変わるのですが、こちらは人によってずいぶん違いがあります。平均はあるのですが、人によっては極端に短い方がいらっしゃいます。しかも全体的に短い、遺伝的な要素もあると考えられますね💦。また、歯の疾患や出てくるときの障害で1本だけ短いこともありますし、矯正界では矯正治療の副作用で体質もあったかと思いますが全体的に短くなった方の報告もありました💧。

 

歯の根っこが短いと将来的にかなり不利になります。同じように咬んでいる歯があれば、長持ちするのは歯の根っこが長い方に決まっています。支えが強いのですから当然です😲。歯の根っこが短い方は、咬む力や歯周病に特に注意が必要になります。

 

咬む力はわかりやすいですね。加わる力が同じならば、支える力が少ない方が先に倒れます。歯の根っこが短い方で、歯ぎしりや食いしばりが強い方は要注意🙅。マウスピースなどで咬む力を逃がすことも検討します。

 

次に歯周病、こちらは歯を支える骨が減っていく病気です。歯が短い方は、もともと支えている骨が少ないです。それがさらに減っていく🥶。当然、歯の根っこが長い方より、短い方の方が早く抜かないといけなくなります。致命傷になりやすいのです😅。

 

歯の根っこの長さはお口の中を見ただけではわかりません。レントゲンを撮って初めてわかります。ひかる歯科ちえこども歯科では、歯の根っこが平均より短いことがわかれば、必ずご説明させていただきます。歯の寿命を左右する、大事な要因の1つとなるためですΣ(・ω・ノ)ノ!。将来的に注意する必要があることを、わかっていただいておく必要があります。

 

 

 

 

 

基本的に歯の根っこが長くて悪いことはありません。抜くことになった場合に大変になるぐらいしょうか☺。一方、歯の根っこが短いといろいろな面で不利となります。とはいっても、歯の根っこそのものを変えることはできません。悪くなってから立て直すのは至難の業です。早めに打てる手はご説明させていただきますので、不安な方はご気軽にご相談ください。

 

歯の神経は大事ですΣ(・ω・ノ)ノ!

みなさんは歯の神経って聞いたことありますか❓。ひょっとしたら歯医者さんで取られたことがあるという方もいるかもしれません😢。しかし、この歯の神経、取らないですむならとらない方がいいです。私達歯医者さんもできるだけ取りたくないです。何故なら確実に歯の寿命が縮むからです。よくいうのは、「歯の寿命が10年は縮む。」なんていわれていますね🥶。

それでは、歯の神経があることの利点をみていきましょう。

 

🌟痛みがでる。🌟

「エッ!」て思ったかもしれません。痛みは苦痛ではあるのですが、身体に対する警告でもあります。悪くなってきているのを、早めに知らせてくれているのです。歯の神経が無くなり、痛みを感じなくなると、相当悪くならないと気づけなくなりますよ🥶。

 

🌟歯が補強される。🌟

歯の神経は年齢とともに細くなり、硬い組織に置き換わっていきます。言い換えれば歯が太く、丈夫になっていくのです。そのため若いころに歯の神経をとると、歯の短命に繋がります😢。

 

🌟虫歯に対して強い。🌟

歯の神経がある歯の方が、無い歯に比べて虫歯に対して強いことがわかっていますΣ(・ω・ノ)ノ!。

 

🌟歯周病に対して強い。🌟

歯の神経がある歯の方が 、無い歯に比べて歯周病にも強いです。歯周病の進行に対して、そして、歯周病の治療に対しても反応が良いことがわかっていますΣ(・ω・ノ)ノ!。

 

🌟ひびが入りにくい、折れにくい。🌟

びっくりするかもしれませんが歯って折れます💧。歯を抜く原因でそれなりの割合を占めています。そして、歯にひびが入る、折れる歯のほとんどは神経の無い歯ですね。神経がある歯が折れることはあまりありません。これは、生きている木の枝と、落ちている枯れた木の枝を想像してもらえればわかりやすいと思います🌳。枯れた木の枝はポキッとおれますよね。一方、生きている木の枝はしなります。そこまでの違いは無いのですが、イメージとしてはそんな感じです😊。

 

🌟そもそも神経をとった歯は感染や炎症が起こりやすい。🌟

神経をとる治療は難しいです。一旦は治療が終わっても、時間が経つとまた症状がでて、再治療になることも少なくありません😞。基本的に治療を繰り返すたびに歯は弱くなります。

 

いかがだったでしょうか。歯の神経は取らずにすむならその方が良い、私達も取りたくありません。神経を取るかどうかで迷うときもあるのですが、その場合1度は神経を残す方法を試します👏。もちろん、痛みが続いたり出てきたりして、駄目なときもあります。しかし、それだけの価値はあると考えます。

 

でも、悪くしないことがやっぱり1番です。神経を取る原因としては虫歯が1番多いですね🦠。虫歯ができていないか、大きくなっていないか定期的に歯医者さんでみてもらってくださいね。

歯周病を傷口に換算してみましょうΣ(・ω・ノ)ノ!

歯周病は不思議な病気です。歯を失う病気としては、虫歯にとならんで常にトップ2に君臨しています💦。ギネスブックには、「世界で最も一般に蔓延している感染症。」として登録されており、全身的にも様々な悪影響(肺炎や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、関節リウマチ、早産など)があることがわかっています💦。それにも関わらず、あまり深刻な病気としてとらえられていない感じがありませんか。ひょっとしたら私達歯医者さんですら、少し甘く見積もっているのかもしれません😞。

 

その、原因の1つとして、死に直接関与しないことがあるでしょう。間接的には大いに関係しているのですが、なかなか実感がわかない。これは、どうしても否めないところです😢。

 

そしてもう1つの原因としては、目に余り触れないところで起こっていることが挙げられます。歯周病の病巣の中心は歯ぐきの表面にはありません。歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケットと呼ばれます。)の中が1番の病巣となっています💦。ここは通常、直接みることができない場所です😎。歯周病の方の歯周ポケット内面は、傷口になっています。潰瘍ともいい、毛細血管が露出しているような傷口なんです。当然さわるとすぐ出血してきます🥶。

 

この傷口がどれぐらいになるかをシュミレーションしてみましょう。歯全体に5mmの歯周ポケットがある歯周病を考えます。歯周ポケットの正常値は3mm以下です。全体的に5mmの歯周ポケットがある状態は、中等度の歯周病と考えていただければいいかと思います😞。この場合の傷口の面積はどれぐらいか❓。なんと72cm²(9cm×8cm。)程と見積もられています。これは手のひら大の面積です✋。重度の歯周病ならさらに広くなります。

 

この状態、どう思われますか❓。例えば、手のひら大の傷口がお腹にあったらどうしますか❓。ちょっとしたことで出血するようなじゅくじゅくした傷口ですよ🥶。当然治療しますよね。すぐにでも病院へと向かうでしょう。出血をとめたり、感染しないよう薬を塗ったり飲んだり、ガーゼで覆ったりすると思います。これだけの傷口をほっとく勇気のある方はなかなかいないのでは、と思います。当然、私もありません。

 

 

 

しかし、この傷口をそのままにしていることが多いのが歯周病という病気なんです。しかも、傷口の近くには歯周病菌がうようよしています🦠。歯周病菌や歯周病菌が出す毒素が傷口から体にどんどん入り込んでいます。再度お腹の傷口に例えれば、この傷口に絶えずばい菌を塗り込んでいるようなものです😢。

そんなことしませんよね。

 

こういった風に考えると、歯周病に対する考え方が少しかわるかもしれませんね。結構怖い病気なんですよ🥶。しっかり治療しましょうね。

歯は出てきた後も強くなる!

お子さんの歯が出てくるの楽しみですよね😊。こどもの歯は生後6ヶ月ぐらいから出てきます。おとなの歯は6才頃から出てきたり、生え変わったりしてきます。見ていて嬉しくなりますよね✌(‘ω’✌ )。

 

でも注意していただきたいことが1つあります🥶。それは、出たばかりの歯は弱いということです。弱いというのはどういったことかというと、軟らかいということです😲。もちろんプヨプヨするほど軟らかくはないのですが、削るとさくさく削れてしまいます。大人の方の歯とは明らかに硬さが違います。当然、虫歯になりやすいのです。

 

 

 

でも、どうして大人の歯になると硬く強くなるのでしょうか❓。今回は歯が硬く強くなる過程を少しみてみましょう。

 

 

実は、歯は2段階を経て硬く強くなります。第1段階は歯がお口の中に出てくる前です。歯は顎の中で少しずつ作られていきます。こどもの歯なんかは、お子さんがお母さんのお腹の中にいる頃から作られ始めるんですよ😲。最初は歯胚といって軟らかい状態から始まります。歯を作る細胞が現れ、歯の形を作っていきます。そこに血液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そしてお口の中に出てきます。

 

お口の中に出てくると第2段階開始です。今度は唾液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そして、このときに歯を強化してくれるフッ素も一緒に付きやすいです。そのため、歯が出てきてばかりのときにフッ素を応用するのは大変効果的です😊。

 

見ただけでは歯が変わっているかどうかは正直わかりません💦。流したてのコンクリートを考えてみてください。遠くから見ても固まっているかどうかはわかりませんよね。でも、間違って踏めば足の型が付いてしまいます。でも、固まってしまえば大丈夫、足の型は付かなくなります。歯も同様なのです。出たばかりの歯は一見硬く見えますが、流したてのコンクリートなのです😢。

 

では実際どれぐらい硬くなっていくのか❓。これは実際に研究報告があります。少しみてみましょう。

 

歯の表面から10μmの深さで硬度を調べています。単位はモース硬度という単位ですが数値だけ見ていただければよろしいかと思います👍。

 

硬 度

歯が出てくる前          253

 

出てきて2~3年         334

出てきて4~10年        380

出てきて10年以上        439

 

どうでしょう、結構変わりますよね🎶。出てきたばかりの弱い時期を乗り越えると、だいぶ楽になります。親知らずを入れなければ、12歳ぐらい最後に歯がでてきますので、18才ぐらいまでは注意した方がよさそうですね。大事にしてください。

フッ素入り歯磨き粉の年齢別使い方入門😊

みなさんの使っている歯磨き粉にフッ素は入っていますか❓。ひょっとしたら気にしていない方もいらっしゃるかもしれませんね。でも大体入っていますよ。日本で販売されている歯磨き粉の9割にフッ素が含有されていますからね😊。

 

フッ素入り歯磨き粉の虫歯予防効果はかなり高いことがわかっています。本当に使わないのはもったいない、これ無しに虫歯予防はできないというレベルですΣ(・ω・ノ)ノ!。しかし、注意点もあったりします。どんなものでも薬にも毒にもなりますよね。フッ素入り歯磨き粉にも適正使用量が定められています。少しみてみましょう👍。

 

◎6ヶ月~2才頃。

6ヶ月とはこどもの歯がでてくる頃ですね。2才を超えると、こどもの歯がだいぶ出そろってきます😊。

・歯磨き粉のフッ素濃度   500ppm。

泡状の歯磨き粉なら1000ppm。

(10000ppm=1%です。)

・歯磨き粉の使用量     切った爪程度(少量。)

・注意点          仕上げ磨きに保護者が使用。

うがいはできない時期です。

 

◎3才~5才頃。

こどもの歯がでそろっている時期です。早いお子さんでは大人の歯へのはえかわりが始まります😊。

・歯磨き粉のフッ素濃度   500ppm。

泡状の歯磨き粉なら1000ppm。

・歯磨き粉の使用量     5mm程度。

・注意点          就寝前が効果的で、その後の飲食はしない。

少量の水で1回うがい、もしくはうがい無し。

 

◎6才~14才頃。

こどもの歯から大人の歯へはえかわる時期ですね😊。でてきたばかりの大人の歯は、フッ素の取り込みが多く効果的です。

・歯磨き粉のフッ素濃度   1000ppm。

・歯磨き粉の使用量     1cm程度。

・注意点          就寝前が効果的で、その後の飲食はしない。

少量の水で1回うがい、もしくはうがい無し。

 

◎15才以上。

すべて大人の歯になっている時期です。ちなみにご高齢の方にもフッ素は効果的です😊。一生お世話になりましょう。

・歯磨き粉のフッ素濃度   1000ppm~1500ppm。

・歯磨き粉の使用量     2cm程度。

・注意点          就寝前が効果的で、その後の飲食はしない。

少量の水で1回うがい、もしくはうがい無し。

小さなお子さんでは少し注意が必要ですね💦。まあ、ちょっと多かったからといって、何か起きるものではありません。フッ素を摂取し過ぎて中毒になった報告もあるのですが、歯磨き粉をチューブから直接食べてしまったときなどに限られます😢。おいしい歯磨き粉もありますからね。お子さんの手の届かないところに置いてくださいね。基本的には安全ですよ。

 

 

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