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その発音障害は 経過観察で 大丈夫です😊

今回はお子さんの発音の発達について、特に大丈夫な発音障害についてです。発音障害というより、発音の誤りと言った方がいいかもしれません💦。

私たちは生まれてから少しずつ言葉を発音できるようになります。簡単な母音から始まり、だんだん難しい子音を発音できるようになり、大体6才から7才頃までにすべての音が発音できるようになります。この発展途上の段階でみられるお子さんの発音の誤りには、様子をみて大丈夫なものと、大丈夫でないものとあります😲。

大丈夫なものは、音の一部を省略したり、習得の遅い音をすでに習得をしている音に置き換えたりするなど、一般的には「赤ちゃん言葉」、「幼児音」と呼ばれています👶。特に他に問題無ければ、小学校低学年ごろまでには自然に改善することがほとんどです😊。少し例をみてみましょう。

(例1)カ行音、ガ行音がタ行音、ダ行音になる。

からす   →   たらす

がっこう  →   だっとう

けーき   →   てーち            などなど。

(例2)サ行音、ザ行音、ツがタ行音、ダ行音になる。

うさぎ   →   うたぎ

ぞう    →   どう             などなど。

(例3)サ行音、ザ行音、ツがシャ、チャ、ジャ行音になる。

うさぎ   →   うしゃぎ、うちゃぎ

ぞう    →   じょう

つくえ   →   ちゅくえ           などなど。

(例4)ラ行音がダ行音になる。

らっぱ   →   だっぱ

ろぼっと  →   どぼっと           などなど。

(例5)ラ行音が省略される。

ぼーる   →   ぼーう            などなど。

(例6)ハ行音が省略される。

はっぱ   →   あっぱ

ごはん   →   ごあん            などなど。

いかがでしょうか❓聞いたことありませんか❓かわいいですよね。

こういった発音の誤りは基本的に様子をみて大丈夫です😊。無理に発音の誤りを指摘して、言い直させたりする必要はありません。言い直させるにしても、お子さんのストレスにならない程度でお願いします。それよりはお子さんが話すことを楽しめるような環境を作ってあげることが重要です👍。できればお口の機能の発達に繋がる遊びや日常動作を増やしてあげるといいですね。いろいろなものをよく咬んで食べる、シャボン玉や笛・ラッパなどを吹く、あいうべ体操をするなどです。他にもたくさんあります。発音以外にも効果があり、一石でたくさんの鳥がとれますよ👍。

ただ、本人が発音できないことを気にしていたり、6才から7才頃になっても改善傾向がみられないようなら、言語聴覚士さんの発音指導を考えます💦。また上記以外の発音の誤りは大丈夫ではない発音障害の可能性が高いです。この場合も言語聴覚士さんや歯医者さんへの受診をおすすめします💧。

今回は発音の発達途中にみられる大丈夫な発音の誤りについてみてみました。こういった時期も大変かわいいものです。そのうち生意気になりますから、気楽にこのかわいい時期を楽しんでくださいね。

お口の乾燥と味覚障害!

さて今回は味覚障害のお話です。新型コロナでも話題になりましたね😅。体調が悪いときなど、一時的に味を感じなくなった方もいるかもしれませんが、味覚障害は結構つらいです。

おいしく食べることは人生の大きな喜びです😊。バランスのよい食事をよく咬んで味わって食べることは、身体だけでなく、精神的な健康を維持するための基本となります。そのためには丈夫な歯や歯ぐきだけでなく🦷、健全な味覚が必要不可欠です。御高齢の方のデータとなりますが、味覚障害が無い方とある方を比較すると、「体調が良い、」「毎日が充実している」と答えた方の割合は味覚障害が無い方の方がはるかに高くなりました😲。味覚障害があると食欲不振や食べる物の偏り、味の濃い物を好む傾向がでるため、いわゆる生活習慣病(高血圧や糖尿病など。)にかかりやすい傾向もあります。

一口に味覚障害といっても症状はいろいろです。『味が薄く感じる。』、『味がまったくわからない。』、『特定の味だけわからない。』、『甘い物が苦く感じる。』、『食べるといつも嫌な味を感じる。』、『お口の中に何もなくても常に苦みや渋味を感じる。』などなど、、、、、。なかなか難しい💦。しかしこの味覚障害、ずっと増加傾向なのです。実際、味覚障害を主訴に歯医者さんやお医者さんを受診した患者さんの数は増加の一途を辿っています。

原因もいろいろで、新型コロナのような病気の後遺症や薬剤の副作用、ストレス、栄養不足、加齢などが考えられています。

その中でもまず疑ってほしいのがお口の乾燥です😲。味覚障害に限らずですが、舌になにか症状があり、特に見た目が問題無い場合に、最初に疑うものの1つがお口の乾燥です。味覚障害も例外ではありません。特に味は唾液によって運ばれますから、お口が乾燥していると味覚障害が起きやすくなります。

実際、味覚障害がある方では唾液の分泌量が下がっているという報告があります。味覚が正常な方の唾液分泌量は基準値を満たしているのに対して、味覚障害がある方の唾液分泌量は全員が基準値を満たせず、味覚が正常な方に比べて唾液分泌量は半分以下であったとされています💧。

お口の乾燥も味覚障害と同じで原因が多岐にわたるため難しいのですが、お口が乾燥しやすい口呼吸になっていないか、水分は足りているか、服用しているお薬なにかなどを調べます。また、唾液を出やすくするために唾液腺マッサージや食生活の指導も行います。

味覚障害は自覚症状が乏しいのも特徴です。だんだん悪くなるので気づきにくいのです。しかし身体の健康や精神の安定に強く関わります。味覚に異常を感じたら早めにご相談ください。

野菜代わりになりますか❓

みなさんはお子さんの食事にこだわっていますか❓。大切な成長期の食事、こだわりたいですよね。でも、やっぱり楽もしたい🌟。そこでよくある質問です。今回の質問は、『市販の野菜ジュースや野菜ふりかけは、野菜代わりになりますか❓。』です。うん、よくわかる。勝手に飲んどけ。勝手に御飯にかけて食っとけって感じですね😊。子どもが中学生以上になると、放置に拍車がかかります。

さてではこの2つ、どんなもんなのでしょうか❓。まずは市販の野菜ふりかけからです。

野菜ふりかけについては、一度に摂取できる量が少なく、生野菜や果物といった原料由来の栄養素を十分に摂取することは不可能です😞。たくさん摂り過ぎると、今度は塩分などの過剰摂取が問題となります。野菜代わりにはなりえませんし、補助の補助、さらに補助といった感じです( ノД`)シクシク…。

次は、市販の野菜ジュースです。野菜ジュースは原料由来の栄養素を含有していますが、原料を絞ったり加熱殺菌したりといった製造過程で失われてしまう栄養素があります💦。代表的なものが食物繊維とビタミンCでしょうか。食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、特に不溶性食物繊維は搾りかすとして除去されてしまいます。ビタミンCは加熱殺菌処理の際に一部が失活します💧。

しかしこういった製造過程の影響を受けない栄養素もあります。鉄やカリウムなどのミネラル、野菜の色素であるカロテノイド(リコピンやβ-カロテンなど。)などです😲。こういった栄養素は、野菜ジュースのような加工品で摂った方が、吸収率が高くなります。実際そういった報告がありますし、栄養素の効果が確認されています😊。

栄養素の補給の面では、野菜ジュースは活躍できる場面がありそうですね。うまく使うといいかもです👍。

しかし、歯医者さんからすると1つ問題があります。野菜ジュースは「飲む。」だけで「咬む。」という動作が伴いません💦。「咬む。」という動作はお口の周りの機能の強化・促進に関わりますし、全身的にも大きな影響を与える動作です。これがまったく無いのは、かなり問題です😅。

こういったことから、市販の野菜ジュースや野菜ふりかけが野菜のかわりになるかといえばなりえません😞。野菜は食事でとるのが1番であり、野菜ジュースはその補助、野菜ふりかけは補助の補助、さらに補助といった位置づけになります。とはいっても、忙しい時もありますし、どちらもおいしいですよね。市販の野菜ジュースなんて各社工夫を凝らしています。うまく活用するのは悪くないと思います。

インプラントをしている人はフッ素入り歯磨き粉を使ってはいけないの?

さて今回はよくある質問からです。実は以前似た内容で投稿していますが、よく聞かれるため改変してのお伝えになります。その内容は、「インプラントをしている人はフッ素入りの歯磨き粉を使ってはいけないの?」というもの。インプラントしていない方からすると❓って感じでしょうね。ひょっとしたらインプラントをしている方でも、まだまだインプラントとフッ素の関係について知らない方がいるかもしれません。まず、どういったことかみていきます。

 

インプラントにはチタンが使われています。とても優れた金属材料で、現在インプラント治療はこれなしには成立しないといっても過言ではありません😊。からだはふつう、異物が入ってくると排除しようとします。でもチタンは、顎の骨に埋め込んでも排除されずに、むしろがっちりと骨と結合してくれるんです。その他にも腐食しにくく、アレルギーも少ないなど、からだに埋め込む材料として、とても優れた性質を持っています。

 

ところが弱点があって、チタンはフッ素に触れると腐食してしまうんです。現在販売されている歯磨き粉にはたいていフッ素が入っているので、心配になるのも仕方がありません。高価なインプラントが錆びて折れたりしたら大変ですからね💦。

 

でも、安心していただいて大丈夫です😊。チタンがフッ素でどれほど腐食するのかについては、きちんと調べた研究データがあり、その研究をまとめたものがレビュー論文としてまとめられています。少しみてみましょう。

 

⓵、pHが4.7以下の強い酸性の環境では、フッ化物の入った歯磨き粉でチタンが腐食する可能性はある🥶。酸性の飲食物の摂取で一時的にお口の中のpHが4.7以下に下がることはあるが、この低下は短時間で速やかに回復する。そのため通常の環境下において、日本で販売されている歯磨き粉のフッ素濃度でチタンが腐食する可能性は極めて低い😊。

 

⓶、フッ化物を含んだ歯磨き粉を使用しての歯磨きと、歯磨き粉を使用しない歯磨きを比較してもチタン表面への侵襲の程度に差は無かった😊。

 

⓷、お口の中では唾液によりフッ素濃度がさらに低下するため、チタンを腐食する可能性は極めて低い😊。

 

⓸、チタン部分は顎の骨の中にほとんど埋まっている。お口の中にでる部分も人口の歯で覆われている。そもそもフッ素と接触することが限定的である😊。

 

逆にいい効果もまとめられています。

 

⓵、フッ素の利用でチタン表面への細菌の付着が抑制されたΣ(・ω・ノ)ノ!。

⓶、フッ素の作用でばい菌の酸を産生する力が抑制された。このためチタンが腐食するpHになりにくくなるΣ(・ω・ノ)ノ!。

また総括として、インプラントが入っている方において、フッ素を含んだ歯磨

き粉の利用を中止する利益は無く、中止により残っているご自身の歯の虫歯の

リスクの増加が懸念される、となっています。(実際の文章をわかりやすく改変

しています。)そのため日常的にフッ素入りの歯磨きを使用していただいて大丈夫です。

 

ただし、歯科医院でのフッ素塗布には注意が必要です🙅。歯科医院で塗布するフッ素は高濃度となっているため、当院でも酸性のフッ素塗布剤については使用を控えるようにしています。使用する場合もインプラントの入っている歯を保護して用います。

 

ちなみにインプラント自体は虫歯にはなりません。でも、歯周病にはなります。インプラント周囲炎と呼んでいます。インプラントを支える顎の骨が無くなれば、とれちゃうことも😲。しっかりケアしましょうね。

入れ歯に使われる人工歯!

今回は入れ歯に使われる人工歯について少し学んでみましょうか。みなさんは入れ歯をみたことはありますか❓。人工歯とは入れ歯についているまさに歯の部分です。あまりまじまじとみることはないですよね😊。

この人工歯ですが、かなりの種類があります。前歯や糸切り歯、奥歯などはもちろんですが、歯の大きさ、歯の形態(丸みをもたせたり、角ばっていたり。)、歯の色など多くのラインナップがあるんです。どんなお口の中でもちゃんと対応できるようになっています😲。

素材も大きく分けると4つあります。それぞれみてみますと、

◎レジン歯◎

入れ歯の床と呼ばれる部分(ピンク色の部分。)と1番似ている素材のため、ひっつきやすくはずれにくいです。着色も付きにくいため前歯で使われることが多いです✨。奥歯で使用すると硬度が弱めのため咬耗や摩耗しやすいのが欠点ですが、入れ歯の咬む時の音(カチカチなど。)が気になる方には音が出にくくなりますし、咬み合わせが不安定な方は逆になじみやすかったりします😊。ちなみに保険診療で使用可能です。

◎硬質レジン歯◎

レジン歯より高度が高いため奥歯でよく使われています。見た目もいいですね👍。レジン歯に比べると若干はずれやすく、着色が付きやすいのが欠点ですが、バランスがとれた人工歯といえます。これも保険診療で使用可能であり、1番よく使われています😊。

◎陶材◎

見た目もよく、着色もつきにくい、硬度も高く咬耗や摩耗もしにくいです。長期に安定しているのですが、調整しにくく、入れ歯の床の材料であるレジンとの接着性が無いためはずれやすいですね。また破折を起こすことがあり、修理は他の人工歯より難度が高くなります💦。入れ歯特有のカチカチ音もでやすいですね。これも保険診療で使用可能なのですが、あまりみることはありません💧。

◎金属歯◎

奥歯のみに使用されます。弱い力でも咬み切れるように設計されています。保険診療で使えないこともあってか、私はみたことないです( ノД`)シクシク…。

人工歯の素材はお口の中の状態で私たちが決めることが多いです。歯の大きさ・形態・色についてはある程度ご要望に沿えますのでいっていただければと思います😊。人工歯を1番使うのは入れ歯を作るときになりますが、入れ歯の修理でもよく使います。また、歯と歯の間の隙間に、人工歯を接着剤で歯にくっつけて治してしまったりすることもありますし、仮歯として使うこともあります。ひかる歯科ちえこども歯科では歯医者さん体験の虫歯治療のコーナーでも大活躍していますね😲。結構入れ歯以外でも使えるところがあって重宝しますよ。一家に1つはあっていいかもです。

歯周病菌の感染時期っていつ?

虫歯や歯周病が感染症であることがだいぶ知られてきました🦠。特に虫歯に関しては、歯が出始めた頃から感染が始まることを知っている方が多くなってきたと思います🦷。とくに虫歯菌が1番感染しやすいのは、2才頃(概ね1才半から2才半。)です。この時期は『感染の窓』とも呼ばれており、本当に虫歯菌の感染が起きやすい、時期となっています。しかし、この時期を乗り切ると、虫歯菌の感染や虫歯になる可能性をずいぶん下げることができます😊。

 

一方、歯周病菌はどうでしょう。実は、歯周病菌と虫歯菌の感染の仕方は大きく異なります🦠。ひどい歯周病のお子さんってあまり聞いたことありませんよね。それもそのはず、歯周病菌の大ボスであるばい菌(Porphyromonas Gingivalis、ポリフィロモナスジンジバリス)の感染は早くても18才以降だからです😲。しかし、それまでは歯周病に注意しなくても大丈夫というわけではありません。大ボスのばい菌を呼び寄せるための下地作りが着々と進んでいます💦。

 

歯周病菌の感染はピラミッドを積み上げるような様式で感染が進んでいきます△。まずは最下層、害のない善玉菌や歯周病に対して弱い病原性を持っているばい菌が入り込んでいきます💦。これは小学校入学前から始まることがわかっています。そして、これらのばい菌が十分に定着すると、次に歯周病に対して中等度の病原性を持っているばい菌が入り込んできます💦。これは小学校高学年から中学校頃から始まるとされています。そしてこの、歯周病に対して中等度の病原性を持っているばい菌が十分に定着すると、歯周病に対して高い病原性を持っているばい菌が入り込んでくるんです💦。前述した歯周病菌の大ボスであるPorphyromonas Gingivalisはその中でも最上層、最後に入り込んできます。まさに大ボスです👿。

 

このように歯周病菌の感染は、幼い頃より長い時間をかけて様々なばい菌が感染することにより、ピラミッドの様に積み上げられていきます。必ず下層から順番であり、上層から始まることはありえません。Porphyromonas Gingivalisが棲み着くまで、着実にばい菌の質・量ともに増やしていく(プラークコントロールが悪い。)ことが必要なのです🥶。

 

1度ピラミッドができてしまうと崩すのは難しくなります😞。歯周病の感染の感染を防ぐには、このピラミッドを作らせないことが大事になります😊。ピラミッドは下層がしっかりしていないと、その上を作り上げることができません。幼い頃からのプラークコントロールが大事となり、しかも継続していく必要があります。お子さんの頃にこの習慣をつけるのがベストです👍。仮に作られたとしてもできるだけ小さなピラミッドにしたいですね。そうしたら、最上層に居座れるPorphyromonas Gingivalisが少なくなります。

小・中学生の頃にきちんとプラークコントロールができていた、虫歯が無かった、定期的に歯医者さんに受診をしていたようなお子さんは、歯周病菌に感染しにくく、歯周病も防ぐことができます👍。お子さんの頃は虫歯ばかりに目が行ってしまうと思うのですが、虫歯対策は歯周病対策にもなっています。頑張ってやっていきましょう。

 

虫歯や歯周病とお口の癌!

さて今回はお口の癌のお話です。みなさんはお口の中に癌ができることをご存じでしょうか❓。すべての癌の2%程ですので、あまりなじみは無いかもしれませんね。しかしお口に癌ができてしまい切除となると、見えやすいところであるため見た目の問題が大きく、食べる・しゃべるなどの機能にも影響がでることが多いため結構大変です😞。そんなお口の癌ですが虫歯や歯周病がその原因となりえるといわれています。

とはいっても虫歯や歯周病のある方すべてが口腔がんになるわけではありませんし、直接的な原因となるわけでもありません😅。発癌の要因となる後天的な遺伝子異常は、細胞が分裂するときに発生します。これは確率の問題となるため、細胞分裂が多くなるほど発生する可能性は高くなります。そして健全な組織より、常に傷ついていたり刺激を受けている組織の方が修復のため細胞分裂の数が多くなります。癌細胞ができる確率が上がるのです。

では虫歯はどうでしょうか❓。虫歯で歯が欠けたりしていると、欠けている部位が頬や唇、舌などに触れて、傷になったり刺激となります。それが何年も続くと癌が発症する可能性が高まるのです。

歯周病は歯ぐきの怪我そのものです。歯周病は歯ぐきが全体的に傷ついている状態と同じです。常にばい菌に刺激も受けています🦠。範囲も広くなることから、歯周病の方が悪質かもしれません。

そういったことを示唆する報告もあります。お口の中の癌が発症した患者さんの歯磨きの回数は、発症しなかった方に比べて有意に少なかったそうです💦。また、お口に中の癌が発症した患者さんは、虫歯や治療済みの歯が多く、歯周病も進んでいる傾向がみられました💧。お口の中の状態が悪いと、慢性的な刺激や炎症が常にある状態になり、修復のため細胞分裂の数が増えます。結果として癌発症の原因として影響を与えているといえます😅。

お口の中の癌の発症原因として、虫歯や歯周病はそんなに上位に入るわけではありません。必要以上に怖がる必要はないでしょう。どちらかといえば虫歯や歯周病そのものの為害性の方が大きいと思われます。どちらにしてもお口の中は、きれいにした方がよさそうですね😊。

ちなみに虫歯や歯周病だけでなく、歯並びや入れ歯なんかも歯ぐきや頬、唇、舌なんかを傷つけたり、刺激する要因になりえます。銀歯もアレルギーなどもあるぐらいですから、何かしら関わってくるでしょうね。恐がり過ぎるのも考え物ですが、少しは気にしてもいいかもしれませんね😢。

夜な夜な研いでいます🔪

今回はひかる歯科ちえこども歯科に務める歯科衛生士さん達のお話です。彼女たちが毎日のように研いでいるものがあります🔪。夜な夜なは嘘ですが、時間が空いた時に研ぎまくっています🔪。

歯科治療は外科処置が多いので刃物も多く使います。代表的なのは『メス』ですね。ただこのメスについては、現在は使い捨てのものがほとんどです😲。メスの先、刃の部分だけ替えられるようになっており、当然患者さん毎に替えています。昔はきちんと研いでいたのでしょう。漫画「ブラックジャック」の中でも、メスを研ぎ師に研いでもらうシーンがあります。その時は1千万支払っていましたね💦。良い仕事には良い道具が必要であり、それだけの投資も必要ということでしょうか。ちなみにこの回で、この研ぎ師は心停止で亡くなるのですが、遺言のような手紙が残されています。その内容は、「天地神明にさからうことなかれ、おごるべからず、生き死にはものの常也、医道はよそにありと知るべし。」となっています。実は医療とはなんなのかに踏み込んだ神回だったりします(/・ω・)/。医療従事者の中では結構人気のある回となっています😊。

すごい勢いで脱線しましたが🙇、ひかる歯科ちえこども歯科の歯科衛生士さんが研いでいるのは『ハンドスケーラー』といわれるものです。何をする器具かといいますと、歯石を除去する器具です。

歯石を除去する器具というと最近はピーっという音と振動、しかも水を出しながら使う超音波スケーラーが主流となっています。歯石を取ったことある方は必ず使われていると思います。これとは違って完全手用で用いる『ハンドスケーラー』と呼ばれるものがあるのです。超音波スケーラーではきちんととれない歯石や中等度の歯周炎以上の方に行う麻酔を使っての歯周病治療の際には大活躍します。まだまだ必要不可欠な器具です😲。

この『ハンドスケーラー』は複雑な歯の形態に対応するため、前歯用・奥歯用があったり、歯の面によって使い分けがされていたり、刃の大きさも様々となっています。種類が豊富で、結構研ぐのが大変です。今のところ『メス』のように先だけ替えるようなことはできません( ノД`)シクシク…。

しかし、研いである『ハンドスケーラー』と研いでいない『ハンドスケーラー』ではその差は歴然ですΣ(・ω・ノ)ノ!。まったく切れ味が違いますΣ(・ω・ノ)ノ!。患者さんに対して最小限の侵襲で最大限の結果を出すためには必要なことです。

この『ハンドスケーラー』を研ぐことをシャープニングと呼んでいます。ひかる歯科ちえこども歯科の歯科衛生士さんたちが真心こめてシャープニングした『ハンドスケーラー』を是非試してみてくださいね。お待ちしていますよ🔪。

 

インビザラインフルの治療事例に治療事例9を追加しました

インビザラインフルの治療事例に治療事例9を追加しました

上顎に食べ物が残りやすい・・・😞

今回は食事中のトラブルについての質問です。そのトラブルとは、『上顎に食べ物がよく引っ付いて残っている。』というものです。わかる方には、口蓋といった方がいいかもしれませんね。

御高齢の方やお子さんでの相談が多いです。食事をするといつも上顎に食べ物が残ってしまっているんですね💦。食事はしっかり飲み込まないといけません。確かに気持ち悪いし、気になりますよね😞。

この原因としては大きく2つです。対応法とともに見ていきましょう。

○唾液の分泌が悪い。○

唾液の分泌が悪いと食べ物をうまくまとめることができませんし、パサパサして飲み込みにくくなります💦。結果として上顎に残りやすくなります💧。御高齢の方で多い原因ですね。

唾液の減少については原因が多岐にのぼります。加齢やストレス、全身疾患や薬剤によるもの、唾液腺(唾液を作るところです。)への外科手術や放射線治療、口呼吸などたくさんあります😲。1度歯医者さんへ相談していただいた方がいいのですが、自分でやれる対応策もいくつかあります。

⓵、唾液腺マッサージ。

頬や下顎の骨の内側に大きな唾液腺があります。そこをさするように、押すようにマッサージします。くわしくは【唾液腺マッサージ】で検索してみてください。たくさんでてきますよ😊。

⓶、お口をしっかり動かそう。

食事をよく咬んでする、おしゃべりをたくさんする、お口の運動(あいうべ体操なんか有名ですね。)をするなどたくさん方法があります。

⓷、唾液がでやすくなる食べ物を食卓へ。

レモンとか梅干しとか、酢の物とかですね。唾液がでてきませんか❓。ちなみに私は梅干し苦手です😢。

⓸、水分補給をしっかりと。

御高齢の方ですと水分補給自体が足りていないことも多いです。脱水などの原因にもなりますので注意してくださいね🙅。

○舌の動きが悪い。○

こちらは御高齢の方、お子さんとも多い原因になります。特にお子さんでは最近増えています。対応策はお口をしっかり動かすことですね。特に舌に対する訓練は効果が高くなります👍。おしくらまんじゅうのように舌をあらゆる方向から指などで押したてそれを押し返す、舌を前方・左右・上下にできるだけ大きい範囲で動かしたりしましょう。舌圧子やペコぱんだ🐼など、舌を鍛える道具も売っていたりしますよ。唾液の分泌も促進され一石二鳥です😊。

最近はお口の機能低下が問題となっており、それに伴うトラブルも増えています。保険診療でもその改善を目的とした、検査や治療が保険導入されたぐらいです。お口は食べたり、しゃべったり、とても大事なもの。できれば普段の生活の中で鍛えられるといいですね。

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