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歯ブラシの交換時期は❓

歯ブラシの交換時期どうしていますか❓。歯ブラシは毛先のコシが命です。毛先が開いて、コシが無くなってくると汚れを落とす力がどんどん落ちてしまいます。きちんと歯磨きしているつもりでも、まったく汚れが落ちていないなんてこともあるかもです💦。適切な時期に交換するのが望ましいですね😊。

 

よく聞くのは、『1ヶ月で交換しよう。』でしょうか。しかし、1ヶ月がベストという明確な証拠があるわけではないのです。ただ、定期的に歯ブラシを交換した方が良いという研究や調査報告は結構あります😲。

 

 

🌟研究1。🌟
小学生を対象に生活習慣と虫歯の関連性を検討した研究の中の1つです。歯ブラシの交換時期が「1~3ヶ月ごと。」の児童と、歯ブラシの交換時期が「3~6ヶ月ごと。」の児童で、虫歯の数を調べました。結果は、歯ブラシの交換時期が短い児童の方が虫歯の数が少なくなりました。

 

🌟研究2。🌟
定期的な歯ブラシ交換の有効性を調べた研究です。2週間ごとに歯ブラシを替えるグループと1度も歯ブラシを替えないグループの2つを作り、10週間経過をみました。結果は、同じ歯ブラシを10週間使用したグループでは、歯ブラシの毛先の開き具合が大きく、磨き残しも多くなったそうです。

 

うん、確かに歯ブラシは定期的に替えた方が良さそうです。でも、どこにも1ヶ月で替えるべきという根拠はありませんよね💦。どうしてかといいますと、歯ブラシの毛先の開き具合(歯ブラシの劣化具合といってもいいかもしれません。)は個人差が大きいのです。1日に何回、どれぐらいの時間歯磨きをするのか、歯ブラシをあてる力はどうか、歯ブラシを咬んだりしていないかなど様々な要素が絡んできます。使い方だけでなく製品によっても変わってくるでしょう。そのため、すべての人が1ヶ月で歯ブラシを交換した方が良いとは言えません😢。もっと短い期間で変えた方が良い方もいるでしょうし、2ヶ月、3ヶ月使っていても大丈夫な方もいるのです。

 

ただまったく意味が無いわけではありません。歯ブラシの使用状況がわからない場合や、集団を対象に歯ブラシの交換時期について説明するときは、期間がはっきりしていてわかりやすいです。これはこれで意義があります👍。
しかし本来は、毛先の開き具合をみて歯ブラシを交換すべきです。歯医者さんに通われている方は、ご自身が使っている歯ブラシもみてもらうことをお薦めします。歯ブラシのやり方だけでなく、交換時期などについてもアドバイスできることがあります😊。なんでもご相談くださいね。

8月13日から17日までお盆休みです

この度の熊本豪雨で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
当院も駐車場は浸水しましたが、建物は無事でした。
県内では多くの被害がでたという報道をみました。
被害にあわれた皆様の安全と、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

8月13日~17日までお盆休みとなっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

キシリトールの全身への影響は❓

キシリトールはずいぶん有名になりましたね😊。もう知らない方はいないのではないでしょうか。虫歯菌のエサにならないため、虫歯にならない甘味料として今もたくさんの製品に使われています。他にも虫歯菌の増殖を抑える🦠、歯垢(プラーク。)が歯の表面に付きにくくなる、歯の再石灰化効果があり歯を強くしてくれるなど、虫歯にならないだけでなく、虫歯の予防効果もあることがわかっていますΣ(・ω・ノ)ノ!。キシリトールの効果

 

キシリトールは白樺や樫、ブナなどから抽出されるキシランヘミセルロースを原料にして工業的に作られています。ただ、自然界にも普通に存在しており、多くの果実や野菜に含まれています。例えばイチゴには、乾燥重量100g中に300mgほど含まれますね🍓。現在流通しているキシリトールは人工的に作られたものがほとんどですが、もともと自然界にあるものですね😊。

 

甘味は砂糖とほぼ同等、口の中で溶ける際に熱を吸収する性質から、摂取すると爽快感や清涼感があり、くどさの無い甘みが特徴です😊。そのため、ガムや飴などで重宝されています🍬。

 

全身的な影響ですが、まずカロリーが砂糖より低いです。キシリトールのカロリーは砂糖の約75%ほどですね。また、血糖値を下げるインスリンとは無関係に代謝されます。血糖値の上昇もないため、糖尿病患者の食事にも活用されています。ということは、ダイエットにも使えますね😊。

 

そうなると、どんどん使えばいいと思うかもしれません。ただ、そう簡単にはいかない事情もあります💦。
まずはコストの問題。他の甘味料(砂糖を含めて。)より割高です。
そして、有名な副作用としては下痢でしょうか。キシリトールを含む製品には、『食べ過ぎるとお腹を下す可能性がある。』と注意書きがされていますね😞。キシリトールは胃や小腸ではほとんど消化されず大腸へと移行していきます。少し難しい話になりますが、大腸内の浸透圧が上昇し、大腸内の水分の吸収が抑制、大腸内に水分が引き込まれることになります。結果として下痢や腹部の不快感が生じるのです💧。緩下剤を服用している方や、お子さんが摂取する場合は注意が必要ですね。

 

また、アレルギーの報告もあったりします😲。症例は多くないのですが、食品や歯磨き粉・薬剤に含まれるキシリトールが原因とされています。天然にもあるといっても油断はできません。

 

キシリトールは世に出てだいぶ時間が経っており、その有効性や為害性ともだいぶはっきりしています。近年、他にも様々な甘味料がでてきていますが、キシリトールはかなり名前が売れている甘味料ですね。今後も、いろいろな製品が出てくると思われます。正しく使って、有効に活用しましょう。

隠れ虫歯にご注意をΣ(・ω・ノ)ノ!

今回は隠れ虫歯についてのお話です。隠れ虫歯って何って感じですよね❓。隠れ虫歯の定義は、『視診(見る検査。)では見逃されるが、レントゲン検査や他の虫歯検査機器によって探知される象牙質(歯の表層はエナメル質という生体で1番硬い組織で覆われています。その内側に象牙質があります。)まで進行した虫歯である。』、となっています。ようは、見た目は大丈夫だけど、結構進んでいる虫歯と思ってください😢。削っての治療が必要な状態です。英語では「Hidden Caries」と呼ばれています👹。

 

 

どれぐらいみてもわからないかといいますと、診療室でしっかりみてもわからいほどです。私の目が“ふしあな”であることを考慮しても、みるだけでみつけるのは難しいです。当然、学校歯科健診などでは絶対にみつかりません😢。だって、穴どころか色も変わっていないことがあるのです。本当にとんでもない奴なんです。

 

しかも頻度もまずまず高いです。研究報告によって差はあるのですが、大臼歯と呼ばれる奥の大きな歯(前から6番目、7番目の歯。)で10%ぐらい、小臼歯と呼ばれる真ん中ぐらいの歯(前から4番目、5番目の歯。)で1%ぐらいとされています。大臼歯の10%は結構高い数値ですよね😢。しかも、複数歯で認められることもあり、1歯でみつかったら全体調べた方がよくなってしまいます💦。

虫歯は怖い

 

 

とにかく、みただけではわからない大きめの虫歯が10%はあるということです。歯医者さんならレントゲンを撮ると思わぬところに虫歯がみつかる経験はみんなあるはずです🥶。そのため、私達歯医者さんも基本疑いの目でみています。少しでも不安がある、患者さんに症状があればレントゲンを撮らせていただきます。虫歯のリスクが高いと必要と判断すれば、特に何もなくてもレントゲンを撮りますし、定期的にレントゲンを撮らせていただく場合もあります👍。ただ、レントゲンの撮り過ぎは別の意味で問題ですから、そこは考慮しながらになりますね。

 

みなさんも注意してください😲。学校歯科健診のような集団健診でみつからない虫歯はたくさんあります。隠れ虫歯のように、歯医者さんでみてもわからない虫歯があるぐらいですからね。当然です🙇。健診で大丈夫でも気になることがあったら、歯医者さんへ行くようにしましょう。少なくとも健診よりは正確にみることができますし、必要ならレントゲンなど精密検査も行えます。90%は空振りになるかもしれませんが、10%にあたる可能性がありますし、当たった場合は早期の治療が可能になります。歯の寿命を確実に伸ばせるのです。隠れ虫歯は大きめのことが多いため、みつけるなら早い方がいいです👍。気になることがあればいつでもご相談ください。

開催、第12回歯医者さん体験( ゚Д゚)。

今年もやりましたよ。毎年恒例、歯医者さん体験です🎉。ひかる歯科ちえこども歯科の開業以来、8月第1週の水曜日に必ず行っています。そこそこ人気があり、毎年定員は軽々埋まってしまいます👍。もちろん無料でお土産つき🎁。現在、参加対象となる方は、定期健診や矯正治療などで長く定期的に来院されているお子さんとさせていただいております。

 

実は開業して3年ぐらいは大体的に広告を出して募集をしていました。学校新聞なんかにも出していたんです。するとどうなるか❓応募が多すぎて応募者の把握や参加者の選別、そしてその連絡などすごく大変だったんです( ノД`)シクシク…。ひかる歯科ちえこども歯科程度の規模の企業では、かなりの負担となってしまいました。当時は今より人も少なかったですしね😢。電話がずっと鳴っている感じになっていましたね、、、、💧。まあ、そういった反省も踏まえて、現在のように長く通っていただいているお子さん限定のイベントとなっています😅。

 

内容は始めに歯や歯ぐきについての講習が15分程、話し上手な歯科衛生士さんにしてもらっています。その後は4グループに分かれて4つのセクションを回ってもらうのですが、お子さん達には手術着を着てもらうんです👘。雰囲気でますよー!終わったらみんなで記念撮影を行い、お土産をもらって終了です。

 

4つにセクションについてみてみましょう😊。
⓵、お口の中にどんな歯があるかみてみよう🎉。
自分のお口の中にどんな歯があるか鏡でみながら確認します。そしてそれ
を紙に書いたりシールを張ったりしながら同じ状態を作っていきます。歯医者さんでは『歯式を取る。』という処置ですね😊。

 

⓶、歯医者さんのチェアーや機械、器具を使ってみよう🎉。
実際に歯医者さんが使うチェアー(患者さんが座るイスですね。)を動かしてもらいます。チェアーには模型(ファントムジョージ君と呼んでいます。)が置かれており、その模型のお口の中を歯医者さんの器具(ミラーなど。)でみてもらいます。いつもは見られる側でしょうから、ちょっと不思議な感覚になりますよ👍。そして歯医者さんが清掃で使う機械と器具(電気エンジンとそれに取り付けるブラシ)を用いてファントムジョージ君のお口の中をきれいにしてもらいます。

 

⓷、型取りをしてみよう🎉。
皆さんもお口の中の型取りをしたことあるのではないでしょうか。アルジネートと呼ばれる粉と水を混ぜて練り合わせ、実際に型取りをしてもらいます。うまく練り合わせるのは結構難しいですよ😊。

 

⓸、白い詰め物をしてみよう🎉。
歯につめる白い材料(コンポジットレジン、CRといいます。)を使って、虫歯治療をしてもらいます。特殊な光をあてると固まる材料で、みんな夢中になって詰めていますよ。4つのセクションの中で1番人気です😊。
いかがでしょうか。おもしろそうだと思ったら是非参加を検討してみてください。私達も自分のしている仕事に興味を持っていただければ大変嬉しく思います。

歯を打って歯の根っこが折れた😢

今回はできれば起きてほしくない、歯を打ったり、ぶつけたりしたときのお話です。いわゆる外傷のときですね😢。

歯の外傷は大人・こどもとも起こりますが、大人の場合は交通事故など全身的に重傷なことが多く、歯の治療は後回しになることが多いです。こどもの場合は転んだり、何かにぶつかったりで起こることが多く、局所的な外傷であるため、外傷が起こってすぐに連絡があることが多いですね💦。
ひかる歯科ちえこども歯科にも保育園や小学校、保護者の方からよく連絡が来ます☎。
多い日は1日に外傷が何人も重なったり、毎日外傷のお子さんが来院される週もあります。

 歯をうった場合、状況は大きく3つに分けられます。まずは「歯が折れた💦。」、そして「歯が揺れている💦。」、最後に「歯が抜けた💦。」です。今回は「歯が折れた💦。」、それも歯の根っこが折れたときの対応法をみてみましょう。

 歯の根っこだけが折れている場合、見ただけではその状況はわかりません。歯の根っこは歯ぐきの中、骨の中に埋まっているからです。レントゲンを撮っての判断となります。外傷で歯が折れている場合、歯の根っこに対して縦に割れていることまずありません。横もしくは斜めに割れていることがほとんどです。

 こういった場合にどうするか❓。実は割れている歯の根っこをひっつけたりすることはありません。そもそも骨の中なので無理です。基本は放置となります😲。歯の位置が変位している場合は、元の位置に戻して固定(隣の歯とくっつける処置です。骨折した時のギブスみたいなものと思ってください。)します。また、揺れが強い場合も固定を行います。歯の根っこが折れているときの固定は。大体3ヶ月ほどするのですが、固定を外した後は経過をみるだけのことがほとんどです。割れている歯の根っこはその後もさわりません。

 状況によっては神経を取る、歯を抜くとういう選択肢も出てくるのですが、ほとんどのケースではまず大丈夫。治療するにしても固定だけで経過は良好です。これは私だけがそういう治療方針であるわけではありません。外傷の治療で有名な先生がいるのですが、その先生いわく、『外傷で歯の根っこが折れた場合の最もよい治療は、歯医者さんに行かないことである。』です。それぐらい外傷で歯の根っこが折れた場合に、歯を抜いてしまう先生が多いのでしょう😢。

 折れている歯の根っこはその後どうなるかというと人によって様々です。レントゲンで確認していくのですが、あまり変わりなく安定していたり、骨が入り込んでいるように見えたり、歯の根っこが少しずつ無くなっているようにみえることもあります。しかしどのケースでも結構大丈夫。症状はなく、咬むのも問題無いですね😲。見ている方としては、やっぱり不安や心配があるのですが🥶、くっつける方法が無いのでそのままです。

 外傷で歯の根っこが折れた場合でも、すぐに神経を取ること、ましてや歯を抜くということは考えません。人の治る力はすごいです。それを信じて放置、これも立派な治療なのです。でも、見守る勇気がいるんですけどね。
 

歯に角がある場合・・・👹

今回は特殊な歯の形についてです。おとなの歯で多くみられるため、歯の交換時期に、保護者の方が、『歯に角がある。』、『歯に尖っている部分がある。』というような訴えでやってきます👹。それぐらいみたらすぐわかるほど、目立っています😲。
 
1番多いのは下の真ん中ぐらいの歯、前から4番目と5番目の歯の咬むところです。上の同じ歯、同じところにでてくることもあります。どう見てもおかしな角がでているのです🥶。多いときは8本すべてに角がでているときもあります。これを私達歯医者さんは、中心結節と呼んでいます。
そして、上の前歯の裏にもでてくることがあります。これもみたら、すぐわかるほど目立っていますね。こちらは切歯結節とか棘突起と私達歯医者さんは呼んでいます。

さて、これら特殊な歯の形、ほうっておいていいのでしょうか❓。普通に生活している分には目立たないので、そのままでも良さそうです。しかし状態によっては、そうもいかないのです😲。
まず、最初の問題は歯の形が複雑になっていることです。複雑になっているということは汚れが溜まりやすく、磨きにくいということですね。虫歯になりやすくなってしまうのです🦠。そのため、汚れが溜まりやすくなっているところを埋めることで対応します😊。
でも、ちょっと待ってください。尖っているのなら削ればいいじゃんって思いませんでしたか❓。思いますよね❓。ところがそう簡単に削るわけにはいかないのです。

何故かといいますと、この尖っている部分に歯の神経が走っていることがあるのです。下手に削ると神経が傷ついて、歯全体の神経を取らないといけなくなるときもあります😞。虫歯も無いのにそれは避けたい。基本は摩耗していくのを待ちます。削るにしても少しずつ慎重にとなります。一気に削るなんてありえないのです。

時々ですが、この中心結節や切歯結節が折れてしまうことがあります。角ですからおれることもあるんですね👹。しかし、これが結構問題なのです。折れたところに神経が走っていると、そこから刺激やばい菌が入り込んで、歯の神経が悪くなることもあります。痛みや腫れがでてきて、治療を余儀なくされます🥶。実際、痛みや腫れがでてきて受診され、中心結節や切歯結節の破折が原因による場合があります。そういったことを防ぐために、周りを埋めて補強してあげるときもあるんです。そしてこの場合も、あとは自然に摩耗していくのを待ちます。

この中心結節と切歯結節は珍しいものではありません、特にひかる歯科ちえこども歯科はお子さんが多いので、よく目にします。角が小さければそのままでもいいのですが、大きいときは前述した説明を行い、処置を行わせてもらっています😊。おとなの歯がでてくるときはよくみてあげてくださいね。ちょっとでも変だなと思ったらいつでもみせてください。

出たばかりの歯は弱いのです😢

お子さんの歯が出てくるの楽しみですよね😊。こどもの歯は生後6ヶ月ぐらいから出てきます。おとなの歯は6才頃から出てきたり、生え変わったりしてきます。見ていて嬉しくなりますよね✌(‘ω’✌ )。

 でも注意していただきたいことが1つあります🥶。それは、出たばかりの歯は弱いということです。弱いというのはどういったことかというと、軟らかいということです😲。もちろんプヨプヨするほど軟らかくはないのですが、削るとさくさく削れてしまいます。大人の方の歯とは明らかに硬さが違います。当然、虫歯になりやすいのです。

 でも、どうして大人の歯になると硬く強くなるのでしょうか❓。今回は歯が硬く強くなる過程を少しみてみましょう。
 実は、歯は2段階を経て硬く強くなります。第1段階は歯がお口の中に出てくる前です。歯は顎の中で少しずつ作られていきます。こどもの歯なんかは、お子さんがお母さんのお腹の中にいる頃から作られ始めるんですよ😲。最初は歯胚といって軟らかい状態から始まります。歯を作る細胞が現れ、歯の形を作っていきます。そこに血液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そしてお口の中に出てきます。

 お口の中に出てくると第2段階開始です。今度は唾液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そして、このときに歯を強化してくれるフッ素も一緒に付きやすいです。そのため、歯が出てきてばかりのときにフッ素を応用するのは大変効果的です😊。歯がしっかり硬く強くなるのに、大体歯が出てきて3年ほどかかります。実際、歯が出てきて3年以内に虫歯になる確率は大変高いです💧。

 見ただけでは歯が変わっているかどうかは正直わかりません💦。流したてのコンクリートを考えてみてください。遠くから見ても固まっているかどうかはわかりませんよね。でも、間違って踏めば足の型が付いてしまいます。でも、固まってしまえば大丈夫、足の型は付かなくなります。歯も同様なのです。出たばかりの歯は一見硬く見えますが、流したてのコンクリートなのです😢。

 そして、この影響を1番受けやすい歯があります🙅。それが12才臼歯、前から7番目の歯で、大体12才頃に出てくるのでこの名がついています。これ以前に出てくる歯は、乳幼児期や小学生の頃となります。比較的保護者の方の管理下に置かれていることが多く、歯医者さんにも定期的に来てくれるためあまり悪くなりません。ところがこの12才臼歯は中学生になる頃に出てきます。保護者の管理下から外れる頃であり、歯磨きが不十分になりがちです。塾や部活・友人関係なども大きく変化します。食生活や間食などの日常習慣も大体歯に悪い方に変わりますし、歯医者さんに来る頻度も下がりがちな時期なのです💦。そして反抗期でもあります。言うことなんか聞きゃしない(# ゚Д゚)。他の歯は大丈夫なのに、この12才臼歯だけすごく悪くなっていることも珍しくありません😅。

 歯は出てきたばかりは弱い。このことを知っていただければ助かります。知っているだけでも、だいぶ変わってくると思います。そして、注意が必要なのは歯が出てきて3年。3年すると歯はずいぶん硬く強くなっていきます。それまでしっかり悪くならないようにしましょう。

顎関節症もいろいろです😲 あなたの顎関節症はどのタイプ?

さて、今回は顎関節症のお話です。聞いたことありますか❓。症状としては「お口を動かすと顎に音がなる。」「お口を動かすと顎が痛い。」、「お口が開きにくい、開かない。」、などですね🥶。受診理由としてはまずまずの頻度です。
 一昔前は比較的若い女性の方に多い病気といわれていました。しかし、最近では高齢の方にも多い病気となっています。
 顎関節症ですから、当然関節絡みの病気となります。しかし、症状によって原因も変わり、処置方針も変わります。今回は大雑把に顎関節症の種類をみてみたいと思います😊。
◎顎を動かす筋肉が痛んでいる。◎
 関節を動かすのは筋肉です。関節を動かすために筋肉が無理をしていると、顎を動かす筋肉に痛みがでたり、顎が動かしにくくなります。いうなれば、『筋肉痛や肉離れ、もしくは肩こりと同じように凝っている状態。』です。結構多いですよ🥶。
◎関節部に力がかかり過ぎている。◎
 基本的に関節部は、強く咬むほど負担がかかります。そういった状態が続くと関節部に傷ができて、いわゆる炎症が起こります。いうなれば、『捻挫のような状態。』です😢。症状は痛みが多いですね。
◎関節円盤がずれている。◎
 関節には骨と骨が直接擦れないように、関節円盤という“座布団”みたいな緩衝材があります。これがずれることによって起こる顎関節症です。顎関節症の原因としては1番多いものになります😲。顎を動かすと音がでたり、痛んだりしますね。しかも、症状によってさらに2パターンに分けられます。
⓵、お口が開く場合。
 ずれた“座布団”がお口を開けるとき、もとに戻る状態です。お口を開けるとき、音がなったり痛みがでたりしますが、お口は開けることができます😃。
⓶、お口が開かない場合。
 ずれた“座布団”がお口を開けてもずれたままで、“座布団”が邪魔をしてお口を開けられなくなっている状態です。食べられないことはありませんが、日常生活に若干支障がでてきます。奥歯に虫歯があっても治療は困難な状態です💦。
◎骨に異常が出ている。◎
 関節の構成する骨自体に異常がでている場合です。変形性顎関節症とも呼ばれています。基本的にレントゲンでの診断となります。高度な変形の場合、普通の歯医者さんでは対応できないです🥶。
 どうでしょう。一口に顎関節症と言ってもいくつかの種類に分けられます。関節だけではないのです。それぞれにあった治療が必要になるんですね。関節ですから、症状の経過が長い方ほど治療も長くかかる傾向があります😲。気になる方は早めに受診してくださいね。

甘酒は身体にいい❓

甘酒について聞かれることがありました🍶。甘酒が健康にいいのかどうか、お口の中が悪くならないかについてです。まったく甘酒を飲まない方にとっては、そんな質問されるの❓って思いますよね。私も何か行事で出されでもしないかぎり、まず飲むことはないですね。毎年、初詣で加藤神社に行くと入口のところで売られているのでそれを飲むぐらいでしょうか。

初詣のルーティンワークとなっています💖。でも、実は結構愛飲家はいるようですΣ(・ω・ノ)ノ!。
 というのも、甘酒は『飲む点滴』と呼ばれており体に良いイメージがあるからです😲。たびたびテレビや雑誌でも取り上げられていますね。古くは奈良時代から日本人に飲まれてきた嗜好飲料です。原料の違いによって、⓵酒粕に砂糖などの甘味料を入れて製造するものと、⓶米麹と米を原料としデンプンを糖化することで甘味を得るものと2種類あります。酒とついていますがいずれもソフトドリンク(清涼飲料水。)に分類されています。しかし、⓵の工程で作られた甘酒には微量のアルコールを含むことがあります🍺。
 甘酒のエネルギーは100mlあたり約81キロカロリーです。同量のコーラが45キロカロリー、牛乳が65キロカロリーなので、飲料としてはかなり高カロリーとなっています😲。さらに、ビタミンB類やナイアシン、葉酸なども豊富に含まれています。これが、食糧難の時代の日本において、『飲む点滴』と呼ばれた所以の1つなのでしょう。

 それでは健康にいいかをみていきましょう。甘酒には麹菌がたくさん含まれています。コレステロールや血圧が高めの方に効果的であったという報告がありますね。うん、話題になった紅麹ですね、、、、、🥶。

 甘酒のエネルギーのほとんどは糖分で占められています。その量は清涼飲料水より多いぐらいです。そのため常用するものではありません。糖尿病へ一直線ですね、、、、、🥶。基本的に甘酒そのものを飲んで、健康に効果があったという報告は無いようです。
 また、糖分が多いということは虫歯にも注意が必要です。糖分の摂取回数と虫歯には強い相関関係があります。この点からも常飲するものではありません😞。

 間食の目安が1日あたり200キロカロリーと言われていますので、他の完食を食べないのであれば、甘酒を1日200mlぐらいならいいのかなといった感じでしょうか👍。ただし、御高齢の方や食の細い方など、少ない量でエネルギーを確保したい方には適した飲み物です。この場合、たんぱく質も一緒に取りたいですから、きな粉なんかを混ぜるとより良いでしょう。いずれにしても、『飲む点滴』といわれるほどの効果は期待しない方がよさそうですね。

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