加齢によるリスクを防ごう!
今回のテーマは加齢です。年齢を重ねるとともに、若かりし頃に難なくできていたことができなくなっていきますね😞。お酒には弱くなりますし🍺、食べる量も減ります。今やCoCo壱番屋の有名チャレンジメニュー、1300gカレー(ご飯1300g、カレールー700gで2kgです。)の完食など、絶対に不可能です(もうやってないですよ🍛。)。徹夜なんかも、もってのほかですね。昔は徹夜で麻雀を平日でもやっていたのに、、、、、。しかも連ちゃんで、、、、、。
どんなに頑張ってもやってくる加齢、お口の中や周りも例外ではありません😢。歯や歯ぐきだけでなく、唾液、お口の周りの筋肉や関節、味覚なども加齢に伴う様々な変化があります。そしてその変化の多くは好ましい変化ではなく、リスクとなってあらわれます🙅。これをできるだけ防ぎたい。ある程度は仕方ないとしても、生涯食べたりしゃべったりするのに困らないぐらいにしたい。そのためには若い頃からしておくべきこともありますし、年齢を重ねてから工夫していかないといけないこともあります。今回はそんなお話です👍。
★歯の加齢リスク。★
やはり1番の加齢リスクは虫歯です。加齢以外の要素も大きいので微妙なところではあるのですが、時間が経過するほど虫歯のリスクはどうしても上がります。虫歯菌に感染するのを遅らせたり🦠、歯磨きを頑張ったり、食事に気をつけたり、歯医者さんへ定期健診に通ったり、、、、、できることは多いです。一旦治療になってしまうと、その後定期的な治療が必要になることが多くなります。治療をした歯の数が多いほど虫歯のリスクが上がることがわかっています😲。治療のたびに歯が減っていき、最終的には抜歯となるのです💦。
歯の加齢リスクとして次に挙がるは咬耗・摩耗です。歯のすり減りといえばわかりやすいでしょうか。歯はすごく硬いのですが、食事をしたり咬み締めたりを繰り返すことで徐々にすり減っています😢。人によって歯の硬さや、食事内容、歯ぎしりや食いしばったりする頻度が違うので、すり減り方はそれぞれですが、まったく無傷な方はいません。少しずつ、でも確実に消耗していっています。そして、欠けたり割れたりしてきます💦。前述した虫歯などで歯が減っているとなおさらです。これについては車のタイヤをイメージしてもらうとわかりやすいと思います🚙。タイヤが弱かったり、運転が荒かったり、舗装されていない道を通ることが多かったりすればそれだけ消耗します。そしてパンクしてしまうのです。歯のすり減りに対してはマウスピースが効果的です。歯のすり減りはみればわかりますので、不安な方は1度ご相談ください😊。
★歯ぐきの加齢リスク。★
歯ぐきの1番の加齢リスクはやっぱり歯周病になります。虫歯と同じで、加齢以外の要素も大きいので微妙なところではあります。ただ、時間が経過するほど歯周病のリスクはどうしても上がります😞。歯周病も感染症となるため感染対策が有効です🦠。歯磨きも大事になりますし、定期健診も是非受けてくださいね。歯周病は虫歯に比べて、若い時にあまり深刻な症状がでないことが多いです。でも確実に進行していき、気づいた時には、、、、、ということが多い病気でもあります🥶。咬む力を支える歯ぐきが悪くなり、咬む力を支えることができなくなれば、咬むたびに痛みがでるようになります。そうなると、歯を抜かないと痛みは無くなりません😢。抜歯となります。
次に歯ぐきの加齢リスクとして挙げられるのは、歯ぐきが無くなっていく(下がっていく。)ことです。歯周病もその原因となるのですが、歯周病とは関係なく歯ぐきはだんだん無くなっていく(下がっていく。)傾向があります💦。歯ブラシをあてる力が強かったり、歯ぎしり・食いしばりが強いとなおさらです。歯ぐきが無くなっていくと、相対的に歯が長くみえるようになり見た目に影響がでてきます。これを気にされている方は多いです。
歯ぐきが無くなる影響が見た目だけならまだいいのですが、他にも様々な影響がでてきます。歯と歯の隙間も広がるので、物がつまりやすくなり、清掃しにくくなりますね💧。昔は通らなかった歯間ブラシが、だんだん通るようになるのはこのためです。こういったことが結構問題となります😲。物が詰まりやすくなった分、歯磨きを頑張らないといけません。でも清掃自体が難しくなっていきます、難度が上がるのです。これだけでも大変なのに、全身的な影響も絡んできます。一般的に加齢に伴い、歯磨き自体も困難になってくることがほとんどです。手がうまく動かせなくなることで歯磨きが大雑把になることが多く、新しいオーラルケアグッズを取り入れることも難しくなります💦。ご自身での歯磨きが難しくなれば、虫歯や歯周病が進みやすくなる悪循環です。定期健診を増やすなどして対応をしましょう。より安全かつ簡単シンプルに、かつ短時間でできる
歯磨きの方法やオーラルケアグッズがでるといいのですがね😊。
歯ぐき無くなることで最近問題になっているものに、歯の根っこの虫歯もあります。歯ぐきが無くなり露出した歯の根っこの部分にできる虫歯です。歯と歯ぐきの加齢の合わせ技ですね🙅。予防・治療ともなかなか難しく、私達歯医者さんも頭を抱える問題となっています。
★唾液の加齢リスク。★
次は唾液の加齢リスクです。唾液は年齢とともに減っていく傾向があります(年齢自体はあまり影響が無いとの報告もあります)。唾液の減少は加齢に加えて、薬の副作用や全身疾患、お口やその周りの機能低下など様々な原因がありますが、どれも加齢と大きく関わっているものが多いです💦。唾液が減ると、虫歯や歯周病が進みやすくなります。また、酸性の飲食物で歯の表面が溶ける酸蝕症も起こりやすくなりますね。食べ物をうまくまとめられないため、物を食べるのに影響がでますし、発音障害など会話にも支障がでます。唾液の減少というのはみなさんが考えているよりつらいんですよ😢。対応法は原因によって変わりますが、一筋縄ではいかないことも多いです。
★お口の周りの筋肉や関節の加齢リスク。★
お口の周りに限らずですが、筋肉や関節も加齢により弱くなっていく傾向がありますね。食べたり飲んだり、発音をしたり、呼吸をしたり、、、、、お口に歯様々な役割があります。これらは歯や歯ぐきだけでなく、そのまわりの筋肉や関節、もっといえば神経系まで含めての複雑な運動です。少しでも歯車が狂えば、その動きや機能に問題がでてきます🥶。どこに問題が出てきているかで対応法も変わります。気になることがあればご相談くださいね😊。
★味覚の加齢リスク。★
味覚にも変化があります。全体的に低下傾向があるのですが、特に感じにくくなる味があったりして厄介です。味覚も様々な原因によって加齢による変化がおこります👅。味覚が変わると全身的にも影響がでかねません。変だなと思ったら要相談ですよ😲。
加齢は避けては通れないところがあります。気づかないうちに進むことも多く、なかなか難しいです😞。ただ1つ言えるのは、症状がでてきてから対応すると大変ということです。これはお口の中や周りだけの話ではなく、全身的にも同じですね。まだ何も症状が無いころから、いろいろと対策をしておくことが大事です。できるだけ衰えないようにできることはたくさんありますよ😊。
生涯食べるのに、しゃべったりするのに困らないようにするのに、気を付けないといけないのは虫歯や歯周病だけではありません。他にもたくさんあります。それらは加齢リスクによるものも多いのが現状ですが、防げるものも多いです👍。症状がある方はその対応をしっかりしいきましょう。まだ何ともない方は将来に備えましょう。気になることがあれば何でもご相談くださいね。
2024年11月28日 | カテゴリー:お役立ち記事, 新着情報, これがお薦め ホームケア, 歯科の豆知識 Q&A, 歯を長持ちさせるには, 院長からの発信 |