お知らせ
採用情報
熊本県熊本市中央区の大人と子どもの診療室-ひかる歯科ちえこども歯科へのお問い合わせ電話番号
お知らせ
HOME >  熊日新聞さんに取材していただきました

2016年12月

熊日新聞さんに取材していただきました

http://news.goo.ne.jp/topstories/life/530/69e8e19eae40a4536ba9cdbd74ed863d.html?isp=00002

12月22日付け 熊日新聞の記者さんに取材していただき、朝刊に記事を掲載していただきました。

この記事は、取材していただいた後、事前にみせていただけたわけではないので、細かいことを言えば いくつか補足や訂正点があります。

ですが、沢山のかたに、取り組んでいること、思っていることを読んでいただけたということは本当にありがたいです。

月齢を指標にするのではなく、赤ちゃんのお口の機能、できるようになっていること、を指標に

その子のペースで離乳食をすすめていただけたらと思います。

ぜひご一読いただけたら嬉しいです。

 

赤ちゃんはお腹の中で いろんな練習をしているといいますが・・・

赤ちゃんは、お腹の中で嚥下の練習をしている、歩行の練習まで胎児の時代にしている・・・ときいたことがありますが、

この動画でなるほど・・・と思いました。

 

 

 

食べる機能の獲得過程

食べる機能の発達過程は教科書的には以下の8段階になります。

 

1.経口摂取準備期 (生後4-5か月ごろ)

2.嚥下機能獲得期 (生後5-6か月ごろ)

3.捕食機能獲得期  (生後5―6か月ごろ)

4.押しつぶし機能獲得期(生後7-8か月)

5.すりつぶし機能獲得期(生後9-11か月)

 

6.自食準備期

7.手づかみ食べ機能獲得期

8.食具、食器食べ機能獲得期

月齢はあくまでも目安で、順序よく獲得できていくことが大事です。

今の段階で上手に食べることができていたら、次の段階に進みます。

名前をみただけで、こういう時期か、とわかるところもあれば、結局はどういう時期?とわかりにくいところもあるかなと思います。

この過程の一つ一つの細かい説明はまた、後日追加しますね。

また、お母さんたちにもおすすめの読みやすい参考図書もご紹介していく予定です。

 

 

赤ちゃんのほ乳ってどういうお口の動きなのかな?

赤ちゃんは

まずは、生まれてすぐから哺乳を開始します。

そのときのお口の中での舌の動きを上手に動画にされていたので、ご紹介します。

ピジョンさん作成の動画です。

この動画は本当に素晴らしくて、舌を赤ちゃんがお口の天井(口蓋)に広げるようにしているのがわかると思います。

このような動きによって新生児から3ヶ月の間にお口の天井は大きく成長します。

深く乳首を含ませて授乳することがお口の天井の成長にもよいです。

このお口の天井の発達は将来の歯並び(歯が並ぶお口になるか)にも関わります。

ほ乳瓶の場合は、母乳育児に近い乳首、を使用されるとお口の天井の発達にはよいと思います。(もちろん育児の要素はお口の発達だけではなく全体をみて判断しないといけないと思いますが)

 

このとき、授乳姿勢がどうか、ということが関わるとも言われています。

これは以前 授乳姿勢が大切、というテーマでも書いています。

このへんのことは助産師さんにお聞きになるのが一番だと思います。

また、助産師さんおすすめのまあるい抱っこも非常にいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

食べる機能って・・・

食べる機能について・・・

食べる機能は、本能ではありません。

口の中に入ったものは必ず胃に入り、吸収されるというわけでもありません。

正しい食べ方を覚えることは大切ですが、楽しく食べられることはもっと大切です。

本題に入る前に お母さん方にお伝えしたいことは、楽しく食べられる環境が大切なので、食事中に神経質にならないですすめてください、ということです。

また、こどもには予備的な能力があり、教科書通りにに離乳食を勧めなかったから、必ずしも口腔機能の獲得がうまくいかない、というわけでもありません。

いくつになっても食べ方を気をつけていただくことで、口腔機能の修正は可能だと思います。

 

 発達し、獲得していくものです

その発達には順序があります 順序をじゅんじゅんに追って獲得できるといいですね

感覚ー運動系です。 (感じて、脳に伝わり、脳から指令が来て、動く 感じるように取り込む)

全身発達と関連があります

発達には環境も大切です

環境とは・・・

食物を介助して与えるときの 与え方

              与える食器(スプーン、フォーク、コップなど)

              食物(硬さ、大きさ) といった直接のもののほか、

指しゃぶりやおもちゃをなめる、など食べる時間以外の口の周りへの働きかけも食べる機能の発達にかかわっています。

また、手で食べ物をお口に運ぶ、箸を使うまでの獲得は、遊びやお絵かき、といったことでも養われていきます。

 

食べる機能の発達には個人差が大きいです、

( 家庭環境の違い、歯の萌出時期の違いなどもあり、月齢で比べる必要はない。獲得する機能の獲得順序が大切です。

また、歯の萌出が遅いからと言って、離乳食開始を遅らせる必要はありません。ただ、ゆっくりと進めてください。)