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Bestな治療とはなんなのか?

さて今回はめずらしく哲学❓的なテーマです。今回のテーマは『Bestな治療とはなんなのか?』です。これがまた歯医者さんによっても違いますし、患者さんによっても変わってきます😅。ただ、歯医者さん側にはある程度の共通項はあります。最終形態で違いがでることはありますが、「生物学的に適切な設計でよく咬める。」、「体への負担が少なく長く持つ。」、「審美性が良い。」、「治療期間を短く。」などはどの歯医者さんでも考えて治療を行っています。症例によってはどこかを妥協しないといけないことはありますが、トータルでみると上記の項目はしっかり満たしていけるように考えますし、がんばります💪。職人気質な歯医者さん多いですからね😊。

 

ここまでの内容はほとんどの方で納得できるのではないでしょうか?ただ、患者さん側からするともう1つ大事な要素があります。それは、「価格」です。やっぱり安い方がいいですよね💰。ただこの「価格」という要素は結構大きいです。歯を失った際の治療でBest(Betterといった方がいいですかね?)はやはりインプラントとなるのですが、これを躊躇なく選択できる方は少ないのが現状です。他にも様々な要因はありますが、歯医者さんのBestと患者さんのBestが異なることは多いです。これをうまいこと擦り合わせて治療を進めていきます😊。インフォームドコンセントって奴ですね。

 

さて、前置きが長くなりました(えっ、前置きΣ(・ω・ノ)ノ!)。ここからが本題です。実は私達、歯医者さん側にとって、本当にこれでいいのかという悩むケースがあります💧。まったく歯医者さん側にとってのBestが入り込めないケースがあります( ノД`)シクシク…。

 

例を挙げさせていただきます。当時90代の女性の方のお話です。主訴は『他院で新しい入れ歯を作ったけれど、まったく使えない。口に入れるのも嫌だ』というものです。調子の良かった古い入れ歯が壊れて、修理しても無駄と言われ、新しく作ったそうです😢。確かに古い入れ歯は大きく3つに割れていました。人工の歯はほとんどすり減って無くなり、下地がみえているほどです。相当長く使われていたのでしょう。色もかなり変色しています。修理できないことはないのですが、修理してもあまりもたないことは明らかです💧。一方、新しい入れ歯ですがきちんとしているんですよ。入れ歯の上手な先生が作られたんだろうと思ったぐらいですから😲。正直ほとんど調整するところがない、、、。まあ、こういったケースは新しく入れ歯を作ってもうまくいかないケースが多いんですけどね((´∀`*))。

 

そこで、何をしたかです?とりあえず古い入れ歯を修理しました。患者さんには「前と同じようによく咬める。」とすごく喜んでいただきましたが、入れ歯としてはどうかというとめちゃくちゃなんですよ😢。形や咬み合わせはまったく基準にあっていません。というかどこで咬んでいるの?って感じです。人工の歯もすり減ってほぼ無くなっており、歯に見えない程です💦。その方は、その後も入れ歯が壊れるたび(2、3ヶ月に1回ぐらい壊れていましたね。)に来院され、修理を繰り返しました。現在は亡くなられていますが、最後まで修理するたびに感謝していただけました。しかし、歯医者さんのBestとはほど遠い( ノД`)シクシク…。個人個人で変わるとはいえ、医学的な入れ歯作製の基準とはいったいなんなんだろうと悩む所です(-_-;)。まあ、患者さんが良ければいいというのは、1つの答えではあるのかもしれません。

 

次の例は訪問診療、介護の現場からです。私も現在はしておりませんが、勤務医の時は訪問診療によく行っていました👜。この訪問診療においては、歯医者さん並びに患者さん、双方にとってBestな治療であったはずのものが仇となってしまうことがあります😲。先ほど歯を失った場合、Best(Better?)な治療はインプラントとお話ししました。残りの選択肢としてはブリッジ(歯と歯を繋げる治療。)と義歯(取り外し式の入れ歯による治療。)となりますが、この両者ですとブリッジを選択されることが圧倒的に多いです。やっぱり義歯はさけたいという気持ちがみなさんあります😢。実際、残っている歯をすべて繋げてブリッジにしているケースもよくみられます。一時期流行った治療法でもあるんですけどね。こういった場合、インプラントも併用されていることも多いです。決して悪い治療ではありません。ただし、自分でしっかり清掃や管理できて、通院できればの話になります( ノД`)シクシク…。

要介護者になった場合、自分でお口の中を管理するのが難しくなります。介護者もおの中の清掃に精通している人ばかりではありません。その結果、お口の中の状態が急速に悪くなることがほとんどです。悪くなった後も大変になります。訪問診療では、歯医者さんで治療をする時と比べて、どうしても治療の制限がでてきます。歯と歯が全体的に繋がっていると全体的に悪くなっていることがほとんどで、治療が大変💧。全身的なことも相まってより難しくなります。

 

実際私も苦労しました。歯と歯が全体にわたって繋げてあるため、悪くなっている歯を治療するには途中で切断しないといけません。全体的にぐらぐらしている場合は、まとめて抜かないといけません。歯医者さんでするのも大変なのに、訪問診療となるとさらに難易度が増します😢。さらに全身的な状態が悪いと、治療にドクターストップがかかることも😲。「抜くのはいいけど、死ぬかもしれんよ。」と言われたこともあります😅。抜きましたけどね、、、、、。だって、そのままじゃ食べれませんし(# ゚Д゚)。

介護の現場から言わせると総義歯(全部が入れ歯。)が1番楽だとよく言われます。変に歯が残っている方が苦労するともよく言われます。なかなか難しい話なのですが、歯医者さんと患者さん、双方で納得したBestな治療も、状況によっては最悪になることもあるんです😢。正直こういったことを経験すると、何がBestなのかわからなくなってしまいます( ノД`)シクシク…。

いかがだったでしょうか。治療をどうするかってすごく難しいんですよ💦。

虫歯1つの治療でも、何を使って治すか、どんな形にするかなど常に考えながらしています。できればBest、それでなくてもよりBetterにしたいと思いながら治療をしていますが、治療後にこれでよかったのか?、大丈夫かなと悩んでいることもしばしばです(-ω-)ウーン。トラブルがでてくることもありますしね(´・ω・`)ショボーン。

治療をどうするかは治療技術の革新や歯科材料の発達なども影響するのですが、その歯医者さんがそれまでどういった経験をしてきたのかも大きく左右します。むしろその方が大きいでしょう。それぞれの歯医者さんが常に揺れ動きながらBestを探しているといった感じなんです(-ω-)ウーン。歯医者さんによって治療方針が違っていたり、個性があるのはそのためです😊。

当院においても患者さんにとってBestと思える治療を提示できる場合もあればそうでない場合もあるでしょう。患者さんにもそれまで生きてきた中での考え方や思いがあります。うまく擦り合わせができれば問題無いのですが、なかなか納得できない時もあるかもしれません。そんな時は他の歯医者さんの意見を求めてみることも1つの選択肢です👍。歯医者さんの治療は1度してしまうと、元に戻せないことがほとんどです。慎重に慎重を重ねても悪くありません。

私もよりBestな治療を提示できるよう今後も努力を続けていきたいと思っています。また同時に、ひかる歯科ちえこども歯科における1番のテーマ、「そもそも悪くしないようにする。」についてもより頑張っていきたいと考えています。何かあれば何でもご相談ください。

小さなお子さんの食事指導(卒乳期編)😊 ②

さあ、①の続きですよ。思ったより長くなっていますがそれだけ質問が多いんです。そしてとても大事なんですよ。お付き合いくださいね。では続きをみていきましょう。

ケース5

🌟【ずっと咬んでいるんです。】🌟

🌟【いつまでも飲み込みません】🌟

  • ケース2と同じで一口量などに問題があることもあるのですが、精神面

と関係していることもあります。

◎食べ方、食べさせ方。

口に入れる量が多い場合は一口量を調整しましょう。咬む力に合わない食べ物を与えている場合は調理の仕方を見直す必要がありますね。

また嫌いなものを溜めている場合もあります。理由も味や形態、表面性状、臭いなど様々😅。お子さんが、「イヤ!。」、「嫌い!。」と言える安心感も大事になります。

ケース6

🌟【好き嫌いが多いです。】🌟

🌟【野菜を食べてくれないです。】🌟

🌟【肉や魚を食べてくれないです。】🌟

お口の機能の発達と食べ物があっておらず、食べられないため嫌がっている場合があります。また食欲や空腹感とも関係します。

◎食材の形状。

しっかりと咬めるまでは、月齢や年齢ではなく、発達に合わせた、咬みやすい調理形態のものを与えましょう。段階を踏んでいかないといけないこともあります😊。

また卒乳が完了しても、大人と同じものが何でも食べられるわけではありません。特に奥歯がまだ出ていない場合、苦手とする食べ物がたくさんあります。これは少し詳しくみてみましょうか😲。

  • 奥歯がまだ出ていないため、食材をすりつぶすことができず、お口の中でうま

く処理できない食べ物の例💦

・ペラペラしたもの。(わかめ、レタスなど。)

・皮が口に残るもの。(トマト、豆など。)

・硬すぎるもの。(かたまり肉、エビ、イカなど。)

・弾力のあるもの。(こんにゃく、かまぼこ、きのこなど。)

・口の中でばらけるもの。(ブロッコリー、ひき肉など。)

  • 唾液を吸われて上あごに食材がくっついて咬みにくくなる食べ物の例💦

・パン、ゆでたまご、さつまいもなど

結構多いですよね😅。ちなみに奥歯がでてきてこどもの歯が生えそろうのは大体2才半ぐらいなんですよ🦷。

◎おやつの与え方。

チョコレートなどの甘いお菓子や、スナック菓子などの味に慣れているお子さんは、野菜などの自然な味がわからなくなり野菜嫌いに繋がることがあります。また、おやつの食べ過ぎでご飯のときに空腹感を感じないと、好きなものだけ食べてしまうことになります😞。

ケース7

🌟【食べるときと食べないときの差が大きいです。】🌟

お口の機能に問題が無ければ、空腹感や食事のタイミング、食事の環境と関係することが多いですね。

◎生活習慣。

空腹を感じていないことが原因の場合が多いので、生活習慣を規則的にすることが1番です。活動量を増やして空腹を感じられるようにするのも効果がありますよ😊。

◎食事の環境。

食事に集中できていないことも多いです。食事に集中できるように、食事中はテレビを消す、おもちゃをかたづける、お子さんが気になるものを周りに置かないようにするといいですね👍。また、「これから食事をとるんだ。」という気持ちになるように、手を洗ってエプロンをつけたり、お気に入りの食器なんかがあるととても効果的ですよ🥄。

ケース8

🌟【食事中もお口がポカンと開いています。】🌟

🌟【よだれが垂れやすいです。】🌟

食事中だけでなく普段からお口が開いていることが多いです。お口の周りの筋肉の未発達が1番の原因です。

◎食べ方、食べさせ方。

食事では少し大きめに切った食べ物を与え、前歯でかじりとらせるようにしましょう。唇が鍛えることができますよ👍。

◎お口の運動。

お口の周りの筋肉、すなわち唇や頬、舌などをどんどん動かすようにしましょう。ラッパを吹くなどの遊びを取り入れたりしてもいいですね📯。おしゃぶりもとても効果的ですよ😊。

ケース9

お口の機能の発達のためには保護者の方による食べさせ方も注意が必要です。これまでにでていない注意点をいくつか挙げておきますね。

🌟【スプーンをなすり上げて食べさせていませんか❓。】🌟

スプーンでの適切な食べさせ方についてです。まずスプーンを口の前にもっていきますよね。お子さんが、「あーん。」と自分からお口を開けてくわえるのを待ちましょう。次に自分で、「パクッ」と食べてしっかりお口を閉じるのを待ちます。その後スプーンをまっすぐ抜いてください。しっかりとお口を閉じた後にスプーンをまっすぐに出すことが重要です😲。

結構多くみられるのですが、お子さんがしっかりスプーンをくわえる前に、スプーンを上唇になすり上げ、食べさせている方がいらっしゃいます。お子さんからすると何もしなくてもお口の中に食べ物が入ってくる状態で、唇を動かしたりする機会が減ってしまい、お口の周りの機能が育ちません🙅。もったいないですよ。

🌟【一口大で入る大きさばかりにしていませんか❓。】🌟

食べやすいように一口大に切って与えることが悪いわけではないのですが、そればっかりだとお口の周りの機能が育ちません。一口では入らないものを咬みとる練習も必要です。手づかみで食べてかじり取る練習のためには、持ちやすく、一口では入らない大きさの食べ物を与えましょう👍。

いかがだったでしょうか。なかなか難しいですよね。

おっぱいを飲むことは教えなくてもできること、また、保護者自身物心がついたときには咬んで食べることができていたため、咬む機能は成長とともに自然に獲得できるように思っている方が多いように思います💧。首が座り、おすわりをし、はいはい、つかまり立ち、そして歩くなどの身体の発達は、目に見えるのでわかりやすいですが、お口の中の発達は関心を持って観察しないとなかなか分かりにくいです💦。そのため、卒乳時期からお子さんのお口の機能の発達をよく観察し、お口の機能の発達に合った食べ物を与え、それぞれの時期の課題をしっかり練習して身につけていかなくてはなりません👍。苦手だからと食卓に出さないと、本当に食べられなくなってしまうので、食べやすい方法を色々と工夫していく必要があります。

歯医者さんとしてお口の中に携わる私達も、虫歯や歯周病の予防だけでなく、咬むことの大切さやそれぞれの発達に合わせた食べ物の与え方などに関する正しい情報を提供することはとても大事なことだと考えています。常に知識や技術のアップデートを行っていますので、なにか困りごとや不安なことがありましたらいつでもご相談ください。

とはいっても無理し過ぎないことも大事ですよ。私達や保護者の方々がどんなにがんばってもなかなかうまく食べてくれないときもあります😞。あまり食べない時期もあったりしますし、そんなときはがんばりすぎなくても大丈夫。まずは、「食事は楽しく。」という基本に帰りましょう😊。無理強いしたり、怒ったりしないで、あまり気にしないで楽しく食事を進めましょう。一緒に楽しく、保護者の方がおいしそうに食べているのをみていると、お子さんも「食べよう。」って思ってくれます。それも成長です👶。

最近はいろいろな情報が溢れています。インターネットやテレビ、雑誌などをみて、これをしないと、あれもしないと、こうでなければ、ああでなければとすごく頑張ってらっしゃる保護者の方もよくみかけます。今回のテーマに限らず虫歯予防なんかも同じで、お子さんと楽しみながらやるのが1番です。頑張り過ぎると保護者の方もお子さんも疲れてしまいます。ひかる歯科ちえこども歯科でもサポートできることがあると思いますのでご気軽にご来院くださいね。

小さなお子さんの食事指導(卒乳期編)😊 ①

ひかる歯科ちえこども歯科には毎日たくさんのお子さんが来られます。その中にはまだ1才になっていないお子さんや、卒乳をしていないお子さんもたくさんいらっしゃいます👶。「虫歯が心配。」や「健診で受診を促された。」、「歯の出方が気になる。」などの主訴で来院されることが多いですね。そんな中話を聞いていると、卒乳期のおける困りごとの相談もよくききます。

健康に生きていくうえで、お口の周りの機能の発達は不可欠なものです。特に哺乳期(0ヶ月~6ヶ月頃。)と卒乳期(6ヶ月~18ヶ月頃。)はお口の機能の発達にとって1番大切な時期にあたります。食事を摂り始めるこの時期から、お口の機能が健全に発達するように正しい食習慣を身につけていくことは、お子さんの将来にわたる健康に大きな影響を与えます😲。

今回は卒乳期において、よくある質問についてみていきましょう。
ケース1

🌟【丸飲みするんです。】🌟
🌟【あまり咬まないんです。】🌟
🌟【口からべーって食べ物を出してしまうんです。】🌟

これらの訴えはお口の機能の発達に対して食べ物が合っていないことや、一
口量、姿勢などに問題があることが多いです。お口の機能にあってない食べ物で
すと、お子さんは自分で処理することができません。その結果、食欲のあるお子
さんは丸飲みに、そうでないお子さんはべーっと出すことになるんです。

◎食べ物の形状。
しっかり咬めるまでは、月齢や年齢でなく、発達に合わせた咬みやすい調理形
態のものをあたえましょう😊。硬い物を与えれば咬むのが上手になるわけでは
ありません。段階を踏んで練習をしていかないといけないんです。

◎食べ方、食べさせ方。
スプーンに乗せる量はボウル部分の2分の1から3分の1ぐらいでくちびる
で取り込みやすい量にしましょう。多過ぎると舌の動きが悪くなり、うまく咬め
ませんΣ(・ω・ノ)ノ!。飲み込んだことを確認して次を食べさせてくださいね😊。

卒乳期初期は舌の奥に食べ物を入れると、まだ食べ物を舌でつぶせないため
吐き出してしまいます。卒乳期中期になると自分の舌を使って食べ物を奥に送
る練習ができないためすぐに飲み込む習慣がつきます。舌が発達しないんです。
どちらの場合も舌の前の方に入れるようにしましょう😊。

◎食事中の飲み物。
食事中に飲み物を与えると、流し込む習慣がつきやすくなります。食後に飲ま
せるようにしましょう。

◎食べる時の姿勢。
机やいすの高さが食べやすい姿勢になるようにしましょう。机が高すぎると、
自由に腕や手を動かしにくくなります。両手が食卓の上に自然に乗る高さがい
いですね。頭や体、呼吸が安定するよう、体の軸はまっすぐ、足裏がしっかり床
につくようにしてくださいね。ただ卒乳期初期、自分でしっかり座れないときは、
少し後ろに傾かせて座らせた方が食べやすいですよ😊。

ケース2
🌟【口いっぱいに詰め込んでしまうんです。】🌟
🌟【喉に詰まらせてオエっとなるんです。】🌟
食べ物の大きさや硬さ、一口量、食べ方などが関係します。一口量が多すぎる
と、お口の中で食べ物を処理できず、そのまま飲み込むか、それができなけれ
ば喉詰まりを起こしてオエっとなってしまいます。

◎食べ方、食べさせ方。
スプーンに乗せる量はボウル部分の2分の1から3分の1ぐらいでくちびる
で取り込みやすい量にしましょう。飲み込んだことを確認して次を食べさせて
くださいね😊。

◎手指の発達。
手指の発達が未熟で、手で食べ物を押し込んでしまっている場合があります。
手指の動きの発達を促すために、小さい物をつかむ練習をしたり、手遊び歌な
ど手指を動かす遊びを取り入れるといいですね👍。

ケース3
🌟【ぜんぜん食べないのです。】🌟
🌟【少食なんです。】🌟
虫歯などお口の中に痛みがあって食べられないときもありますが、基本的な
お口の機能の発達に問題や遅れが無い場合は、食事以外の間食や母乳、生活習慣
の乱れが原因になっていることが多いです😞。

◎お口の中に何か問題がないでしょうか❓。
お口の中に痛みなどがあると食べなくなります。虫歯や口内炎、他にもいろい
ろとありますね。1度歯医者さんでみてもらいましょう😊。

◎おやつの与え方。
お子さんは成長のため栄養をたくさん摂る必要があるため、体の大きさに比
べると、多くの栄養を摂らなければなりません。3度の食事だけでは摂りきれな
い必要な栄養を補うのがおやつ本来の目的です。「おやつ=甘い物」ではないこ
とをまず意識してください🙅。おやつの時間や内容、量や質が不適切な場合は
改善しましょう。
味の濃いものや咬まずに食べられるものに慣れてしまっていると、ご飯や野
菜の素朴な甘さやがわからなくなってしまっていうことがあります。甘いおや
つや味の濃いおやつを控えていくようにしてくださいね😊。

◎母乳の有無。
お子さんが泣いたら与えるなど、時間に関係なく母乳を与えている場合、ちょ
こちょこ飲みが習慣になっていて空腹感がなく食べないことが多いです。なか
なか難しいかもしれませんが、まずは、「泣いたらおっぱい。」をやめること、食
事の後にしっかり飲ませて間隔を少しずつあけていきましょう👍。母乳を与え
ることは母子関係のためにも重要です。ただ3才までに食べるためのお口の機
能をしっかり身につけてもらい、いろいろな食材を経験させ、味覚なども含めて
成長発育を促すこともとても大事なんです。この時期を過ぎると正しい機能を
獲得するのに時間がかかってしまいます。少しずつちょこちょこ飲みをやめて
いきましょうね😊。

◎食事中の飲み物。
食事中にお茶やお水をたくさん飲んでいると、それだけでお腹がいっぱいに
なることがあります。できるだけ食事中は飲み物を食卓に置かないようお勧め
します。特にジュース類は駄目ですよ🙅。

◎生活習慣。
生活習慣が不規則だと、食事の時間に眠くなったり、空腹感と食事のタイミン
グが合わなかったりしてしまいます。生活時間の見直しとともに、体を動かしてしっかり遊ぶこともお勧めです👍。
ケース4

🌟【食べ過ぎが心配です。】🌟
ケース3と逆ですね。ただあまり問題がないことが多いです。保護者の方がお
子さんの食事の適量を理解しておらず、食べ過ぎと勘違いしていることが多い
です。もしくは早食いのときもあります。

◎食べ方、食べさせ方。
お子さんは身体が小さいですよね。でも食事の量も少なくていいわけではあ
りません😲。お子さんの場合は身体を維持する栄養に加えて、成長するための
栄養も必要です。そのため体の大きさに比べるとたくさん食べないといけませ
ん🍖🐟🥬米🍞。

例えば、10kgのお子さんの食べる量はどれくらいでしょうか。10kgと
いいますと、個人差はありますが、1才半から2才半のお子さんにあたります。
大人の平均体重は男性で64.0kg、女性が52.7kgですから、その5分
の1から6分1でしょうか。正解はカロリーでみてみるといいですね👍。成人
の推奨摂取カロリーは性別や体格、運動量でだいぶ変わるのですが大体200
0~2500カロリーです。では1~2才のお子さんはといいますと950カ
ロリー、3~5才ですと1300カロリーなんです。概ね2分の1ですね😲。
つまり大人の半分ぐらいは食べないといけないのです。体の大きさで判断した
ら駄目なんですよ🙅。

気を付けていただきたいのは早食いです。早食いですとすごく食べているよ
うに感じてしまいます。この場合、咬まずに飲み込んでいないかなど、ケース1
に相当しないかも確認が必要です。

さて卒乳期の食事におけるよくある質問をまとめてきました👍。短くするつ
もりでしたが長くなりそうですね。まだまだあります。②へいきますね。
②へ続く。

歯ブラシの選び方は? 歯ブラシの選び方入門😊

さて今回は歯ブラシの選び方入門です。歯ブラシは本当に多種多様で私達歯医者さんでもすべてを把握できていません💧。しかし、歯ブラシの各部位の特徴を押さえておくことで、ある程度選ぶときに応用が効きます。まずは歯ブラシの各部位における特徴を簡単にみてみましょう😊。

【頭部(ヘッド。)。】

歯ブラシの先の部分、毛の付いている部分です。ヘッドでみるのは長さ、厚さ、幅となります。

【毛。】

1番大事な部分ですね。汚れを落としてくれるところです。毛は植毛部の形状、毛先の形状、毛の硬さ、毛の素材など、みるべきところが多いです😅。

〇植毛部の形状。

毛の先が均一で平らとなっているフラットタイプ山形でギザギザしているタイプがあります。後者は山切りカットとかいわれていますね🏔。

〇毛先の形状。

毛先が丸くなっているラウンドタイプと先にいくほど細くなるテーパードタイプとあります。基本的にラウンドタイプの方が汚れは除去しやすいです。

〇毛の硬さ。

毛の硬さは、硬め、普通、やわらかめとあります。

〇毛の素材。

毛の素材もナイロン製、飽和ポリエステル樹脂(PBT製)、動物の毛製🐎🐖、シリコン製などがあります。これについてはナイロン製もしくは飽和ポリエステル樹脂を選んでください。他はあまり歯ブラシには適していません。

【把持部(ハンドル。)。】

歯ブラシをもつところです。ここも太い、細い、長い、短いなどの特徴があります。

【頸部(ネック)。】

頭部と把持部を結ぶ部分です。ストレートネックカーブネックがあります。基本的にはストレートネックの方が汚れを除去しやすいです。

他にも細かい所でいろいろな違いがあったりしますが、基本的に抑えていただきたいのはこれぐらいでしょうか。結構多いかな😅。

それではケース別で歯ブラシの選び方をみていきましょう👍。

🌟ケース1。🌟

虫歯が多い。虫歯治療をした歯が多い。虫歯のリスクが高い。

しっかりと歯の面に毛先があたり、汚れを除去する効率の良い歯ブラシがおすすめとなります👍。ヘッドはお口のサイズによって変わりますが、奥までしっかり入って、自由に動かせることが大事です。毛はフラットタイプで、ラウンドタイプ、毛の硬さは普通がいいですね。ただ、汚れが硬い方(唾液が少ない方など。)や力が手に入らない方などは硬めもありです。把持部は手の大きさに合わせて持ちやすいものを、頸部はストレートタイプが基本となりますよ😊。

🌟ケース2。🌟

歯周病が進んでいる。歯ぐきが腫れやすい。歯周病のリスクが高い。

歯周病が多少あっても軽度であれば先程のケース1に準ずる歯ブラシで大丈夫です。問題は歯周病が進んで、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット。)の深さが深くなっているときです💦。

その場合はというと、ヘッドはお口のサイズに合わせ、植毛部の形状はフラットタイプがいいですね。毛の硬さは基本普通でいいです。把持部は持ちやすいものを、頸部はストレートタイプがおすすめです😊。

毛先の性状はテーパードタイプを考えてもいいでしょう。毛先にいくほど細くなっていますので、歯周ポケットの中にしっかり入って汚れをかき出してくれますよ👍。ただ、きちんとあてきれないと入りませんので、ちょっとばかし上級者向けになるかもしれません。力を入れ過ぎると歯ぐきをいためることもありますしね💧。

また、歯ぐきが腫れたり荒れたりしていて、痛みを感じやすくなっているときがあります。そんなときはやわらかめの歯ブラシを使うのもありです。でも、治療が進んで歯ぐきの状態が改善したら、普通の歯ブラシに戻してくださいね😊。

🌟ケース3。🌟

歯ブラシをあてる力が強い方。

歯ブラシをあてる力が強いと歯がだんだん削れたりしますし、歯ぐきが傷つき下がってくることがあります。歯ブラシをあてる力をきちんとコントロールするのが1番なのですが、なかなか難しい場合も多いですね😅。

そんなときはやわらかめの歯ブラシを使うのもありです。毛は開きやすくなるため歯ブラシの交換頻度は増えますが💦、歯や歯ぐきが悪くなるよりいいかと思います。

また、頸部がカーブネックになっているものもいいですね。カーブしているため力の緩和が期待できます。最近では力が入り過ぎるとカチッといって教えてくれる歯ブラシもありますよ。

🌟ケース4。🌟

知覚過敏が強い方。

知覚過敏が強い方はケース3とおなじで、歯ブラシをあてる力が強い方が多いです😞。まずは歯ブラシをあてる力を確認し、必要なら修正することが1番大事です。知覚過敏に対する治療を進め、シュミテクトなど知覚過敏に効く歯磨き粉を使うなど、知覚過敏に対する処置もしっかり行います。その上で、まだ、知覚過敏が気になるようなら、やわらかめの歯ブラシを使うことを考えます。カーブネックの歯ブラシもいいですよ。知覚過敏は結構しつこいことが多いです😢。

🌟ケース5。🌟

手が不自由、または握力がない方(御高齢の方が多いです。)。歯ブラシをあてる力が弱い方。

ケース3とは逆のケースですね。この場合はフラットタイプ、ラウンドタイプストレートネックの歯ブラシとし、硬めを選ぶのもありです。硬めの歯ブラシの方が汚れを除去する力は強いです。また、把持部は持ちやすいよう太くて長いものが適しています。いろいろ試しましょう。

こういったケースでは電動歯ブラシや超音波・音波ブラシも検討してみてもいいかもしれませんね👍。

🌟ケース6。🌟

妊娠中でつわりの強い方や嘔吐反射が強い方。

妊娠中のつわりで歯磨きが難しくなるときがあります。また、嘔吐反射といって、奥にものが入るとオエっとなる反射があります。人によりますが、お口の奥に歯ブラシを入れられない方もいらっしゃいます💧。

そういった方にはヘッドの部分が小さい歯ブラシがおすすめです。ヘッドと一口にいっても長さ、厚さ、幅とありますが、特に注意していただきたいのは厚さです。薄い物を選んでくださいね😊。

🌟ケース7。🌟

歯並びが悪い方。矯正器具が入っている方。

歯並びが悪い場合、歯を1本ずつ磨いていくイメージが基本となります。1度にまとめて磨こうとしても無理です。いろんな角度から1本の歯にアプローチする必要があります💦。

矯正器具が入っている方も同様です。器具が邪魔しますので、1本ずつしっかり磨いていきましょう💦。

そうなると歯ブラシはヘッドが小さく小回りが効くものがよくなります。ヘッドは長さ、厚さ、幅とみるところがありますが、この場合は幅が1番影響します。幅が小さい歯ブラシを選びましょう👍。

🌟ケース8。🌟

お子さんの歯ブラシは❓。

基本的に年齢に見合った歯ブラシを選んでください。子ども用の歯ブラシは対象年齢が書かれているものが多いですので、それを参考にしましょう。ヘッドや把持部は大人用より小さく、毛も短くなっていますが、その他は虫歯対策を基本とした歯ブラシが多いため、ケース1に準じた歯ブラシとなっています。基本的に年齢が上がるにつれて大きくなっていきます👶。

小学校に上がると大人用の歯ブラシを使っているお子さんが結構いらっしゃいます。大人用の歯ブラシは高校生、早くても中学生からですよ😅。

小学校ぐらいまでは仕上げ磨きをしてもらいます。大体それ以上になると嫌がります。それまでは仕上げ磨き用の歯ブラシも準備していただけると完璧ですね👍。

今回は代表的なケース8つで歯ブラシの選び方を書いてみました。他にも様々なケースが考えられます。わからないことがありましたらご気軽にご相談ください😊。生涯自分の歯でおいしく食べ、人生を健康で楽しんでいくためにも、いい歯ブラシ、いや、パートナーをみつけてくださいね。ちなみに基本的な歯ブラシの交換時期は1ヶ月となっています。毛先が広がるまで使うのは論外です。すでに汚れを落とす力はほとんどなくなっています。いいパートナーですがどんどん新しいものに替えていきましょう。

開催、第11回歯医者さん体験

開催、第11回歯医者さん体験

 

今年もやりました。毎年恒例、歯医者さん体験です🎉。ひかる歯科ちえこども歯科の開業以来、8月第1週の水曜日に必ず行っています。そこそこ人気があり、毎年定員は軽々埋まってしまいます👍。もちろん無料でお土産つき🎁。現在、参加対象となる方は、定期健診や矯正治療などで定期的に来院されているお子さんとさせていただいております。

 

実は開業して3年ぐらいは大々的に広告を出して募集をしていました。学校新聞なんかにも出していたんです。するとどうなるか❓応募が多すぎて応募者の把握や参加者の選別、そしてその連絡などすごく大変だったんです( ノД`)シクシク…。ひかる歯科ちえこども歯科程度の規模の企業では、かなりの負担となってしまいました。ずっと電話が鳴っている感じになっていましたからね、、、、、。まあ、そういった反省も踏まえて、現在のように長く通っていただいているお子さん限定のイベントとなっています😅。

 

 

内容は始めに歯や歯ぐきについての講習が15分程、その後は4グループに分かれて4つのセクションを回ってもらいます。その際、お子さん達には手術着を着てもらいます👘。雰囲気でますよー!終わったらみんなで記念撮影を行い、お土産をもらって終了となります。
4つにセクションについてみてみましょう😊。

 

⓵、お口の中にどんな歯があるかみてみよう🎉。
自分のお口の中にどんな歯があるか鏡でみながら確認します。そしてそれ
を紙に書いたりシールを張ったりしながら同じ状態を作っていきます。歯医者さんでは『歯式を取る。』という処置ですね😊。

⓶、歯医者さんのチェアーや機械、器具を使ってみよう🎉。

実際に歯医者さんが使うチェアー(患者さんが座るイスですね。)を動かしてもらいます。チェアーには模型(ファントムジョージ君と呼んでます。)が置かれており、その模型のお口の中を歯医者さんの器具(ミラーなど。)でみてもらいます。いつもは見られる側でしょうから、ちょっと不思議な感覚になりますよ👍。そして歯医者さんが清掃で使う機械と器具(電気エンジンとそれに取り付けるブラシ)を用いてファントムジョージ君のお口の中をきれいにしてもらいます。

 

⓷、型取りをしてみよう🎉。
皆さんもお口の中の型取りをしたことあるのではないでしょうか。アルジネートと呼ばれる粉と水を混ぜて練り合わせ、実際に型取りをしてもらいます。うまく練り合わせるのは結構難しいですよ😊。

 

⓸、白い詰め物をしてみよう🎉。
歯につめる白い材料(コンポジットレジン、CRといいます。)を使って、虫歯治療をしてもらいます。特殊な光をあてると固まる材料で、みんな夢中になって詰めていますよ。4つのセクションの中で1番人気です😊。

いかがでしょうか。おもしろそうだと思ったら是非参加を検討してみてください。私達も自分のしている仕事に興味を持っていただければ大変嬉しく思います。

 

ちなみに募集の案内は院内チラシ配布か、インスタグラムから行っています。ひかる歯科ちえこども歯科

 

インビザラインとマイオブレース矯正の治療症例を追加しました

こんにちは。

マイオブレース矯正の症例5(反対咬合の矯正)と インビザラインファーストの症例2を 追加しました。

こちらから

治療法は違いますが、2人とも装置をきっちりつけてくれたので 順調に進みました。(治療期間2年程)

現在は永久歯列になってきれいに並んでいます。