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歯科の豆知識 Q&A 一覧

下の子ほどよく虫歯になるんです😢

さて、今回は皆さんが陥りやすい問題についてです。それは、『下の子ほど虫歯ができやすい。』、です。まさにあるあるです。うちもそうだって思った方は手を挙げて(^O^)/は~い。

原因ははっきりしています。いわなくてもわかると思うのですが1つ1つみていきましょう。

🌟下の子ほど歯磨きが手抜き。🌟

下の子ほど歯磨きが手抜きになっていませんか❓。1人目のお子さんと同じようにできていますか❓。いわないでいいです。絶対できていませんから。そもそも歯磨きに限らずですからね😊。どこかで甘くなっていますよ。まあ、頑張り過ぎても疲れます。

🌟食事や間食が不規則になりやすい。🌟

食事や間食も1人目のお子さんより下の子の方が不規則になりやすいです💦。1人目のときはその子中心で良かったんです。でもお子さんが増えるとそうはいきません。お子さんの必要摂取カロリーは身体の大きさに比べると多くなっており、3度の食事だけでは胃が小さいため確保できません。そのため間食が大事になるのですが、これも年齢によって変わってきますし、個人差も大きいです。兄弟姉妹間でも同じというわけにはいきません😲。すべてに合わせるのは不可能です。必然的にどこかで甘いところができてきます。

ちなみに、「間食時間。」と「間食の回数。」は虫歯の発生と密な関係があることがわかっていますよ🥶。また、今回のテーマとははずれますが、もう1つ強い関係があるのが、「買い食い。」となっています。逆に、「間食が1日1回以下。」と「間食時間に規則性がある。」などは、虫歯の減少に働くことがわかっているんですよ👍。

🌟悪いことを覚えるのが早い。🌟

1人目のお子さんが砂糖の量が多い、おいしいお菓子を食べるようになったのはいつでしょうか❓。甘いジュースを飲むようになったのはいつでしょう❓。下のお子さんはそのときそれらを一緒に食べたり飲んだりしていませんか。だって、下の子だけあげないのはかわいそうです😢。仕方ない、仕方ない🙅。

まあ、こんな感じですね😊。どうしてもお子さんの数が増えるほどどこか甘いところがでてきます。これはお口の中に限らずですよね。だって、どう考えても大変です。

もちろん、2人目以降のお子さんでもなんの問題がないこともあります。頑張ってらっしゃるなと本当に思います🎉。逆に1人目で虫歯が多い場合は、2人目・3人目も虫歯が多い傾向があります。これもどうにかしたい😢。

子育ては楽しいことも多いですが、やっぱり大変です😊。いつもいつも完璧を求めても疲れてしまいます。少し手を抜きつつも、うまくやっていければと思います。大変ですができるだけ、でもぼちぼちやっていきましょう。

咬む力が強い方の特徴!

皆さんは咬む力を意識したことはありますか❓。咬む力というのは結構強いです。少なくとも自分の体重以上がかかっていることがわかっています😲。それが一生続くのですから、歯も大変なんです。

咬む力が強い方は弱い方より注意が必要です。歯は消耗品です。車でいえばタイヤにあたります🚙。使えば使うほど、負担が重ければ重いほど消耗していきます。それは歯も同じで、同じ歯ならば、咬む力が強い方の方が早く消耗してしまいます💦。これがあなどれない💧。歯を失う原因は虫歯と歯周病で多くを占めますが、咬む力で歯が割れることで失うことも珍しくありません。虫歯や歯周病が原因でも、最後は虫歯で薄くなった歯が割れることで、また、歯周病で歯を支える骨が無くなり、咬む力を支えられず痛みがでて抜くことが多いです。そう考えると最終的な歯を抜く原因として、咬む力はかなりの割合を占めます😢。

注意が必要な咬む力ですが、咬む力が強い方はお口の中やその周りに特徴があります。また、特有の症状がでることも多いですね。今回はそういった特徴や症状をみてみましょう👍。

★歯にでる特徴や症状。

・歯の摩耗、咬耗、すり減り。

歯が全体的に短くなる。

前歯の先が鋭くなる。

糸切り歯の先が丸くなる。

奥歯の溝が無くなる、平らになってくる。

奥歯に謎のくぼみができる。

・歯の破折。

小さく欠けることもあれば、歯の根っこまで完全に割れるなど様々💦。

・歯と歯ぐきの境目にくぼみができる(くさび状欠損と呼んでいます)。

・知覚過敏。

しつこい知覚過敏が多いです😢。

・詰め物や銀歯など、人工物がはずれやすい。

★歯ぐきにでる特徴。

・歯ぐきが下がる💦。

★骨にでる特徴。

・歯の周りの骨が無くなる。

歯の周りの骨が無くなり、歯に揺れがでてきます。咬む力を逃がすための身体の適応反応ともいえます。

・顎の骨が厚くなる。

咬む力を支えるために骨が厚くなります。下の顎の舌側や上顎の口蓋と呼ばれる部分が膨らんできます。特にみやすいのは下顎の舌側です。膨らんでいませんか❓。

★顔貌にでる特徴。

・顔貌が四角形。

スクエアタイプと呼ばれます。お口を動かす筋肉などが発達しているためです。逆に咬む力が弱い方は下顔面が細く、長顔の傾向があります(こちらはテーパリングタイプと呼ばれます。)。

★顎の関節にでる症状。

・顎関節症。

顎の関節(耳の少し前あたり。)にも負担がかかりやすく、いわゆる顎関節症になりやすいです。症状は顎関節の変な音、痛み、そしてお口が開きにくいなどです。

★味覚への影響。

・鉱味や酸味がします。何故❓。

★お口や中や周りの痛み、頭痛。

・お口の周りの筋肉などに痛みがでてきます。これが結構強く、痛み止めを服

用しないといけないほどです😲。

いかがでしょう。様々な特徴や症状があるんです。一度お口の中や顔貌をみてみてください。もしくはなにかあてはまる症状があったりしませんか❓。特に痛みで悩んでいる方は多いです。虫歯や歯周病がないのに歯がしみるのが続いていたり、定期的に原因不明な強い痛み出ている方は咬む力の影響が出ている可能性が高いです🥶。マウスピースなど対応法もありますので、不安があればご相談ください。

予防歯科とは❓

皆さんは予防歯科って聞いたことありますか❓。テレビの宣伝なんかでも耳にしたことある方もいるのではないでしょうか。「予防歯科をはじめましょう♪。」みたいな感じですね。では何を予防しているのでしょう。まあ、すぐに思いつくのは虫歯や歯周病ですね。歯医者さんの治療のほとんどをこの2つを原因とする病気が占めています。みなさんから見ても歯医者さんに治療に行くといった場合、原因はこの2つがほとんどでしょう。当然と言えば当然です💦。

しかし、この予防歯科、学問としてはよくわからない位置づけとなっています❓。大学の歯学部はたくさんの講座に分かれています。虫歯を専門とする講座、歯周病を専門とする講座、歯を作る(入れ歯なんかも含む。)講座、矯正を専門とする講座、お子さんの治療を専門とする講座、お口の手術などを専門とする講座(口腔外科。)などもっとあります。大学によって様々です。その中に予防を専門とする講座があったりします。それが、予防歯科学講座です。

今は変わっているのかもしれませんが、当時の予防歯科は何をしているのかがよくわかりませんでした😞。虫歯や歯周病の定期健診を請け負っているような診療科となっていましたが、講義や実習の内容とも、他の講座とほぼ被っているのです💦。当たり前と言えば当たり前です。虫歯や歯周病を専門とする講座もあるのですから。

当時はちょっとやってみようみたいな感じだったんでしょう🎉。予防歯科という概念はアメリカで発祥、ヨーロッパ(特に北欧。)にて熟成され、日本にもたらされています。それを大学で立ち上げるのが1つの流行りという感じでしょうか。

実際、あまり意味のないものとなっていました。何というか日本の行政、縦割りの悪さが出ている感じです。本来予防歯科はそういうものでは無いのです😢。

イメージとして歯医者さんの世界を1つの町とします。そこにたくさんの家が建っています🏠。その家を歯医者さんが行う様々な治療や処置としてください。予防歯科もその家の1つと思ってもらえればいいと思います。これが、大学での考え方でした( ノД`)シクシク…。でも、本来目指すべき姿は、土壌・地面が予防歯科であり、その上に様々な治療や処置となる家が建っていないといけないのです。予防というものはすべての治療や処置の土台にならないといけない👍。そうしないと、治療や処置を繰り返すだけになってしまいます、さらに言えば、予防歯科という土壌・地面をしっかりすることで建っている家を減らす、小さくすることが目標です。目指すは更地、それがお口の健康はもちろん全身的な健康へと繋がります😊。わかりにくですよね😢。

テレビなどで流れる予防歯科という言葉を聞くと、虫歯や歯周病などを予防するというイメージが強いです。お口に中の2大疾患ですから、仕方が無い所もありますが、歯並びや咬み合わせ、お口の機能、その他のお口の中の病気すべてにおいて考えなくてはなりません。最終的にお口の健康を維持し、全身的な健康への寄与、幸せな人生を送れるようにサポートするのが予防歯科なのです。少なくとも私はそういった認識です😊。

ちなみに予防歯科というフレーズは歯医者さんに通いやすくする、歯ブラシや歯磨き粉の販売にも一役買っているようです。要するに世間でいわれる予防歯科には商業的な意味もあります。世間受けもいいのでしょう。まあ、いろいろあるんですよ。

脳性マヒとお口の中!

今回は脳性マヒとお口の中の関係についてです。ひかる歯科ちえこども歯科にも脳性マヒの患者さんがいらしています。まずはどんな病気かをみてみましょうか。

脳性マヒは、受胎から生後4週間までに脳に障害を受けて生じる病気です。原因は、低体重出生児(いわゆる早産で多いです。)や出生時における脳への酸素不足、脳炎や髄膜炎、脳の形成異常など様々です。頻度は大体500人に1人、身体の動きや筋緊張(筋肉のこわばりや逆に低緊張もある。)や不随意運動(自分の意思とは関係なく体が動くこと。)に特徴がある病気です。軽度から重度でかなり状態が異なるため、それに合わせた対応が必要となります。

お口の中の状態としては筋肉のコントロールが難しいことで様々な問題がでてきます。1つずつみていきましょう。

  • 歯並びや咬み合わせの問題。●

歯並びや咬み合わせは筋肉の影響を強く受けます。脳性マヒの方は頬や唇の筋緊張が強く、舌などの動きも強いため、それらに応じた歯並びになってしまうことが多いです。

  • 歯の著しい咬耗。●

筋緊張によって、特有の顎運動や歯ぎしりなどが引き起こされることがあります。歯には著しい摩耗が認められ、歯が欠けたり、修復物が壊れたり、はずれたりすることも多くなります。

  • 頬や唇、舌の咬傷。●

全身の協調運動が苦手なため、不随意運動やくしゃみなどの突然起こる身体反応に対応しきれません。その結果、頬や唇、舌を咬んでしまい損傷してしまうことが多いです。繰り返される損傷が潰瘍化することもあります。

  • 顔面や歯の外傷。●

不随意運動や合併症の1つであるてんかん発作時の転倒により、顔面や前歯の外傷が多いです💧。

  • エナメル質形成不全などの歯の異常。●

脳性マヒが起こる時期と歯が作られる時期が重なるためにエナメル質形成不全(エナメル質・・・歯の頭の部分を覆っている体の中で1番硬い組織です。)がみられることが多くなります。また、歯がでてくるのが遅かったり、歯の出てくる位置がずれてくることも多いです。

  • 虫歯になりやすい。●

筋緊張などのため自分で歯ブラシをするのが難しいです。また、付き添いの方に歯ブラシをしてもらうにしても、頬や唇、舌に力が入っていると難しくなります。結果として虫歯になりやすくなります🦷。

  • 歯周病になりやすい。●

虫歯と一緒で歯ブラシが難しいため歯周病にも注意が必要です。また、合併症の1つであるてんかん発作のため、抗てんかん薬を飲まれていることが多く、その副作用によって歯ぐきが腫れやすくなります。

脳性マヒの方は自分でお口の管理が難しく、付き添いの方もなかなか歯磨きが難しかったりします。😞。突発的な外傷なども多くなるため、早いうちからかかりつけの歯医者さんを作っておくことが大事ですよ。

侵襲性歯周炎というのがあります!

今回は少し珍しい歯周炎についてです。それは侵襲性歯周炎というものです。名前からちょっとすごそうですよね🥶。一般的な歯周炎は慢性歯周炎といわれており、主原因は歯垢(プラーク。)、進行速度は比較的ゆっくりで高齢になるほどかかりやすいイメージではないでしょうか。

しかしこの侵襲性歯周炎はちょっと違います。10代や20代など若い時期に発症することがほとんどで、急速に進行します💦。プラークの蓄積量と疾患重症度が無関係であることが多く、歯ぐきの赤みや腫れ、歯ぐきからの出血などの炎症所見も少なく見た目はそんなに悪くありません。遺伝的な要素があるようで、特定の家族内や家系内に多いことがあります💧。どういうわけか前歯と奥から2番目(親知らずは除いて。)の第1大臼歯で特に進行しやすい特徴があります。発症率は0.05%~0.1%と低いのですが、レントゲンを撮ると「若いのにどうしてこんなに悪いの❓。」ってびっくりするぐらいです。

日本人での発症率は低いのですが、海外では結構高く、人種によりますが5%や10%だったりします。正直こんな歯周病が10%の確率で起こると思うと恐怖しかありません🥶。そのため海外のほうがこの侵襲性歯周病の研究が進んでいます。ある特定の細菌(アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンス、略してAa菌。)が強く関わっているといわれており、特にその細菌の中でも明らかに侵襲性歯周炎への影響が強いタイプが発見されています🦠。

しかし、Aa菌自体は日本人からも検出されるのですが、侵襲性歯周炎への影響が明らかに強いタイプは日本人では検出されません。そのため日本人では侵襲性歯周炎の発症率が低いと考えられています👍。

日本人での侵襲性歯周炎の発症は細菌学的な要素よりも、宿主の要素の方が大きいといわれています。新たに注目を浴びている細菌もいますが、宿主の代謝や免疫に関わる遺伝子による要因の方が強そうです。現在も国内外で活発に研究が行われていますが、まだ明確な結論は得られていないのが現状です😞。

遺伝的な要因があるということであれば注意はできます、家庭内や家系内で歯を早期に失っている方がいないかを調べてみてください。もしそういった方がいれば早めに歯医者さんを受診し、早期発見・早期治療を心がけます。もちろん定期検診は必須です。間隔は短めが無難ですね。遺伝的な要素があるといっても、細菌がいなければ侵襲性歯周病も進みません。通常の歯周炎より注意は必要ですが、十分に歯と歯ぐきを守っていくことはできますよ。

お口の乾燥と味覚障害!

さて今回は味覚障害のお話です。新型コロナでも話題になりましたね😅。体調が悪いときなど、一時的に味を感じなくなった方もいるかもしれませんが、味覚障害は結構つらいです。

おいしく食べることは人生の大きな喜びです😊。バランスのよい食事をよく咬んで味わって食べることは、身体だけでなく、精神的な健康を維持するための基本となります。そのためには丈夫な歯や歯ぐきだけでなく🦷、健全な味覚が必要不可欠です。御高齢の方のデータとなりますが、味覚障害が無い方とある方を比較すると、「体調が良い、」「毎日が充実している」と答えた方の割合は味覚障害が無い方の方がはるかに高くなりました😲。味覚障害があると食欲不振や食べる物の偏り、味の濃い物を好む傾向がでるため、いわゆる生活習慣病(高血圧や糖尿病など。)にかかりやすい傾向もあります。

一口に味覚障害といっても症状はいろいろです。『味が薄く感じる。』、『味がまったくわからない。』、『特定の味だけわからない。』、『甘い物が苦く感じる。』、『食べるといつも嫌な味を感じる。』、『お口の中に何もなくても常に苦みや渋味を感じる。』などなど、、、、、。なかなか難しい💦。しかしこの味覚障害、ずっと増加傾向なのです。実際、味覚障害を主訴に歯医者さんやお医者さんを受診した患者さんの数は増加の一途を辿っています。

原因もいろいろで、新型コロナのような病気の後遺症や薬剤の副作用、ストレス、栄養不足、加齢などが考えられています。

その中でもまず疑ってほしいのがお口の乾燥です😲。味覚障害に限らずですが、舌になにか症状があり、特に見た目が問題無い場合に、最初に疑うものの1つがお口の乾燥です。味覚障害も例外ではありません。特に味は唾液によって運ばれますから、お口が乾燥していると味覚障害が起きやすくなります。

実際、味覚障害がある方では唾液の分泌量が下がっているという報告があります。味覚が正常な方の唾液分泌量は基準値を満たしているのに対して、味覚障害がある方の唾液分泌量は全員が基準値を満たせず、味覚が正常な方に比べて唾液分泌量は半分以下であったとされています💧。

お口の乾燥も味覚障害と同じで原因が多岐にわたるため難しいのですが、お口が乾燥しやすい口呼吸になっていないか、水分は足りているか、服用しているお薬なにかなどを調べます。また、唾液を出やすくするために唾液腺マッサージや食生活の指導も行います。

味覚障害は自覚症状が乏しいのも特徴です。だんだん悪くなるので気づきにくいのです。しかし身体の健康や精神の安定に強く関わります。味覚に異常を感じたら早めにご相談ください。

歯に着色がつきやすい 人の 対処法

歯への着色、気にされている方多いですよね。原因としてはお茶やコーヒー、赤ワインなどの飲用🍵☕🍷や喫煙🚬、鉄の摂取などですが、お口の中に住んでいるばい菌にも左右されます🦠。付きやすさに個人差が結構あり、なかなか対処が難しいです😢。着色自体は虫歯や歯周病の原因とはならないのが救いですね。むしろ虫歯にはなりにくいという報告まであったりします。今回は、歯磨きの状態によって取るべき対処法をみてみます。

◎歯磨きができていない、、、、、。◎

論外です。まず歯磨きをがんばりましょう。話はそれからです、、、、、。

◎歯磨きはまずまずできている。◎

歯磨きがまずまずできていて、着色が付きやすい方は次の段階に進みます😊。まずは着色除去効果のある歯磨き粉を使ってみることです。こういった歯磨き粉には着色除去を目的とした清掃剤(以前は研磨剤と呼ばれていました。)が入っています。着色よりも硬度が高いものが含まれており、機械的に着色を除去することができます。かといって歯よりは硬度が低いため、基本的に歯面を傷つけることは無いようになっています👍。

また、最近では清掃剤で機械的に着色を除去するのではなく、吸着など別の作用機序によって着床を除去する歯磨き粉も販売されています。いろいろ試してみましょう。いい歯磨き粉を見つけてください。

もう1つお勧めするとしたら電動歯ブラシや、音波ブラシですね。通常の歯ブラシに比べると着色除去効果も強いですよー。

◎歯磨きを頑張り過ぎている。◎

最後に歯磨きを頑張り過ぎている場合があります😲。普通の歯ブラシや電動・音波ブラシなどいろいろありますが、過度に磨き過ぎているのです。強く当て過ぎていたり、長く磨き過ぎていたりするのです。そうするとどうなるか❓。歯面が傷ついてしまうのです💦。歯面が傷つくと着色が付きやすくなってしまいます。着色を付かないようにしようと頑張った結果、裏目にでているパターンですね😢。でもわかる。

こういった方は適切な歯ブラシをあてる強さと時間を守って磨く必要があります。そのあたりは歯医者さんできちんと説明を受けましょう。特に電動・音波ブラシを使っている方は注意してくださいね。取扱説明書をよく読んで、その指示に従って使ってください🙇。

食生活を変えることやタバコをやめることも検討してもいいのですが、なかなか難しいことが多いです。好きなものはそう簡単にやめられない😞。ばい菌の要因も手軽に変えることはできません。まずは歯磨きでできることはないかを考えましょう。気になることがあればご相談ください。

歯の上に入れ歯を入れる時があります!

今回は少し特殊な入れ歯のお話です。入れ歯というと通常歯が無い所に入れるものですよね。総義歯なら全部の歯がない状態で入っています💧。部分入れ歯の場合、残っている歯に対して入れ歯を支えるため“クラスプ”といわれる金具をかけたりしますが、入れ歯が入る所に歯はありません💧。

 

しかし、歯の状態などによっては歯の上に入れ歯を入れることがあるのですΣ(・ω・ノ)ノ!。もちろん歯の頭の部分が残っていたら入れ歯は入りませんので、歯の根っこだけが残っている状態で入れます。これを“オーバーデンチャー”と呼んでいます😲。入れ歯の下に歯ぐきだけでなく、歯も支えとしてあるので、痛みがでにくく、安定もしやすいですね👍。ちょっと特殊な入れ歯ではありますが、珍しいものではありません。結構やります。その場合、積極的にする場合と、仕方なくする場合とありますので少しみてみましょう。

 

🌟積極的にする場合。🌟

先ほど部分入れ歯の場合、残っている歯にクラスプをかけるという話がでてきました。入れ歯を支えてくれる大切なものなのですが、当然かける歯には強い力がかかります😢。かける歯の状態はあまり良くないと、すぐに悪くなってしまう可能性があります💦。そういった時は思い切って入れ歯の下に歯を入れてしまった方が将来長く持ち、安定しやすいことが多いです。将来悪くなりそうな歯が多い場合にもいいですね。他にも、歯並びが悪くクラスプをかけにくい時や左右でバランスがとれずうまく人工の歯が並べられない時なども検討します。結構うまくいきやすいですよ👍。

 

また、応用編として磁石を応用して入れ歯の安定を高めたりもできます。保険診療でも認められおり、一時期流行りました。ただ、あまり予後が良くないため、現在はする先生があまりいません😞。なぜ保険導入したかな、、、、、❓。

 

★仕方なくする場合。★

次に仕方なくする場合です。仕方なくってなに❓って思いますよね。これは残っている歯がぼろぼろで、本来なら歯を抜いて入れ歯を作った方が良い時にやることがあります。歯を抜いて入れ歯を作った方がいいのですが、あまりに御高齢であったり、持病がひどい場合など歯を抜くのが難しいケースがあります😢。そういった時に残っている悪い歯のとがった所だけ丸めて、入れ歯を作ることがあります。

 

このオーバーデンチャー、神経がある歯がある場合、神経をとる処置が必要となります。これは大きなデメリットとなります💦。また、入れ歯の範囲としては広くなるため、少し抵抗もあるかもしれません。ただ、ケースをうまく選んで行えば、大変有用な入れ歯です。是非知っておいていただければと思います。

歯周病菌は子供に感染するの❓

虫歯や歯周病が感染症であることがだいぶ知られてきました🦠。特に虫歯に関しては、歯が出始めた頃から感染が始まることを知っている方が多くなってきたと思います。ひかる歯科ちえこども歯科にも、歯がでてきたばかりのお子さんがたくさん来られていますよ😊。虫歯の感染を防止するためにはどうすればいいかの質問も多いです。

虫歯菌の感染についても少し説明しましょうか。虫歯菌が1番感染しやすいのは、2才頃(概ね1才半から2才半。)です。この時期は『感染の窓』とも呼ばれており、本当に虫歯菌の感染が起きやすい、時期となっています。そしてもう1つ、虫歯の感染に関しては2才を境に大きな違いがでるものがあります。

それは将来の虫歯へのなりやすさです。その研究結果をみてみましょう。スウェーデン、イエテボリ大学の研究です🌟。

2才前に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 5.0

2才後に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 0.3

おわかりでしょうか。2才を境に16倍近い差がでています。将来虫歯にならないようにするには、虫歯菌への感染をできるだけ遅くすることが大事です。少なくとも2才以降にすることが大事となります😊。ここまでくわしくは認知されていないとは思うのですが、小さい頃が虫歯菌の感染防止に大事であることはずいぶん浸透してきていると思います。

では歯周病菌の感染はどうなっているのでしょうか❓。こちらはあまり知られていないように思いますね。実は、虫歯菌の感染に比べるとちょっとはっきりしない所もあるんですよね、、、、、😞。

実は歯周病菌の感染も小学校入学前から始まっていることがわかっています💦。しかし、この頃の歯周病菌の感染は病原性の低いもののみとなっています。感染源は家族の唾液などからですね。そして、小学校高学年ぐらいまでに、中等度の病原性をもつ歯周病菌が棲みつき始めます💦。これも感染源は家族の唾液などからといわれています。

最後に病原性の1番強い歯周病菌の感染です。このばい菌はPorphyromonas Gingivalisと呼ばれています。最も有名な歯周病菌といってもいいでしょう🦠。このばい菌が感染するのは、概ね18才以降といわれています。感染源は家族の唾液による感染よりも、恋人や配偶者の唾液による感染がほとんどとされていますね。注意していただきたいのは18頃ではなく、18才以降となっているところです。つまり、18才以降ずっと注意が必要なのです😲。

虫歯菌の感染は『感染の窓』とも呼ばれる2才頃を乗り切るとずいぶん楽になります。しかし、歯周病菌の感染予防は、子供の頃だけでなく、ほぼ人生を通じて注意が必要となります。ここが大きな違いとなります💧。

 

ちなみに、ペットからも感染することがわかっています。犬や猫にはヒトと同じ歯周病菌もいるのですが、独自の歯周病菌もいます🐶🐈。これらも、ヒトに感染することがわかっています。ちょっと注意ですよ😢。

虫歯菌とは❓

虫歯がばい菌による感染症であることがずいぶん浸透しましたね。みなさんが知っている虫歯菌としてはミュータンス菌(ストレプトコッカス・ミュータンス、Streptococcus Mutans。)でしょうか🦠。宣伝などでもでてくるので聞いたことある方は多いかと思います。そして、もう1つ、代表的な虫歯菌として、乳酸桿菌(ラクトバチルス、Lactobacillus。)がいます🦠。こちらは少し、マニアックですかね。詳しい説明は今回省きますが、ミュータンス菌は虫歯の発生に、乳酸桿菌は虫歯の進行に強く関与します😢。

虫歯の発生が無ければ、虫歯の進行はありえません。そのため、虫歯菌に対する研究や虫歯対策のほとんどはミュータンス菌をターゲットにしたものとなっています。実際影響が大きいので当然です💧。歯を溶かす酸を産生するのはもちろん、自分たちを守るバリアを張ったりして結構手強いんですよ。

しかし、最近の研究で、いままで虫歯菌として認知されていなかった普通のばい菌も虫歯に関与することがわかってきています🦠。虫歯菌の条件として、歯を溶かす酸を産生できることが1番に挙げられるのですが、実はお口の中の汚れ(プラーク。)に含まれる多くのばい菌は、糖を代謝して酸を産生できるのですΣ(・ω・ノ)ノ!。また、歯が溶けるにはpH5.5以下になる必要があるのですが、この条件もクリアーしていることがわかっています。つまり、普通にお口の中に存在するばい菌であっても、虫歯の原因になる、油断できないということです😢。

また、ミュータンス菌をもたないヒトでも虫歯ができることもわかっています💧。スウェーデンでの研究報告になりますが、虫歯があるヒトのお口の汚れ(プラーク。)や唾液を採取し、どんなばい菌が検出されるか調べました。結果、お口の中の汚れでは39%、唾液の中では11%の方で、ミュータンス菌が検出されませんでした。このことから、ミュータンス菌以外のばい菌も虫歯の発生に関わっていることを指摘していますΣ(・ω・ノ)ノ!。ただ、ミュータンス菌の検出は虫歯を有するヒトの方で多かったことから、虫歯の発生にミュータンス菌が強く関わることも同時に指摘していますね。さらに、虫歯が無いカリエスフリーなヒトでも、ミュータンス菌が検出されたりもしています、、、、、。

結構、複雑というか厄介ですね。ばい菌の世界は一筋縄でいかないようです。虫歯の発生には歯や唾液の状態や食生活もかかわりますし、もっと複雑なのでしょう。ただ、ばい菌から考える虫歯予防では、虫歯菌として特別なばい菌だけをみるのではなく、すべてのばい菌をターゲットにした方がよさそうですね。それにはやっぱり歯磨きが1番か👍。がんばりましょうね。

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