お役立ち記事
お知らせ
採用情報
熊本県熊本市中央区の大人と子どもの診療室-ひかる歯科ちえこども歯科へのお問い合わせ電話番号
お知らせ
HOME >  歯の形や見た目は変わっていきますよ😊

NEWS&BLOG 一覧

歯の形や見た目は変わっていきますよ😊

さて、今回はよくある質問からです。その質問は、『子供の大人の歯が出てきましたが、形や見た目がおかしくないでしょうか❓。』、です。うん、保護者の方、よく見ていますよね。将来、虫歯の無いお子さんになりそうです😊。

 実は出てきたばかりの大人の歯は、保護者の方の大人の歯(出てきて時間が経過した大人の歯。)と違います。少しその違いをみてみましょう。

◎出てきたばかりの大人の歯は先が凸凹しています😲。
 出てきたばかりの大人の歯の先は凸凹というか、ぎざぎざしています。これは歯ができるときに、いくつかの発育葉と呼ばれる歯のもとが重なってできるためです。その境目が窪んだ形態になるんですね。個人差はありますが、1mmぐらいの凸凹になっているお子さんもいますよ😊。初めて気がついた保護者の方はびっくりされることも多いです。

◎出てきたばかりの大人の歯の表面には溝があります😲。
 出てきたばかりの大人の歯の表面には、縦に2本の溝が走っています。そしてその溝で分けられて3つの膨らみがあります。この溝と膨らみは、よくみないとわからないと思います。この溝や膨らみができる理由は、前述した発育葉と呼ばれる歯のもとが重なってできるためです😊。

◎出てきたばかりの大人の歯は光沢がありません😲。
 出てきたばかりの大人の歯の表面には肉眼ではよくわかりませんが、たくさんの溝やくぼみがあります。くわしく話すと難しくなるのですが、これも歯が作られるときについたものです。これが原因となり光が乱反射するため、出てきたばかりの大人の歯には光沢がありません😊。

 出てきたばかりの大人の歯にはこういった特徴があります。歯ができたときの、そのままの姿といってもいいかもしれません🦷。しかし、時間が経過するとこの特徴がだんだんと無くなっていきます💦。

 何故かと言いますと、咬むことですり減ったりし、歯磨きなんかで摩耗するためです。凸凹やギザギザ、溝や膨らみはだんだん無くなっていき、歯の表面は磨かれて光沢を持つようになるのです✨。

 もちろん本当に歯の形態や見た目に異常があるときもあります。形成不全といって、歯が作られるときのミスによって起こるものがよくみられますね😞。歯の形態がいびつだったり、茶色くなっていたり、白くなっていたり、状態は様々ですが、歯の先の方でみられることが多いです。形成不全を起こしている部位は、虫歯などに弱いこともあるため注意が必要です💧。

 もし、お子さんの歯をみていて、何か気になることがありましたら何でもご相談ください。問題無ければそれでいいですし、注意が必要なときもあります。ご気軽にどうぞです。

現在主流の電動歯ブラシは❓

今回は電動歯ブラシについてです。電動歯ブラシと言っても実は種類があります。まずは種類からみてみますか😊。

◎高速運動電動歯ブラシ。
 小型のモーターによる振動や回転によって汚れを機械的に取り除きます。動かし方は小刻みに動かして(手用歯ブラシと同様。)使用します。

◎音波電動歯ブラシ。
 リニアモーターによる高速振動や回転により汚れを機械的に除去します。また、高速振動から生み出される水流によって汚れを除去することもできます😲。動かし方はあてるだけとなっています。

◎超音波電動歯ブラシ。
 超音波によって歯と汚れのつながりを弱めて、破壊することで汚れを除去します。動かし方は小刻みに動かして(手用歯ブラシと同様。)使用します。
 大まかに分けると大体この3つですね。では、現在歯医者さんで取り扱っている製品の主流はといいますと、⓶の音波電動歯ブラシです。製品名としてはソニッケアー、プリニア、オーラルBなどでしょうか。聞いたことありますか❓。毛先も豊富にラインアップされていますよ😊。

 音波電動歯ブラシの1番の利点は手用歯ブラシのように小刻みに動かす必要がないことです。あてるだけでいいのです。あてては場所を変え、あてては場所を変えていくだけ。気を付けるのはきちんと全体にあたっているかどうかと、あてる強さだけでいいのです。これは楽ですね😊。ただ、このことを知らない方も多いので、きちんと説明を受ける、もしくは取扱説明書を読んでくださいね💦。使い方を誤ると歯や歯ぐきを傷つけてしまいますよ🥶。

 ではどんな方に適しているのかといいますと、手用歯ブラシではどうしてもうまく磨けない方や手指をうまく動かせない方、歯ブラシをごしごし強く当てすぎる方などです。やっぱり小刻みに動かさなくてもいいというのは、かなりの利点です😊。

 最後に誤解しないでほしいのはすべての人が音波電動歯ブラシを使う必要はないということです。音波電動歯ブラシの方が汚れを取る能力は高いという報告は多いのですが、手用歯ブラシでも正しく磨くことができていればきちんと汚れが取れることがわかっています。結果として、臨床的な差は両者の間にないとする報告も多いのです。つまりきちんと磨けていればなんでもかまわないということです👍。
音波電動歯ブラシは歯ブラシという道具の中の1つです。選ぶ基準はいろいろ考えられますが、基本的に手用歯ブラシよりも音波電動歯ブラシの方が、成果が得られそうな場合に選ぶということになります。気になるとき、わからないときは何でもご相談ください。

軟らかいマウスピースの管理方法!

マウスピースを使う機会が増えてきています。以前ですとスポーツのためや歯ぎしりや食いしばり対策のために作ることが多かったのですが、最近では矯正治療や歯のホワイトニングなどで使うことも多いですね😊。スポーツのためや歯ぎしり食いしばり対策に作製する機会自体も増えているように思います。

 マウスピースも2種類あり、硬いタイプ(プラスチックみたいな感じ。)と軟らかいタイプ(ゴムみたいな感じ。)とあります。用途やお口の中の状態によって使い分けていますが、今回は柔らかいタイプのマウスピースの管理方法をみてみたいと思います。硬いタイプに比べて注意点が多いんですよ💦。

 軟らかいタイプのマウスピースは結構デリケートです。軟らかいため劣化しやすく汚れやすいため、きれいな状態で保管してもらいたいのですが制約も多い😞。ブラシなどできれいにしてもらいたいところですが細かい傷がつくためNGです。ついた傷から汚れやばい菌が入り込んでしまいます🦠。歯磨き粉のような磨き粉の入ったものも使えません。お湯などで殺菌消毒したくても駄目です🙅。ゴムみたいな材質ですから、溶けて変形してしまいます。入らなくなっちゃいますよ😢。基本的には手や指を使い、流水下で食器をやさしく洗い流すようなイメージで洗浄するようにしましょう。力を入れ過ぎないようにしてくださいね。

 また、軟らかいマウスピースは吸収性が高いです。色が変わったり、臭いが付きやすい性質があるため、使用後や清掃後は水気が残らないように乾燥状態を保つことが大事です。しっかりと水気を拭き取り、通気性のよいところに保管するようにしてください。入れ歯は水につけて保管するのですが、軟らかいマウスピースは違うので注意が必要です🙅。

 より清潔にしたい、匂いが気になる場合は市販のマウスピース洗浄剤や洗浄スプレーが売られています。各製品によって使い方が異なるため、取扱説明書をしっかり参考にしていただきたいのですが、とても有効ですよ😊。

 さきほど熱は駄目だというお話がありました。熱によるトラブルで他に多いのは乾燥器です。衣類にマウスピースがまぎれたまま(使用後ポケットに入れたままというパターンが多いですね😞。)洗濯、乾燥と進むと変形してしまいます。
また暑い夏にも注意しましょう。車の中などに放置していての変形もときどき聞きます。

 軟らかいマウスピースには良いところがたくさんありますし、用途によっては柔らかいものマウスピースでないと駄目なときもあります。ちょっと取り扱いに注意が必要になりますが、よろしくお願いいたします。

入れ歯が合わない時・・・入れ歯は裏打ちできるんですよ😊

みなさんのご協力により、8020(80才で20本の歯を有する。)達成者は現在50%超えています🙇。もちろん、私達歯医者さんもがんばっているんですよ😊。しかし、依然として多くの御高齢の方が入れ歯を使っている状態は続いています。80才以上ですと約70%以上の方が何らかの入れ歯を使っているというデータがあります。まだまだ、入れ歯は大事、必要なものですね。

さて、そんな入れ歯ですが、やっぱりいろんなトラブルが起こってきます💦。多いのは痛い、違和感、外れやすいですね。これらは新しく作ってすぐに出やすい症状です。1回安定すると出にくくなります👍。そして、長く使っていると起こりやすくなるのが、入れ歯の破損や入れ歯の合いが悪くなることです。どうしようも無いときは新しく作ることもありますが、基本は修理となってきます。大概はどうにか修理できますよ😊。今回は入れ歯の合いが悪くなった場合の修理についてのお話です。

入れ歯の合いが悪くなるとは、入れ歯の内面と歯ぐきとの間に隙間ができてくるということです。入れ歯はそんなに変わりませんから、この症状は歯ぐきが無くなってくることで起こります。歯ぐきは歯を支えるためにあるものですから、歯が無くなるとだんだん無くなっていくのです😲。隙間が大きくなると、入れ歯がずれやすく、外れやすくなります。入れ歯と歯ぐきの間に物が詰まりやすくなってきますね💧。

こんなときどうするか❓。それが、入れ歯の裏打ちという方法です。入れ歯の内面を現在の歯ぐきの形態に合わせてしまうことができるのです。目に見えて症状を改善できることがほとんどです👍。

基本入れ歯は硬い材質でできています。裏打ちはこの材質とほぼ同じものを用いて行うことがほとんどです。粉と液を混ぜるタイプのものが多く、混ぜるとしばらくスライム状になります。このスライム状のうちに入れ歯の内面に盛って、お口の中に入れます。ある程度固まったら余分な分を取って、またお口の中にしばらく入れておきます。そうすると完全に固まってくるので、少し調整したり磨いたりして終了となりますΣ(・ω・ノ)ノ!。

また特殊な症例では、軟らかい裏打ち材で裏打ちをすることもあります。痛みが出やすかったり、お口の中の乾燥が強かったりするケースで多いですね。特に下の入れ歯で時々あります。入れ歯は下が圧倒的に難しいですからね、、、、、😢。

軟らかいためこれまであった症状を劇的に改善できますよ😊。ただ、軟らかい裏打ち材は耐久性が弱い、不潔になりやすい、入れ歯洗浄剤が制限されるなど厄介な点も多いです。できれば、硬い方が無難かなと思っています😞。

ひかる歯科ちえこども歯科では、入れ歯に不具合がある場合、余程なことが無い限り調整や修理で対応することがほとんどです。今入っている入れ歯を改善できないと、新しく作ってもうまくいくわけがありません。入れ歯の裏打ちは有効な修理方法の1つなんです😊。入れ歯の不具合があればいつでもご相談くださいね。

食事の姿勢や環境に気をつけて😲

ひかる歯科ちえこども歯科にはたくさんのお子さんがいらしています。小さなお子さんは0才からいらしていますね👶。とてもかわいいです。

来院される理由はいろいろあるのですが、虫歯が心配で来られることが1番多いです。そして食事に関することでの来院も多いです。例えば、「咬まずに飲み込んでいる。」、「ずっと咬んでいてなかなか飲み込みこんでくれない。」、「食べるのが遅い。」、「食べる時にくちゃくちゃ音がでている。」などなど、、、、、みなさん大変ですね😞。

お子さんの成長発育と食べさせ方・食べ物の形態などがあっているかをみていくのですが、その前にとても大事なことがあります。それが食事のときの姿勢や環境です。これが悪いと何をやっても効果がでません。いわゆる食事の基本となるものですね👍。1つ1つ大事なところをみていきましょう。まずは食事の姿勢からですよ。

⓵、少し顎を引いて飲み込みましょう。

⓶、背筋はピーンと伸ばしましょう。

⓷、ひじは直角に、高さはテーブルと同じになるようにしましょう。

⓸、テーブルから握りこぶし1個分離れましょう。

(離れすぎると猫背になるので注意です。)

⓹、ひざは直角になるようにしましょう。

⓺、足底は床にしっかりつくようにしましょう。

みなさんはできていますか❓。私も普段そこまでできていないかもしれないです😢。お子さんは成長していきますので、テーブルやいすも少しずつ変えたり、手を加えていかないといけませんね😞。大変大変。

では次に環境です。環境というのは食事に集中できるかどうかです。

⓵、食事の時間にお腹は減っていますか❓。

・間食し過ぎていませんか。

・よく体を動かしていたでしょうか。

空腹は最高の調味料ですよ🧂。

⓶、生活リズムはどうでしょうか❓。

・眠たくなる時間ではないでしょうか。

⓷、食事に集中できていますか❓。

・テレビなんかがついていないでしょうか。

・スマホなんか持っていやしませんでしょうか。

⓸.食事の時間を楽しんでいますか❓。

・みんなでおいしそうに食べましょう。

・保護者もスマホはみちゃダメですよ。

とにかく食事に集中する、食べたくなるように仕向ける、これが大事です。

食事の姿勢や環境がしっかりしていれば、食事を咬むのも飲み込むのもスムーズに行われやすくなります😊。それに伴いお口の周りの筋肉や機能も増強されます。基本は大事ですよ。大変かもしれませんが、まずは姿勢や環境を整えましょう。これだけで、問題が無くなることも多いですよ😊。是非やってみてください。わからないことがあればご相談くださいね。

悪くなった歯はいつインプラントにするべき?すぐする?もう少し待ってする?インプラントの費用対効果は❓

歯を失った場合の治療法としてインプラントがあります。保険外診療のため費用がかかりますし、治療期間も長くなりますが、歯を失った場合の治療法としては、最もベターな治療法ですね😊。

インプラントに対する研究はたくさんありますし、今も行われています😲。そんな中、おもしろい研究として、インプラントの費用対効果についてシュミレーションモデルを用いて推計した報告があります。簡単にですが研究の内容をみてみましょう👍。

 

状態があまり良くない歯があります🦷。この歯は様々な治療を行っても、最終的に抜歯となり、インプラントになると仮定します😢。そういった仮定のもと、⓵状態があまり良くない歯をすぐに抜歯してインプラントにする、⓶状態の悪い歯に様々な歯を残す治療を行い、できるだけもたす。最終的に抜歯に至ったときにインプラントを行う、という2つのパターンで費用対効果を比べました。

 

状態があまり良くない、どれぐらいもつかわからない歯を抜くことに抵抗が無ければ⓵の方がすっきりするかもしれませんね。⓶の歯を残すための治療にも費用や時間はかかってきます。自分の歯で咬めるのは大切なことですが、最終的に抜歯となるならどうなのか❓。どちらもメリットデメリットはあります。では、費用対効果はどうなったのでしょうか(´ε`;)ウーン…。

 

結果はと言いますと、状態があまり良くない歯の重症度(どれぐらいもたすことができるかに係わる。)に関係なく、⓵は⓶に比べて費用対効果が低いことがわかりました。つまり⓶の方がお得ということです👏。

 

どちらも最終的にインプラントになるのですから⓵の方がよさそうですが、話はそう簡単ではありません💦。インプラントに対しても維持管理のための定期健診は必要ですし、一定の頻度でトラブルも起こってきます。ときには再度インプラントのやり直しをする必要もでてきます。そういった費用や時間は早期にインプラントを行う⓵の方が多くなります。そのため現在のところ、状態が悪い歯でも頑張って治療して、できるだけもたせた方がお得という結果となりました😊。しかし、インプラントは今後も進歩していくでしょう。インプラントに係る費用やトラブルの発生率は減っていくと思われます。逆にインプラントの成功率や生存率は上がっていくでしょう。そうすると、また結果は変わってくるかもしれません。

 

今回はインプラントの費用対効果についてみてみました。もちろん、インプラントをする際の判断材料は費用対効果だけではありません。他にもたくさんの判断材料があります。歯医者さんとよく話し合って1番納得できる治療を受けてくださいね。

 

歯磨き粉のフッ素は効果絶大ですΣ(・ω・ノ)ノ!

現在虫歯はどんどん減ってきています。私達歯医者さんとしては嬉しいことです😊。やっぱり治療はしたくはありません。悲しくなります😢。

この虫歯の減少に大きな役割を果たしたのはフッ素です。歯磨き粉へのフッ素添加やフッ素洗口、そして歯医者さんでのフッ素塗布など様々な利用法がありますね。もちろん他にも要因はあるのですが、フッ素が大きな役割を果たしていることは、世界中の虫歯研究者の間で意見が一致していますΣ(・ω・ノ)ノ!。

その中でも歯磨き粉へのフッ素添加は世界中に最も普及しており、虫歯の減少に大きな役割を果たしているといわれています。どれぐらい効果があるかといいますと、論文レビューではフッ素を含む歯磨き粉の虫歯予防効果は24%となっています🎉。しかし、これは2、3年の研究報告による結果がほとんどを占めています。フッ素を含む歯磨き粉のように毎日使うものは、その後もどんどん効果が蓄積されていきます。予防効果がさらに大きくなっていくことがわかっています😲。そういった効果を加味するとどうなるか。フッ素を含む歯磨き粉の虫歯予防効果はなんと、『虫歯を半減する。』、『使わない場合は虫歯が倍になる。』といわれています🎇。これはもはや、フッ素を含む歯磨き粉を使った方が良いというレベルではありません。虫歯を減らしたいと思ったらフッ素入りの歯磨き粉の使用は必須といっていいレベルなのです😲。

 

日本でもフッ素を含む歯磨き粉はずいぶん普及しました。しかし、日本は虫歯予防のためのフッ素利用が外国に比べて遅れているのです。虫歯予防先進国である欧米に比べると、20年は遅れています💦。それは現在も同じで、現在日本の歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は1500ppm(1%が10000ppmです。)が最大となっており、この量のフッ素を含む歯磨き粉が高濃度フッ素含有歯磨き粉として売られています。しかし、海外における高濃度フッ素含有歯磨き粉は2500ppm~5000ppmです😲。虫歯のリスクが高い成人や高齢者に起こる歯の根っこの虫歯に効果が高いことがわかっています。

 

フッ素にはいろいろな意見があります。虫歯研究者の方にも、歯医者さんでフッ素塗布には反対という方もいます💦。しかし、そんな研究者の方でも、歯磨き粉に含まれるフッ素の虫歯予防効果について否定される方、またその使用を反対する方はいません。それぐらい安全かつ効果が高い利用方法といえます。

 

前述しましたが、虫歯を減らしたいと思ったらフッ素入りの歯磨き粉の使用は必須といっていいレベルです🎇。年齢などによって使用する量などに注意が必要となりますが、使わないという選択肢はありません。わかないことがあれば何でもご相談ください。

歯が欠けたらもってきてΣ(・ω・ノ)ノ!  外傷 かけた歯は歯医者に持っていく?

今回は歯を打ったり、ぶつけたりして歯が欠けてしまったときのお話です。いわゆる外傷のときですね😢。歯の外傷は大人・こどもとも起こりますが、大人の場合は交通事故など全身的に重傷なことが多く、歯の治療は後回しになることが多いです。こどもの場合は転んだり、何かにぶつかったりで起こることが多く、局所的な外傷であるため、外傷が起こってすぐに連絡があることが多いですね💦。ひかる歯科ちえこども歯科にも保育園や小学校、保護者の方からよく連絡が来ます☎。

外傷で歯が抜けてしまった場合の対応はだいぶ浸透してきています。学校など歯牙保存液や生理的食塩水が準備できている所ですとそれを使います。自宅などそういった準備が無い場合は、牛乳につけてもってきてもらいます。少なくとも乾燥させないようにすることが大事です😊。乾燥したそのままの状態で持ってこられる方はまずいません。

 

では、外傷で歯が欠けてしまった場合はどうでしょうか❓。こちらはどうしたらいいか、まだ浸透していないように思います。だいたい欠けた歯をそのまま持って来られるからです💦。もしくは捨ててしまっている方も多いですね🙅。

 

外傷で歯が欠けてしまったらどうするべきなのか。この場合も乾燥しないよう持って来てもらった方が良いです😲。歯の根っこの部分が無い、歯の上の部分だけ欠けた場合は水(水道水でも大丈夫です。)でも十分です。歯の根っこの部分から折れている場合やみてもよくわからない場合、抜けてしまった場合と同じ対応をしてもらえると助かります😊。歯は常に湿潤したお口の中にあるものです。その環境を維持してあげた方が良いです。

 

どうしてかといいますと、歯が欠けた場合における最も良い治療は、欠けた歯の再接着だからです🎉。欠けた歯はその材質、形態、色合いなどすべてが治すのに適しています。以前は難しかったのですが、接着技術が進歩した現在では、歯の再接着は歯が欠けた際の第1選択の治療となっています。結構しっかりくっつくんですよ😲。

 

しかし、再接着ができないときもあります🙇。欠けた歯が無い時はもちろんですが、歯か細かく(粉々に。)欠けていたりする場合です。この場合は白い詰め物で治していくことになります。これはこれできれいに治せますよ。

 

ただどちらの治療法にしても、欠ける前よりはどうしても強度的に弱くなります💦。時間が経つとまた、はずれたり欠けたりすることが多いです。その場合は再度くっつけたり、詰めたりします。外傷などの事故は起こらないようにすることが1番ですね、、、、、。

 

前歯が欠けた場合はショックが大きいです😢。私達歯医者さんもできるだけ良い方法できれいに治したいと思っています。そのためには歯医者さんにくるまでの対応も大事になってきます。是非。覚えておいてくださいね。

虫歯や歯周病は完治するの❓

さて、今回はよくある質問から。それは、『虫歯や歯周病は完治するの❓。』、です。この2つの病気を知らない方はいらっしゃらないでしょう。それほど身近な病気です。歯医者さんの治療の9割以上がこの2つがらみですからね😞。しかし、完治するのかどうかについては、歯医者さんと一般の方々とでかなり認識が異なります。

まず私達歯医者さんの認識ですが、虫歯・歯周病とも完治できる病気という認識はありませんΣ(・ω・ノ)ノ!。むしろ治療が一段落ついたあとが、大事、と言うか勝負とまで思っています。

 

一般の方々の認識はどうでしょうか❓。虫歯や歯周病は歯医者さんに行けば簡単に治る病気という意識がありませんか❓。治療が一段落すると、来なくなる方はまだまだいらっしゃいます。治るか治らないかでいえば、ある程度治すことはできます。ただそれは、痛みなどの症状を取ったり、無くなった歯や歯ぐきを人工物で補填したりするだけです。完治にはほど遠いです。

 

それぞれの治療についてみていきましょうか👍。

 

🌟虫歯の治療。🌟

虫歯の治療は、虫歯の大きさや位置などで治療方針が変わってきます。白い詰め物で詰めることもあれば、銀歯を作ることもあります。虫歯が大きければ歯の神経を取らないといけないこともありますし、最悪歯を抜かないといけないこともあります🥶。

 

いずれの治療も完治したと言えるでしょうか❓。完治はもとの状態に戻すことが最低条件だと思っています。私達歯医者さんがやっているのは、代替品を使った修理にすぎません😞。しかし、もとの歯以上に強い人工物はありません。従って、修理はできますがもとの歯よりは弱くなると考えるべきです。

となると、治療後もお口の中が同じ状態だとまた悪くなってきます。歯医者さんで行う虫歯治療では完治はできない、また悪くなる可能性があることを認識すべきです😢。

 

🌟歯周病の治療。🌟

歯周病は歯を支える骨や歯ぐきが減ってくる病気ですね。治療は原因となる歯周病菌や歯石などを減らしていくこと🦠。歯周病が進んでいるときは、麻酔をして歯石を取っていくときもあります。

歯周病も治療を行うことで、数値的には治っていきます。しかし、やっぱり完治とは言い難い😞。無くなった骨や歯ぐきがもとに戻ることはありません。歯周病の治療は治すというより、歯周病の進行を止めると言った方がいいですね。しかもやっぱり状態としては弱くなっています。注意しないとまたすぐに再発してしまうのです🥶。

虫歯・歯周病とも私達歯医者さんは完治させることはできません。どうにか修理をする、病気の進行を止めるのが精一杯なんです🙇。

 

虫歯・歯周病とも感染症です。1度感染するとお口の中に常に住んでいる常在菌となり、完全に追い出すのは不可能です😢。これも、虫歯・歯周病が再発する原因となっており、完治できない、また根絶できない理由でもあります。ワクチンとかできると、また変わるかもしれませんね💉。

 

虫歯と歯周病、完治はない。治療が一段落した後こそが勝負ということを知っていただければと思います。もちろん、最初から悪くしないことが1番ですよ。

自閉スペクトラム症とお口の中!

今回は自閉スペクトラム症とお口の中の関係についてです。自閉スペクトラム症とはコミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などがみられる疾患で、自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などを含んでいます。遺伝子や環境などが関係し、重症度は様々ですが、発生頻度は1%程度、男性に3倍から4倍多いのが特徴です😲。

 

2才頃から症状が明らかになっていくことが多く、乳児期の特徴としては、目が合わない、親を求めないなどありますが、言葉の遅れを主訴に医療機関を受診することが多いです💦。幼児期以降になり集団生活が始まると、上記した特徴、コミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などが目立ってきます💦。

 

歯医者さんで行う診療への影響をみてみると、、、、、

○コミュニケーションが苦手で、診療行為を理解できない。

○興味のあるものに衝動的に向かうため診療を中断してしまう、

○人とのやりとりが難しく、診療場面に合った行動ができない。

○お口の中の「汚れ」などのイメージがもてない。

○診療の意味や目的がわからず、遂行が難しい。

○初めてのことや予定の変更が強い不安・苦痛になる。

○感覚が敏感で、診療中の刺激に耐えられない。

○記憶力がよく、嫌な経験も鮮明に覚えている。

などでしょうか💧。

 

 

自閉スペクトラムだからお口に中に特有の疾患がでることはありませんが、その疾患の性格や診療が難しいことから2次的にお口の中の症状がでることがあります( ノД`)シクシク…。

 

 

○お口に中の清掃が困難。

「歯磨き」という概念がわからない、「きれい」、「汚い」の概念がない、こだわりなどから、お口の中の清掃が困難になることがあります😞。虫歯や歯周病が進行しやすいです。

 

○特定の食品へのこだわり。

個々人によって、対象は様々で、食事にこだわりが無い方もいます。清涼飲料水やスポーツドリンクなどを常飲している方は虫歯や酸蝕症(酸で歯が溶ける。)などが起こります( ノД`)シクシク…。

 

○お口の中の悪い習癖。

異食(新聞紙やチラシを食べるなど。)、特定の物を咬み続ける(鉛筆やペン、ペットボトルなど。)、前歯で物を咬んでそれを引っ張り続ける(タオルなど。)など。個々人によって様々です。「刺激を楽しんでいる」、「刺激を落ち着かせている」などの原因があるといわれています。完全にやめさせることが難しいことが多いです😢。

 

○お口の中への自傷行為。

「頭や顔を叩く」、「手や腕を咬む」などが多く、お口の中の自傷行為が特別多いわけではありません。お口の中では、「爪を使って歯ぐき等を引っ掻く」、「舌や頬、唇を咬む」などの自傷行為が多いです。これらもやめさせることが難しく。無理にやめさせようとすると、自傷やパニックがさらに増すこともあります😞。

 

悪くなるとますます診療が難しく、来院されていきなり治療をするのも難しいことが多いです。1番大事なのは小さな頃から定期的に短い頻度でみせていただくこと。悪くしないことはもちろん、歯医者さんに慣れてもらう、歯磨きになれてもらうことが大事です😊。保護者の方の負担も大変になるのですがどうかよろしくお願い致します。