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結構よくある咬合性外傷🥶

さて、あまり聞き慣れない言葉が出てきました。『咬合性外傷』、一体何なのでしょうか(´ε`;)ウーン…。

 

外傷はわかりますよね。咬合は咬み合わせのことです。そうなると、『咬合性外傷』は、咬み合わせによって起こる外傷ということになります😊。そんなことがあるのか❓って思いますよね。でも、咬む力はかなり強いです。自分の体重以上の力がかなりの頻度でかかっています。この力によって、歯を支える歯ぐきや骨に影響がでてきた状態を『咬合性外傷』と呼んでいます🥶。

 

この、『咬合性外傷』ですが健康な歯ぐきや骨でも、歯周病が進んだ歯ぐきや骨でも起こりえます。要は歯を支える力以上の咬む力が加われば起こるのです😢。歯ぐきや骨がどんなに健康で強くても、咬む力の方が大きければ起こります。歯ぐきや骨が歯周病で弱っていても、咬む力が弱ければ起こりません。

 

私達歯医者さんが歯や歯ぐきに症状を訴えている患者さんを診る場合、最初に疑っているのは虫歯や歯周病です🦠。お口に中の2大疾患ですから当然ですね。しかし、虫歯や歯周病がない、歯も歯ぐきも特に問題が無いことも結構あります。そういった場合に、次に疑う病気の有力候補が『咬合性外傷』となります👍。でも、これがまた結構難しいのです😢。

 

『咬合性外傷』の代表的な症状を少しみてみましょう。「冷たいものや熱いものがしみる。」、「食べるときに痛い、変な感じがする。」、「ずきずき痛い。」などなど。うん、虫歯や歯周病でもみられる症状ですね。大体、患者さんも虫歯や歯周病なのだろうと思って来院されています。でも、見た感じは大丈夫なのです。私達歯医者さんとしては説明が難しい。厄介なことに、歯を支える力や咬む力は単純にみてわかるものではありません。パッと見てすぐに『咬合性外傷』だと言えるものではないのです😅。

 

それでもお口の中のいろいろなサインをみて判断していきます。そのサインもたくさんあります。例えば、、、、、

・歯の揺れ。

・歯の病的移動。

・骨隆起(咬む力に対抗して骨が厚くなります。)。

・舌や頬に歯型が付いている(咬み締めたりしている方に多いです。)。

・歯ぎしりや食いしばりがある。

・歯の咬耗、摩耗。

・歯の破折。

・銀歯や詰め物がはずれやすい。

・レントゲンで歯の根の周りの黒味が強い。

・レントゲンで歯の根の周りの骨の白味が強い。

などなど、、、、、😢。

 

たくさんありますね💦。しかもこれらの所見は他の病気でもみられるものであることに注意が必要です。咬合性外傷の治療としては、マウスピースを作ることもあれば、歯を削って咬み合わせの調整を行うこともあります🥶。本当に、『咬合性外傷』なのか慎重な判断が必要になるのです。

 

歯や歯ぐきに症状がでて、歯医者さんに行ったけど虫歯も歯周病もないと言われそのままにしている方は結構いらっしゃいます。そういった方は『咬合性外傷』の可能性があります。一度、全体的に詳しくみてもらうことをお勧めします。気になることがあればご相談くださいね。

咬む力と歯周病Σ(・ω・ノ)ノ!

歯周病で咬むと痛い😢。そんな症状が出ている方はいませんか。かなり歯周病が進んでいますよ🥶。咬む力に、歯を支える力が負けている状態です。

咬む力は人によって異なるのですが、歯周病で歯を支える歯ぐきや骨が弱ると、普通に咬む力であっても痛みがでてきます💦。こういった状態を二次性『咬合性外傷』と呼んでいます。咬む力によって起こる外傷ですね。二次性ということは一次性『咬合性外傷』もあります。こちらは歯を支える歯ぐきや骨は正常にもかかわらず、咬む力が強すぎて起こる咬合性外傷となります💧。

咬む力は結構強いです。自分の体重ぐらいの力がかかっていると思っていただいてかまいません。歯が真っ二つに割れてくることもあるんですよ🥶。

 

歯周病で歯を抜かなくてはいけない状態になることは多いのです。理由は、「ぐらぐらして気になる。」、「頻繁に腫れて痛んでくる。」など様々ですが、その中に、「咬むといつも痛い。」というのがあります💦。これは強く咬まなくても痛みがでるほど、歯を支える力が無くなっている状態です。ここまでくると多くの方は抜くことを選択されます😢。まずまず多い理由ですよ🥶。

 

前述した通り、咬む力は人によって異なります。咬む力が弱すぎると別の問題がでてきますが、咬む力が強い方は、間違いなく歯周病による症状がでやすくなります。その他にも、硬い物を咬むのが好きな方、歯ぎしり・食いしばりをしている方も要注意ですね🙅。歯や歯ぐきに強い力がかかっているという点では同じです。歯周病で歯ぐきが弱ると、いろいろな症状がでやすくなりますよ🥶。

 

では、咬む力が強い方は歯周病になりやすかったり進みやすかったりするのでしょうか❓。みなさんはどう思われますか❓。なりやすそうですし、進みやすそうですよね。しかし、咬む力が歯周病を引き起こすことはないとわれています。また、歯周病の進行にも影響がないとされています。咬む力が歯周病を引き起こす、進行させる根拠はほとんどみつかっておらず、国際的に、咬む力と歯周病の発症・進行には影響がないことで一致しています😲。

 

私は歯医者さんなのですが、このことについてはいまだに本当かと思っています。私と同じで、これに疑問を持っている歯医者さんは多いんですよ😊。

 

現在のところ咬む力は歯周病の発症や進行には影響しないとされています。ただし、症状は間違いなくでやすくなるため注意が必要です。歯周病にならないようにするのはもちろん、咬む力にも気をつけましょう。気になることがありましたらご気軽にご相談ください。

風味って人だけしか感じないんです😲

動物にとって食べることは生きるために必須です。もちろん人にとってもそれは同じです。食べないと生きていけません🍖🐟🥬🍚。しかし、人は食べるだけでなく、楽しむことにも重点を置いています。様々な食材を加工・工夫し、きれいでおいしい食事を作ります。目で楽しみ、鼻で楽しみ、味を楽しみ、お腹を満たしています。これは人だけの特権といってもいいかもしれません😊。

 

ドイツ語には食事をする行為にあたる単語が2つあります。1つは『essen(エッセン。)』、そしてもう1つが『fressen(フレッセン。)』です。『fressen』は動物が食べること、あるいは生命保持のために食べることを意味します💦。一方、『essen』はというと、人間が食べることを意味します。生命保持の点から捉えた、『fressen』とは大きく異なり、『essen』はそこに心の要素、おいしく、楽しんで食べるという意味合いがあるのです。食事の見た目や匂い、味はもちろん、食べる環境(みんなで楽しんで食べる。家族と楽しんで食べるなど。)なども含めて幸せであることが大事であるという考え方です😊。おもしろいですよね。

 

そして人だけが楽しめる食事中の特権として、風味があります。風味とは味覚と嗅覚が合わさったもので、お口やのどの臭いが鼻の方に入ることによって感じます👍。そのため風味を感じるのは息を吐く時です。息を吸う時はお口や鼻に入った空気はそのまま気道へと入るため風味は感じません。息を吐くときにお口やのどの臭いが鼻にもはいることで風味を感じています。疑問に思った方は試してみてくださいね。ちなみにこのような空気の動きをレトロネイザル経路と呼んでいます。正式名称があるんですよ✨。

 

これだけなら他の動物でも風味を感じそうですよね。でも、無理なんです。他の動物(例え人に近いチンパンジーでも。)と人では、のどの構造がまったく違います。人は発音や構音のため口腔・鼻腔と気道・食道との間に距離があります。ところが他の動物はこれらがほぼ直結しているのですΣ(・ω・ノ)ノ!。お口やのどの臭いが鼻に抜ける隙間がありません。そのため風味を感じることができません😢。

 

臭いは食事を楽しむのに大事な要素です。試しに鼻をつまんで食事をしてみてください。すごく味を感じなくなります😅。臭いを普通にかぐのと違って、あまり意識することはないと思いますが、風味も食事を楽しむのにとても大事な要素なんですよ。ただ、悪い所もあって、こういった人ののどの構造は、他の動物に比べて、窒息しやすい構造になっています💦。しかし、発音や構音、そして風味という人生を豊かにする要素のために、そのデメリットに目をつむっています。それぐらい大事なのでしょうね。

ばい菌の増える速度はすごいんです😲

さて皆さん、ばい菌をみたことありますか❓。直接見るのは難しいですよね。顕微鏡で拡大しないとみえません。でもお口の中の汚れ、歯垢(プラーク。)を顕微鏡でみると気持ち悪いぐらいウネウネしていますよ🦠。

 

この、ばい菌ですが恐ろしい速さで増殖します。例えば虫歯菌の代表であるミュータンス菌、栄養となる砂糖をしっかり与えて、37℃という条件で培養すると、40分で1回という速さで分裂します。大したことないと思いましたね😊。でも、ネズミ算式に増えていくんですよ🐭。

 

具体的にみてみましょう。ミュータンス菌の大きさは約1μm(1μmは0.001mmです。)です。これが分裂して数珠のように繋げていくとどんな長さになるでしょうか。もちろんミュータンス菌1匹から始めますよ🦠。計算上では20時間ほどで東京スカイツリー(634m。)となります。この調子で分裂させると、29時間でイギリスのロンドン(9580km。)、33時間で月🌕(38万4400km。)、38時間で太陽🌞(1億5000万km。)まで達します。恐るべしネズミ算、、、、、🐁。

 

次は重さでみてみましょうか。ミュータンス菌の重さは約10-11gです。わかりにくいですね😞。1gのなかに1011匹いるといった方が、まだわかりやすいしょうか。さて、こちらも1匹から分裂させていきます。果たしてどうなるのでしょうか❓。

 

計算すると1gになるのに24時間40分、1kgになるのに31時間20分となります。先程の長さに比べると大したことないですね。しかし、48時間で豪華客船タイタニック号🚢(46328t。)と同じ重さになり、すぐに地球の重さも超えていきますよ。やっぱりネズミ算っておそろしい🥶。

 

この話で思い出すのはドラえもんのバイバインですね。こちらは5分で倍々に増えていきます。それでも大変なことになっていました。増えてしまった、増殖する栗饅頭をロケットで宇宙に捨てることでどうにか事なきを得ています。いつか宇宙が栗饅頭で埋め尽くされる日がくるかもしれません💦。でも、宇宙は光の速さよりはやく広がっているらしいです。どっちが速いんでしょうね。宇宙とネズミの戦いです😅。

 

こんなに早く増殖してしまうと、お口の中はミュータンス菌で溢れかえってしまいますね。💧でも、実際にミュータンス菌がここまで増殖することはありません。なぜかというと、エサの砂糖が圧倒的に足りなくなるからです。それに、お口の抗菌作用や唾液を飲み込むことで常に減っているからです。安心してください。それでも心配な方はしっかり歯磨きしましょう。

歯を全部抜いたらいいのでは❓

とんでもない題名ですね。お前は本当に歯医者さんかと思われそうです💦。でも、歯があるから虫歯になります。虫歯ができるとしみたり、痛んだり、そのうえ大変な治療が必要になります💧。歯周病にもなりますね。歯がぐらぐらしてきて、腫れて痛んだりします。やっぱり大変な治療が必要になります💧。

 

そして最近では、お口の中の病気と、全身の病気との関連も指摘されています。糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、認知症、誤嚥性肺炎、早産に低体重児出生などなど、、、、、🥶。歯があるから起こりやすくなるとするなら、早めに歯を全部抜くのも1つの治療といえるかもしれません。

 

そこで、実験をデザインしてみましょう。1つのグループでは歯をしっかり治療しながら残します😊。そして、もう1つのグループでは歯を全部抜いてしまいました🥶。そして、両グループとも死ぬまでにどんな人生を歩んだかを観察するのです👍。これで歯を全部抜いた方がいいかがわかるはず😊、、、、、。うん、倫理的に無理だね、、、、、。

 

しかしこれに近い研究はあったりします。重度の歯周炎を伴う糖尿病の患者さんに対して、1つのグループは全部の歯を抜きました🥶。もう1つのグループは歯を抜かず歯周病治療を行いました。重度の歯周病とあるので、きっと全部の歯がぐらぐらだったのでしょう。そうだよね❓。結果は全部の歯を抜いたグループの方は糖尿病の悪さを示す数値(HbA1c)が有意に改善したそうです😲。こういった報告を聞くと歯を全部抜くのもありなのかと思いますよね。ちなみに、この研究論文は2010年に発表されています。割と最近です。よくやりましたね、、、、、😞。

 

では、実際問題どうなのでしょうか❓。先程示したような直接的な比較はできないのですが、様々な報告をまとめることで一応の結果はでています。その結果はというと、『歯が少ない人ほど寿命が短い。』となっています😲。また、死因別でも、歯の数と関係が深いものがいくつかわかっています。心臓や血管の疾患、糖尿病、癌、認知症などは特に関係がありそうだといわれていますね。

 

この理由として最も有力なのは、食べる機能の低下による食事内容の変化です。歯が少ない方はしっかり咬めないため、肉や魚🍖🐟、野菜🥬などの摂取が減り、炭水化物🍚の摂取が増える傾向があります。栄養が偏るのです。また、歯が無いと踏ん張りが利かない、力が入らなくなります。身体が弱りやすくなるのです。これも一因といわれていますね🥶。

 

現在のところは、歯を全部抜いてしまう治療は止めた方がよさそうですね。健康な歯を残すことが1番大事なことのようです。そのためには普段のプラークコントロールや定期的な健診が1番大事です。何かあればご気軽にご相談くださいね。

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