入れ歯洗浄剤の種類別効果Σ(・ω・ノ)ノ!
様々な種類の入れ歯洗浄剤が売られています。最近では以前普通に買えることのなかった、歯科医院専売品の入れ歯洗浄剤もインターネット上で売られていたりしますね😲。メリットもあればデメリットもあります。歯科医院専売品の入れ歯安定剤は効果が強く、何かに特化していることが多いです。その特徴をきちんとわかっていないとトラブルになります🥶。
さて、入れ歯洗浄剤ですが、主成分(有効成分。)で分けると結構な種類があります。次亜塩素酸。過酸化物、過酸化物+酵素、酵素、銀系無機抗菌剤、生薬、酸、過酸化物+二酸化チタン、界面活性剤+超音波などなど、、、、、たくさんですね😊。それぞれ代表的な作用についてまとめてみました。
◎非常に強い ○強い △普通 ✕弱い -わからない
抗菌作用 バイオフィルム除去 歯石除去 消臭作用
次亜塩素酸 ◎ △ - -
過酸化物 ○ ○ - ◎
過酸化物+酵素 ○ ○ - ◎
抗菌作用 バイオフィルム除去 歯石除去 消臭作用
酵素 △ ✕ - △
銀系無機抗菌剤 ◎ ◎ - -
生薬 ✕ ✕ - ○
抗菌作用 バイオフィルム除去 歯石除去 消臭作用
酸 ○ ◎ ◎ ✕
過酸化物+二酸化チタン ○ ○ - -
界面活性剤+超音波 ◎ ◎ - △
抗菌作用 バイオフィルム除去 歯石除去 消臭作用
この傾向は一般的に売られている入れ歯洗浄剤も歯科医院専売品も大きく変わりありません👍。基本となります。
次に気を付けていただきたいのは、金属の部分がある入れ歯と金属の部分が無い入れ歯でしょうか。一般的に売られている入れ歯洗浄剤では、金属がある入れ歯に使える場合、「部分入れ歯用」と明記されていることが多いです。「部分入れ歯用」の入れ歯洗浄剤には金属に対して洗浄効果を発揮する成分が含まれる、もしくは金属に悪い影響を与える成分を入れていません👍。しかし、歯科医院専売品にはこういったことはまず明記されていません。私達歯医者さんはみればわかるからです。
また、歯科医院専売品の特徴として、酸性の入れ歯洗浄剤とアルカリ性の入れ歯洗浄剤があります。市販のものにも酸性、アルカリ性はあるのですが、それよりかなり強くなっていると思ってください🥶。酸性の入れ歯洗浄剤は歯石を除去するのに適していますし、アルカリ性の入れ歯洗浄剤は着色などの色素を除去するのに適しています。歯石や着色は一般的に売られている市販の入れ歯洗浄剤で除去するのは困難です。ここは、歯科医院専売品の出番ですね😊。
他にも保険外の入れ歯など、特殊な入れ歯には使えない入れ歯洗浄剤もあります。これも注意が必要です💧。
以前は専売品でしか買えなかったものが、いろいろと買えるようになってきています。これは歯医者さんだけに限りません。しかし、注意しないと思わぬトラブルに繋がります🥶。専売品は使う方にある一定以上の知識があることを前提に売られているからです。でもメリットも多いですよね。わからないことがありましたら、ご気軽のご相談くださいね💖。
2025年11月20日 | カテゴリー:新着情報, これがお薦め ホームケア, 院長からの発信, よくある質問 |





