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虫歯や歯周病は完治するの❓

さて、今回はよくある質問から。それは、『虫歯や歯周病は完治するの❓。』、です。この2つの病気を知らない方はいらっしゃらないでしょう。それほど身近な病気です。歯医者さんの治療の9割以上がこの2つがらみですからね😞。しかし、完治するのかどうかについては、歯医者さんと一般の方々とでかなり認識が異なります。

まず私達歯医者さんの認識ですが、虫歯・歯周病とも完治できる病気という認識はありませんΣ(・ω・ノ)ノ!。むしろ治療が一段落ついたあとが、大事、と言うか勝負とまで思っています。

 

一般の方々の認識はどうでしょうか❓。虫歯や歯周病は歯医者さんに行けば簡単に治る病気という意識がありませんか❓。治療が一段落すると、来なくなる方はまだまだいらっしゃいます。治るか治らないかでいえば、ある程度治すことはできます。ただそれは、痛みなどの症状を取ったり、無くなった歯や歯ぐきを人工物で補填したりするだけです。完治にはほど遠いです。

 

それぞれの治療についてみていきましょうか👍。

 

🌟虫歯の治療。🌟

虫歯の治療は、虫歯の大きさや位置などで治療方針が変わってきます。白い詰め物で詰めることもあれば、銀歯を作ることもあります。虫歯が大きければ歯の神経を取らないといけないこともありますし、最悪歯を抜かないといけないこともあります🥶。

 

いずれの治療も完治したと言えるでしょうか❓。完治はもとの状態に戻すことが最低条件だと思っています。私達歯医者さんがやっているのは、代替品を使った修理にすぎません😞。しかし、もとの歯以上に強い人工物はありません。従って、修理はできますがもとの歯よりは弱くなると考えるべきです。

となると、治療後もお口の中が同じ状態だとまた悪くなってきます。歯医者さんで行う虫歯治療では完治はできない、また悪くなる可能性があることを認識すべきです😢。

 

🌟歯周病の治療。🌟

歯周病は歯を支える骨や歯ぐきが減ってくる病気ですね。治療は原因となる歯周病菌や歯石などを減らしていくこと🦠。歯周病が進んでいるときは、麻酔をして歯石を取っていくときもあります。

歯周病も治療を行うことで、数値的には治っていきます。しかし、やっぱり完治とは言い難い😞。無くなった骨や歯ぐきがもとに戻ることはありません。歯周病の治療は治すというより、歯周病の進行を止めると言った方がいいですね。しかもやっぱり状態としては弱くなっています。注意しないとまたすぐに再発してしまうのです🥶。

虫歯・歯周病とも私達歯医者さんは完治させることはできません。どうにか修理をする、病気の進行を止めるのが精一杯なんです🙇。

 

虫歯・歯周病とも感染症です。1度感染するとお口の中に常に住んでいる常在菌となり、完全に追い出すのは不可能です😢。これも、虫歯・歯周病が再発する原因となっており、完治できない、また根絶できない理由でもあります。ワクチンとかできると、また変わるかもしれませんね💉。

 

虫歯と歯周病、完治はない。治療が一段落した後こそが勝負ということを知っていただければと思います。もちろん、最初から悪くしないことが1番ですよ。

自閉スペクトラム症とお口の中!

今回は自閉スペクトラム症とお口の中の関係についてです。自閉スペクトラム症とはコミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などがみられる疾患で、自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などを含んでいます。遺伝子や環境などが関係し、重症度は様々ですが、発生頻度は1%程度、男性に3倍から4倍多いのが特徴です😲。

 

2才頃から症状が明らかになっていくことが多く、乳児期の特徴としては、目が合わない、親を求めないなどありますが、言葉の遅れを主訴に医療機関を受診することが多いです💦。幼児期以降になり集団生活が始まると、上記した特徴、コミュニケーションの取りづらさや興味関心の限定、反復的なこだわり行動、感覚刺激への過敏性などが目立ってきます💦。

 

歯医者さんで行う診療への影響をみてみると、、、、、

○コミュニケーションが苦手で、診療行為を理解できない。

○興味のあるものに衝動的に向かうため診療を中断してしまう、

○人とのやりとりが難しく、診療場面に合った行動ができない。

○お口の中の「汚れ」などのイメージがもてない。

○診療の意味や目的がわからず、遂行が難しい。

○初めてのことや予定の変更が強い不安・苦痛になる。

○感覚が敏感で、診療中の刺激に耐えられない。

○記憶力がよく、嫌な経験も鮮明に覚えている。

などでしょうか💧。

 

 

自閉スペクトラムだからお口に中に特有の疾患がでることはありませんが、その疾患の性格や診療が難しいことから2次的にお口の中の症状がでることがあります( ノД`)シクシク…。

 

 

○お口に中の清掃が困難。

「歯磨き」という概念がわからない、「きれい」、「汚い」の概念がない、こだわりなどから、お口の中の清掃が困難になることがあります😞。虫歯や歯周病が進行しやすいです。

 

○特定の食品へのこだわり。

個々人によって、対象は様々で、食事にこだわりが無い方もいます。清涼飲料水やスポーツドリンクなどを常飲している方は虫歯や酸蝕症(酸で歯が溶ける。)などが起こります( ノД`)シクシク…。

 

○お口の中の悪い習癖。

異食(新聞紙やチラシを食べるなど。)、特定の物を咬み続ける(鉛筆やペン、ペットボトルなど。)、前歯で物を咬んでそれを引っ張り続ける(タオルなど。)など。個々人によって様々です。「刺激を楽しんでいる」、「刺激を落ち着かせている」などの原因があるといわれています。完全にやめさせることが難しいことが多いです😢。

 

○お口の中への自傷行為。

「頭や顔を叩く」、「手や腕を咬む」などが多く、お口の中の自傷行為が特別多いわけではありません。お口の中では、「爪を使って歯ぐき等を引っ掻く」、「舌や頬、唇を咬む」などの自傷行為が多いです。これらもやめさせることが難しく。無理にやめさせようとすると、自傷やパニックがさらに増すこともあります😞。

 

悪くなるとますます診療が難しく、来院されていきなり治療をするのも難しいことが多いです。1番大事なのは小さな頃から定期的に短い頻度でみせていただくこと。悪くしないことはもちろん、歯医者さんに慣れてもらう、歯磨きになれてもらうことが大事です😊。保護者の方の負担も大変になるのですがどうかよろしくお願い致します。

骨粗鬆症薬とインプラント😊

骨粗鬆症と歯医者さんには密接な関係があります。骨粗鬆症は骨の病気ですが、歯医者さんも骨に関わる病気を扱うことは多いです。有名なのは歯周病ですね。虫歯も進行すれば骨に影響が出てきますΣ(・ω・ノ)ノ!。

 

そして一時期話題になったのが、骨粗鬆症のお薬を飲まれている方に起こる副作用についてです。特にビスフォスフォネートやビノスマブと呼ばれる系列のお薬を服用している方に起こります。歯を抜くなど、骨に影響を与える処置の後に顎骨の壊死が起こりやすくなることが報告されました😲。顎骨の壊死って響きだけで怖いですよね🥶。

 

このため、上記系列のお薬を飲まれている方で、歯を抜くなどの処置が必要な方は、しばらく休薬をしたりしていました。休薬の期間が数日とかならまだいいのですが、これらのお薬は効果の持続時間が長いため、数か月にわたって休薬が必要です。正直、治療にかなり支障がでていました😢。最近は、基本、休薬しない方針が示されだいぶ楽になりましたね😊。良かった、良かった。

 

ではインプラントはどうなのでしょう。インプラントは顎の骨に人工の歯の根っこを埋め込みます。当然骨に影響はでます🥶。インプラントについては報告が少なく、わからないことが多かったのですが、最近少しずつまとまってきている感じでしょうか💦。

 

まず、インプラントに関連する手術は歯を抜くのと同じぐらい顎骨壊死のリスクがあることがわかっています🥶。歯を抜くことに関しては、基本休薬しない方針がでているので、これだけで考えればインプラントはしてもいいことになります👍。もちろん顎骨壊死のリスクは、歯医者さん患者さんともにきちんと知っておく必要はあるでしょう。しかし、歯を抜く処置はそれで終わりですが、インプラントはそうはいきません。インプラントは埋め込んだ後もずっと骨と密接に関係してきます💧。

 

これが結構問題らしく、インプラントの存在によって生じる顎骨壊死の方がインプラントを埋める手術で生じる顎骨壊死より頻度が高いことが報告されているのです😲。つまり、すでにインプラントを埋めている患者さんが、骨粗鬆症のお薬を飲み始める場合も注意が必要ということになります。これを踏まえると、インプラントは歯を抜くよりもはるかに顎骨壊死のリスクが高いということになります😢。また、歯を作る処置についてはブリッジや入れ歯など、他の方法もあります。そういったことを考えると、インプラントを選択するのはやっぱりリスクは高いと思われます💧。

 

ちなみに、ガンなどで高濃度のビスフォスフォネートやビノスマブを使用している方は、原則的にインプラントは禁忌となっています。そこは注意です🥶。

 

インプラントは歯の機能を回復させる手段としてとても優秀です。希望があるなら、是非とも受けてもらいたい治療になります。歯医者さんとよく相談して決めてくださいね。

 

お口ぽかんをやめる方法は❓

最近増えているお口ぽかん、口呼吸といってもいいでしょうか。相談も多いですね😞。かなり増えているようで、保険診療にもお口ぽかんの検査や治療の項目ができたぐらいです。虫歯や歯周病になりやすいだけでなく、歯並びや咬み合わせ、お口の機能にも影響します。また全身的にもいいことはありません🥶。

 

 

お口ぽかんの原因としては、お口に原因がある場合とお鼻に問題がある場合とあります。まず前提として、お鼻に問題がある場合は耳鼻科に通いましょう。お鼻が悪くてお口ぽかんになっている場合、お口をずっと閉じていると呼吸できなくて死んでしまいます😢。歯医者さんでは治りません。

 

 

では、お口に問題がある場合はどうしたらいいのでしょうか❓。よくやるのは鼻テープや口テープでしょうか。鼻テープは鼻に特殊なテープを貼って鼻腔を広げ鼻で呼吸をしやすくしてくれます。口テープは口にテープを貼って、強制的に口を開かないようにして、鼻で呼吸するようにするものですね。しかし、これは根本的な原因解決にはなっていません😞。

 

お口ぽかんの根本的な原因は、お口周りの筋力が弱かったり、その不調和となります🥶。特に1番の原因は唇を閉じる筋力の低下です。この筋肉は口輪筋と呼ばれています。お口ぽかんの方はこの口輪筋の筋力が、お口ぽかんの無い方に比べて有意に低いことがわかっています。これはお子さんでも大人の方でも一緒です💧。

 

そのためお口ぽかんのやめるには口輪筋をトレーニングする必要があります。今回は日本摂食嚥下リハビリテーション学会がまとめた訓練法をみてみましょうか😊。

 

⓵、指で唇をつまんで外側に膨らませるように伸び縮みさせて口輪筋を鍛える。口唇伸展と呼ばれています👍。

 

⓶、唇の突出(「ウー」と発音して行う。)と口角を引く(「イー」と発音して行う。)運動を繰り返します。大げさに精一杯やりましょう。ちなみに、この2つの運動を含んだお口周りの体操として「あいうべ体操」があります👍。

 

 

 

 

⓷、唇で木べらやストロー、割りばし、定規、舌圧子などを強く挟んで保持する。これも精一杯やりましょう👍。

 

⓸、ボタンに紐を通して、ボタンを前歯と唇の間に入れます。奥歯を咬んだ状態で紐をひっぱってボタンを唇でしっかり保持します。「ボタンプル法」と呼ばれています。しっかり唇に力をいれてくださいね👍。

 

他にも最近では、口輪筋を鍛える訓練のための様々な器具が市販されています。ただいずれの訓練もやり過ぎはよくありま

せん。1日に2、3回、1日にたくさんやるよりも、毎日継続することが大事です。なんでもそうですよね。

 

汚れを染め出させてくださいね

ひかる歯科ちえこども歯科に来ていただいている方はわかりますね😊。定期健診や歯ブラシの練習、歯石をとったりする際に、ひかる歯科ちえこども歯科では必ずと言っていいほどプラークの染め出しを行います。古い汚れは濃い紫色に、比較的新しい汚れはピンクから赤色に染まります。なかなかの優れものなんですよ👍。ただ、染め出すと落とすのに時間がかかるため、時間がかけられない小さなお子さんではできません👶。

 

この優れた染め出しですが、嫌がられることもあります💧。汚れがはっきりみえるので恥ずかしい、唇や舌なんかも赤く染まってしまう、面倒くさいなどの理由です。ただ、やっぱりした方がいいです。今回はその理由をみていきましょう👍。

 

◎単純にわかりやすい。◎

お口の中の汚れ(プラーク。)は白いです。歯も白いですよね。付いている汚れの量や位置によっては、ぱっと見よくわかりません💦。べっとりと汚れが付いていれば、一目みてすぐにわかるんですけどね、、、、、。これでは歯ブラシの練習をする際に、指導をする側、指導される側もよくわかりません。どこにどうあてると汚れが落ちたかや、本当にきれいになっているかがよくわからないのです💦。洗剤なんかの実演販売と一緒で、最初にいかに汚れが付いているか、それがいかに落ちているかをわかりやすくすることが大事です。それには、視覚的に見えるようにすることが、1番簡単かつ効果的です👍。

 

◎古い汚れがわかる。◎

前述した通りひかる歯科ちえこども歯科では、古い汚れは濃い紫色に、比較的新しい汚れはピンクから赤色に染まる染め出しを行っています。汚れは古いほど悪さをしやすくなりますし、古い汚れが残っている部位は常に歯ブラシが当たっていないことを示しています💧。同じ汚れでも、注意が必要なレベルが全然違います。それを視覚的に説明できるのは大きいですね。焦点を絞った歯ブラシの指導や練習ができます👍。

 

◎汚れを落としやすい。◎

患者さんにとっても汚れが見やすく、落としやすくなりますが、お口の中のクリーニングを行う歯科衛生士さんにとってもそれは同じです😊。どんなベテランの歯科衛生士さんも、染め出しなしのクリーニングでは汚れの取り残しが多くなるとされています😲。せっかくクリーニングに来るのですから、しっかりきれいにしてもらいたいですよね。そのためにも染め出しは必要不可欠です👍。

 

正直、歯科医院側は染め出しを行っても利益はでません😢。時々勘違いされている方もいらっしゃるのですが、染め出したから料金をいただけるわけではないのです。そういった保険点数はありません。染め出しをしてもしなくても料金は変わりません💰。そういった意味では染め出しをしない方が、歯科医院側にとっては、材料も時間も使わずにすむことになります。でも、そういったわけにもいかない。染め出しをするかしないかで、歯ブラシの練習やクリーニングの質に大きな差がでます😲。みなさんも嫌だなと思うこともあるかもしれませんが、是非染め出しはさせてくださいね。

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