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小食なお子さんと食事回数!

今回はよくあるお悩みからです。今回のお悩みは、『小食なお子さんの食事回数はどうしたらいいか❓』、というものです。一般的に歯医者さんでは、虫歯のリスクを下げるため、食事と間食の回数は規則的かつ少ない方が望ましいと説明を受けると思います。これはこれで正しいです👍。しかし、小食であることを保育士さんや保健師さんに言うと、食事や間食の回数を増やしてしっかり食べるよう説明されます。実はこれも正しいです👍。さて、どうしたものでしょうね😞。あべこべです。

こういったときにまず調べていただきたいのは、お子さんの体格が暦年齢に応じた範囲にあるかどうかです。これは母子健康手帳に載っている、乳幼児身体発育曲線(パーセンタイル曲線。)をみればわかります。この範囲内であれば大丈夫、小食と思われていてもしっかり食べていて栄養の確保もできていると考えてかまいません😊。ただし、栄養の摂り方が偏っていないか、規則正しい食生活を送れているかなど、食事や間食の摂り方やその内容については気にかけていただければと思います。特に曲線を上回っている場合は要注意です🙅。

問題は曲線を下回っているときです。この場合は虫歯のリスクを下げることよりも、必要なエネルギーや栄養の摂取を優先した方がいいです。なぜなら全身の発育自体に問題がでる可能性があるためです💦。まずは、夜更かしなど不規則な生活、おやつに甘い物を食べ過ぎている、日中の活動量が少ないなど、小食になっている理由が他にないかを確認してください。そういった要因も無ければ、食事や間食の回数を増やしてエネルギーや栄養素の摂取を増やしていきましょう👍。

もともとお子さんは成人に比べて咬む能力が低いです。消化器も小さく未熟なため、1度で摂取できる量も少なめになっています。しかし、成人と違って成長・発育があるため、体重1kgあたりに必要なエネルギーや栄養素は大きくなります😲。そのためおやつという概念があるのです。回数を増やして補っています。

小食の理由には消化液がでにくいなど、体質的なものもあります💦。成長や発育はとても大事ですので、こういった場合は食事や間食の回数を増やしてあげるしかありません。虫歯のリスクは上がりますが、歯磨き指導はもちろん、虫歯予防処置をしっかりしたり、定期健診を増やすなどで対策はとれます。

保護者の方には、様々な専門家のアドバイスを受けて混乱している方も少なくありません。真面目な方やお子さんのために一所懸命な方ほどどうしたらいいかわからなくなったりします😢。小食もそうですが、何かに対する対応は状態によって変わります。なにかわからないことがあればご気軽にご相談くださいね。