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歯を打って歯の根っこが折れた😢

今回はできれば起きてほしくない、歯を打ったり、ぶつけたりしたときのお話です。いわゆる外傷のときですね😢。

歯の外傷は大人・こどもとも起こりますが、大人の場合は交通事故など全身的に重傷なことが多く、歯の治療は後回しになることが多いです。こどもの場合は転んだり、何かにぶつかったりで起こることが多く、局所的な外傷であるため、外傷が起こってすぐに連絡があることが多いですね💦。
ひかる歯科ちえこども歯科にも保育園や小学校、保護者の方からよく連絡が来ます☎。
多い日は1日に外傷が何人も重なったり、毎日外傷のお子さんが来院される週もあります。

 歯をうった場合、状況は大きく3つに分けられます。まずは「歯が折れた💦。」、そして「歯が揺れている💦。」、最後に「歯が抜けた💦。」です。今回は「歯が折れた💦。」、それも歯の根っこが折れたときの対応法をみてみましょう。

 歯の根っこだけが折れている場合、見ただけではその状況はわかりません。歯の根っこは歯ぐきの中、骨の中に埋まっているからです。レントゲンを撮っての判断となります。外傷で歯が折れている場合、歯の根っこに対して縦に割れていることまずありません。横もしくは斜めに割れていることがほとんどです。

 こういった場合にどうするか❓。実は割れている歯の根っこをひっつけたりすることはありません。そもそも骨の中なので無理です。基本は放置となります😲。歯の位置が変位している場合は、元の位置に戻して固定(隣の歯とくっつける処置です。骨折した時のギブスみたいなものと思ってください。)します。また、揺れが強い場合も固定を行います。歯の根っこが折れているときの固定は。大体3ヶ月ほどするのですが、固定を外した後は経過をみるだけのことがほとんどです。割れている歯の根っこはその後もさわりません。

 状況によっては神経を取る、歯を抜くとういう選択肢も出てくるのですが、ほとんどのケースではまず大丈夫。治療するにしても固定だけで経過は良好です。これは私だけがそういう治療方針であるわけではありません。外傷の治療で有名な先生がいるのですが、その先生いわく、『外傷で歯の根っこが折れた場合の最もよい治療は、歯医者さんに行かないことである。』です。それぐらい外傷で歯の根っこが折れた場合に、歯を抜いてしまう先生が多いのでしょう😢。

 折れている歯の根っこはその後どうなるかというと人によって様々です。レントゲンで確認していくのですが、あまり変わりなく安定していたり、骨が入り込んでいるように見えたり、歯の根っこが少しずつ無くなっているようにみえることもあります。しかしどのケースでも結構大丈夫。症状はなく、咬むのも問題無いですね😲。見ている方としては、やっぱり不安や心配があるのですが🥶、くっつける方法が無いのでそのままです。

 外傷で歯の根っこが折れた場合でも、すぐに神経を取ること、ましてや歯を抜くということは考えません。人の治る力はすごいです。それを信じて放置、これも立派な治療なのです。でも、見守る勇気がいるんですけどね。
 

歯に角がある場合・・・👹

今回は特殊な歯の形についてです。おとなの歯で多くみられるため、歯の交換時期に、保護者の方が、『歯に角がある。』、『歯に尖っている部分がある。』というような訴えでやってきます👹。それぐらいみたらすぐわかるほど、目立っています😲。
 
1番多いのは下の真ん中ぐらいの歯、前から4番目と5番目の歯の咬むところです。上の同じ歯、同じところにでてくることもあります。どう見てもおかしな角がでているのです🥶。多いときは8本すべてに角がでているときもあります。これを私達歯医者さんは、中心結節と呼んでいます。
そして、上の前歯の裏にもでてくることがあります。これもみたら、すぐわかるほど目立っていますね。こちらは切歯結節とか棘突起と私達歯医者さんは呼んでいます。

さて、これら特殊な歯の形、ほうっておいていいのでしょうか❓。普通に生活している分には目立たないので、そのままでも良さそうです。しかし状態によっては、そうもいかないのです😲。
まず、最初の問題は歯の形が複雑になっていることです。複雑になっているということは汚れが溜まりやすく、磨きにくいということですね。虫歯になりやすくなってしまうのです🦠。そのため、汚れが溜まりやすくなっているところを埋めることで対応します😊。
でも、ちょっと待ってください。尖っているのなら削ればいいじゃんって思いませんでしたか❓。思いますよね❓。ところがそう簡単に削るわけにはいかないのです。

何故かといいますと、この尖っている部分に歯の神経が走っていることがあるのです。下手に削ると神経が傷ついて、歯全体の神経を取らないといけなくなるときもあります😞。虫歯も無いのにそれは避けたい。基本は摩耗していくのを待ちます。削るにしても少しずつ慎重にとなります。一気に削るなんてありえないのです。

時々ですが、この中心結節や切歯結節が折れてしまうことがあります。角ですからおれることもあるんですね👹。しかし、これが結構問題なのです。折れたところに神経が走っていると、そこから刺激やばい菌が入り込んで、歯の神経が悪くなることもあります。痛みや腫れがでてきて、治療を余儀なくされます🥶。実際、痛みや腫れがでてきて受診され、中心結節や切歯結節の破折が原因による場合があります。そういったことを防ぐために、周りを埋めて補強してあげるときもあるんです。そしてこの場合も、あとは自然に摩耗していくのを待ちます。

この中心結節と切歯結節は珍しいものではありません、特にひかる歯科ちえこども歯科はお子さんが多いので、よく目にします。角が小さければそのままでもいいのですが、大きいときは前述した説明を行い、処置を行わせてもらっています😊。おとなの歯がでてくるときはよくみてあげてくださいね。ちょっとでも変だなと思ったらいつでもみせてください。

出たばかりの歯は弱いのです😢

お子さんの歯が出てくるの楽しみですよね😊。こどもの歯は生後6ヶ月ぐらいから出てきます。おとなの歯は6才頃から出てきたり、生え変わったりしてきます。見ていて嬉しくなりますよね✌(‘ω’✌ )。

 でも注意していただきたいことが1つあります🥶。それは、出たばかりの歯は弱いということです。弱いというのはどういったことかというと、軟らかいということです😲。もちろんプヨプヨするほど軟らかくはないのですが、削るとさくさく削れてしまいます。大人の方の歯とは明らかに硬さが違います。当然、虫歯になりやすいのです。

 でも、どうして大人の歯になると硬く強くなるのでしょうか❓。今回は歯が硬く強くなる過程を少しみてみましょう。
 実は、歯は2段階を経て硬く強くなります。第1段階は歯がお口の中に出てくる前です。歯は顎の中で少しずつ作られていきます。こどもの歯なんかは、お子さんがお母さんのお腹の中にいる頃から作られ始めるんですよ😲。最初は歯胚といって軟らかい状態から始まります。歯を作る細胞が現れ、歯の形を作っていきます。そこに血液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そしてお口の中に出てきます。

 お口の中に出てくると第2段階開始です。今度は唾液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そして、このときに歯を強化してくれるフッ素も一緒に付きやすいです。そのため、歯が出てきてばかりのときにフッ素を応用するのは大変効果的です😊。歯がしっかり硬く強くなるのに、大体歯が出てきて3年ほどかかります。実際、歯が出てきて3年以内に虫歯になる確率は大変高いです💧。

 見ただけでは歯が変わっているかどうかは正直わかりません💦。流したてのコンクリートを考えてみてください。遠くから見ても固まっているかどうかはわかりませんよね。でも、間違って踏めば足の型が付いてしまいます。でも、固まってしまえば大丈夫、足の型は付かなくなります。歯も同様なのです。出たばかりの歯は一見硬く見えますが、流したてのコンクリートなのです😢。

 そして、この影響を1番受けやすい歯があります🙅。それが12才臼歯、前から7番目の歯で、大体12才頃に出てくるのでこの名がついています。これ以前に出てくる歯は、乳幼児期や小学生の頃となります。比較的保護者の方の管理下に置かれていることが多く、歯医者さんにも定期的に来てくれるためあまり悪くなりません。ところがこの12才臼歯は中学生になる頃に出てきます。保護者の管理下から外れる頃であり、歯磨きが不十分になりがちです。塾や部活・友人関係なども大きく変化します。食生活や間食などの日常習慣も大体歯に悪い方に変わりますし、歯医者さんに来る頻度も下がりがちな時期なのです💦。そして反抗期でもあります。言うことなんか聞きゃしない(# ゚Д゚)。他の歯は大丈夫なのに、この12才臼歯だけすごく悪くなっていることも珍しくありません😅。

 歯は出てきたばかりは弱い。このことを知っていただければ助かります。知っているだけでも、だいぶ変わってくると思います。そして、注意が必要なのは歯が出てきて3年。3年すると歯はずいぶん硬く強くなっていきます。それまでしっかり悪くならないようにしましょう。

顎関節症もいろいろです😲 あなたの顎関節症はどのタイプ?

さて、今回は顎関節症のお話です。聞いたことありますか❓。症状としては「お口を動かすと顎に音がなる。」「お口を動かすと顎が痛い。」、「お口が開きにくい、開かない。」、などですね🥶。受診理由としてはまずまずの頻度です。
 一昔前は比較的若い女性の方に多い病気といわれていました。しかし、最近では高齢の方にも多い病気となっています。
 顎関節症ですから、当然関節絡みの病気となります。しかし、症状によって原因も変わり、処置方針も変わります。今回は大雑把に顎関節症の種類をみてみたいと思います😊。
◎顎を動かす筋肉が痛んでいる。◎
 関節を動かすのは筋肉です。関節を動かすために筋肉が無理をしていると、顎を動かす筋肉に痛みがでたり、顎が動かしにくくなります。いうなれば、『筋肉痛や肉離れ、もしくは肩こりと同じように凝っている状態。』です。結構多いですよ🥶。
◎関節部に力がかかり過ぎている。◎
 基本的に関節部は、強く咬むほど負担がかかります。そういった状態が続くと関節部に傷ができて、いわゆる炎症が起こります。いうなれば、『捻挫のような状態。』です😢。症状は痛みが多いですね。
◎関節円盤がずれている。◎
 関節には骨と骨が直接擦れないように、関節円盤という“座布団”みたいな緩衝材があります。これがずれることによって起こる顎関節症です。顎関節症の原因としては1番多いものになります😲。顎を動かすと音がでたり、痛んだりしますね。しかも、症状によってさらに2パターンに分けられます。
⓵、お口が開く場合。
 ずれた“座布団”がお口を開けるとき、もとに戻る状態です。お口を開けるとき、音がなったり痛みがでたりしますが、お口は開けることができます😃。
⓶、お口が開かない場合。
 ずれた“座布団”がお口を開けてもずれたままで、“座布団”が邪魔をしてお口を開けられなくなっている状態です。食べられないことはありませんが、日常生活に若干支障がでてきます。奥歯に虫歯があっても治療は困難な状態です💦。
◎骨に異常が出ている。◎
 関節の構成する骨自体に異常がでている場合です。変形性顎関節症とも呼ばれています。基本的にレントゲンでの診断となります。高度な変形の場合、普通の歯医者さんでは対応できないです🥶。
 どうでしょう。一口に顎関節症と言ってもいくつかの種類に分けられます。関節だけではないのです。それぞれにあった治療が必要になるんですね。関節ですから、症状の経過が長い方ほど治療も長くかかる傾向があります😲。気になる方は早めに受診してくださいね。

サプリメントでの栄養摂取について!

今回はサプリメントでの栄養摂取についてです。私達歯医者さんは、歯や歯ぐきのこと以外でも、食事の取り方や内容などについても聞かれることが多いです😊。その中で、サプリメントの摂取についての質問は結構多かったりします。

世の中には様々なサプリメントがでていますね。かく言う私もマルチビタミン&ミネラルというサプリメントを愛飲しています。どうしても足りてない感じがするんですよね。みなさんはどうですか❓。

サプリメントの市場規模は1.5兆円を超えるといわれており、今もなお伸びています👏。しかし、サプリメント自体に明確な定義はなく、「特定の成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品。」とされているにすぎません。薬ではないため、「病気を治す。」などの効果や効能を謳うことは禁じられています。ただし、特定保健用食品として条件付きであれば、一定の効果を掲載できます。

サプリメントと食品、この2つの栄養摂取で大きく違うのは、やはり「特定の栄養素を、食品では摂取できないほど多量に含む。」点です。食品だけでは不足しがちで、なかなか摂取できない栄養素も簡単に補給できます😲。特に有効性がはっきりしている栄養素、骨粗鬆症に対するカルシウムやビタミンD、妊娠中の葉酸などは有名ですね😊。

しかし、取り過ぎることで害になるものもあります😅。こちらの話で有名なのはβカロテンです。名前は聞いたことあるのではないでしょうか。βカロテンは緑黄色野菜に多き含まれる成分で、抗酸化作用を有しているため、がんの抑制作用が期待されていました。実際に大規模な実験が行われており、喫煙者に対してβカロテンのサプリメントを服用してもらいました。結果はというと、肺がんの発症率が1.3倍に増加したため、この実験は中断されています😢。この研究の結果、世界がん研究基金のレポートで、「βカロテンは肺がんのリスクを明確に上げる。」示されています。ちなみに食品からのβカロテン摂取については、関連無しとされています。

どんなに良いものでも、量によっては毒にもなるといったところでしょうか💧。サプリメントの安全性や有効性については国立健康・栄養研究所のデータなどが充実していますので是非参考にされてください。

そして、サプリメントと食品、この2つの栄養摂取で大きく違うことがもう1つあります😅。それが咬むという動作です。咬むことの効能はたくさんわかってきています。また、咬む力が弱くなるだけでも様々な問題がでてきます。サプリメントだけで栄養をとると、この咬むという動作は確実に減りますし、咬む力も衰えます。このデメリットもかなり大きいです。歯医者さんとしては、こちらの方が深刻です( ノД`)シクシク…。

やはり栄養摂取は食物によるものが基本です😊。サプリメントにはあまり大きな期待はせず、補助的な摂取に留めるべきです。ましてはサプリメントの過剰摂取はやめましょう。1日量は守ってくださいね。サプリメントが全面的に悪いわけではありません。うまく使って健康になりましょう。

下の子ほどよく虫歯になるんです😢

さて、今回は皆さんが陥りやすい問題についてです。それは、『下の子ほど虫歯ができやすい。』、です。まさにあるあるです。うちもそうだって思った方は手を挙げて(^O^)/は~い。

原因ははっきりしています。いわなくてもわかると思うのですが1つ1つみていきましょう。

🌟下の子ほど歯磨きが手抜き。🌟

下の子ほど歯磨きが手抜きになっていませんか❓。1人目のお子さんと同じようにできていますか❓。いわないでいいです。絶対できていませんから。そもそも歯磨きに限らずですからね😊。どこかで甘くなっていますよ。まあ、頑張り過ぎても疲れます。

🌟食事や間食が不規則になりやすい。🌟

食事や間食も1人目のお子さんより下の子の方が不規則になりやすいです💦。1人目のときはその子中心で良かったんです。でもお子さんが増えるとそうはいきません。お子さんの必要摂取カロリーは身体の大きさに比べると多くなっており、3度の食事だけでは胃が小さいため確保できません。そのため間食が大事になるのですが、これも年齢によって変わってきますし、個人差も大きいです。兄弟姉妹間でも同じというわけにはいきません😲。すべてに合わせるのは不可能です。必然的にどこかで甘いところができてきます。

ちなみに、「間食時間。」と「間食の回数。」は虫歯の発生と密な関係があることがわかっていますよ🥶。また、今回のテーマとははずれますが、もう1つ強い関係があるのが、「買い食い。」となっています。逆に、「間食が1日1回以下。」と「間食時間に規則性がある。」などは、虫歯の減少に働くことがわかっているんですよ👍。

🌟悪いことを覚えるのが早い。🌟

1人目のお子さんが砂糖の量が多い、おいしいお菓子を食べるようになったのはいつでしょうか❓。甘いジュースを飲むようになったのはいつでしょう❓。下のお子さんはそのときそれらを一緒に食べたり飲んだりしていませんか。だって、下の子だけあげないのはかわいそうです😢。仕方ない、仕方ない🙅。

まあ、こんな感じですね😊。どうしてもお子さんの数が増えるほどどこか甘いところがでてきます。これはお口の中に限らずですよね。だって、どう考えても大変です。

もちろん、2人目以降のお子さんでもなんの問題がないこともあります。頑張ってらっしゃるなと本当に思います🎉。逆に1人目で虫歯が多い場合は、2人目・3人目も虫歯が多い傾向があります。これもどうにかしたい😢。

子育ては楽しいことも多いですが、やっぱり大変です😊。いつもいつも完璧を求めても疲れてしまいます。少し手を抜きつつも、うまくやっていければと思います。大変ですができるだけ、でもぼちぼちやっていきましょう。

咬む力が強い方の特徴!

皆さんは咬む力を意識したことはありますか❓。咬む力というのは結構強いです。少なくとも自分の体重以上がかかっていることがわかっています😲。それが一生続くのですから、歯も大変なんです。

咬む力が強い方は弱い方より注意が必要です。歯は消耗品です。車でいえばタイヤにあたります🚙。使えば使うほど、負担が重ければ重いほど消耗していきます。それは歯も同じで、同じ歯ならば、咬む力が強い方の方が早く消耗してしまいます💦。これがあなどれない💧。歯を失う原因は虫歯と歯周病で多くを占めますが、咬む力で歯が割れることで失うことも珍しくありません。虫歯や歯周病が原因でも、最後は虫歯で薄くなった歯が割れることで、また、歯周病で歯を支える骨が無くなり、咬む力を支えられず痛みがでて抜くことが多いです。そう考えると最終的な歯を抜く原因として、咬む力はかなりの割合を占めます😢。

注意が必要な咬む力ですが、咬む力が強い方はお口の中やその周りに特徴があります。また、特有の症状がでることも多いですね。今回はそういった特徴や症状をみてみましょう👍。

★歯にでる特徴や症状。

・歯の摩耗、咬耗、すり減り。

歯が全体的に短くなる。

前歯の先が鋭くなる。

糸切り歯の先が丸くなる。

奥歯の溝が無くなる、平らになってくる。

奥歯に謎のくぼみができる。

・歯の破折。

小さく欠けることもあれば、歯の根っこまで完全に割れるなど様々💦。

・歯と歯ぐきの境目にくぼみができる(くさび状欠損と呼んでいます)。

・知覚過敏。

しつこい知覚過敏が多いです😢。

・詰め物や銀歯など、人工物がはずれやすい。

★歯ぐきにでる特徴。

・歯ぐきが下がる💦。

★骨にでる特徴。

・歯の周りの骨が無くなる。

歯の周りの骨が無くなり、歯に揺れがでてきます。咬む力を逃がすための身体の適応反応ともいえます。

・顎の骨が厚くなる。

咬む力を支えるために骨が厚くなります。下の顎の舌側や上顎の口蓋と呼ばれる部分が膨らんできます。特にみやすいのは下顎の舌側です。膨らんでいませんか❓。

★顔貌にでる特徴。

・顔貌が四角形。

スクエアタイプと呼ばれます。お口を動かす筋肉などが発達しているためです。逆に咬む力が弱い方は下顔面が細く、長顔の傾向があります(こちらはテーパリングタイプと呼ばれます。)。

★顎の関節にでる症状。

・顎関節症。

顎の関節(耳の少し前あたり。)にも負担がかかりやすく、いわゆる顎関節症になりやすいです。症状は顎関節の変な音、痛み、そしてお口が開きにくいなどです。

★味覚への影響。

・鉱味や酸味がします。何故❓。

★お口や中や周りの痛み、頭痛。

・お口の周りの筋肉などに痛みがでてきます。これが結構強く、痛み止めを服

用しないといけないほどです😲。

いかがでしょう。様々な特徴や症状があるんです。一度お口の中や顔貌をみてみてください。もしくはなにかあてはまる症状があったりしませんか❓。特に痛みで悩んでいる方は多いです。虫歯や歯周病がないのに歯がしみるのが続いていたり、定期的に原因不明な強い痛み出ている方は咬む力の影響が出ている可能性が高いです🥶。マウスピースなど対応法もありますので、不安があればご相談ください。

予防歯科とは❓

皆さんは予防歯科って聞いたことありますか❓。テレビの宣伝なんかでも耳にしたことある方もいるのではないでしょうか。「予防歯科をはじめましょう♪。」みたいな感じですね。では何を予防しているのでしょう。まあ、すぐに思いつくのは虫歯や歯周病ですね。歯医者さんの治療のほとんどをこの2つを原因とする病気が占めています。みなさんから見ても歯医者さんに治療に行くといった場合、原因はこの2つがほとんどでしょう。当然と言えば当然です💦。

しかし、この予防歯科、学問としてはよくわからない位置づけとなっています❓。大学の歯学部はたくさんの講座に分かれています。虫歯を専門とする講座、歯周病を専門とする講座、歯を作る(入れ歯なんかも含む。)講座、矯正を専門とする講座、お子さんの治療を専門とする講座、お口の手術などを専門とする講座(口腔外科。)などもっとあります。大学によって様々です。その中に予防を専門とする講座があったりします。それが、予防歯科学講座です。

今は変わっているのかもしれませんが、当時の予防歯科は何をしているのかがよくわかりませんでした😞。虫歯や歯周病の定期健診を請け負っているような診療科となっていましたが、講義や実習の内容とも、他の講座とほぼ被っているのです💦。当たり前と言えば当たり前です。虫歯や歯周病を専門とする講座もあるのですから。

当時はちょっとやってみようみたいな感じだったんでしょう🎉。予防歯科という概念はアメリカで発祥、ヨーロッパ(特に北欧。)にて熟成され、日本にもたらされています。それを大学で立ち上げるのが1つの流行りという感じでしょうか。

実際、あまり意味のないものとなっていました。何というか日本の行政、縦割りの悪さが出ている感じです。本来予防歯科はそういうものでは無いのです😢。

イメージとして歯医者さんの世界を1つの町とします。そこにたくさんの家が建っています🏠。その家を歯医者さんが行う様々な治療や処置としてください。予防歯科もその家の1つと思ってもらえればいいと思います。これが、大学での考え方でした( ノД`)シクシク…。でも、本来目指すべき姿は、土壌・地面が予防歯科であり、その上に様々な治療や処置となる家が建っていないといけないのです。予防というものはすべての治療や処置の土台にならないといけない👍。そうしないと、治療や処置を繰り返すだけになってしまいます、さらに言えば、予防歯科という土壌・地面をしっかりすることで建っている家を減らす、小さくすることが目標です。目指すは更地、それがお口の健康はもちろん全身的な健康へと繋がります😊。わかりにくですよね😢。

テレビなどで流れる予防歯科という言葉を聞くと、虫歯や歯周病などを予防するというイメージが強いです。お口に中の2大疾患ですから、仕方が無い所もありますが、歯並びや咬み合わせ、お口の機能、その他のお口の中の病気すべてにおいて考えなくてはなりません。最終的にお口の健康を維持し、全身的な健康への寄与、幸せな人生を送れるようにサポートするのが予防歯科なのです。少なくとも私はそういった認識です😊。

ちなみに予防歯科というフレーズは歯医者さんに通いやすくする、歯ブラシや歯磨き粉の販売にも一役買っているようです。要するに世間でいわれる予防歯科には商業的な意味もあります。世間受けもいいのでしょう。まあ、いろいろあるんですよ。

脳性マヒとお口の中!

今回は脳性マヒとお口の中の関係についてです。ひかる歯科ちえこども歯科にも脳性マヒの患者さんがいらしています。まずはどんな病気かをみてみましょうか。

脳性マヒは、受胎から生後4週間までに脳に障害を受けて生じる病気です。原因は、低体重出生児(いわゆる早産で多いです。)や出生時における脳への酸素不足、脳炎や髄膜炎、脳の形成異常など様々です。頻度は大体500人に1人、身体の動きや筋緊張(筋肉のこわばりや逆に低緊張もある。)や不随意運動(自分の意思とは関係なく体が動くこと。)に特徴がある病気です。軽度から重度でかなり状態が異なるため、それに合わせた対応が必要となります。

お口の中の状態としては筋肉のコントロールが難しいことで様々な問題がでてきます。1つずつみていきましょう。

  • 歯並びや咬み合わせの問題。●

歯並びや咬み合わせは筋肉の影響を強く受けます。脳性マヒの方は頬や唇の筋緊張が強く、舌などの動きも強いため、それらに応じた歯並びになってしまうことが多いです。

  • 歯の著しい咬耗。●

筋緊張によって、特有の顎運動や歯ぎしりなどが引き起こされることがあります。歯には著しい摩耗が認められ、歯が欠けたり、修復物が壊れたり、はずれたりすることも多くなります。

  • 頬や唇、舌の咬傷。●

全身の協調運動が苦手なため、不随意運動やくしゃみなどの突然起こる身体反応に対応しきれません。その結果、頬や唇、舌を咬んでしまい損傷してしまうことが多いです。繰り返される損傷が潰瘍化することもあります。

  • 顔面や歯の外傷。●

不随意運動や合併症の1つであるてんかん発作時の転倒により、顔面や前歯の外傷が多いです💧。

  • エナメル質形成不全などの歯の異常。●

脳性マヒが起こる時期と歯が作られる時期が重なるためにエナメル質形成不全(エナメル質・・・歯の頭の部分を覆っている体の中で1番硬い組織です。)がみられることが多くなります。また、歯がでてくるのが遅かったり、歯の出てくる位置がずれてくることも多いです。

  • 虫歯になりやすい。●

筋緊張などのため自分で歯ブラシをするのが難しいです。また、付き添いの方に歯ブラシをしてもらうにしても、頬や唇、舌に力が入っていると難しくなります。結果として虫歯になりやすくなります🦷。

  • 歯周病になりやすい。●

虫歯と一緒で歯ブラシが難しいため歯周病にも注意が必要です。また、合併症の1つであるてんかん発作のため、抗てんかん薬を飲まれていることが多く、その副作用によって歯ぐきが腫れやすくなります。

脳性マヒの方は自分でお口の管理が難しく、付き添いの方もなかなか歯磨きが難しかったりします。😞。突発的な外傷なども多くなるため、早いうちからかかりつけの歯医者さんを作っておくことが大事ですよ。

お口の乾燥と味覚障害!

さて今回は味覚障害のお話です。新型コロナでも話題になりましたね😅。体調が悪いときなど、一時的に味を感じなくなった方もいるかもしれませんが、味覚障害は結構つらいです。

おいしく食べることは人生の大きな喜びです😊。バランスのよい食事をよく咬んで味わって食べることは、身体だけでなく、精神的な健康を維持するための基本となります。そのためには丈夫な歯や歯ぐきだけでなく🦷、健全な味覚が必要不可欠です。御高齢の方のデータとなりますが、味覚障害が無い方とある方を比較すると、「体調が良い、」「毎日が充実している」と答えた方の割合は味覚障害が無い方の方がはるかに高くなりました😲。味覚障害があると食欲不振や食べる物の偏り、味の濃い物を好む傾向がでるため、いわゆる生活習慣病(高血圧や糖尿病など。)にかかりやすい傾向もあります。

一口に味覚障害といっても症状はいろいろです。『味が薄く感じる。』、『味がまったくわからない。』、『特定の味だけわからない。』、『甘い物が苦く感じる。』、『食べるといつも嫌な味を感じる。』、『お口の中に何もなくても常に苦みや渋味を感じる。』などなど、、、、、。なかなか難しい💦。しかしこの味覚障害、ずっと増加傾向なのです。実際、味覚障害を主訴に歯医者さんやお医者さんを受診した患者さんの数は増加の一途を辿っています。

原因もいろいろで、新型コロナのような病気の後遺症や薬剤の副作用、ストレス、栄養不足、加齢などが考えられています。

その中でもまず疑ってほしいのがお口の乾燥です😲。味覚障害に限らずですが、舌になにか症状があり、特に見た目が問題無い場合に、最初に疑うものの1つがお口の乾燥です。味覚障害も例外ではありません。特に味は唾液によって運ばれますから、お口が乾燥していると味覚障害が起きやすくなります。

実際、味覚障害がある方では唾液の分泌量が下がっているという報告があります。味覚が正常な方の唾液分泌量は基準値を満たしているのに対して、味覚障害がある方の唾液分泌量は全員が基準値を満たせず、味覚が正常な方に比べて唾液分泌量は半分以下であったとされています💧。

お口の乾燥も味覚障害と同じで原因が多岐にわたるため難しいのですが、お口が乾燥しやすい口呼吸になっていないか、水分は足りているか、服用しているお薬なにかなどを調べます。また、唾液を出やすくするために唾液腺マッサージや食生活の指導も行います。

味覚障害は自覚症状が乏しいのも特徴です。だんだん悪くなるので気づきにくいのです。しかし身体の健康や精神の安定に強く関わります。味覚に異常を感じたら早めにご相談ください。

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