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当院が何故こども歯科に力をいれるのか⑤

~歯並び・咬み合わせ編1~

次は歯並び・咬み合わせについてです。

私個人としては若干の歯並びの乱れがあっても、咬み合わせに大きな不具合が無ければ経過をみてもいいと思っています。そもそも模型で見るような完璧な歯並びの方は、たとえ矯正をした方であってもそうそうお目にかかれるものではありません。

しかし、特に将来的に歯を失いやすい、機能的に問題のある歯並びもあります

 

 

・反対咬合(いわゆる受け口です。咬んだ時に下の前歯が上の前歯より前にある咬み合わせです。

 

 

 

 

 

 

 

・開咬(奥歯しか咬んでおらず、前歯で咬んでいない咬み合わせです。前歯で咬み切れないため本人も不便を感じていることが多い咬み合わせです。)

 

 

 

 

 

 

 

・過蓋咬合(咬み合わせが深いともいいます。咬むと下の前歯が上の前歯で完全にみえなくなる咬み合わせです。出っ歯を伴うことも多いです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

などです。

 

いずれも咬む力の向きやバランスに問題があります。8020を達成されている方で、これらの咬み合わせに相当する方を私はみたことがありません。調査結果でも8020を達成している方で、これらの咬み合わせに相当する方は極めて稀であるとされています。見た目など関係なく、将来の歯の保存のために矯正治療を考えるべき咬み合わせです。

 

では矯正治療するならいつがいいのでしょうか。私は大人の前歯が出そろうぐらい、小学校1年生から小学校3年生ぐらいがベストと考えます。(反対咬合はもっと早めに矯正治療を行った方がいい場合もあります。)

 

大人になってから行う矯正治療との違いとしては、

  • 顎の成長を利用して顎の拡大ができるため、足りない場所を確保しやすい。歯を抜かずに治療できることが多く、結果として歯の保存につながります★。
  • 顎の関節がフレキシブルなので、治療中や治療後の不定愁訴などがでにくい。新しい状態に適応しやすいといった方がいいかもしれませんね★。
  • 咬むという力による疲労は少しずつ蓄積していきます。咬み合わせが悪いとなおさらです。早めの改善が歯の保存に有利に働きます★。
  • 上下の顎の成長のアンバランスを成長期を利用して整えることができます。例えば、下顎の前方成長が少ない場合は成長を促したり、逆に多すぎる場合は抑制したり、ということです。

 

また矯正をしない場合でも、歯並びが悪くならないようにできることはたくさんあります。くわしい話はここでは割愛しますが、定期的にみせていただくことで、必要な処置を適切な時期に行えますし、普段の生活の中で気をつけていただくことを説明できる場合があります。気になることがあればいつでもみせてください。虫歯・歯周病予防も兼ねて一石二鳥、いや三鳥ですね★。

⑥に続く☆彡

当院が何故こども歯科に力をいれるのか④

~虫歯編~

虫歯は虫歯菌による感染症ですが、歯が無いと感染しません。ですから生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中に虫歯菌はいません。最初に下の前歯がでてくるのが6ヶ月頃、ここから虫歯菌による感染が始まることになります。特に1才6ヶ月頃から2才6ヶ月頃が最も感染しやすいといわれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

③にて悪くなるスタートをできるだけ遅くすることが大事になることをお話しました。実際にそれを裏付ける研究データがあります。

スウェーデン、イエテボリ大学の研究です。

2才前に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 5.0

2才後に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 0.3

 

 

 

おわかりでしょうか。2才を境に16倍近い差がでています。悪くなることを遅くすること、すなわち虫歯菌への感染をできるだけ遅くする、少なくとも2才以降にすることが大事となります。虫歯菌も感染しないようなワクチンができるといいかもですね💦

 

 

この段階ではこどものお世話をする方々の協力が不可欠です。こども本人のお口の中をきれいにすることはもちろんですが、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんのお口の中の清潔に保つようにしましょう。虫歯菌の栄養となる糖類はできるだけ避け、食器なども共用しない方がいいです。併せて定期的な検診やフッ素塗布を行うといいですね。特におじいちゃん子、おばあちゃん子は虫歯が多い子が多いので要注意です。やっぱりお孫さんには甘くなるんでしょうね(笑)。

 

 

 

~歯周病編~

次は歯周病です。歯周病も感染症ですので対策は虫歯菌と同じです。しかし感染する時期が長く、小学生から高校生、場合によっては成人になってからも起こります。本人、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃんなど身近な方に加えてパートナーなどにも注意が必要です。お口の中がきれいな人と付き合うようこども頃から教えてあげてください(笑)。歯ブラシも自分で行うようになりますから、幼少期からの動機付けが大事です。歯ブラシをしっかりする習慣をつけること、定期的な検診を受ける習慣をつけていきましょう。まあ、反抗期もあってずっと続けていくということが一番難しいですかね💧

 

 

 

 

 

 

 

④では虫歯・歯周病において悪くなるスタートをできるだけ遅くするために必要なことを簡単にですが書かせていただきました。いずれもこどもの頃に注意することばかりです。生涯にわたり歯を保存するのにはスタートでつまずかないことが一番楽です。当院がこども歯科に力をいれる理由の1つがここにあります。こども本人を中心にみんなで守っていきましょう。

次は歯並び・咬み合わせについてです。

⑤へ続く☆彡

今日からできる 仕上げ磨き 基本の姿勢

今日は、よくご質問のある、 仕上げ磨き、 の基本の姿勢についてご紹介します。

この基本の姿勢は 小児歯科入局時代に習ったものです。

私も自分のこどもを2人とも小3までは仕上げ磨きをしました。

その時の姿勢は、寝かせ磨きでした。

やはり、寝かせ磨きが一番上手に磨ける体勢だと思います。

ポイントは、

①子供を両足の間に入れる

②子供の両腕を開かせ、自分の足を上から乗せる

③左手はお子さんのお口を広げられるポジションに置く

というところです。

上手になってきたら、お子さんの手を足の下に入れる必要はありません。

 

抑えて磨いていいんですね。

といわれるのですが、1-2歳はイヤイヤ期で、仕上げ磨きをするのは大変だと思います。

こういうときは、ポイントを押さえて、早く終わってあげるのが一番かなと思います。

また、抑えると言っても抑えるのは、自分のパパかママですし、

乳歯の本数は少ないので、あっという間に 歯磨きの時間は終わります。

うちの子も1-2歳のときは、嫌々でしたが、3歳になると

「歯磨きするよー」

というだけで、歯ブラシをもって、トコトコやってきて、ゴロンと寝てくれました。

1-2歳のときに、寝かせ磨きを定着させておくと、あとあと、大きくなっても寝かせて磨くのに

抵抗がなく協力してくれます。

 

この姿勢のメリットは

①磨き残しが少なくなる

②1日1回お口のチェックができる

ということです。

まずは試しに一度、やってみてくださいね。

 

 

当院が何故こども歯科に力をいれるのか③

②の続きになります。

予防という道へと向かうことになった私ですが、幸いなことにたくさんの情報を得られる立場でした。九州大学病院には予防歯科がありましたし、なにより私が大学を退局して務めた大林歯科小児歯科は当時から予防に大変力を入れていました。大学在籍中からアルバイトで通わせていただいており、院長である大林京子先生も大変勉強家の先生で、最新の情報をたくさん学ばせていただきました。ちなみに大林京子先生は九州大学歯学部の1期生です。私が30期生、さからうことは死を意味する時代です(笑)。

当時から虫歯予防、歯周病予防には様々な方法が提唱されていました。中にはテレビで取り上げられたものも少なくありません。しかし全国的に定着し、一般の方が知っているという方法は今もありません。詳細はディスルことになるのでここでは割愛しますが、効果の確実性・持続性に疑問があったり、結構なお金を出して生涯続ける必要があったりと問題がありました。生涯続けるのは歯ブラシぐらいにしたいものですね(笑)。いろいろと勉強し試しましたが、これはという方法はなかなかみつかりませんでした。

しかし大林歯科小児歯科にて診療する中でみえてきたものもありました。

まず、虫歯・歯周病ともこどもの頃の状態がずっと尾を引くことです。こどもの頃状態が良い子は大人になっても状態が良い、逆にこどもの頃に状態が悪い子は大人になっても状態が悪い、再治療を繰り返します。治療のスタートが早いほどこの傾向は顕著です。こどもから大人まで診療をしており、開業してからの年月も長く、当時でも10000以上のカルテがあった大林歯科小児歯科だからこそわかることです。先ほども述べましたが、大林歯科小児歯科は予防に大変力を入れています。当時も様々な試みを行っていました。それでも状態が悪い子の負のサイクルを止めるのは難しいのです。悪くなるスタートをできるだけ遅くすることが大事となります。

そしてもう一つ大事なのが歯並び、そして咬み合わせです。歯並びが悪いと単純に磨きにくくなり、虫歯・歯周病の点で不利になります。咬み合わせはもっと重要です。②でも記述しましたが、私達が日常的に食事をするときでも自分の体重ぐらいの負荷がかかっています。咬み合わせのバランスが悪いと少し問題が起きただけで、大きくバランスがくずれます。虫歯や歯周病など他の要因も絡んで、あれよという間に悪くなることも少なくありません。御高齢の方で8020を達成していらっしゃる方、治療がしてあっても歯並び・咬み合わせが悪い方はいません。このことからも生涯を通して歯並び・咬み合わせが歯の保存にとても重要であることがわかるかと思います。

では生涯にわたって歯を保存するためにはどうすべきかをみていきましょう(まだ日々勉強中ですが💧)。

④へ続く☆彡

 

 

 

当院が何故こども歯科に力をいれるのか②

さて①の続きです。

私は九州大学歯学部を卒業し、歯周病科に研修医として入局、その後同大学院へと進学しました。歯と歯ぐきの保存を専門とする科です。いかにして悪くなった歯や歯ぐきを治していくかを、基本から再生療法などの高度治療まで学ばせていただきました。最初に思ったのはやはり基本が大事ということです。歯周病の治療であれば歯磨きが一番大事!これが改善しないとその後の治療に十分な効果は見込めません。どんなに名医であってもこれは変わりません。毎日の歯磨きの積み重ねは将来大きな差となってお口の中に現れてきます。まあ、どんなことでも一緒かもしれませんね★

さて、大学に在籍中たくさんの患者さんを診させていただきましたが、しっかり治すことができていたのかです。これがなかなか難しかった、、、💧そもそも大学病院は、一般の歯科医院で治療が困難な患者さんが来ることが多いです。いくつもの歯科医院で保存不可と判断された歯を治すのは、歯の保存を専門とする大学病院の先生でも簡単ではありません。結果として抜歯宣告、もしくは歯の延命程度しかできないことも多々ありました💧。

人にもよりますが、ある一定以上悪くなった歯や歯ぐきを安定した状態で保つのは難しくなります。お口の中の環境は過酷です。熱いもの、冷たいもの、硬いもの、柔らかいもの、様々なものが入ってきます。さらに咬む力もあなどれない!日常的に食事をするときでも自分の体重ぐらいの負荷がかかっています。家に例えるなら、毎日台風と地震にさらされているようなものです。

そうすると

状態の悪い歯(治療により薄くなった歯)はどうなるか? → 割れます。

支え(歯を支える骨)の少ない歯はどうなるか? → 揺れはじめます。

もちろん、そういったことに対応する処置もあります。しかし食べないわけにはいかない。生きているかぎり咬むという力による疲労は少しずつ蓄積していきます。歯を長く安定した状態で保つには悪くなった歯を治療していくだけでは不十分(そもそも歯科における歯の治療は修復です。治療と言うのもおこがましい。歯周病の治療も現状維持が精一杯、無くなった骨を完全にもとに戻すことは再生治療でも不可能です。)で、生涯咬むということに耐えうる余力を十分にもたせる必要があります。

となるとどうするのが一番いいか。当たり前のことなのですが、悪くしないこと、できるだけ治療しないでいい状態にすることが大事となります。まさに「予防は治療に勝る」「上位は病を予防し、中医は来たらんとする病に応じ、下医は現実の病を治療する」です。まだまだ上医の道は厳しいですが(中医もか(笑))、こうして私は、予防という道へと向かうことになりました。

③へ続く☆彡

 

 

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