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お母さん達からよくいただく質問 一覧

ぜひ母子健康手帳を持ってきてください(6歳以下)

今回は母子健康手帳についてのお話です。母子健康手帳は妊娠すると発行され、お母さんとお子さんの健康管理に必要な様々な記録を、一括で管理できる世界でも一目置かれている手帳です😲。お母さんの妊娠中の記録はもちろん、お子さんの記録は生まれてから6歳までを中心に、その後は予防接種の記録や管理に使われていますね👍。

さてとても便利な母子手帳ですが、項目の中にお口の中に関する項目があるのはご存じでしょうか❓妊娠中および産後のお母さんのお口の中の項目、そしてお子さんのお口の中の項目ときちんとあるんですよ!。妊娠中のお母さんのお口の中の記録を記入することは割と多いです。行政が主導で行っている妊婦健診があるのでそのときに記入しています。でもお子さんのお口の中の記録を記入することはあまりありません。行政が行う1才半健診や3才児健診のときの記入があるぐらいですかね(。´・ω・)?。みんな忘れているのかな❓。それとも知られていないのかな❓。持ってくる方自体がすくないです😞。

ではどんな項目があるのかみてみましょうか😊。

🌟妊娠中および産後、お母さんのお口の中の健診項目。🌟

お口の中の状態や虫歯の有無、歯石の有無、歯ぐきの状態について、そして特記事項などを記入する欄があります。妊娠中は歯ぐきが荒れやすくなりますし、歯周病が進んでいる方は早産や低体重出生児の可能性が高まります。虫歯が多い方はお子さんへ虫歯菌が感染しやすくなります。注意が必要ですよ🙅。

🌟お子さんのお口の中の健診項目。🌟

お子さんの健診は月齢年齢ごとに記録するところがあります。お口の中の状態や虫歯の有無、汚れの付着具合、歯ぐきや粘膜に異常がないか、咬み合わせなどの項目をみます。これらも大事な項目なのですが、月齢年齢毎に保護者がお子さんの様子をみて記録する項目があります。それぞれの月齢年齢によって、「いつ何ができたか❓。」や「これができるかどうか❓。」、「あれをやっているか❓。」、など様々です。じつはこの項目の中に歯医者さんが関わる項目がかなりあります。お口の中のことや歯ブラシをしているかどうか、フッ素を塗っているかどうかなど歯や歯ぐきに関することだけではありません。卒乳や食事、おやつなどの食育についてや指しゃぶりや発語発音など様々です。実はこれらの情報は診察するうえでとても重要な情報です😲。ここから問題がわかりますし、原因までわかることもあります👍。

是非とも母子健康手帳を記入して持って来てください。歯医者さんが記入する箇所は記入させていただきますし、内容をみてアドバイスできることもあるかもしれませんよ。

では最後に母子手帳あるあるです。【第1子に比べると、第2子、第3子になるにつれて記入が少なく雑になっていく。】母子手帳に限りませんけどね。仕方ない、仕方ない😊。

舌苔って絶対取った方がいいですか?

今回はよくある質問からです。今回の質問は『舌苔』について😲。この『舌苔』については、「そもそも舌苔ってなに?」、「何か問題はあるの?」、「全部取った方がいいの?」、「舌ブラシを使った方がいいの?」などよく質問を受けます。少し見ていきましょう。

 

そもそも舌苔とはなにかです。舌苔は脱落した粘膜の細胞、お口の中の細菌、食物残渣、血液細胞などからできているものです。垢、バイ菌、汚れ、細胞の混合物ですね。あまりきれいな感じは残念ながらしません😞。健康な人でもこの舌苔は薄く全体に付着しています。そのため舌の表面は若干白っぽい色をしています。鏡をみてみましょう。もし、頬や唇の裏のようにつるつるで赤かったらそれは、何か病気があると思った方がいいです👅。

 

なぜ同じ粘膜なのにこんなに違うのかというと、舌の表面には舌乳頭(4種類に分けられます。)と呼ばれる無数の突起があるためです。この舌乳頭自体の色や形態も若干通常の粘膜と異なりますし、舌乳頭が無数にあることで形態が複雑になり表面積が増加します。そのため舌苔が付きやすく残りやすいため、見た目がまったく違うんです。

 

ではこの舌苔、何か問題はあるんでしょうか?舌苔があるから生活に困ったことがある方はあまりいないと思います。お口に中の状態や体調によって増えたり減ったりはしますが、ある程度は自然に取れていきますので、目にみえて問題になること少ないです。しかし状態によっては痛んだりすることもありますし、お口の中において他部位への細菌の供給源となります💧。また、口臭の原因としては結構大きな割合を占めていたりします💦。従って、ある程度清掃することをおすすめしますが、完全に取ることは不可能ですのでほどほどで十分です。白いのを完全に除去するには乳頭ごと取らないと無理ですよ。

 

さて清掃の仕方ですが、ベストはやはり舌ブラシを使うことです。やっぱりよく取れますね😊。ただそこまではという方は、普通の歯ブラシでも十分です。歯磨きのときに一緒に何度か拭き取るような感じで磨いてあげてください。先程も述べましたが、白いのを全部取ろうとは思わないこと。取れませんし、痛くなっちゃいますよ。無理は禁物です。

 

清掃を兼ねて舌を毎日観察してみてください。これがまた結構変わるんですよ。特に体調に変化があるときは、すごく変化します。舌をみればわかる病気もあるぐらいですからね。変化を楽しみながら舌清掃頑張ってみてください。

 

インプラントも状態が悪くなったりしますか? ①

さて今回はよくいただく質問からです。それは、『インプラントは悪くなるの❓』というもの。まあ、ぶっちゃけた話をすると悪くなるときもあります。ですから歯と同じで定期的なメンテナンスはやっぱり必要です。ではどんな不具合が起こるのか、インプラントの構造や歯との違いを交えながらみていきましょう。

 

🌟インプラント本体(フィクスチャー、人工歯根ともいいます。)🌟

骨に中に埋め込んでいる部分です。歯の根っこに相当します。家でいうと基礎にあたる部位となり、とても大事な部分ですね。チタンまたはチタン合金でできており、生体親和性がよく大変丈夫です。このインプラント本体自体に問題が起こることはまず無いといってかまいません。歯のように虫歯にはなりませんし、割れたりすることもまずありません。(実は1度だけ割れているのをみたことがありますが💦。)欠点はフッ素で腐食することぐらいでしょうか。ただこれも歯磨き粉に入っているフッ素濃度程度では影響がないことがわかっています。全体的にいって歯の根っこより丈夫といえます。

 

🌟上部構造(被せ物、人工歯ともいいます。)🌟

まさに歯として機能する部分です。家でいうと屋根にあたりますね。ネジで留めていることもあればノリでくっつけていることもあります。基本的には歯にいれる被せ物と同じと考えていただいてかまいません。そのため起きるトラブルも同じです。すり減ったり欠けたり、はずれたりすることがあります。ネジ留めの場合はネジが緩んでくることもありますね。車でいうとタイヤにあたる部位のため、上記のようなトラブルはご自身の歯だろうとインプラントだろうと起こってきます💧。こればっかりは仕方がない(´・ω・`)ショボーン。でも、虫歯にはなりませんよ。

 

🌟アパットメント(連結部分、土台、支台ともいいます。)🌟

上記したインプラント本体と上部構造を繋げています。家でいうと柱にあたりますね。この部分はインプラント本体に対してネジ留めしてあることがほとんどです。そのためトラブルとしてはネジが緩んでくることがあります💦。

私達歯医者さんがインプラントの話をする場合、インプラント本体の話になることがほとんどです。しかし、一般の方々はインプラントというとこの3つの部分を総称していっていることが多いようですね。

この3つの部分に関しては虫歯になることはありません。ご自身の歯に入れる被せ物などと同じようなトラブルは起こりますが、インプラントだからすごく多いということもありません。総じて優秀といっていいと思いますΣ(・ω・ノ)ノ!。もちろん何も治療していない歯の方がよいのですが、人工の歯としては本当によくできています。

②へ続く

1日の歯磨きの回数は何回がいいですか?

今回は1日に何回歯磨きをすればいいのか問題です。この質問はよく聞かれます。みなさんは1日に何回歯磨きされていますか❓1回(。´・ω・)?、2回(。´・ω・)?、それとも3回(。´・ω・)?、それ以上という方もいるかもしれませんね。ただこれも、多ければいいというものではありません。きちんと磨けているかどうか、いうなれば、『歯磨きの質』も重要になります。『歯磨きの質』が伴っていなければ、何回やっても無意味ですよ😢。

 

まずは虫歯や歯周病予防の観点から、歯磨きを1日に何回すればいいかをみていきましょう。答えは何回だと思われますか❓意外に思われるかもしれません。実は1回でも十分です😲。なぜかといいますと、歯や歯ぐきについた汚れが、歯や歯ぐきに悪影響を及ぼす悪い汚れに変化するのに最低でも1日かかるためです。つまり1日に1回、【きちんと汚れを除去できれば】、虫歯や歯周病が進むことはありません。ただこれも、【きちんと汚れを除去できれば】、というのが大事なポイントです。それができなければ1日1回では当然不十分ですし、何回やっても(やらないよりはいいでしょう。)汚れが残っているところが悪くなってしまうでしょう💦。ですから、1日に1回はある程度の時間をとって、【きちんと汚れを除去する】ようにしましょう。1日に中途半端に3回やるより、虫歯や歯周病に対する予防効果ははるかに高くなりますよ👍。

 

ではその1回の歯磨きはいつがいいのでしょうか。基本的には夜寝る前が推奨されています。寝ている間は唾液の量も減少しますし、お口の中のばい菌が増えやすくなります🦠。ですから寝る前にばい菌をできるだけ減らしておくことは重要です。

 

とはいっても歯磨きの重要性は虫歯や歯周病予防に限りませんよね。朝起きたらお口の中が気持ち悪い方もいるでしょう。食事の後は口臭が気になる方もいるでしょう。ですから自分が気になることに合わせて、歯磨きをするのはもちろんかまいません。むしろ大歓迎です🎉。

 

いかがだったでしょうか。歯磨きの1日の回数については0回だったり、多すぎなければ特に問題はありません。ただしどんな場合でも1日に1回はある程度の時間をとって、【きちんと汚れを除去する】ことを心がけましょう👍。その時間帯は寝る前がベストです。そのうえでライフスタイルや自分の気になることに合わせて歯磨きを追加していただければ大丈夫です。【きちんと汚れを除去する】ためのご説明や、ツールの紹介などは当院でも行えますので、是非活用してくださいね。

取れてもすごいよシーラント!

歯の溝を虫歯から守ってくれるシーラント。溝を塞ぐことで、プラークや細菌が入り込むのを防ぎ、溜まらないようにしてくれます。さらに、フッ素を少しずつ放出し歯を強くしてくれます😊。うーん、完璧!でてきたばかりの弱い歯にとってはまさに救世主💖。しかしこのシーラント、少しずつ欠けたり、取れたりしてしまうことがあるんですね。そのため定期的な観察をしながら、必要なら追加する必要があります💦。

 

しかし取れたからといって悪くなるわけではありません。むしろ一般的に使用されるレジン系シーラントでは、取れても予防効果が持続することがわかっています😲。その報告をみてみましょう。

 

(レジンとは虫歯治療で詰める詰め物です。詳しくは略で💧。)

  • 虫歯の無い奥歯をもつ187人のお子さんを対象とする。
  • 左右の一方にシーラントを行い、もう片方はそのままにする。
  • 6ヶ月後に確認。23人でシーラントが取れていた。
  • このシーラント取れてしまった23人を18ヶ月後に再度確認する。
  • シーラントが外れていた36歯のうち4歯が虫歯になっていた。一方、シーラントを行っていない(そのままにしていた、)36歯のうち24歯が虫歯になっていた。

 

 ⇩ 

 

 

いかがでしょうか。シーラントをしたけれど取れてしまった歯は、何もしていない歯に比べて、虫歯になる割合がずいぶん少ないのがわかるかと思います😊。従って虫歯になりにくい順番に並べると、、、

 

1位   シーラントをしており、その状態を維持できている歯。

2位   シーラントをしたけれど、取れてしまった歯。

3位   何もしていない歯。

となります。

 

どうしてこんなことが起こるのでしょうか。一時的でもシーラントが入っていることがよいのでしょうか?それもあるかもしれません。でも、一番の理由は別にあります。

 

シーラントを行う際に歯の表面にしっかりくっつくように処理をします。この処理でシーラントが歯の表面にくっつくだけでなく、その内部までしみこむことがわかっています。そのため表面上大部分のシーラントがはずれても、このしみこんだシーラントは残っており、歯の天敵である酸の浸透が遮断されるとためと考えられています😲。

 

もちろん外れていない状態が一番ですので、シーラントをした後も定期的な観察は必要した方がいいです。でもたとえはずれても、悪くなりやすくなることはありません。「シーラントをするとかえって虫歯になりやすくなる。」という悪い噂もあるシーラントですが、そんなことはありません😊。出てきたばかりの歯や虫歯のリスクが高い方にとっては、とてもおすすめできる処置ですよ。

仕上げ磨きを楽しもう!(3才未満編。)

お子さんの仕上げ磨きされていますか😊。今回は3才未満のお子さんの仕上げ磨きについてです。基本的に、3才未満のお子さんは歯磨きの必要性を理解できません。ですから、歯磨きを「イヤだ🙅。」と感じると、我慢できずに逃げ出そうとします。体を拘束されたり、お口を無理に引っ張ったり開けさせたり、唾液が溜まって苦しかったり、歯ブラシをあてる強さが強かったり、、、、、一生懸命やろうとすればするほど、仕上げ磨きがしにくくなるんですよね( ノД`)シクシク…。では、一体どうすればいいのでしょうか❓

 

🌟仕上げ磨きを楽しもう。🌟

 

仕上げ磨きを親子で楽しめるスキンシップの時間に変えていきましょう。膝の上にお子さんの頭をおいて寝かせたら、こちょこちょしながその日のことをお話ししましょう。そして少しずつ、ほっぺたや唇をさわっていきます。マッサージをするような感じで進めていきましょう。やさしい声掛けも忘れずに。ベロを出してもらってベロタッチをすると楽しいですよ👅。もぐら叩きみたいにお子さんがベロを出したときに、さわってあげるんです。ゲーム感覚でやってみてください。その延長線上で仕上げ磨きをしていきましょう。きれいにできるだけでなく、お口の機能も高めることができますよ😊。

 

🌟仕上げ磨きは気持ちいい。🌟

 

お子さんに歯磨きが気持ちいいことだと思わせること成功への鍵です。まずは保護者の方が気持ちよさそうに歯磨きをすること、そしてそれをみせることが大事です。双方のお口の健康に寄与できて一石二鳥です。

無理しないことも大事です。一生懸命な保護者の方ほど、親子で仕上げ磨きがストレスになっていることがよくあります😞。虫歯を予防する方法は歯磨きだけではありません。無理に仕上げ磨きを頑張るだけでなく、糖分のコントロールやキシリトールなどの代替甘味料、フッ素塗布など他にもできることはあります。お口の健康を守るためお子さんが気持ちよくできることを優先してやっていきましょう。

 

🌟口を使っていろいろな遊びをしよう。🌟

仕上げ磨きをするときはもちろん、それ以外の時間でもやるといいですね😊。一緒にあっかんべーをしたり、あっぷっぷーをしたり。あいうべ体操なんかもいいですよね。楽しくやれれば何でも大丈夫です👍。

 

簡単にですが3才未満の仕上げ磨きのコツをまとめてみました。大事なのはお子さんに仕上げ磨きを好きになってもらうことです。楽しく、気持ちよく、大人も一緒ですよね😊。そしてその結果が虫歯予防やお口の機能の向上に繋がれば最高です。仕上げ磨きに苦労されている方は、ちょっと視点をかえてみてくださいね。

歯磨き粉の嘘、本当❓

今回は歯磨き粉のうわさについての検証です。歯磨き粉についてはお口の中の清掃グッズの中で、最もいい加減な情報が氾濫しているといわれています😞。例えば、「歯磨き粉を使うと歯や歯ぐきを痛めやすい。」、「泡立つと磨いた気になり、きちんと磨けないまま終わってしまう。」、「甘い歯磨き粉は虫歯になりやすい。」などですね。タチが悪いのは歯医者さんのような専門家でも間違っていることがあることでしょうね💦。私も気をつけねば😅。しかし近年では、歯磨きや歯磨き粉に対しての科学的根拠もまとまっており、これらの噂が嘘か本当かははっきりわかっています。1つ1つみていきましょう。

 

❓歯磨き粉を使うと歯を痛めやすい。❓

 

よく聞くうわさですね。歯磨き粉にはプラークなどをしっかり除去するため清掃剤(研磨剤。)が入っています。この清掃剤が歯を痛めるのではという疑問です。昔からよくいわれていますね😅。

 

しかしこの清掃剤、歯の頭を覆うエナメル質よりはるかにやわらかいため、エナメル質を痛めることはまったくないことがわかっています👍。問題はエナメル質の無い歯の根っこの部分、象牙質といわれる部分です。歯ぐきが減ってくると露出してくる部分です。こちらはエナメル質よりやわらかいため、微量の摩耗が認められることがわかっています。ただこれも、硬めの清掃剤を用いて100年分の歯磨きを行うことで0.3mmぐらいの摩耗がある程度と報告されています。この摩耗量では歯の健康には影響しないことがはっきりわかっており、歯磨きを使わないことによる害のほうが大きいとされています😲。

 

そもそも歯の摩耗については、歯ブラシをあてる強さや毛先の硬さの方が、より影響が大きいこともはっきりしています。不等号で表すと、、、

 

歯ブラシをあてる強さ>毛先の硬さ>>超えられない壁>>清掃剤

 

です。間に超えられない壁が入っています。それぐらい清掃剤の影響は小さいです。歯を磨く際には歯ブラシをあてる強さに注意しましょう。また、歯ブラシのヘッドの部分が小さく、毛先が硬い歯ブラシほど大きな力がかかりやすいため注意が必要です🙅。

 

 

❓歯磨き粉を使うと歯ぐきを痛めやすい。❓

 

これもよく聞きますね。歯を痛めやすいなら、やわらかい歯ぐきはより痛めやすいといったところでしょうか。しかし、これについても間違いであることがわかっています😲。

 

これは実際やってみてください。歯磨きをつけずにそのまま磨くのと、歯磨きをつけて磨くのとどちらもやってみましょう。どっちの方が刺激強かったですか❓おそらく歯磨き粉をつけずにそのまま磨いた方だと思います(違う方はご免なさい🙇。)。

 

なぜこんなことが起こるのでしょう。これはマッサージなんかを考えていただければわかると思います。マッサージをする際にオイルやクリームを塗ると滑りがよくなりますよね。滑りがよくなることで摩擦が減ります。これにより擦れてひりひりしたり、痛みがでるのを防いでくれるんです。気持ちよくしっかりマッサージできるようになります。歯ブラシも一緒です。歯磨き粉を使った方が気持ちよくしっかり歯磨きできるんです😊。

 

これは歯周病が進んでいる方ほど有効です。歯ぐきが弱っていたり、減っている方はどうしても刺激に弱くなります、そのため歯磨きの時に痛みがでやすくなります。こういった方は少し多めに歯磨きを使っていただいた方が、磨きやすくなることが多いですね👍。

 

泡立つと磨いた気になり、きちんと磨けないまま終わってしまう。

 

こちらもよくいわれていました。ただ最近はあまり発砲しない歯磨き粉が増えてきたので少し減りましたかね。

しかしこれについても、発泡剤の量と歯磨きの時間に影響はないことがはっきり確認されています😊。逆に発泡剤が入っていないと、とても磨きにくくなり、爽快感や心地よさも無くなるためブラッシング時間が逆に短くなってしまうぐらいなんです😲。

また発砲は、歯磨き粉に含まれる有効成分をお口の中のすみずみまで行き届けるのに重要な役割を果たしています。しっかり泡だてましょう🧼。

 

ただお口の中が泡でいっぱいになり磨きにくい方もいるかもしれません。そういった方は発泡剤の少ないタイプの歯磨きを選んでください。もしくは水分が多いと発砲しやすくなるため、歯磨き前に唾液を吐き出したり、水をつけずに磨くようにしてください👍。これだけで結構変わりますよ。

 

甘い歯磨き粉は虫歯になりやすい。

 

そんなわけあるかーーーーー。そんな歯磨き粉が世にでるわけないでしょうがーーーーー。なぜこんな噂がでるのかな(。´・ω・)?。良薬口に苦しの精神かな(。´・ω・)?。

 

まあいずれにせよそんなことはありません。基本的には自分の好きな味を選んでいただいて大丈夫です。甘い味が好きな方もいるでしょうし、少し苦かったり薬のような感じがないと磨いた気がしないという方もいらっしゃると思います。いろいろと試して1番の歯磨き粉をみつけましょう。

 

さてこの歯磨き粉の味についてですが、実は結構重要です。歯ブラシは基本毎日するものになります。毎日続けるというのは大変で、人間何かしらモチベーション(動機。)が必要となります。もちろん「虫歯や歯周病にならないようにしたい。」、「口臭を予防したい。」、「歯を白く保ちたい。」などの目標も大事なのですが、「気持ちいい。」、「楽しい。」「おいしい。」というのもそれ以上に大事になります。強い目標があっても苦痛が伴うものならなかなか続かないのが当たり前です😞。特に小さなお子さんでは歯ブラシの重要性を理解できません。嫌なものは嫌、歯ブラシが嫌だと思ったら全力で抵抗してきます。

 

ですから歯ブラシが、「気持ちいい。」、「楽しい。」、「おいしい。」ことの方が圧倒的に大事となります。「気持ちいい。」、「楽しい。」については若干技術やコツが必要になりますが、「おいしい。」については簡単、お子さんと一緒に歯磨き粉を選ぶだけ。お子さん用の歯磨き粉は絵柄でどんな味がするかわかるものがほとんどです。いろいろ使ってみても楽しいですよ😊。

 

いかがでしょうか。歯磨き粉は歯磨きをするのにとても有効なんです。虫歯や歯周病予防、口臭予防や歯を白くするなどの効果効能もさることながら、歯磨き自体を痛みや違和感なくできるようにしてくれます。さらに気持ちよい爽快感を与えてくれますし、味を楽しむこともできます。使った際の効果効能だけでなく、長くつづけられるよう各メーカー本当に工夫をこらしているんです👍。

 

歯磨き粉が重要な要素である例をもう1つあげましょうか。日本ではあまり実感できないかもしれませんが、歯磨きが浸透していない国や地域はいくらでもあります。そういったところに歯ブラシを浸透させたいときどうするか?もちろん歯磨き自体の重要性を説明するのも重要です。でもそれだけではなかなか続かないそうです。でも、その国や地域の方々が好きな歯磨き粉を使うと一気に定着していくんです。こういった話をきくと歯磨きに歯磨き粉は必須といえますね😊。

 

歯磨き粉に対してはいろいろなうわさがありますし、でてきます。一見すると正しい感じがするものもたくさんありますのでタチが悪いのですが、絶対に使って悪いことはありません。効果効能もですし、歯ブラシを毎日持続するのにも大変有効です。うわさに流される事なくしっかり使ってくださいね。

フロスの注意点!難しいんです!

みなさんフロスは使っていますか?私はすでに歯間ブラシが通る年齢ですのであまりフロスは使いませんが、似たようなものです😊。使っている方はわかるかと思いますが、はっきり言って面倒ですよね😞。でもそんな面倒くさい中、頑張って使っているのですから、正しく使っていただきたい。今回はフロスを使う際に、注意していただきたい点をみていきましょう👍。

☆フロスを歯と歯の間に入れる時のコツは

フロスを歯と歯の間に入れる時、無理やり押し込んでいませんか?これだと通過した際に勢い余って歯ぐきを傷つけてしまいます。フロスを咬む面に対してななめになるようにあてて、のこぎりを引くようにゆっくりと入れていきましょう。

☆磨けるのは歯と歯の間だけではありません🌟

フロスは歯ブラシの届きにくい歯と歯の間を磨くためのものという認識の方が多いかと思います。でも実はここだけではもったいない。じつはもう1ヶ所、歯と歯の間における歯と歯ぐきの間も磨いていただきたい。ここは歯周病の好発部位であり、やっぱり歯ブラシが届きにくい場所です。歯と歯ぐきの間にまでフロス入れるようにすれば効果が格段にあがりますよ。

☆押し込むのではなく、かき出すんです🌟

歯ぐきに向かってフロスを動かして磨くと歯ぐきを傷つける可能性がありますし、プラークを歯ぐきの中に押し込むことになってしまいます。フロスは歯ぐき側から歯の面に沿って、プラークをかき出すイメージで動かしましょう。

☆歯の面を意識しましょう🌟

ただ漠然と動かしてもプラークはなかなか除去できません。結構手強いんです。歯と歯の間を4面に分けて磨くイメージで磨きましょう。フロスを通した場所の手前の歯における頬っぺた側、ベロ側、そして後ろの歯における頬っぺた側、ベロ側です。歯ブラシと同じで歯の面を磨くものという意識が大事です。

☆ぼちぼちやりましょう🌟

フロスは正しく使えばきちんと結果はでます。しかしやっぱり面倒くさいですよね。フロスで得られるメリットより、皆さんが感じる負担の方が大きければ

なかなか続きません。今までフロスをまったく使用してなかった方に、毎日しっかり使用するように言ってもまず無理です。まずは週末だけでも通すようにするなど、無理のない目標を立ててみてはいかがでしょうか。

いかがでしょうか。フロスは結構使いこなすが大変ですし、面倒です。お子さんにしてあげる場合はまだやりやすいのですが、自分で通すのはなかなか難しい😞。でも、せっかく使うのでしたら最大限効果がでる使い方をしていただきたいですし、これから使おうと思っている方はまず無理のない目標からたててみてください。正しく使えばしっかり結果はでてきますよ。

入れ歯洗浄剤は何がいい?

今回はよくある質問からです。それは、「入れ歯洗浄剤は何がいい?」です。結構よく聞かれます。最近は種類も豊富で迷ってしまいますよね😞。もちろん使っていただいた方が良いものですので、今回は入れ歯洗浄剤についてみていきましょう😊。

しかし、まずは基本的なことを確認しましょう。入れ歯の洗浄で1番大事なのは入れ歯洗浄剤による洗浄ではありません😲。ブラシなどによる機械的清掃が基本です。歯ブラシと一緒なんです。その際入れ歯ブラッシング用の洗浄剤、もしくはハンドソープや中性の食器用洗剤を用いると効果的です。研磨剤の入っている歯磨き粉は入れ歯に細かい傷がつき、細菌が増えやすくなるためNGですよ🙅。入れ歯洗浄剤は、ブラシなどによる機械的清掃をきちんとやったあと、複雑で細かいブラシの届かないところをきれいにする、ブラシだけでは落としきれない細菌をやっつけることを目的に使うものです。入れ歯洗浄剤だけで十分な効果は得ることはできませんよ_| ̄|○。

では入れ歯洗浄剤、どんな種類があるのでしょう?実は結構種類があります。主成分(有効成分といってもいいです。)だけでも次亜塩素酸系、過酸化物系、酵素系、酵素入り過酸化物系、銀系無機抗菌剤系、生薬系、酸系など、、、、、まあ様々です。それぞれ得意不得意分野がありますが、正直私でも覚えてられません😢。ですから大事なところだけ押さえていただければと思います。

まず第1に、入れ歯に金属の部分があるか無いかです。通常の入れ歯の主な材質はレジン(樹脂のような材料。)と金属となります。このレジンに対して影響を出す入れ歯洗浄剤はまずありません。なぜなら通常の入れ歯には必ず使われているからです。ですからレジンだけで作製されている入れ歯については、気になる症状などに合わせて自由に入れ歯洗浄剤を使っていただいてかまいません😃。問題は金属となります。入れ歯洗浄剤の中には金属に対して腐食作用や変色作用などを持つものがあるため注意が必要です。大抵は「部分入れ歯用」などと大きく書いてありますので、大丈夫かと思いますが、わからない場合は裏面まで注意深くみるか、私達に聞いてください😊。

次に柔らかい材料で入れ歯の内面を覆ってある場合も要注意です。軟らかい材料ですとブラシでの機械的清掃で変形を起こす可能性があるため、入れ歯洗浄剤をしっかり使うことが望ましいとされています。ところが、入れ歯洗浄剤も柔らかい材料に使えるものが限られます😞。よく売られている次亜塩素酸系や過酸化物系はあまり適しておらず、銀系無機抗菌剤系や生薬系、酵素系なら大丈夫とされています。

様々な種類の入れ歯洗浄剤が売られていますが、この2点だけはしっかり押さえて選んでいただければと思います。でも、1番大事なのはブラシでの機械的清掃です。これだけは忘れないで。

歯磨き粉には何が入ってる❓役割は❓

今回のテーマは歯磨き粉!これにどんなものが入っているかについてです。みなさんは歯磨き粉に何が入っているか見たことありますか?いっぱい書いてあって何がなんだかわからないですよね。実は私も、ものによってはわかりません😅。一緒に勉強してみましょうΣ(・ω・ノ)ノ!。

まず、歯磨き粉に入っている成分は大きく2種類に分けられます。「基本成分」と「薬用成分」といわれています。そして「薬用成分」が入っているかどうかで、歯磨き粉は2種類のカテゴリーに分けられています。それが『化粧品』と『医薬部外品』というカテゴリーです。それぞれを説明していきます。

🌟歯磨き粉2つのカテゴリー🌟

・『化粧品』

「基本成分」のみが配合されている歯磨き粉。

・『医薬部外品』

「基本成分」に加えて「薬用成分」が配合されている歯磨き粉。日本で販売されている歯磨き粉の95%以上は『医薬部外品』に属する。薬用歯磨剤などといわれることも。

いかがでしょうか。みなさんが使っている歯磨き粉はどちらでしょうか。『化

粧品』と書かれていたらかなりレアですよ😊。

では次に「基本成分」についてそれぞれみていきましょうか。「基本成分」に

は湿潤剤、清掃剤、発泡剤、香味剤、粘結剤、保存剤があります。こちらも1つ

ずつみていきましょうね😊。

🌟「基本成分」🌟

⓵、湿潤剤👍。

歯磨き粉に湿り気を与えペースト状に保ってくれます。これが無いとペー

ストがすぐに固まってしまい、チューブの開閉がうまくできなくなってしまっ

たり、硬くなった歯磨き粉で磨くと歯ぐきを傷つけやすく、痛みがでやすくな

ってしまいます💦。

・主な原料(ソルビット液、濃グリセリンなど。)

水になじみやすく、私たちの生活で身近に使われている成分がほとんどです。

ソルビット液は味が良く、なめると冷たく感じるキャンディーなどによく用いられています。濃グリセリンは化粧水や乳液、クリームなどの保湿剤としてよく使われています。

⓶、清掃剤👍。

清掃剤ってなんだ?って思われた方もいるかもしれません。以前は研磨剤

といわれていました。そのため、歯も削れてしまうのではという誤解を受ける

こともあった成分です。役割としてはプラークを除去しやすくする、お茶やタ

バコなどによる着色汚れを除去し、歯本来の色を保つことが挙げられます。液

体歯磨き粉には含まれません。ジェル状の歯磨き粉には入っているものと入っ

ていないものがあります。清掃剤が入っていないと歯に黄ばみが付きやすくな

るため確認してくださいね😊。

・主な原料(炭酸カルシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、リン酸水素カルシウ

ムなど。)

うーん。無機質ですね💧。

⓷、発泡剤👍。

お口の中で歯磨き粉を泡立てます。お口に中のすみずみまで歯磨き粉がいきわたるようになります。さらにプラークを軟らかくして除去しやすくする、除去したプラークを包み込んで再度の付着を防止する、水に溶けにくい成分を歯磨き粉に均一に溶かし込む、歯ぐきへのダメージを軽減し心地よく快適に歯磨きできるようにする、など結構大事な役割をもっています😲。

・主な原料(ラウリル硫酸ナトリウムなど。)

発泡剤の90%以上をこのラウリル硫酸ナトリウムが占めています。硫酸ときくと怖く感じますがシャンプーやボディーソープにもよく入っていますよ。一般的には界面活性剤といわれていますね。

⓸、香味剤👍。

その名の通り、香りと味の成分です。他の成分の臭気をマスキングし、歯磨き粉を使いやすくする役割もあります。楽しく心地よい歯磨きのためには必須の成分ですね。特にお子さんでは重要です😊。

・主な原料(ミント系、フルーツ系、フローラル系など様々な香味料。)

⑤、粘結剤👍。

粘度調整剤ともいわれています。水に溶けることで粘性を与え、とろみを増したり、ゼリー状にしたりする性質があり、この働きのおかげで唾液にさらされてもある程度の粘度を維持できます。その結果歯ブラシと歯ぐきの摩擦を軽減し、傷つきにくく、また心地よい磨き心地を得ることができます😲。

また形を維持するのにも重要で、チューブから押し出して歯ブラシの上にのせることができたり、歯ブラシ上で垂れたり落ちたりしないのも、この粘結剤のおかげです。

・主な原料(カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、カラギーナンなど。)

⓺、保存剤👍。

歯磨き粉の変質を防いでくれます。安定した効果効能を長く保ったまま、空

気中や歯ブラシ上のばい菌がチューブ内に入っても、腐らない性質を与える働

きがあります。また、バイ菌の増殖を防ぐ働きもあり、歯磨き粉を使っていな

い歯ブラシはばい菌が繁殖して黄色ぽっくなっているときがあります🦠。

・主な原料(パラペン酸、安息香酸ナトリウムなど)

以上が「基本成分」といわれるものです。現在市販されている歯磨き粉はこの「基本成分」だけでなく「薬用成分」を加えたものがほとんどです。では「薬用成分」には何があるかをみていきましょう。ちなみここでの「薬用」という言葉は、病気を治療する医薬品という意味ではなく、人体に対する作用が緩和で予防効果などを訴求できること示しています。きちんと治すには歯医者さんにいく必要がありますのでご注意をΣ(・ω・ノ)ノ!。

🌟「薬用成分」🌟

⓵、虫歯の発生及び進行の予防👍。

いうまでもなくフッ素のことですね😊。最近ではほとんどの歯磨きに含まれています😊。濃度は1500ppm以下と決められています。

・代表例(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムなど。)

⓶、歯周炎の予防👍。

歯周炎は歯ブラシやお薬だけでは治りせん。きちんと治すためには歯医者さんへ行きましょう。あくまで補助的な効果です💦。

・代表例(ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルリチン酸、塩化ナトリウムなど。)

⓷、歯肉炎の予防👍。

歯肉炎は適切な歯ブラシで改善が見込める状態です。しかし歯石は歯ブラ

シでとれませんので、1度きれいに歯石を取ってから歯ブラシを頑張りまし

ょう。一緒に歯ブラシの説明も受けるといいですよ。

・代表例(イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジウム、トリクロサン、アスコルビン酸など。)

⓸、歯石の沈着を防ぐ👍。

歯石の沈着を防いでくれます。歯石の付きやすさは人によってずいぶん差

があります。歯ブラシを頑張っているのに付きやすい方はいいかもですよ。

・代表例(ゼオライト、無水ピロリン酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムなど。)

⓹、口臭の予防👍。

口臭やっぱり気になりますよね🥶。他にも洗口剤やガムなんかも有効に使

いましょう。

・代表例(ラウロイルサルコシンナトリウム、銅クロロフィリンナトリウム、ヒノキチオール、塩化リゾチームなど。)

⓺、タバコのヤニ除去👍。

まずタバコを、、、、、。

・代表例(ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリリン酸ナトリウムなど。)

ごく一部ですが挙げてみました。日本で市販されている歯磨き粉には様々な

材料が使われていますが、濃度や硬度、そして安定性など厳格なルールが決めら

れており、それらを満たしたものしか販売できません。基本的に安心して使用で

きるものばかりです。効果効能で選ぶもよし、味や香りで選ぶのもありです。お

気に入りの歯磨きを見つけてくださいね💖。

ちなみに私はいろいろ使っています。職業柄、正直使いきれないぐらいたくさ

んの、そして多くの種類の歯磨き粉をいただけます。たっぷり付けて歯磨きし

てますよ😊。おすすめはひかる歯科ちえこども歯科で販売していますのでみて

みてくださいね💖。

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