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お母さん達からよくいただく質問 一覧

シーラントの下に虫歯菌が 残っていたら どうなりますか?

今回は時々ある質問から😊。それは、『シーラントをする前にばい菌を全部取りきっているのかどうか?』というものです。うん、シーラントに関して調べている方の質問ですね。歯科関係者かな?しかも若干答えづらい質問です💧。何故なら残っている可能性がかなりの確率であるからです💦。エーって思いますよね😱。

シーラントは歯の溝が虫歯にならないように予防的に埋めてしまう処置です。シーラントを行う前にブラシや超音波で機械的に清掃したり、薬液で化学的にきれいにします。もちろん徹底的にやります。しかし深い溝の底にはどんなにがんばってもばい菌が残ることわかっています😲。もう一度いいます。残っているんですよ(m´・ω・`)m ゴメン…。大事なことなので2回、、、、、。では、これら残ってしまったばい菌の上にシーラントをすると、どうなってしまうのでしょうか?悪くなってしまうのでしょうか?

虫歯は歯の表面に付着した虫歯菌によって引き起こされるダイナミックな変化といえます。普段は虫歯菌とお口の中の環境や歯との力のバランスが保たれていますが、歯ブラシの不良や不適切な食生活により、虫歯菌の活性が勝ってそのバランスが崩れると、虫歯菌が産生した酸によってしだいに歯の硬組織が崩壊し、病変が進行します😞。

逆手にとれば、虫歯菌の活性を押さえることができたら、虫歯の進行は止められるということです。シーラントをすると、シーラントに覆われた虫歯菌と外界が遮断され、虫歯菌への栄養供給が断たれます。栄養が届かなくなった虫歯菌は活性が抑えられるのと同時に、その数を減らしていきます。結果として、歯の溝における虫歯の進行は止まります。まさに兵糧攻め😊。虫歯菌がシーラントの下に残っていたとしても、基本的には大丈夫です。

私が言っているだけでは心配ですよね。実はきちんと論文でも報告されているんです😊。簡単にまとめさせていただきますが、まずシーラントを行った後にばい菌が増殖したという報告はありません。むしろ減少しており、シーラント処置歯はシーラント未処置に比べて平均総ばい菌数が100分の1になっていたと報告されています。さらに、約50%においてはシーラント処置後に生きているばい菌がいなくなっていたとのことです👍。

いかがだったでしょうか。シーラントをして虫歯が進みやすくなることはまずありません。虫歯のリスクが高い方にとってはとても有益な処置となります。

不安なことがあったらなんでも聞いてくださいね。

発音障害とは❓

今回は発音障害についてです。近年増えている障害の1つです。言語聴覚士さんが1番得意としている分野ですが、歯医者さんも結構関係あったりします😊。

 

私たちは生まれてから少しずつ発音を獲得していきます。母音(あ、い、う、え、お。)から始まり、比較的簡単な子音からだんだん発音できるようになります。発達に遅れが無い場合、大体6才から7才頃までにすべての音が発音できるようになりますが、個人差もありますね😅。

 

発音障害とは、話し言葉の中の、ある決まった音が正しく発音ができず、それが習慣化した状態をいいます。発音障害があると、言いたいことがうまく伝わらず、周囲とのコミュニケーションに支障をきたしてしまいます💦。何度も聞き返されることでイライラして周囲の人にあたったり、自信を無くして話さなくなったりするなど、発音障害が心理的なストレスになることも少なくありません💧。お子さんで多い障害となりますが、大人の方でも脳卒中などの後遺症やお口の中の状態によっては起こることがあります。

 

発音障害はその原因によって大きく3つに分けられます。それぞれをみていきましょう👍。

 

  • 器質性構音障害。●

発音をするときに使う構音器官の形の異常によるものです。

(例)悪い歯並び、咬み合わせ。

【特に反対咬合(下の歯が上の歯より前にでている。)や前歯部開咬(奥歯で咬むと前歯が咬まず開いている。)で問題になることが多く、1番影響を受けるのがサ行音です。】

 

舌小帯短縮症。

【舌の下にあるすじ(舌小帯。)が太く短くなっているのが舌小帯短縮症です。舌の動きが制限され発音に問題がでます。特に影響をうけるのがラ行音やサ行音です。】

 

口唇口蓋裂。

【上唇や上顎に亀裂が入った状態で生まれてくる疾患です。頻度は500人から600人に1人で少なくありません。】

歯が無い、入れ歯が無い、入れ歯が合ってない。

などなどです。他にもありますが、この分野は歯医者さんが大きく関わるこ

とが多いです。言語聴覚士さんから依頼が多いのは、舌小帯短縮症の切除ですかね😊。

 

  • 運動障害性構音障害。●

発音に関わる神経や筋肉の異常によるものです。

(例)脳卒中(脳梗塞や脳出血。)の後遺症。

脳性マヒ。

神経マヒなど。

 

  • 機能性構音障害。●

構音器官の形や機能に問題がなく原因が明らかでないものです。ようするに、「ようわからん。」です。実はお子さんの発音障害で最も多いのはこの機能性構音障害です😞。言語聴覚士さーーーーーん( ノД`)シクシク…。

 

発音の問題は様々な要因が絡み、お互いに負の連鎖に陥っていることも多いです🥶。そのため1つの業種だけでは対応できないことも多くなります。言語聴覚士さんはもちろん、私達歯医者さん、他にも協力が必要なことがあります。ひかる歯科ちえこども歯科はお子さんが多く通われており、発音に関する相談も多いです。ご気軽にご相談ください。

アルカリ性食品なのに酸性❓

さて、みなさんはアルカリ性食品、酸性食品とういうのを聞いたことありますか(。´・ω・)?。健康食品などでよくみかけますね。「アルカリ性食品だから体にいいですよー。」、「酸性食品だからこんな効果がありますよー。」とかいろいろといわれています。結構根強く残っているこの分類、実はちょっと注意が必要な分類なんです😅。

 

このアルカリ性食品、酸性食品とういう分類は19世紀末に提唱された概念です。体内での栄養素の燃焼を想定し、食品を高温で燃やして生じた灰を溶かした水溶液がアルカリ性であればアルカリ性食品、酸性であれば酸性食品としています(´ε`;)ウーン…。食品に含まれる無機陽イオン(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)と無機陰イオン(リン、イオウなど)のバランスで判断されるもので、無機陽イオンが多いとアルカリ性食品、無機陰イオンが多いと酸性食品と分類されます。何が注意かというと、このアルカリ性食品や酸性食品という分類と、その食品自体がもつ酸性度と異なることがあることです😲。

 

代表的な例はお酢です。お酢は無機陽イオンを多く含むためアルカリ性食品に分類されます。しかし実際の酸性度はどうでしょう。お酢のpHは2後半から3前半のものが多いのですが、これはまぎれもなく酸性です。数値を出さなくてもお酢は酸性であることはほとんどの方はご存じではないでしょうか。でもこの分類ではアルカリ性食品なってしまうのです😞。

 

歯医者さんで問題になるのは酸蝕症などの説明をするときです。酸蝕症とは酸性度の高い食べ物や飲み物、サプリメント、薬剤などを頻繁に摂取している方にみられる疾患で、歯の表面が溶けて薄くなったり、丸みをおびたり、しみてくるなどの症状がでてきます🥶。現在増えている疾患です。この場合、酸性度が高く、頻回に摂取している品物を制限する必要があります。しかし、その品物がアルカリ性食品となっていると、患者さんとしてはなぜとなってしまいます❓。

 

前述したお酢なんかはその代表例です。健康食品として定期的に取り上げられますし、日常的に摂取している方が多いですね。

 

食品中の無機イオンがお口の中で完全に溶出することはなく、その影響でお口の中のpHが大きくかわることはありません。お口の中ではその食品自体がもつ酸性度のみが問題となり、アルカリ性食品や酸性食品という分類は関係がないことを知っていただければと思います。でも、なかなか難しいですよね。

歯磨きの時間は❓どのくらいの時間磨けばいいの?

今回はよく聞かれる質問からです。

 

その質問は、「歯磨きの時間はどれくらいがいいの❓」、です。これについては様々な意見があり、完全に一致していないところもあります。まあ、私の個人的な意見も交えながらみていきましょうか😊。

 

🌟歯磨きの時間は❓🌟

 

よくいわれるのは3分以上というものでしょうか。すべての歯(28本、もしくは32本。)をきちんと磨くのに最低でも3分は必要とされており、このことが3分以上といわれる所以となっています👍。でも皆さん3分歯磨きしていますか、、、、、。結構3分って長いですよ。1回自分の歯磨きの時間を計ってみてください。3分以下の方が多いと思います。なぜなら歯磨きの時間が1分から3分の方が5割を占めるというデータがあるんです😅。

 

一方で歯を5面に分けてきちんと磨くと10分以上はかかるとの意見もあります。歯の1つの面を5秒として、歯1本で25秒、歯28本磨くと11.7分ほどかかります。長い!長すぎる!うーん、はっきりいいますが、私もこんなに歯磨きしていません🙇。

 

時間については正直決めるのは難しいです。なぜなら歯磨きの質も大きく関与してくるからです。適当に歯ブラシをくわえているだけでは、30分やっても、1時間やっても無意味ですよね😞。

 

また、残っている歯の本数によっても変わってくるでしょう。歯が28本ある方と1本しかない方、同じ時間歯磨きをする必要があるでしょうか。おそらくないと思います💧。

 

こういったことから歯ブラシの時間を最初に決めることはあまり意味がありません😞。あくまで目安程度に考えてください。しっかり磨ける自分に合った歯ブラシやその他の口腔清掃グッズをしっかりそろえ、正しく使うこと、そしてきちんときれいにできていることが大事です。そのために私達歯医者さんが協力できることはたくさんあると思います😊。そのうえで歯磨きにかかった時間が、皆さんにとって歯磨きに必要な時間です。とはいっても目安の時間より短すぎる場合は、きちんと磨けているか疑ってみる必要はあるでしょう。ある程度歯が残っている方では、3分というのが1つの基準にはなるかと思います。

 

いかがだったでしょうか。歯磨きについては時間も大事なのですが、やはり質も大事です。個人的にはかけがえのない時間を無駄にしないよう、質を高めることの方が大事と考えています👍。もちろん時間を短くするにしても限界はあります。ある程度は自分でしっかりできるようにし、時々歯医者さんできっちりきれいにするのが1番効率いいですね。

 

歯医者さんでのBGMについて!

さて今回は歯医者さんでのBGMについてです。みなさんは歯医者さんでどんなBGMが流れているか気にされていますか?実は特に決まりはないため、歯医者さんごとに好きなBGMを流しているのが実情です😊。しかし、このBGM、歯医者さんにおいては結構重要とされています!

 

歯医者さんで治療しているときの音は結構うるさいですよね😠。待合室まで聞こえてくることありませんか?歯を削るエアタービンや、それを動かすエアコンプレッサー、色々なものを吸ってくれるバキュームなどの吸引機、歯石を取るときに使う超音波スケーラー、入れ歯を調整するときや歯を磨くときに使う電気エンジンなど様々な音がでています。診療室の奥の方では滅菌器なんかもうるさかったりします。そういった雑音を打ち消してくれる効果がまず1番に挙げられます😊。

 

そしてもう1つ大事な役割があります。それはリラックス効果です。歯科治療はすべて外科処置です。麻酔を使うことも多く、患者さんは多かれ少なかれ緊張をしていることがほとんどです。そこでそういった緊張を和らげる効果を期待しています👍。

 

ではどんなBGMを流していることが多いのでしょうか?これは結果がでていて、クラシックやヒーリングミュージックが断トツで多いそうです。クラシックはもちろんリラックできるゆったりした曲を、ヒーリングミュージックは自然の音、もしくはピアノやオルゴールにてアレンジしたリラックスできる曲を選んでいます。まあ確かに上記の項目を踏まえればこうなりますよね。うん、納得😊。

 

では、当院はどうか❓当院はUSENを引いており、基本的にどんな音楽でもBGMでも流すことができます。受付の好きな曲を流していいことになっているのですが、ほとんどJ-POPが流れていますね。正確には「週間USEN HIT J-POPランキング」を流しているようで、定期的に流れる曲が入れ替わっています。最新の曲が聞けていいですよ。これはと思った曲があったら曲名や歌手名なんかも確認できます👍。最近はアニソンが多いですね。こどもたちの反応も上々で歌いだしたり、この曲好き!と話してくれる子もいます。

 

私がこれまで勤めてきた歯科医院ではJ-POPを流していたので(さすがに大学病院はクラシックでした、、、。)、普通だと思っていたのですがどうも少数派のようです。USENを引いたときに担当者に「いつもどんなBGMを流していますか?」と聞かれたので、「J-POPです。」答えたらびっくりされていました。珍しいのかな😅。

 

まあ、世の中には洋楽(しかもガチのロックばかり。)やラジオ、落語なんかを流している歯医者さんもあるそうですΣ(・ω・ノ)ノ!。当院も受付さんの趣味が変われば珍しいBGMに変わるかもしれませんよ。さすがに止めるか💦。

 

ちなみに治療中にBGMが耳に入っているかというと入っていません。そこは集中していますのでご安心くださいね💖。

運動能力の低下とお口の機能の低下!

お子さんの運動能力はいかがですか❓自分が子供の頃と比べてどうでしょうか❓

 

発達期のお子さんの日常生活活動量は、持久力や瞬発力、敏捷性などの運動能力に大きく影響することがわかっていますが、近年の交通の利便化やテレビ・スマホゲームなどの非活動的な遊び時間などの増加、塾通いの増加などにより、減少しています😞。小学生の1日の歩数は1987年では20000歩を超えていましたが、2011年(ちょっとデータが古い。あまり大規模な調査がないのです😅。)では11382歩となっており、高学年のなるほど減っていく傾向がみられました。

 

ちなみに中学生は9060歩、高校生は8226歩だったそうです。現在はさらに減っているかもしれません。まあ成人はもっと少なかったりします。

 

また、毎年行われる運動能力調査の結果でも、私たちが子供の時と比べて、今のお子さんの方の運動能力が低いことがわかっています💦。身長や体重など、体格はよくなっているにもかかわらずです。

 

そのせいか学校管理下での負傷や骨折などの発生率も、ずっと増加傾向です💦。運動能力の低下は負傷回避能力の低下にもつながっていることが伺えます。ひかる歯科ちえこども歯科においても、歯や歯ぐき・お口の周りの外傷での受診は大変多いです💧。

 

そしてこの運動能力の低下はお口の中にも表れています😞。お口の中については食べ物などの変化などもあるかと思いますが、以前はあまり問題になっていなかった咬む障害(咀嚼障害。)や発音障害が増えています💦。咀嚼障害ついては食育支援なんてものがありますね。発音障害については言語聴覚士さんが小学校に来てくれたりします。どちらも私達、親の世代が子供の頃にはあまりなじみが無いものではないでしょうか❓

 

お口の周りの運動能力の低下はいろいろな問題を起こします。お口の周りの筋肉が弱いことでしっかりと咬めない・飲み込めないのはもちろん、筋肉のバランスがくずれ歯並びにもかなりの影響を及ぼすことがわかっています😞。さらに、無理をして弱くバランスのくずれたお口の筋肉や、悪くなった歯並びで咬んだり飲み込んだりを繰り返すと異常な癖がついてしまい、状況はさらに悪くなります😢。お互いがお互いを悪化させる「負の連鎖」です。

 

おそらくこの「負の連鎖」はお口の中だけの問題では無いと思います。全身でも同じようなことが起こっているでしょうし、うつや無気力など精神的なものにも関係しているかもしれません🥶。体はすべての基本ですし、それを支える大事な要素の1つが運動能力となります。その中で日常どう過ごすかはとても大事です。小さなことから見直してみませんか。

食生活でお口の中は変わります!

今回は食生活とお口の中の関係についてです。みなさんは食生活とお口の中の関係と聞くと、なにを思い浮かべますか(。´・ω・)?。「甘い物を食べると虫歯になりやすい。」、「しっかり咬まないと顎が育たない。」などでてきますでしょうか。お口の中を守る方法としては歯磨きが重要視されますが、この食生活もかなり重要な要素となります。歴史をみてみると、むしろ食生活の方が大事なのでは❓と思わせられるぐらいです。有名な本の紹介とともに少しみてみましょう😊。

まずは有名な本の紹介です。その本は、『食生活と体の退化-先住民の伝統食と近代食 その体への驚くべき影響―』です。歯科医師であるウェストン・A・プライス(Weston A. Price)博士によりアメリカで出版された本で、和訳版もでています。食生活がいかにお口の中に影響するかが、本当によくわかる本となっています👍。

内容を簡単にですがご紹介します。プライス博士は1930年初めより世界中の未開の地(アフリカ、南米、オーストラリア、ポリネシア、スイス、北部カナダなど)を訪ね、伝統的な食物から加工食品に代わることで、虫歯や歯周病、悪い咬み合わせが増えたことを発見しました。

太平洋南東部のニューカレドニアやフィジー諸島に住むメラネシア人でのデータをみてみましょう。彼らはイモや魚介類がなどの自然の物が主食としていました。当時は歯並びがきれいな人が大勢を占めており、虫歯のある人の割合はなんとたったの0.42%、歯周病もほぼ認められなかったそうです😲。

ところがです。精白した小麦によって作られたパンや砂糖、缶詰などを食べ始めると、状況が一変します。歯並びは悪くなり、虫歯のある人の割合は30.1%に跳ね上がります。歯周病も一気に増加しました😞。歯並びについては写真もたくさん載っていてとてもわかりやすいですね。当時ほとんどの島には歯医者さんなんていません。それまで必要ありませんでしたからね。そのため治療ができず、虫歯の痛みが唯一の自殺の原因になっていたそうですよ😲。

こういったデータは世界中様々あるのですが、この本ほどしっかりまとめられたものは他にはありません。なによりびっくりするのがこの本の出版が1939年であること!今から80年以上前に、食生活の変化によってお口の中が変わってしまうことに気付いた歯医者さんがいて、それをまとめ、退化という言葉を本の題名に付けて警告してくれているのです👍。この本をみていると歯磨きとか遺伝的要素は思っているより影響が無いのかもしれない、虫歯や歯周病、悪い歯並びの本当の原因は何なのか考えさせられます(´ε`;)ウーン…。

近代食はお口の中だけでなく全身的な疾患にも大きく影響しているといわれています。かといっていまさら100%伝統食に戻るのも難しい💦。いろいろ考え、対策しながらやっていかないといけませんね。

歯磨きの後、うがいしないでいいんですか?

みなさんは歯磨きの後のうがいはどうされていますか?1回ですか?2回ですか?それとももっとしていますか?やり方はどうでしょう?強くぶくぶくうがいをしていますか?それとも軽くしていますか?

実は歯磨きの後のうがいはしなくても大丈夫😲。やるにしても軽く本当に最低限に留めましょう😲。最近の歯磨き粉には、歯や歯ぐきにとっていい成分がたくさん入っています。この効果を十分に発揮させるためには、できるだけ高濃度でお口の中に残しておく必要があります。そのためには歯磨き後のうがいはしない、しても最低限にした方がいいのです。何度かテレビなどでも紹介されている方法ですので、知っている方もいるかもしれません。

では、やり方のこつです😊。

 ⓵、歯磨き粉は多めに使います。

5才ぐらいまでは5mm、6才から14才ぐらいまでは1cm、

15才以上は2cmぐらいが目安とされています。結構多いですよね😲。

 ⓶、全体をしっかり磨きましょう。

フロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどを併用するとなおグッド👍。

隅々まできれいにして、歯磨き粉をいきわたらせましょう。

 ⓷、うがいはせずお口の中で余る歯磨き粉は吐き出す。もしくは少量のみず(10ml程度)で軽くうがいをする。

一番大事な所です。できるだけいい成分を逃がさないΣ(・ω・ノ)ノ!。

⓸、その後、最低2時間は飲食をしない。

夜ならすぐ寝ちゃいましょう💤。ちょっと長いですよね。

どうでしょうか。やり方は難しくありませんよね。今日からでもできるんじゃ

ないかと思います。ただ多い意見としては、気持ち悪いんじゃないかということ

😞。日本人はきれい好きなので、なかなかこのやり方が普及しないとも言われ

ています。でも大丈夫。やってみると案外なんともありません😊。私は20年

近くこのやり方です。

それでも気持ち悪い方は、少し方法を変えてみましょう。

❶、まずは今まで通り歯磨きをしましょう。うがいも通常通りで大丈夫。

❷、その後、もう一度歯磨き粉を歯ブラシにつけて、全体にいきわたる様にしましょう。つける歯磨き粉の量は前述した通りです。

❸、うがいはしません。余った分を吐き出すだけ。

❹、最低2時間は飲食をしない。

これならどうでしょう。できそうですか?

歯磨き粉には歯やはぐきにとっていい成分がたくさん入っています。それを

流してしまうなんてもったいない。方法は他にもあると思いますが、歯磨き粉を

使っているなら、そのいい所を余すことなく利用しましょう。さあ、さっそく今

日からやってみてください😊。善は急げですよ。

思春期のお口の中は 気を付けることは?

思春期、なかなか大変ですよね😞。生活環境の変化もありますが、体の変化に加えて心もどんどん変わっていきます。第2反抗期ともいわれており、生意気なことを言うようになりますが、実は悩みやすく精神的に不安定だったりして、本人もよくわからないことが多い状態なのかもしれません😅。

そんな思春期ですがお口の中も大変だったりします。小学校まではよくても、中学校にあがると急に悪くなることも珍しくありません。原因としては生活環境の変化や仕上げ磨きが無くなること、そして歯医者さんへの受診が途絶えがちになることが挙げられます。ではどんなことが起こるのか見てみましょう💦。

○虫歯が増える💧。

10才頃までの虫歯については昔に比べて顕著な減少がみられます。思春期における虫歯も減少傾向にはあるのですが、まだまだ多いのが現状です😞。この頃虫歯が増える要因は、歯ブラシだけではありません。生活習慣の変化、間食夜食が増えることや飲食する物の質(歯に悪い食べ物を覚えてしまうんですよねー。)が原因となっていることが多いです。

○酸蝕症が増える💧。

酸は歯にとって大敵です。原因としては炭酸飲料やスポーツ飲料の摂取が増えることが多いため。糖分も多いことが多く、虫歯にも注意が必要です。特にスポーツ系の部活に所属しているお子さんは注意が必要です。私もよく飲んでたなー😅。

○歯肉炎、歯周炎が増える💧。

歯ぐきにも注意が必要です。歯ぐきに問題が認められるお子さんの割合は、5才から9才で35%ぐらい、10才から14才で45%なのですが、15才から19才では70%程に上がります😞。ちなみに思春期においてはホルモンのバランスの変化によって起こる思春期性歯肉炎にも注意が必要です。びっくりするぐらい歯ぐきがぷっくり腫れていることがありますよ💦。

○歯並びの問題が目にみえてくる💧。

大人の歯への生え変わりがどんどん進みます。顎の成長も進み、歯の大きさと顎の大きさの不調和がある場合、その不調和が目にみえてはっきりしてくる時期です💦。また本人の歯並びに対する意識も変わります。小学校の頃は歯並びなんか気にしない、矯正なんかしたくないと言っていたお子さんが、急に矯正したいと思うようになったりします。思春期あるあるですねー🌸。

○顎関節症が増える💧。

顎の成長による不安定さや歯並び変化により顎関節への症状が増えます。報告にもよりますが3倍から4倍に増えるとされていますΣ(・ω・ノ)ノ!。これにはお口周りの成長に伴う変化だけでなく、日常の姿勢(頬杖、寝相、片側使いなど。)やストレスなども関わってきます。

思春期はいろいろ大変です🌸。お口の中までなかなか気がまわらないのかもしれません。でも将来歯がどうなるかを左右する大変な時期です👍。みんなでお子さんのお口の中を守っていきましょう。

でも、なんで春なんですかね❓私は暑いのが嫌いで、冬が大好きです。思冬期は駄目なのかな⛄。

食生活でお口の中は変わります!

今回は食生活とお口の中の関係についてです。みなさんは食生活とお口の中の関係と聞くと、なにを思い浮かべますか(。´・ω・)?。「甘い物を食べると虫歯になりやすい。」、「しっかり咬まないと顎が育たない。」などでてきますでしょうか。お口の中を守る方法としては歯磨きが重要視されますが、この食生活もかなり重要な要素となります。歴史をみてみると、むしろ食生活の方が大事なのでは❓と思わせられるぐらいです。有名な本の紹介とともに少しみてみましょう😊。

まずは有名な本の紹介です。その本は、『食生活と体の退化-先住民の伝統食と近代食 その体への驚くべき影響―』です。歯科医師であるウェストン・A・プライス(Weston A. Price)博士によりアメリカで出版された本で、和訳版もでています。食生活がいかにお口の中に影響するかが、本当によくわかる本となっています👍。

内容を簡単にですがご紹介します。プライス博士は1930年初めより世界中の未開の地(アフリカ、南米、オーストラリア、ポリネシア、スイス、北部カナダなど)を訪ね、伝統的な食物から加工食品に代わることで、虫歯や歯周病、悪い咬み合わせが増えたことを発見しました。

太平洋南東部のニューカレドニアやフィジー諸島に住むメラネシア人でのデータをみてみましょう。彼らはイモや魚介類がなどの自然の物が主食としていました。当時は歯並びがきれいな人が大勢を占めており、虫歯のある人の割合はなんとたったの0.42%、歯周病もほぼ認められなかったそうです😲。

ところがです。精白した小麦によって作られたパンや砂糖、缶詰などを食べ始めると、状況が一変します。歯並びは悪くなり、虫歯のある人の割合は30.1%に跳ね上がります。歯周病も一気に増加しました😞。歯並びについては写真もたくさん載っていてとてもわかりやすいですね。当時ほとんどの島には歯医者さんなんていません。それまで必要ありませんでしたからね。そのため治療ができず、虫歯の痛みが唯一の自殺の原因になっていたそうですよ😲。

こういったデータは世界中様々あるのですが、この本ほどしっかりまとめられたものは他にはありません。なによりびっくりするのがこの本の出版が1939年であること!今から80年以上前に、食生活の変化によってお口の中が変わってしまうことに気付いた歯医者さんがいて、それをまとめ、退化という言葉を本の題名に付けて警告してくれているのです👍。この本をみていると歯磨きとか遺伝的要素は思っているより影響が無いのかもしれない、虫歯や歯周病、悪い歯並びの本当の原因は何なのか考えさせられます(´ε`;)ウーン…。

近代食はお口の中だけでなく全身的な疾患にも大きく影響しているといわれています。かといっていまさら100%伝統食に戻るのも難しい💦。いろいろ考え、対策しながらやっていかないといけませんね。

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