環境で顔が変わる❓
今回はお鼻のお話です、、、、、。すいません。特に洒落たわけではありませんのでご安心ください。笑わなくて大丈夫です😢。
みなさん、鼻呼吸の大切さについてはもうご存じかと思います。鼻はばい菌に対する優秀なフィルターとしての働きを持っています🦠。また、優れた加湿器としての機能も持っています。基本的に口呼吸が鼻呼吸に勝っているところはありません。
そんなお鼻の加湿器としての効果を最大限に利用している動物がいます。その名は、『サイガ』、ちなみにウシ科の動物で絶滅危惧種です🐄。別名、『オオハナレイヨウ』、とも呼ばれています。別名通り、お鼻の部位が盛り上がっており、鼻腔が大きくなっています。良かったらネットで検索してみてください👍。ちょっと特徴がありますが、かわいいです。
この、『サイガ』、が棲む場所はモンゴルの平原、ここは1日の気温差や季節の温度差が大きく、夏は50度、冬はマイナス20度にもなります😲。そんな過酷な土地で生き抜くために、『サイガ』のお鼻は大きく発達していると考えられています。
長くやわらかい『サイガ』の鼻腔容量は500mlともいわれます。500mlペットボトル1本分と考えてください。これを、自分の顔に並べてみるといかに大きな鼻腔であるかがわかると思います💦。この鼻腔内には毛細血管が密集しており、寒いときは空気を温める効果を発揮します。逆に暑いときは鼻水を蒸発させて体温があがらないように調節をしてくれるのです。この大きなお鼻のおかげで、『サイガ』は季節や昼夜を問わず常に体温に近い安定した空気を取り込むことができます👏。そうやって過酷なモンゴル平原を生き抜いているのです。
ちなみに、この『サイガ』、お耳は小さくなっています。これも凍らないようする、体温を逃がさないようにする寒さ対策といわれており、お鼻は大きく、お耳は小さくなっています。こうやって『サイガ』のお顔が出来上がりました😊。
ちなみに同じ環境に住む、モンゴルの方々にも同じような傾向がみられます。頬の骨が張り出しており鼻腔は大きくなっています。また、お鼻の先は凍らないよう、体温を逃がさないよう低くなっているそうです。
『サイガ』とモンゴル平原に住まれる方々では若干方法は違いますが、どちらも過酷な環境に適応し、一所懸命順応してきた結果です。顔はこれまでの生きてきた証がでるとはよく言ったものですね。私も見習いたいものです。
2025年12月17日 | カテゴリー:新着情報, 歯科の豆知識 Q&A, 院長からの発信, こどもの 口腔機能を 育てるには |





