はちみつやメープルシロップはたくさん食べても大丈夫❓
虫歯の1番の原因は虫歯菌です🦠。しかし、虫歯菌がいるだけでは虫歯にはなりません。そこに砂糖などの糖分がやってくることで、虫歯菌は歯を溶かす酸を作ります。さらに、自分を守るバリアを作ったりして手に負えなくなります😢。攻撃防御とも完璧⚔🛡。異世界からの転生してきたのかな❓。砂糖など糖分の摂取量や摂取頻度は虫歯と密接な関係があることがわかっています。もちろん、歯磨きの状態や唾液の状態なのも関連してきますよ😊。
このように虫歯の予防には糖分の制限がとても大事になります。シュガーコントロールなんてかっこよく呼んだりしていますが、これが結構難しい😢。それぐらい糖分の誘惑は強いです。
糖分の制限を説明するとみなさん必ず抜け道はないか探します。その代表的なものがはちみつやメープルシロップです🍯。自然の物ですし、身体にもやさしそうですよね。お子さんにも良さそうです。しかし、そう簡単にはいきません😞。
まず、前提として1番注意していただきたいことがあります。はちみつやメープルシロップは1才以下のお子さんには厳禁です🙅。これは、生死に関わることであり、虫歯以前の問題です🥶。1才以下のお子さんは腸内環境が未熟なため、はちみつやメープルシロップに含まれるボツリヌス菌による食中毒を起こす可能性があります。ボツリヌス菌は熱消毒をしても死なないため、はちみつやメープルシロップを使った食料品全般与えないでください。漫画、『薬屋のひとりごと』でも阿多妃のお子さんが無くなっていますし、里樹妃も幼いころ生死の境を彷徨っていますよ😢。
話がそれそうになりましたが、糖分の制限という点で、はちみつやメープルシロップはどうなのでしょうか❓。残念ながら、あまり意味がないと言わざるを得ません。どちらも主成分は糖分となっており、糖分の制限にはならないのです。抜け道にはなりません😅。
ただ、いいところもあります。はちみつの中にはローヤルゼリーやマヌカハニーのように抗菌作用を持つものもあります。これらの抗菌作用は、虫歯菌などお口の中のばい菌にも効果があることがわかっています。また、はちみつとメープルシロップはポリフェノールが多く含まれています。ポリフェノールも虫歯菌を邪魔する効果があることがわかっています👍。
はちみつやメープルシロップには良いところもたくさんあります。ただ、糖分を制限するための代替品としてはちょっと力不足でしょうか😞。自然のもの、身体にやさしそうだからといって、たくさん摂り過ぎないよにしてくださいね。
2025年12月15日 | カテゴリー:新着情報, お母さん達からよくいただく質問, これがお薦め ホームケア, 歯科の豆知識 Q&A, 歯を長持ちさせるには, 院長からの発信, 治療について |





