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2018年1月

こどもに 口の中の感覚に慣れてもらうには ①

年長さんのときに どこの歯科医院でもむし歯の治療ができなかったと紹介されてきたお子さんがいます

その子は、口腔に過敏があり、歯科治療で、器具を口に入れられることが受け入れられないお子さんでした。

自分の唾液も器具が入っている状態では、ためることも、飲み込むことも難しいため、こまめに吸引しているのですが、すぐに、ペッと外に唾を吐きだすような状態でした。

私たちは、全身麻酔を勧めましたが、お母さんの希望で最初は普通通りの治療で、時に、手足を抑制しながら診療室で治していました。

しかし、途中でやはり全身麻酔での治療を希望され、味噌天神の宇治歯科医院さん(今はグランパレッタの中に移転されています)で 全身麻酔での歯科治療をすることになりました。

私も以前宇治歯科医院に非常勤で勤務させていただいていたこともあり、宇治歯科医院さんのはからいで、全身麻酔は、宇治歯科医院さんでかけてもらい、虫歯治療は私が、させてもらえることになりました。

治療はとても良い結果となり、数年間問題は出ませんでした。

その後、予防で通っていてくれたのですが、6歳臼歯が生えてきて、歯の溝が初期むし歯になってきたので、予防もかねて、治療をしようということになりました。

その治療を、先日行いましたが、通常の診療室で、通常の診療で、治療することができました。

まだお口の中に少し過敏がありますが、今までの関係でお互いに信頼関係もできてましたし、その子もこの歯科治療が自分に必要だとわかってくれたこともあり

上手に治療することができました。

この、うまくできた!という体験が今後もその子の自信になり 歯科治療の苦手意識を取り除く助けになっていきます。

 

この子のように歯科治療が難しいおこさんに 口腔内の過敏、という問題があることがあります。

まずは口腔過敏がおこらないように お口の感覚を育てるには

赤ちゃんのときに、自分の手、おもちゃで口の中を触ってみる、という体験が大切です。

このことについては 離乳食準備 のところにも書きました。

また、熊本市中央区の歯科医師 吉良直子先生が推奨されている ベロタッチ、もこの過敏をとるのに非常にいいと思います。

ほかにも 受診時にはお母さんが赤ちゃんのときからできる 口腔内マッサージを紹介していますので、興味のある方はきいてみてくださいね。

歯並びの良いお子さんを育てるには・・・①

最近 こどもたちの 口腔機能が低下している・・・

こういうと、昔からじゃないか と思われるかもしれないが、実際に口腔機能の低下はみられる

たとえば、何の変哲もない風船を膨らませる・・・今の30代40代の保護者世代には 簡単にできたことではないだろうか?

 

しかし、現在は違う

たとえば うちの歯科医院の患者さんに風船を膨らましてもらうと(小学生)

結構な割合で風船を膨らますことができない

風船を膨らましたこともない という子供も 一定の割合でいるのだ そうだいたい3-4割はいる。

あなたの お子さんは 風船を膨らませることができるだろうか?

 

風船を膨らます

その前に ふうーっと ロウソクの火を吹き消すこともできない

 

もっといえば、

うーの口で 息を吹き出すこともできないのだ

 

お子さんに「ふーっ」と息を吹き出させてほしい

それはもしかしたら

「う」ではなく「え」の口で ふうーっとしていないだろか?

 

「え」の口では、 息を集めて フーっと吹くことができない、 息の力は分散されてとても弱くなってしまう

その口では風船を膨らますことができないのだ

 

実は障害のあるお子さんは 「う」の口ができないことが多い

しかし最近は健常なお子さんにも「う」の口ができないお子さんが増えている

 

最近は発達障害のお子さんと グレーソーンのお子さんと 定型発達のお子さんの 境がはっきりしない といわれるが 実にこういうところでも そういう兆しがみられるのだ。

 

草笛や口笛、紙風船 などは過去の遊びになってしまったのだろうか

「う」の口にする遊び

ぜひ それを小さい頃から 取り入れて 口腔機能を 育ててほしい

 

 

 

 

 

 

 

 

ビシャの 脂肪床

 

(上の画像は、鳥取県歯科医師会さんの画像から転載しています。)

先日の 投稿で 小学生の 口蓋(上あごの天井)に 吸綴か(おっぱいの乳首が入るためのへこみ) が 残っていることがある

というお話を書きましたが、

赤ちゃんのお口の特徴として ビシャの 脂肪床 というものがあります。

ビシャの脂肪床、とは、赤ちゃんのほっぺたの内側に の粘膜下にある 脂肪のふくらみのことです。

おっぱいを吸うためには、吸てつか、舌、ビシャの脂肪床 の3つ が吸綴圧を作り出しますので

大事なふくらみなんです。

このふくらみが、 早産児や 低出生体重児では 薄いことがあり、それがおっぱいを吸うのを難しくすることもあるようです。

 

今回は では このビシャの脂肪床 が 卒乳しても残っていることがあるのか・・・ということなんですが、

これが 残っていると感じられることがあるんです。

特に噛まずに丸のみ、というお子さんには この脂肪床が 残っているような頬っぺた のことがあります。

この場合、外側から見ると 頬っぺたが しもぶくれのような感じの印象です。

赤ちゃんのほっぺがふっくらしているのは可愛いですよね。

咬筋が使われて 鍛えられることによって この脂肪床は 消失していくのか・・・

 

以前、この脂肪床 が残っているようなお子さん(その子は障害があって、やはり丸のみのことが多いんですけど)のお母さんが

うちの子の頬っぺたの内側が膨らんでいるような気がする、ということで受診、ご相談があったんですが、

この子には上にご兄弟がいたので、その子と比べて、頬っぺたが膨らんでいるのではないか、ということでお母さんは気になったんですね。

このビシャの脂肪床が 残っているような状態でした。

 

ですので、噛めてないんじゃないか、普段、丸のみしているのではないかな、と考える指標の一つではあります。

お子さんのビシャの脂肪床は 消失しているでしょうか?

2-3歳のお子さんには残っていることがあります。

ちょっと仕上げ磨きのときにでも頬っぺの内側を触ってみてくださいね。

 

 

 

 

 

食べることができるようになってきた お子さん

夏頃、経管栄養が長く 口からは ほとんど 食べていない 食べることに興味も薄い というお子さんを

本州の先生ですが、 食べる機能に関する 専門のA先生に紹介しました。

この先生のような専門家は 日本に何人もはいらっしゃらず、こういった専門家が増えるといいなーと思っています。

そもそも このお子さんは 総合病院の小児科と 小児リハビリの専門の病院に通院していて

私がこの子の食べる機能を診ていたわけではないため(私が見ていたのは むし歯予防の管理です)

そこを飛び越して 県外の先生に紹介するのは 迷いもありました。

それで、こういう専門の先生が県外にいらっしゃって 診ていただいたら何かヒントをいただけるのでは と思いますが、今通院している先生に紹介してもいいか聞いてみてもらえますか ?ということを聞いてみたのですが

保護者の方が、今のままでは変化がないので、行ってみたいです、今通院している病院には自分でいうので大丈夫です ということでしたので、元の検査データを元の病院からもらってくださいね、ということで

紹介状を書きました。

 

紹介先のA先生にみてもらって 数か月

先日、久しぶりにいらっしゃった 患者さんは 口から少しづつ食べられるようになっていました。

嬉しいご報告でした。

 

もともとは 哺乳量が十分とれていない ということで 経管栄養になったというお子さんでした

口から食べると 逆流嘔吐することもあるということで

経管栄養が長いため、消化器官が 萎縮しているのではないか という見解ももたれていたそうです。

 

しかし、紹介先のA先生が、食べる機能もみて、今の経管栄養の量が多いのではないか、ということで、経管栄養の量を適切にした結果、それから1か月半後、徐々に 食欲がわき、

口からも食べることができるようになったということでした。

さらに、経管栄養の量を減らしてから、逆流嘔吐することがなくなったそうです。

 

(ここまでの経緯は お母さんからの話がもとになっていますので、実際診ていた先生たちや紹介先のA先生が読むと、細かいところでは違いがあるかもしれません。)

 

ここまで経緯を読むと、経管栄養の量を変えること というのはシンプルなことだったのではないか、と思われるかと思いますが、この結論を得るのは、

今までのこの子の 経緯や検査を 含めて 診ると先入観が入ってしまいがちなので とても難しいことだと思います。

やはり紹介先のA先生の 知識や経験によるものだと思います。

また、熊本では 経管栄養の量をみる先生と 食べる機能を獲得させるためにリハビリする先生は違う病院の先生ですから、そこが つながりにくい という難点もあったと思います。

 

今、この子が食べられるようになっているのは、現在 診てくれている 熊本の総合病院の小児科の先生や 小児リハビリの先生のおかげでもあると思います。

決して今 熊本で診ている先生たちを否定するような意図で書いているわけではありません。

この子の経緯がほかのお子さんの参考になることがあれば、ということでの 報告です。

 

さらに このお子さんのケースについて、 小児科の看護師 原さんと 助産師 林田さんと お話したのですが、

助産師の 林田さん(林田さんには メルティングタッチ で診てもらえます)からは

もともと哺乳に問題があって、というケースは多い。

哺乳に問題がある時点で、助産師に相談されるのも いいのではないか

実際そういうご相談がたくさんある、 ということでした。

 

また、小児科の看護師 原さんからは

町村先生の 身体調和研修でも

器質的に異常はないけれど 母乳が飲めず、体重が増えす、経管栄養から胃ろうになり、いざ、入園(幼稚園?保育園?)の時に、胃ろうだと入園できるところがみつからず、

困って町村先生のところにいらして、食べることができるようになった、というお話があった。

すごく特別なケース、という 受け止めだったと思うが、このケースも 同じようなケースなのではないか、(食べる能力を実は持っているかもしれないのに、能力を引き出すことができず、経管栄養になってしまっているという点で)

 

という意見をもらいました。

 

私が みていた 視点と また違う意見をもらえました。

多職種で 話し合ったり連携したり すると 自分とは違う視点でいろんな 示唆がもらえます。

これからも こどもにかかわる専門職で 連携できれば と思います。

 

 

 

 

 

2018年

新年 あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年は1月4日から 通常通りの診療体制です。