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歯周病を傷口に換算してみましょうΣ(・ω・ノ)ノ!

歯周病は不思議な病気です。歯を失う病気としては、虫歯にとならんで常にトップ2に君臨しています💦。ギネスブックには、「世界で最も一般に蔓延している感染症。」として登録されており、全身的にも様々な悪影響(肺炎や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、関節リウマチ、早産など)があることがわかっています💦。それにも関わらず、あまり深刻な病気としてとらえられていない感じがありませんか。ひょっとしたら私達歯医者さんですら、少し甘く見積もっているのかもしれません😞。

 

その、原因の1つとして、死に直接関与しないことがあるでしょう。間接的には大いに関係しているのですが、なかなか実感がわかない。これは、どうしても否めないところです😢。

 

そしてもう1つの原因としては、目に余り触れないところで起こっていることが挙げられます。歯周病の病巣の中心は歯ぐきの表面にはありません。歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケットと呼ばれます。)の中が1番の病巣となっています💦。ここは通常、直接みることができない場所です😎。歯周病の方の歯周ポケット内面は、傷口になっています。潰瘍ともいい、毛細血管が露出しているような傷口なんです。当然さわるとすぐ出血してきます🥶。

 

この傷口がどれぐらいになるかをシュミレーションしてみましょう。歯全体に5mmの歯周ポケットがある歯周病を考えます。歯周ポケットの正常値は3mm以下です。全体的に5mmの歯周ポケットがある状態は、中等度の歯周病と考えていただければいいかと思います😞。この場合の傷口の面積はどれぐらいか❓。なんと72cm²(9cm×8cm。)程と見積もられています。これは手のひら大の面積です✋。重度の歯周病ならさらに広くなります。

 

この状態、どう思われますか❓。例えば、手のひら大の傷口がお腹にあったらどうしますか❓。ちょっとしたことで出血するようなじゅくじゅくした傷口ですよ🥶。当然治療しますよね。すぐにでも病院へと向かうでしょう。出血をとめたり、感染しないよう薬を塗ったり飲んだり、ガーゼで覆ったりすると思います。これだけの傷口をほっとく勇気のある方はなかなかいないのでは、と思います。当然、私もありません。

 

 

 

しかし、この傷口をそのままにしていることが多いのが歯周病という病気なんです。しかも、傷口の近くには歯周病菌がうようよしています🦠。歯周病菌や歯周病菌が出す毒素が傷口から体にどんどん入り込んでいます。再度お腹の傷口に例えれば、この傷口に絶えずばい菌を塗り込んでいるようなものです😢。

そんなことしませんよね。

 

こういった風に考えると、歯周病に対する考え方が少しかわるかもしれませんね。結構怖い病気なんですよ🥶。しっかり治療しましょうね。

歯は出てきた後も強くなる!

お子さんの歯が出てくるの楽しみですよね😊。こどもの歯は生後6ヶ月ぐらいから出てきます。おとなの歯は6才頃から出てきたり、生え変わったりしてきます。見ていて嬉しくなりますよね✌(‘ω’✌ )。

 

でも注意していただきたいことが1つあります🥶。それは、出たばかりの歯は弱いということです。弱いというのはどういったことかというと、軟らかいということです😲。もちろんプヨプヨするほど軟らかくはないのですが、削るとさくさく削れてしまいます。大人の方の歯とは明らかに硬さが違います。当然、虫歯になりやすいのです。

 

 

 

でも、どうして大人の歯になると硬く強くなるのでしょうか❓。今回は歯が硬く強くなる過程を少しみてみましょう。

 

 

実は、歯は2段階を経て硬く強くなります。第1段階は歯がお口の中に出てくる前です。歯は顎の中で少しずつ作られていきます。こどもの歯なんかは、お子さんがお母さんのお腹の中にいる頃から作られ始めるんですよ😲。最初は歯胚といって軟らかい状態から始まります。歯を作る細胞が現れ、歯の形を作っていきます。そこに血液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そしてお口の中に出てきます。

 

お口の中に出てくると第2段階開始です。今度は唾液中のカルシウムが付くことで硬く強くなっていきます🥛。そして、このときに歯を強化してくれるフッ素も一緒に付きやすいです。そのため、歯が出てきてばかりのときにフッ素を応用するのは大変効果的です😊。

 

見ただけでは歯が変わっているかどうかは正直わかりません💦。流したてのコンクリートを考えてみてください。遠くから見ても固まっているかどうかはわかりませんよね。でも、間違って踏めば足の型が付いてしまいます。でも、固まってしまえば大丈夫、足の型は付かなくなります。歯も同様なのです。出たばかりの歯は一見硬く見えますが、流したてのコンクリートなのです😢。

 

では実際どれぐらい硬くなっていくのか❓。これは実際に研究報告があります。少しみてみましょう。

 

歯の表面から10μmの深さで硬度を調べています。単位はモース硬度という単位ですが数値だけ見ていただければよろしいかと思います👍。

 

硬 度

歯が出てくる前          253

 

出てきて2~3年         334

出てきて4~10年        380

出てきて10年以上        439

 

どうでしょう、結構変わりますよね🎶。出てきたばかりの弱い時期を乗り越えると、だいぶ楽になります。親知らずを入れなければ、12歳ぐらい最後に歯がでてきますので、18才ぐらいまでは注意した方がよさそうですね。大事にしてください。

エリスリトール キシリトール Σ(・ω・ノ)ノ!

みなさんはエリスリトールって聞いたことありますか❓。糖質制限をされている方やダイエットに興味がある方は、おそらく耳にしたことがあるのではないでしょうか。私も糖質を制限しているので、よく知っています。

 

特徴として、甘味は砂糖の75%程度と甘味料としては若干劣るのですが、『ほぼカロリーゼロ。』、『血糖値を上げない。』、『お腹が緩くならない。』、などの特徴を持ちます😲。エリスリトールを主成分とした製品にラカントがありますね。こちらの方が有名かもしれません。ラカントは99%程がエリスリトールで占められており、残り1%程が羅漢果となっています。羅漢果は砂糖の300倍ぐらいの甘味を持っているため、結果的にラカントは砂糖と同じぐらいの甘味を持っています。こちらも糖質制限やダイエットの強い味方となっています。普通にそのあたりで売っていますし、天然成分由来であることも安心材料ですね😊。

 

さてこのエリスリトールですが、似たような名前の有名な甘味料があるのに気づかれましたか❓。そうキシリトールです。キシリトールを聞いたこと無い方は、もういないのではないかと思います。虫歯にならない甘味料としては、断トツで1番有名ですよね。実はこのエリスリトールはキシリトールと同じ、糖アルコールという甘味料に分類されています。同じ仲間なのです😲。

 

そのためキシリトールと同じで虫歯予防効果があることがわかっています。しかもキシリトールよりもその効果が高いことがわかっています🎉。エリスリトールはキシリトールと同じで、虫歯菌のエサになりません。さらにキシリトールと比べて、歯垢(プラーク。)の付着や形成を抑制する効果や虫歯菌の増殖を抑制する効果も強いことがわかっています。さらに歯周病菌にも効果があることが示唆されているのです🎇。キシリトールに比べてお腹も緩くなりにくいため使いやすいのも良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

キシリトールの研究は1970年頃から始まりました。それに対してエリスリトールは1990年頃から始まっており、歴史的に現在はキシリトールが優勢となっています。しかし今後はエリスリトールの商品が増えてくると思われます(((o(*゚▽゚*)o)))。実際、エリスリトール配合の歯磨き粉や洗口剤どんどんでています。ちなみに、ひかる歯科ちえこども歯科でよくやっているパウダーメンテナンスで使うパウダーにもこのエリスリトールが使われています。それぐらい優秀な材料なのです😲。

 

 

 

 

 

 

 

 

今後どんどん広がっていくと思われるエリスリトール、いろいろな商品がでてくると思われます。是非覚えておいてくださいね。

普段の生活の中での熱中症対策は❓

熱中症、意識されていますか❓。特に小さなお子さんや御高齢の方は注意が必要です。昨今は暑くなっていますしね🔥。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、熱中症対策というとスポーツドリンクなんかがまずでてくると思います。メディアなどでもよく勧められていますね。ただこれは、スポーツをしているなど、脱水になりやすい状態のときの話です。普段の状態では、スポーツドリンクを常飲する必要はまったくありません😲。ちなみにスポーツ時の水分補給として、スポーツドリンクが適しているかというと、そうでもありません。スポーツドリンクは、水分と一緒に補給したいミネラルが少なく、糖分が多すぎます。似たようなものを飲むなら、経口補水液(オーエスワンなど。)の方が適しています。ただ、経口補水液も常飲するものではないですよ💧。どちらも通常時に飲み過ぎるとペットボトル症候群、お口の中では虫歯のリスクが高くなってしまいます😢。

 

 

では、普段の熱中症対策はどうすればいいのでしょうか。まずは水分ですね、これは飲むしかありません💧。人は軽い脱水状態では、のどの渇きを感じません。のどが渇いてからでは基本的に遅いため、暑い場所にでる前などには水分を補給しましょう。飲む量は小学生や高齢者は500~1000ml、幼児は300~600ml、乳児では体重1kgあたり30~50mlが推奨されています😊。しっかり水分補給してくださいね。

 

飲み物は基本的に通常の水でも十分です。お茶なら麦茶がミネラルも含まれているのでいいですね👍。注意して欲しいのはカフェインが含まれている飲み物です。カフェインはお茶、ウーロン茶、コーヒーなど多くの飲み物に含まれています、カフェインには利尿作用(おしっこを出す作用。)があり、体内から水分が減らす方向に作用します。そのため、水分補給には適していません。水分補給を意識するならば、カフェインの入っていない飲み物や、カフェインレスの製品を選ぶといいですよ♪。

 

そして大事なのはきちんと食事をとることです。熱中症にならないようにするには水分補給も大事ですが、ミネラルの補給も大事ですし、なにより体力も大事です😲。食事でミネラルをしっかり摂取する、しっかり食べて体力をつけておきましょう。食事がしっかりしていれば、普段の水分摂取は水や麦茶で十分です。スポーツドリンクや経口補水液などを毎日飲む必要はないですよ。ましてや清涼飲料水はもってのほかです🙅。

 

そして暑い場合は涼しくするようにしてください。窓を開けて風通しを良くする、扇風機をつける、クーラーをつけるなどです🥶。御高齢の方を中心に部屋での熱中症も増えています。注意してくださいね。

 

私は夏が1番嫌いで、冬が大好きです。昨今はどんどん暑くなっている感じがします。体調管理には気をつけましょうね。

 

矯正を勧めるのはどんなとき❓

今回は、私達歯医者さんが矯正治療を勧めるのはどんなとき❓というテーマです。歯医者さんもすべての方に矯正治療を勧めるわけではありません。というよりひかる歯科ちえこども歯科では、『矯正治療をしたほうが良い。』と、歯並びを気にされていない方に私達の方から言うことはまれです😲。ほとんどは本人や保護者の方からの歯並び相談という形から始まっていきます。その中には、矯正治療を絶対した方が良い方もいらっしゃいますし、まあどちらでもいいかなという方、しなくてもいい方、まだ経過をみて良い方と様々です。そのことは正直に伝えます😊。

 

私個人としては若干の歯並びの乱れがあっても、機能的に大きな不具合が無く、将来的にも大きな問題が起こりそうに無ければ経過をみてもいいと思っています😅。そもそも模型で見るような完璧な歯並びの方は、たとえ矯正をした方であってもそうそうお目にかかれるものではありません。しかし、咬み合わせの中には将来的に歯を失いやすいことがわかっているものもあります。こういった歯並びについては見た目だけの問題だけでなく、将来的に問題があるという視点から矯正治療をお勧めします😲。特に将来的に歯を失いやすい、機能的に問題のある歯並びとしては、、、、、💦

 

 

 

・反対咬合(いわゆる受け口です。咬んだ時に下の前歯が上の前歯より前にある咬み合わせです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

・開咬(奥歯しか咬んでおらず、前歯で咬んでいない咬み合わせです。前歯で咬み切れないため本人も不便を感じていることが多い咬み合わせです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

・過蓋咬合(咬み合わせが深いともいいます。咬むと下の前歯が上の前歯で完全にみえなくなる咬み合わせです。

出っ歯を伴うことも多いです。)などです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いずれも咬む力の向きやバランスに問題があります。8020を達成されている方で、これらの咬み合わせに相当する方を私はみたことがありません💧。調査結果でも8020を達成している方で、これらの咬み合わせに相当する方は極めて稀であるとされています。見た目など関係なく、将来の歯の保存のために矯正治療を考えるべき咬み合わせです🌠。

 

また、矯正治療をする場合には本人、お子さんの場合は保護者のやる気も大事です。矯正治療には費用はもちろん、なにより時間がかかります。もともと歯並びを気にされていない方の気持ちを動かすのは大変難しいです(矯正治療をした方が良い方は動いてほしいのですが、、、、、💦)。そういった意味でも、歯並びを気にして質問されている方の方がお勧めしやすいですね。

 

矯正治療した方がいいのかどうか❓、いろいろな視点があると思います。見た目ももちろん大事です。ひかる歯科ちえこども歯科では、機能的に不具合があるかどうか、将来的にも大きな問題が起こるかどうかを1番の軸として矯正治療の必要性を判断しています👍。わからないことがあればご相談くださいね。

口臭がしやすい時間帯はある❓

さて、今回はみんなが気にしている口臭についてです。口臭に関してはひかる歯科ちえこども歯科でも質問が多いですね。関心の高さが伺えます💦。

 

口臭にはいろいろと種類があります。特に問題が無くてもする生理的口臭やお口の中に問題があってする口臭、お口以外に問題があってする口臭、口臭が無いのに口臭があると思い込む心理的な口臭、お酒を飲んだり🍺ニンニクを食べたりすることで起こる一時的な口臭など様々です。特に今回は生理的口臭やお口の中に問題があるときについてのお話になります。口臭がしやすい時間帯はいつかについてです。これは知識としても結構大事です😲。特に問題がない生理的口臭でも口臭が強くなる時間帯があるためです。これを知っておけば慌てず対処できますよ😊。

 

では口臭がしやすい時間帯をみていきましょう。その時間帯は、『起床直後』、『昼食前』、『夕食前』です😢。平たく言えば空腹時といってもいいかもしれませんね。これは様々な研究や調査でもはっきりわかっています。ひょっとするとみなさんもそう思っているのではないでしょうか❓。起きた直後の口臭が気になるという方は結構多いんですよ。

 

その原因もはっきりしています。まずは、『起床直後』の口臭についてです。原因は単純でお口の中のばい菌や老廃物が増えているからです🦠。時間が経つにつれて、お口に中のばい菌が増えて、残っている汚れや剥がれ落ちたお口の粘膜、唾液に入っているたんぱく質などを分解し、口臭のもとになる物質が増加するのです💦。また、寝ている時はお口の中の唾液が少なく乾燥しやすくなります。これも、ばい菌の増殖や口臭に絡んできます。『起床直後』の口臭は1日の中で最も強くなることがわかっています💧。

 

次に、『昼食前』、『夕食前』の口臭についてです。こちらも原因は単純です。『起床直後』の口臭と同じで、お口の中のばい菌や老廃物が増えているからです🦠。ちなみに朝食後や昼食後など食事のあとの口臭は弱いこともわかっています。食事をとると食べ物の臭いなんかは残るかもしれませんが、咬んで飲み込むことでお口の中のばい菌や老廃物も減っているのです。でも時間たつと、またばい菌が増えて、老廃物が溜まってしまいます🦠。ちなみに『夕食前』より『昼食前』の方が、口臭が強かったという報告が多いですね。

 

こういった口臭が強い時間帯というのは、病的な口臭が無い、正常な方でもあります。口臭があると思っても、『起床直後』や『昼食前』、『夕食前』だけ気になる程度なら、そんなに気にしなくても大丈夫です😊。その時だけ歯を磨いたり、洗口剤でうがいをしたり、ガムを咬んだりして対処しましょう。もしくは食事をとってもいいですね🍚。口臭は時間帯によって変動するものであること、そしてそれは病的な口臭が無い方でも起こることをしっていただければと思います。

歯の神経が生き返る😲

今回は歯の神経のお話です。

 

歯の中には神経が通っています。そのため、虫歯が大きくなると、しみや痛みがでてきます。知覚過敏なんかも神経があるから起こります😞。これだけ聞くと、「歯の神経は無い方がいいのでは❓。」、と思うかもしれません。しかし、神経が無い歯はある歯に比べて、かなり弱くなってしまうのです。歯の寿命が10年は縮むと言われていますね🥶。

 

そんな神経ですが、死んでしまうことがあります。そしてさらに、生き返ることがあるんですΣ(・ω・ノ)ノ!。これがよく見られるのは歯を打った後、いわゆる歯の外傷のあとですね。ちなみにお子さんの方がよく起こります。ひかる歯科ちえこども歯科はお子さんがたくさん来られているので、こういった現象をよくみることがあります😲。

 

歯を打った後は必ず、「しばらくして歯の神経が悪くなってくることがある。」、ことを説明します。歯の神経が悪くなってくると、歯の色が茶色や黒くなってきたり、レントゲンで歯の根の先に病気が確認できるようになります💦。歯の神経が生きているかどうかを調べる検査もあるのですが、それでも死んでいる判定がでるようになります💦。

この原因は歯を強く打った際に、神経が歯の中に入る所で切れてしまったことにあります。神経だけでなく血管も切れてしまうため、歯の中への栄養補給が途絶えてしまうのです。これにより1度神経は死んでしまうのです😞。通常歯の神経が死んでしまうと、歯の神経を取る処置を考えなければなりません。

 

しかし、切れてしまった神経や血管が早期に復活する時もあります。もともとあった神経や血管が再度つながる場合です。この場合は歯の色が変わっても、すぐに元にもどることが多いです😊。期間は大体3ヶ月以内でしょうか。

 

時間がかかる時もあります。死んだ歯の中の組織が少しずつ清掃されて、新しく血管や神経が再生されてきます。この場合は半年から1年ぐらいかかることもあります。しかし、神経が生きているか調べる検査でも生きている判定がでるようになり、歯の色も元通り、病変も無くなります😊(歯の色は完全に元に戻らない時もあります。)。

 

お子さんではこういったことがよく見られるので、歯の神経が死んでしまった思われる症状がでてもすぐに神経を取ったりはしません。しばらく経過をみます。もちろん完全に駄目なときもあるのですが、細菌の感染さえなければ、結構大丈夫なケースが多いです。ちなみに大人ではまずみられません。やっぱり若いってすごいですね✨。

 

 

歯の神経はとても大事です🎁。歯の寿命を確実に短くするので、虫歯の治療でもできるだけ取りたくありません。ましてや虫歯の無い、歯の神経はもっと取りたくない😢。身体の治癒力を信じて、待つのも1つの治療なんですよ。

歯は未来に残りますよ😊

歯は未来に残りますみなさんは恐竜好きですか❓。私は旅行に行くと珍しい石なんかを拾っては持って帰るという悪癖があります😞。家では無駄にスペースをとっていますね。厳選してはいるのですが、だんだん増えていっています。当然、化石なんかも大好物でちょこちょこ探しに行きます。熊本県は御船町や御所浦など有名な化石採掘場も多いです。子供なんか連れていくと必死で探していますよね😊。まあ、恐竜をみつけることはできませんが、アンモナイトぐらいならなんとかみつかるものです。

 

さて、19世紀の始めに発見された恐竜ですが、最初にみつかったのは恐竜のどの部分かご存じですか❓。まあ、すぐわか

りますよね。一応ここは歯医者さんのサイトなのですから、、、、、。正解はそう、歯です🦷。

 

発見されたのは1822年のイギリスです。お医者さんだったマンテルさんがご夫人ととともに散歩をしていました。すると、道路工事をしており石がたくさん積んでありました。その中に、不思議な形で黒光りする石があったのです。大きさは長さ5cm程度、大工道具のノミのような形です。よく見るとそれは歯であることがわかりました😲。

 

当時のイギリスは科学の最先端を走っていましたが、それが何の歯であるかはなかなかわからず、サイか魚の前歯だろうと言われていたようです。しかし、ある研究者がその歯を見たところ、トカゲのイグアナにそっくりであることがわかりました🦎。現在、その化石の恐竜はイグアノドンと呼ばれています。「ドン」はラテン語で「歯」を意味します。イグアノドンは「イグアナの歯」という意味なのですΣ(・ω・ノ)ノ!。

 

御船町でみつかった有名な「ミフネリュウ」も見つかったのは歯でしたね。むしろ歯しかみつかっていません。肉食恐竜であるメガロサウルス科と推定されていますね🦎。他の部位もみつかるといいんですがね、、、、、。歯は未来に残ります

 

実は、歯は身体の中で最も硬いので、化石になりやすいです。歯が始めにみつかり、その周りを調べると他の部位の化石がみつかることは多いです😊。そして、これは恐竜だけの話ではありません。教科書で有名な北京原人やジャワ原人も最初に見つかったのは歯です🦷。

 

そう、私達が死んでも歯は残るんです。たとえ人類が絶滅したとしてもです🥶。遠い未来、未来人が私達の歯を見つけるかもしれません。でも、その歯が虫歯でぼろぼろだったらどうでしょう。見向きもされないで、捨てられるかもしれません😢。未来に恥ずかしくない歯を残すために、歯磨きがんばりましょう。あっ、歯医者さんへの定期受診も忘れずにね。

歯ブラシの交換時期は❓

歯ブラシの交換時期どうしていますか❓。歯ブラシは毛先のコシが命です。毛先が開いて、コシが無くなってくると汚れを落とす力がどんどん落ちてしまいます。きちんと歯磨きしているつもりでも、まったく汚れが落ちていないなんてこともあるかもです💦。適切な時期に交換するのが望ましいですね😊。

 

よく聞くのは、『1ヶ月で交換しよう。』でしょうか。しかし、1ヶ月がベストという明確な証拠があるわけではないのです。ただ、定期的に歯ブラシを交換した方が良いという研究や調査報告は結構あります😲。

 

 

🌟研究1。🌟
小学生を対象に生活習慣と虫歯の関連性を検討した研究の中の1つです。歯ブラシの交換時期が「1~3ヶ月ごと。」の児童と、歯ブラシの交換時期が「3~6ヶ月ごと。」の児童で、虫歯の数を調べました。結果は、歯ブラシの交換時期が短い児童の方が虫歯の数が少なくなりました。

 

🌟研究2。🌟
定期的な歯ブラシ交換の有効性を調べた研究です。2週間ごとに歯ブラシを替えるグループと1度も歯ブラシを替えないグループの2つを作り、10週間経過をみました。結果は、同じ歯ブラシを10週間使用したグループでは、歯ブラシの毛先の開き具合が大きく、磨き残しも多くなったそうです。

 

うん、確かに歯ブラシは定期的に替えた方が良さそうです。でも、どこにも1ヶ月で替えるべきという根拠はありませんよね💦。どうしてかといいますと、歯ブラシの毛先の開き具合(歯ブラシの劣化具合といってもいいかもしれません。)は個人差が大きいのです。1日に何回、どれぐらいの時間歯磨きをするのか、歯ブラシをあてる力はどうか、歯ブラシを咬んだりしていないかなど様々な要素が絡んできます。使い方だけでなく製品によっても変わってくるでしょう。そのため、すべての人が1ヶ月で歯ブラシを交換した方が良いとは言えません😢。もっと短い期間で変えた方が良い方もいるでしょうし、2ヶ月、3ヶ月使っていても大丈夫な方もいるのです。

 

ただまったく意味が無いわけではありません。歯ブラシの使用状況がわからない場合や、集団を対象に歯ブラシの交換時期について説明するときは、期間がはっきりしていてわかりやすいです。これはこれで意義があります👍。
しかし本来は、毛先の開き具合をみて歯ブラシを交換すべきです。歯医者さんに通われている方は、ご自身が使っている歯ブラシもみてもらうことをお薦めします。歯ブラシのやり方だけでなく、交換時期などについてもアドバイスできることがあります😊。なんでもご相談くださいね。

隠れ虫歯にご注意をΣ(・ω・ノ)ノ!

今回は隠れ虫歯についてのお話です。隠れ虫歯って何って感じですよね❓。隠れ虫歯の定義は、『視診(見る検査。)では見逃されるが、レントゲン検査や他の虫歯検査機器によって探知される象牙質(歯の表層はエナメル質という生体で1番硬い組織で覆われています。その内側に象牙質があります。)まで進行した虫歯である。』、となっています。ようは、見た目は大丈夫だけど、結構進んでいる虫歯と思ってください😢。削っての治療が必要な状態です。英語では「Hidden Caries」と呼ばれています👹。

 

 

どれぐらいみてもわからないかといいますと、診療室でしっかりみてもわからいほどです。私の目が“ふしあな”であることを考慮しても、みるだけでみつけるのは難しいです。当然、学校歯科健診などでは絶対にみつかりません😢。だって、穴どころか色も変わっていないことがあるのです。本当にとんでもない奴なんです。

 

しかも頻度もまずまず高いです。研究報告によって差はあるのですが、大臼歯と呼ばれる奥の大きな歯(前から6番目、7番目の歯。)で10%ぐらい、小臼歯と呼ばれる真ん中ぐらいの歯(前から4番目、5番目の歯。)で1%ぐらいとされています。大臼歯の10%は結構高い数値ですよね😢。しかも、複数歯で認められることもあり、1歯でみつかったら全体調べた方がよくなってしまいます💦。

虫歯は怖い

 

 

とにかく、みただけではわからない大きめの虫歯が10%はあるということです。歯医者さんならレントゲンを撮ると思わぬところに虫歯がみつかる経験はみんなあるはずです🥶。そのため、私達歯医者さんも基本疑いの目でみています。少しでも不安がある、患者さんに症状があればレントゲンを撮らせていただきます。虫歯のリスクが高いと必要と判断すれば、特に何もなくてもレントゲンを撮りますし、定期的にレントゲンを撮らせていただく場合もあります👍。ただ、レントゲンの撮り過ぎは別の意味で問題ですから、そこは考慮しながらになりますね。

 

みなさんも注意してください😲。学校歯科健診のような集団健診でみつからない虫歯はたくさんあります。隠れ虫歯のように、歯医者さんでみてもわからない虫歯があるぐらいですからね。当然です🙇。健診で大丈夫でも気になることがあったら、歯医者さんへ行くようにしましょう。少なくとも健診よりは正確にみることができますし、必要ならレントゲンなど精密検査も行えます。90%は空振りになるかもしれませんが、10%にあたる可能性がありますし、当たった場合は早期の治療が可能になります。歯の寿命を確実に伸ばせるのです。隠れ虫歯は大きめのことが多いため、みつけるなら早い方がいいです👍。気になることがあればいつでもご相談ください。

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