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歯の上に入れ歯を入れる時があります!

今回は少し特殊な入れ歯のお話です。入れ歯というと通常歯が無い所に入れるものですよね。総義歯なら全部の歯がない状態で入っています💧。部分入れ歯の場合、残っている歯に対して入れ歯を支えるため“クラスプ”といわれる金具をかけたりしますが、入れ歯が入る所に歯はありません💧。

 

しかし、歯の状態などによっては歯の上に入れ歯を入れることがあるのですΣ(・ω・ノ)ノ!。もちろん歯の頭の部分が残っていたら入れ歯は入りませんので、歯の根っこだけが残っている状態で入れます。これを“オーバーデンチャー”と呼んでいます😲。入れ歯の下に歯ぐきだけでなく、歯も支えとしてあるので、痛みがでにくく、安定もしやすいですね👍。ちょっと特殊な入れ歯ではありますが、珍しいものではありません。結構やります。その場合、積極的にする場合と、仕方なくする場合とありますので少しみてみましょう。

 

🌟積極的にする場合。🌟

先ほど部分入れ歯の場合、残っている歯にクラスプをかけるという話がでてきました。入れ歯を支えてくれる大切なものなのですが、当然かける歯には強い力がかかります😢。かける歯の状態はあまり良くないと、すぐに悪くなってしまう可能性があります💦。そういった時は思い切って入れ歯の下に歯を入れてしまった方が将来長く持ち、安定しやすいことが多いです。将来悪くなりそうな歯が多い場合にもいいですね。他にも、歯並びが悪くクラスプをかけにくい時や左右でバランスがとれずうまく人工の歯が並べられない時なども検討します。結構うまくいきやすいですよ👍。

 

また、応用編として磁石を応用して入れ歯の安定を高めたりもできます。保険診療でも認められおり、一時期流行りました。ただ、あまり予後が良くないため、現在はする先生があまりいません😞。なぜ保険導入したかな、、、、、❓。

 

★仕方なくする場合。★

次に仕方なくする場合です。仕方なくってなに❓って思いますよね。これは残っている歯がぼろぼろで、本来なら歯を抜いて入れ歯を作った方が良い時にやることがあります。歯を抜いて入れ歯を作った方がいいのですが、あまりに御高齢であったり、持病がひどい場合など歯を抜くのが難しいケースがあります😢。そういった時に残っている悪い歯のとがった所だけ丸めて、入れ歯を作ることがあります。

 

このオーバーデンチャー、神経がある歯がある場合、神経をとる処置が必要となります。これは大きなデメリットとなります💦。また、入れ歯の範囲としては広くなるため、少し抵抗もあるかもしれません。ただ、ケースをうまく選んで行えば、大変有用な入れ歯です。是非知っておいていただければと思います。