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摂食障害とお口の中!

お口は食べ物の入口です。食べ方に問題があったり、食べる物が偏っていると、お口の中にはそれに応じた問題がでてきます😞。今回は摂食障害といわれる状態の場合に、お口の中にでてくる問題についてみてみましょう。

代表的な摂食障害は神経性食欲不振症(拒食症。)や神経性過食症(過食症。)が挙げられます。拒食症は思春期や若い女性に多く、間違ったボディーイメージや過度の食事制限の結果引き起こされる過大な体重減少が特徴です💧。食事を制限するタイプとこれに過食と排出行動(嘔吐など。)を伴うタイプに分類されます💦。過食症は過食と排出行動が特徴ですが、拒食症と違ってやせには至りません💧。

こういった摂食障害の方のお口の中に、最も多くみられる疾患は酸蝕症です😲。酸蝕症とは酸性のものをお口の中に含むことが多い方に起こる疾患で、以前は酸を扱う工場などに務める方の職業病として認知されていました。ガス化した酸が歯に作用するんですね🥶。しかし最近では、炭酸飲料水の頻回摂取や健康増進のため酢やワインなどを頻繁に摂取することで、一般の方にもよくみられる疾患となってきています😞。歯の表面が酸により溶けていくため、症状としては歯が透き通ったり、歯が丸みを帯びたり、しみたりしてきます。

摂食障害の方で頻繁に嘔吐をするタイプの方は、お口の中に胃酸を含む嘔吐物がしょっちゅう通る状態となってしまいます。胃酸は結構強い酸となります。そのため酸蝕症になりやすくなってしまうのです😞。ただ通常とは逆方向から酸がやってくるため、一般にみられる酸蝕症とは区別がつくことが多いです。やはりというか歯のベロ側、口蓋側から溶けていくことが多いですね💧。

摂食障害とは少し違うのですが、ダイエットのためにフルーツばかり、特に柑橘系のフルーツをたくさん摂取されている方もいらっしゃいます。こういった方も酸蝕症になっていることがあります😅。

その他にも摂食障害による嘔吐や食事制限によって唾液の分泌が少なくなり、虫歯や歯周病のリスク増大や唇の乾燥、舌の痛みなどが起こることが報告されています。嘔吐の頻度が高い方は顎関節に負担がかかりやすく、顎関節症になることも報告されていますね💦。

最初に述べたようにお口は食べ物の入口です。食べ方に問題があったり、食べる物が偏っていると、お口の中にはそれに応じた問題がでてきます。ましてや出口にしてしまえば、より問題がでてくるのは当たり前です。なんでも通常通り、バランスが1番ですね。

咬み合わせって難しい😞

今回は咬み合わせについてです。みなさんは咬み合わせと聞くとどういったイメージでしょうか❓。やっぱり見た目が最初に気になりますかね。私達歯医者さんからすると、『咬み合わせは難しい。』の一言になります😞。

咬み合わせは歯医者さんの治療すべてに関係してきます。虫歯治療、歯周病治療、入れ歯治療、矯正治療などすべてです。そのためとても重要な学問なのですが、実は『すべての人に大丈夫な絶対的に正しい咬み合わせ。』というのは存在しません。何故でしょうか❓。

まずは咬み合わせが何で決まるかをみてみましょう。まずは、“歯”ですね🦷。歯が並んだ状態を“歯列”と呼んでおり、上下の歯列が咬み合うことで咬み合わせができます😊。これだけだったら楽なのです。歯は硬いですから、1番咬み合う所で咬ませておけば大丈夫なはずです。ところがこれだけでは決まりません。

歯は顎にくっついています。顎は顎の関節やまわりの筋肉、靭帯などの働きによって動きます。そしてそれらは神経によって支配されています。硬い組織だけでなく軟らかい組織、つまり動きのある組織も関与しているのです。これが何を意味するのかというと、『咬み合わせには幅があり、また変化するもの。』、ということなのです。だからこそ難しいのです😅。

教科書で解説される咬み合わせの定義をみてみます。よくあるのは次の2つです。

🌟理想咬合(理想的な咬み合わせ。)。🌟

「咬むことを支える周囲の組織、つまり歯だけではなく、歯肉、顎骨、顎関節、周囲の筋肉や神経系にとって快適で、咀嚼効率が優れ、生理的・形態的に異常がなく、審美的にも良好な咬み合わせ。」

🌟正常咬合(正常な咬み合わせ。)。🌟

「大多数のヒトが有する典型的で標準的な咬み合わせ。」

うーん。どう思われます❓。『がっちりこうなんですよ!』というものではないのです。補足ですが、どちらも、『適切な咬み合わせは人によって違い、すべての人に共通する咬み合わせパターンはあり得ない。』というおまけ文付きです😢。

そのため私達歯医者さんは、歯1本の咬み合わせの調整でも注意して行っています。同じ咬み合わせは存在しないわけですから、その方に合った調整が必要になるからです。特にご自身の歯を削っての調整は慎重にならざる負えません。もとに戻せない処置ですから🥶。

ただ逆に考えてみると、がっちりとしていないからこそ、治療がうまくいっているのも事実と思います。ある程度身体が許容してくれているとも考えることもできるわけです。あまりにもがっちりし過ぎていると逆に治療が大変かもしれないですね😅。

患者さんの立場からすると、『良く咬める。』、『長く使える。』、『見た目がきれい。』というのが基本的な歯医者さんに対するニーズとして多いです。私達もそれをクリアするだけで満足するのではなく、もっと奥や先を見据えた治療を個人個人レベルで行っていきたいと考えています。それが咬み合わせを理解していくことと思っています。精進しなきゃですね。

小児矯正でよくある質問(マイオブレース矯正)

 

当院では、小児矯正は、マイオブレース矯正と インビザラインファーストの2種類をしています。

 

今日は、マイオブレース矯正についての ご質問にお答えしたいと思います。

 

Q.マイオブレースをはめられなかったらどうしたらいいですか?

 

A.当院では、マイオブレースをお子さんがはめることが難しかった場合、ほかの装置に切り替えるようにしています。

装置の種類はいろいろありますが、取り外し式と固定式とありますので、お子さんの歯並びと性格、希望などを

考慮して決めています。

歯並びがよくなるように最大限お手伝いさせていただきます。

 

ただ、マイオブレースには、お口の機能を改善し、お口の筋肉バランスを整える効果があり、きちんとはめていただくと

とても効果が早いうえ、シンプルな方法で治るので結果が早いですし、当院では9割のお子さんは、開始して1カ月以内に

マイオブレースを朝まではめられるようになります。(夜就寝中はつけるルールです)

実は、うちの子供たちも小学生の頃にマイオブレースで矯正しました。

とてもよかったと思っています。

 

 

Q.矯正の後戻りのリスクはどのくらいありますか?

 

当院でマイオブレースで矯正してくれて今、大学生、高校生、の子たちですが、

きちんと舌の癖を改善できたお子さんは、今はなにも装置をはめていなくても、とてもきれいな歯並び、理想的な噛み合わせを

維持できている子が多いです。

マイオブレース矯正で治療したお子さんは、10年たっても(当院は開業して10年たっています)何も歯並びの維持装置(リテーナー)をいれなくても

綺麗に保てているお子さんが多いです。

今日来てくれた大学生の男の子も、指しゃぶりからの出っ歯になってしまった歯並びを小学生で矯正して、そのあと、何も装

置をいれていないのですが、すごくきれいな歯並び、噛み合わせを維持できていました。

 

マイオブレースはとても後戻りの少ない矯正です。

呼吸も 口呼吸から 鼻呼吸になると風邪もひきにくくなって、より健やかになっています。

よく言われるのは、食べるのが上手になった、活舌がよくなった、ということです。

また、風邪をひきにくくなった、とも言われます。

実は、うちの子供は、赤ちゃんの頃は喘息で吸入器を購入し、家で毎日定期薬を飲んでいました。

小学生になっても、風邪をひくと、せき喘息のような 咳が止まらない症状になってきつそうだったのですが、

マイオブレース矯正をしてから、そのような症状も収まり、喘息もでなくなりました。

 

マイオブレース矯正にはいいところが沢山あって、ぜひ小学生のときに取り組んでもらいたい矯正だと

私たちは考えています。

 

Q.マイオブレースで矯正したら、もう一度矯正する必要はありませんか?

 

A.当院は、小児矯正(1期治療)だけで理想的な歯並びになる患者さんの割合が非常に高い医院です。

治療に取り組んでくれた9割のお子さんが小児矯正だけで理想的な歯並び、噛み合わせになっています。

それでも、2期治療に進むお子さんもいらっしゃいます。

どういった場合かといいますと、すべての歯が非常に大きい場合や、舌の癖がとても強い場合

最初から骨格的な不正が大きい場合、受け口の遺伝的な素因が大きい場合、になります。

 

進化するメンテナンス、パウダーメンテナンスΣ(・ω・ノ)ノ!

みなさんは歯医者さんでメンテナンス(定期健診。)を受けていますか❓。ひかる歯科ちえこども歯科にもたくさんの方が来られていますよ。歯医者さんの役割は近年どんどん変わっています。一昔前(私の親の時代。)は虫歯の洪水とよばれる時代がありました😢。この頃の歯医者さんの役割は、『痛みからの解放。』、『機能の回復。』が中心でした。もちろんそれらは、現在においても歯医者さんの重要な役割です。しかし近年では、『審美性の回復。』も大事な要素となっています。そしてなによりも、『悪くならないようにする事。』に最も重点を置いています。虫歯や歯周病はもちろん、歯並びやお口のまわりの機能も含めてです👍。そのために大事なのがメンテナンスとなっています。ひかる歯科ちえこども歯科では、このメンテナンス希望の来院が8割を占めていますΣ(・ω・ノ)ノ!。

メンテナンスの際にはただ悪くなっていないか確認するだけでなく、クリーニングも行いますね✨。歯がつるつるになった、すっきりしたと、とても好評です。そして、このメンテナンスもどんどん進化しています。昔は歯石を取った後、回転器具にブラシなどを付け、磨き粉で磨いていくだけでした。もちろん、それは今でもあります。昔に比べて格段にブラシも良くなっていますし、磨き粉もいろいろな効果を持ったものがでています。他にも、特殊な消毒水で洗浄していくシステムもあったりしますね。私が歯医者さんになって20年以上経過していますが、少し流行ったけれど消えていった器具やシステムも結構あるんですよ😞。そんな中、最近主役になってきているのが、パウダーを使ったメンテナンスです😊。ひかる歯科ちえこども歯科でもこれを使ったメンテナンスが中心となっています。

私達歯医者さんの中では、パウダーメンテナンスとかエアフローメンテナンス、エアーアブレ―ジョン言われています。簡単に言うと空気と水とパウダーを噴射して歯に付いている汚れを取っていくシステムです😲。技術自体は新しいものではなく、古くは1945年に虫歯を取るのに使われていたこともあるぐらいです。ちなみにこの時のパウダーは酸化アルミニウム、金属です。パウダーとはいえ痛そうですよね( ノД`)シクシク…。

汚れや着色、ヤニ取りなどに対し積極的に使われるようになったのは1980年代に入ってからとなります。だんだんと広がり、私が業者さんからレクチャーを受けたのは18年ぐらい前、歯医者さんになって少したってからですね。ただ、その時の印象はあまり良くなかったですね💧。なんというか、気持ち悪かった💧。してもらって気持ちいいという感じは無かったです💧。

しかし、現在ではパウダーを噴射する機械、そしてパウダーともずいぶんよくなっています。以前みたいな不快感は無くなりました👍。メンテナンスで重要なのは、医学的にはきちんときれいにしてあげることです。しかし、もっと大事なことがあり、それが気持ちいい、すっきりした気持ちになることです。メンテナンスで痛みがあったり、不快なことはご法度です🙅。マッサージなんかに来ている感覚で受けていただくのが理想になります。でもここが、なかなか難しいところなんです。医学的にはきちんとやるべきことはしないといけないですからね😞。さらに、早く終わって、来る回数も少ない、簡単であればなお良いですね。昔宣伝であった、『すごい、かんたん、気持ちいい。』が理想です😊。日立でしたかね。さすがです🎉。

パウダーメンテナンスは以前のメンテナンスの方法に比べて、こういった点でずいぶん良くなりました。ちょっとその特徴をみてみましょうか👍。

🌟とっても快適ですよ。🌟

従来のブラシや磨き粉を使ったメンテナンスと違って、振動や歯への圧接感が少ないです😊。そもそも歯に接触させる必要がありません。うがいをするときに、磨き粉を使っているとザラザラ感がでるのですが、パウダーではそれもありませんね。また、パウダーは甘みを感じられるものになっているため、歯医者さんで使う材料特有の苦みなんかもありません👍。とても快適です。

🌟早く汚れが取れます。🌟

パウダーメンテナンスは前述した通り、従来のメンテナンス方法より快適です。しかし、汚れをとる効果は高いです😲。しかも噴射したパウダーで汚れを狙い撃ちできます。汚れを染色液で染め出して使うとすごく効果的です。

🌟どんな形態にも対応できます。🌟

ブラシや磨き粉による従来のメンテナンスではブラシをきれいにしたいところに確実にあてないといけません。これが難しいことが多々あります。歯と歯の間や歯の溝の深いところ、歯と歯が重なり合っている部位(歯並びが悪い方。)、歯と歯ぐきの間の溝の中(歯周ポケットの中。)などなどたくさんです😢。パウダーメンテナンスでは、器具が直接接触する必要はありません。空気と水とパウダーがスプレー状に噴射されるので、それをしっかりあてれば大丈夫👌。従来の方法と比べると、びっくりするぐらいきれいになりますよ😊。

これまでは患者さんにとってのメリットをみてみました。今度は歯医者さん側、特にパウダーメンテナンスをしてくれるのは主に歯科衛生士さんですね。歯科衛生士さんにとってのメリットをみてみましょうか🎇。

🌟疲労感が少ない。🌟

前述したことの、裏を返すとパウダーメンテナンスを行う歯科衛生士さんも楽なんです😊。機械の振動が無い、歯に接触させる力も必要が無い、汚れを取る効果が高く処置が短時間で終わる、どんな形態にも考えなくても対応できる。これらはすべて、患者さんだけでなく、メンテナンスを行う歯科衛生士さんにとっても良いことなんですよ。1日中メンテナンスをしている歯科衛生士さん、結構大変なんです🎉。

🌟選ぶのはパウダーだけ。🌟

お口の中はみんな違います。同じようにメンテナンスをしてもうまくいきません。どうやったら効率よく、しかも負担なくきれいにできるかを考えるんです。どんな器具で、どんなブラシを使って、どの磨き粉を使うか❓。大変なんですよ😢。ブラシも毛でできたものやラバーでできたものとありますし、その形態もかなりの種類があります。磨き粉もいろいろです。歯科衛生士さんごとの好みもあったりします💖。ひかる歯科ちえこども歯科にもたくさんの種類が置いてありますよ。しかし、パウダーメンテナンスで決めるのは噴射するパウダーだけです。パウダーにいくつか種類があるのですが、これをお口の中の汚れの種類や程度によって変えるだけなのです。これも楽でいいですね😊。

メンテナンスを行うのは主に歯科衛生士さん達です。ですから、パウダーメンテナンスの素晴らしさは彼女たちが1番わかっています🎇。パウダーメンテナンスは彼女たちにとっても手放せないものとなっています。機械が壊れたら、即修理、もしくは買い替えないとご機嫌を損ねそうです💦。

ちなみに導入費用はちょっとお高めです😢。ランニングコストもまずまずお高め、、、、、😢。歯医者さん側からするちょっとつらかったりします。でもそれ以上の貢献をしてくれていますし、何よりスタッフの方々が気に入ってくれているのは大きいですね。壊れないで頑張って😊。

歯医者さんでの治療や処置をガラッと変えた機械や手法はいくつかありますが、パウダーメンテナンスはその中の1つです👍。今後もまた新しい機械や手法がでてくるでしょう。定着するものもあれば、いつのまにか消えていくものもあると思いますが、メンテナンスについては、『すごい、かんたん、気持ちいい。』がテーマです。それは今後もかわらないと思います。さらに、安いも入ってくるといいですね💰。患者さんにとっても、歯医者さんにとってもですよ。

インビザラインについて よくいただく質問  ①

インビザラインについて よくいただく質問

 

Q1.痛みはどのくらいですか?

 

痛みは通常のブラケット装置(伝統的な矯正装置)の4分の1と言われています。

 

Q2.治療期間はどのくらいですか?

 

期間は軽度な方なら半年程度のこともありますが、歯並びの不正が大きい方は

2-3年かかることがあります。当院では2年以内の方が多いです。

 

Q3.学校(職場)につけていく必要がありますか?

 

学校(職場)につけて行ってもらう必要があります。

こどもだと、20時間装着、大人だと22時間装着を 目標にしてもらっています。

 

Q4.昼食後歯磨きしないといけませんか?

 

昼食後歯磨きしてもらうのが望ましいですが、コロナ禍では学校で歯磨き禁止だったので

その場合はうがいした後、はめてもらっていましたが、虫歯できた方はいませんでした。

歯磨きが難しい場合は、うがいしてもらうことをお願いしています。

 

Q5.小さい子だといくつからできますか?

インビラインは萌出している歯しか動かせませんので、上下の前歯4本生えてからを推奨しています。また、装置の紛失などのリスクもあるので、装置の管理がある程度できるようになってから、というのがいいかと思います。

 

 

 

 

こどもの歯並びをゆがませる態癖とは?

皆さん、態癖という言葉をご存じでしょうか?あまり聞き慣れない言葉かもしれません。態癖の定義は、、、

『日常の生活習慣の中で、無意識で行う様々な習癖がある。このささいな習癖が長期に及ぶことにより、歯牙を移動し、顎顔面系さらには全身に大きな影響を及ぼす。この顎口腔系に悪影響を及ぼす習癖を態癖と名付けた。』

となっています。

わかりやすくいうと、口腔をはじめ全身に影響を与える「よくない生活習慣」のことです😞。例を挙げると

  • 通学時のショルダーバッグ💧。

中学生や高校生になると、ランドセルからショルダーバッグにかわりますよね。教科も増え、たくさんの教材や部活の道具などを重そうに抱えている光景をよく目にします。このバッグをいつも同じ側の肩にかけていると、体のゆがみが生じてきます(ショルダー癖。)。登校時は右肩、下校時は左肩というように、左右均等にかけるようアドバイスしてあげてください😊。

  • 部活動での姿勢💧。

部活動でもゆがみを生じることがあります。吹奏楽は口元を押さえた

り、力が入りやすいため、下顎が後ろに下がったり、楽器のあたる前歯部周辺に影響がでたりします(楽器癖。)。バイオリンなども顎で固定するため、その方向に抑えられてくいしばったりすることで、体のバランスもゆがんでいきます。

美術や手芸もずっと下を向いての作業が多いため、下顎が後に下がりやすく、くいしばりしやすい状態になります。長時間の作業は避け、休み休み行うよう指導しましょう😊。

  • 歯医者さんの姿勢💧。

歯医者さんも姿勢が悪くなりがちです。下を向いての作業が多く、せまいお口の中をみるために体を傾けていることも多いです。常に気も張っていますしね。実際、腰痛を持っている歯医者さんは多いんですよ😞。私も注意はしています、、、、、

いくつか態癖の例を挙げさせてもらいました。こういった態癖は1日1時間程度の間歇的な力(一定の間隔を置いて、起こったり止んだりすること力。)でも骨や歯に影響を出すと言われています。人間は生まれた時は、ほとんどの人が左右対称です。それに態癖というささいな力が加わることで、お口や顔面、体が少しずつ非対象になっていきます😅。

前置きが長くなりましたが、今回は特にこどもの歯並びをゆがませる代表的な態癖をご紹介します。1つは睡眠癖、これにはうつぶせ寝や横向き寝があります。寝ている間にずっとしているのでタチが悪いです。2つ目は頬杖です。これも無意識にしていることが多いですよね。ちなみにこれはこどもだけでなく、大人にも共通します。1つ1つみていきましょう😊。

☆睡眠癖(うつぶせ寝)😅

うつぶせ寝をしていると、枕のあたっている歯が直線状に数歯まとめて押し込まれます。1歯だけでなく、複数の歯がフラットに内側に入り込んでいる場合は、このうつぶせ寝を疑います💦。

顔貌にも変化が生じます。目の高さが異なったり、口角も非対称、顎のラインが細く、くいしばっているようにみえたりします。姿勢も悪くなっていることが多く、首が前傾していたり、まっすぐ立っていても前からみて首や肩がゆがんでいます💦。

うつぶせ寝の改善方法のですが、寝る前に上を向いて寝ることを意識することはもちろんです。寝ている間は自分で制御できないので難しくなります。どうしてもやめられない場合、しばらく寝袋を使用してもらうとやめられることが多いです。手が寝袋の中にあるので、うつぶせ寝が自然と防止されます。うつぶせ寝が解消できると、上記の症状は自然と解消することがほとんどです😊。

☆睡眠癖(横向き寝)😅

横向き寝をしていると、枕のあたっている歯列がベロ側に入り込みます。顔と枕の間に手や腕を挟む横向き寝の場合、挟まれた手や腕の形を写し出すように歯の列がベロ側に倒れていきます。特有のサインとしては力のかかる1本の歯の軸がベロ側に傾斜しています💦。

顔貌としてはうつぶせ寝と同じく、目の高さが異なったり、口角も非対称、顎のラインが細く、くいしばっているようにみえたりします。姿勢も、首が前傾していたり、まっすぐ立っていても前からみて首や肩がゆがんでいまことがあります💦。

横向き寝の改善方法ですが、まず寝る前に上を向いて寝ることを意識するようにしましょう。しかし人間は寝ている間に必ず寝返りを打ちます。これは防ぎようがなかなかありません。実はこの横向き寝の場合、歯の列に力がかからなければ問題ありません。寝返りを打ってもお口の周りに力がかからないようにするため、Tの字型の枕が売られています。バスタオルなどを巻いてみたり、工夫してみてください😊。横向き寝がよくなると、上記の症状も解消することがほとんどです。

☆頬杖😅

一口に頬杖といってもいろいろなパターンがあります。右手、もしくは左手でしている場合や両手でしている場合、座った時に膝で頬杖をしている場合もあります。体育座りの時にしているケースもありますね。女の子が両手で頬杖しているとかわいくみえますが注意が必要です💦。

お口の中の特徴としては、力がかかっている部位の歯がベロ側に入り込みます。歯の列がせまくなりやすいですね。特に両側に力がかかっており、口唇の力が弱いと前歯が前にでてくることもあります。以前は前歯がきれいに並んでいたのに、最近でてきたように感じられるなら、左右から力がかかるような態癖がないかを疑います😞。

顔面もねじれてきたり、口角も非対称、顎のラインが細く、くいしばっているようにみえたりします。体も傾いてきたりします。

頬杖の対策ですが、まずは自分で意識してしないようにすることです。睡眠癖と違い自分でどうにかできることが多いです。どうしてもやめられない場合は、必要な時以外は机の上に手を乗せないようにしましょう。無意識に頬杖をしてしまうのですから、そもそも手を顔の近くに置かないようにしましょう。また、膝による頬杖もありますので注意が必要です(# ゚Д゚)。頬杖が無くなれば、それに伴う症状も解消されることがほとんどです😊。

以上、今回挙げた3つの態癖は無意識に行っていることが多く、影響も大きいため注意が必要です。こういった態癖が続くと、お口の中だけでなく顔貌や全身も力の影響をうけてゆがんでいきます。そのままにしておくと、ゆがみがさらにゆがみを生む負のスパイラルに入ってしまいます。最近では、「肩が凝る。」、「頭が痛い。」、「疲れやすい。」、「顎の関節が痛い。」、「顎の関節に音が鳴る。」、「口が明けにくい。」など、大人が抱えることが多い不調を訴えるこどもも少なくありません🥶。発育不全に繋がる恐れもあるため、態癖はできるだけ改善した方がよいです😊。

とはいっても態癖の原因である力、これは目に見えないものです。なかなか説明も難しい💦。しかしお口の中や顔貌などにその結果を見出すことはできます。従って、その実際にでている結果と日常生活での態癖を結びつけることが大事となります。それにはご家族の協力も不可欠になります。自分だけで治すのは難しい😞。お子さんを注意深く見守り、態癖をしている時は注意をしてあげてください。寝ている時は姿勢を正してあげてください。写真に撮ったりしてもいいですね。本人はしっかり意識をすること、周りの方はしっかり見守ることが大事です😊。

生きている限り、態癖とは共存していかなければなりません。気を付けていても時間が経つと忘れてしまったり、生活環境が変わることで、無意識のうちに別の態癖でゆがみが生じたりと終わりがありません。だからこそ、態癖がこんなにも悪影響を及ぼすことを知っていただければと思います。特に成長期のお子さんにとっては、健やかな成長への一助にもなります。みんなで見守っていきましょう。

鼻呼吸で感染対策Σ(・ω・ノ)ノ!

さて今回は鼻呼吸についてのお話です🐽。鼻呼吸と対を成す呼吸として口呼吸があります👄。基本的に口呼吸はいろいろな面で不利です。お口の中だけでみても、乾燥のため虫歯・歯周病になりやすくなりますし、歯並びや咬み合わせにも悪影響があります。ひかる歯科ちえこども歯科で歯並びや咬み合わせの治療をする場合、口呼吸の原因が鼻や喉にある場合は耳鼻科の受診をお願いするほどです😢。

そして口呼吸は鼻呼吸に比べて圧倒的に風邪を引きやすいです💦。今回はこの点について詳しく見てみましょう。実は、『鼻は天然のマスク。』とまでいわれているんですよ😊。

このことを説明するには、まず風邪の原因を知っておかないといけません。風邪の原因はウイルス感染によるものがほとんどです。インフルエンザやコロナもそうですね🦠。そして、このウイルスの特性として、低温と乾燥に強いというものがあります。逆に言えば高温と湿気に弱いということです。そのためウイルスによる風邪は冬に流行することが多くなります。

では鼻呼吸が感染に強い理由をみていきましょうΣ(・ω・ノ)ノ!。

🌟鼻はすぐれた暖房です。🌟

さて1つ問題です。外の空気を-40℃としましょう。この空気を鼻らか吸い込むと、喉の奥では何度になっていると思いますか❓。ちなみに-15℃ぐらいになるとバナナで釘が打てますし🍌、あくびで涙がでると一瞬のうちに凍って目が開きにくくなります。鼻毛も凍っていますよ🥶。

正解はというと30℃ぐらいまで上がります😲。実に70℃も上がります。逆に大丈夫なのかと思うぐらい上がりますね。たった10cmちょっとの鼻の中を通過するだけですよ。鼻の中の豊富な毛細血管が温めてくれています。ちなみにこの毛細血管は鼻血の原因でもあります。それだけ毛細血管が豊富なんですね。

🌟鼻はすぐれた加湿器です。🌟

さてまた問題です。鼻の中では1日どれぐらいの水分がでているでしょうか❓。ちなみに唾液は1日1~1.5ℓでています。

正解は約1ℓです😲。どうでしょう。思っていたより多くありませんか。これが吸った空気を湿らせるために使われています。基本的に肺の湿度は、生物が海中から発生した名残なのか、ほぼ100%になっています。吸った空気が肺に行き着く前に湿度を上げておかないといけません。寒い日に口呼吸で激しい運動をすると、肺が乾燥して痛くなるんですよ💧。

このように鼻から吸った空気は喉に到達する前に十分温められ、湿気を帯びます。ウイルスを弱らせることができるんです。お口から空気を吸うと、ほぼダイレクトに外の空気が喉にあたります。ウイルスは元気なままです。ウイルスの感染は喉や肺から起きますので、口呼吸の方が感染に不利なのは当然です😞。

その他にも鼻事態のもつ感染防御システムもあったりします。とにかく口呼吸でいいことはまずありません。感染1つとってもはるかに鼻呼吸が有利です。みなさん鼻呼吸を目指してくださいね。

フロスや歯間ブラシを使うと、 歯と歯の間に隙間ができる❓

さて、今回はよく聞かれる質問からです。それは、「フロスや歯間ブラシを使うと、歯と歯の間に隙間ができませんか❓。」というもの。みなさん歯と歯の間の隙間ができるのは気になりますよね。でも、これについてははっきりわかっているのでみていきましょうか😊。

歯と歯の隙間ができる1番の理由は歯周病です。歯周病で歯と歯の間の歯ぐきが下がってくると隙間が大きくなります。下がった歯ぐきをもとに戻すのはなかなか難しいですから、下げないようにすることが大事です。そしてもう1つ大きな理由としては歯と歯の間の虫歯があります。歯と歯の間にものが詰まりやすくなり、歯ぐきが傷みやすくなります。食片圧入といい、これも歯ぐきを下げる大きな原因となります。適切なフロスや歯間ブラシの利用は、歯周病、そして歯と歯の間の虫歯のリスク、どちらも下げることがはっきりとわかっています😲。フロスや歯間ブラシを使わない方が歯と歯の間に隙間ができる原因となるといってもいいぐらいです🥶。

しかしフロスや歯間ブラシを適切に使っていても、歯と歯の間が広がったように感じることがあります。また、使い方を誤ると歯と歯の間を広げる原因となります。注意点をいくつかみていきましょうΣ(・ω・ノ)ノ!。

🌟適切にフロスや歯間ブラシを使っている場合。🌟

もともと歯ぐきが腫れている場合に、歯と歯の間の隙間が広がったように感じてしまいます。フロスや歯間ブラシを適切に使うことで腫れが治ってきている状態で、歯ぐきの状態としては良くなっているんです。いわば正常な状態になっているのですが、腫れが引き、結果として歯ぐきが下がり、歯と歯の間が広がったように感じてしまいます😞。フロスや歯間ブラシを使わなければもっと歯ぐきは悪くなりますので、受け入れましょう👍。

★フロスや歯間ブラシの使い方が誤っている場合。★

こちらは問題です。過度な力による清掃や誤った方向から無理に器具を入れるなど、歯ぐきを傷つけるような使い方をしていると歯ぐきが下がり歯と歯の間の隙間が大きくなる原因となってしまいます😞。フロスや歯間ブラシを使う際は使い方もですが形態や大きさも大事です。もしわからなければ、ひかる歯科ちえこども歯科でご説明できますよ。

フロスや歯間ブラシを適切に使用して、歯と歯の間の隙間が広がることはありません。むしろ歯と歯の間を広げないためには必須です。面倒くさいかもしれませんが、時間をみつけて使うようにしてくださいね。

インビザライン 学生限定キャンペーン

インビザライン 学生限定 キャンペーンを8月末まで行っています。

この時期、矯正相談のご予約が入ってきていますので、興味のある方はお早めにご予約ください。

 

割引価格の適用は、8月末までに矯正開始された方までです。

対象は小学生、中学生、高校生、大学生(インビザラインフル)です。

当院では検査した後、クリンチェックを作成しています。

クリンチェックというのは、歯をどういうふうに動かすか、アライナーは何枚必要か、ディスキングや抜歯は

必要か、ということがはっきりする治療計画です。

当院の検査代にはクリンチェック作成費も含まれています。

また、当院のクリンチェックは、インビザラインのクリニカルスピーカーの先生に監修をお願いしています。

クリニカルスピーカーの先生とは、日本に20人といない、アライン社の認めた歯科医師で 私たち歯科医師に

講義や指導を行う歯科医師です。

さらに、当院のインビザラインのクリンチェックは 日本国内のアライン社で 作成していただいています。(通常はコスタリカで作成されます)

それにより、より精密な計画が作成できるようになっています。

検査からクリンチェック(治療計画)の作成までに1カ月ほどかかることもありますので、

8月末までの開始を考えている方はお早めに矯正相談をご予約ください。

(学生さんの矯正相談は必ず保護者の方とご来院ください。)

 

 

インビザライン 学生 応援 キャンペーン

#インビザライン
#学生応援キャンペーン

お口の癌とタバコとお酒!

さて今回はお口の癌のお話です。みなさんはお口の中に癌ができることをご存じでしょうか❓。すべての癌の2%程ですので、あまりなじみは無いかもしれませんね。しかしお口に癌ができてしまい切除となると、見えやすいところであるため見た目の問題が大きく、食べる・しゃべるなどの機能にも影響がでることが多いため結構大変です😞。そんなお口の癌ですがタバコやお酒と関係が深いことがわかっています。

まずはタバコとの関係からです🚬。日本人の喫煙率は年々下がってきていますが、2019年のデータで男性27.1%、女性7.6%、全体で16.7%となっています。それではお口の中に癌ができた方の喫煙率はどれぐらいかといいますと、男性82.9%、女性35.9%となっています😲。平均よりかなり高くなっているのがわかるかと思います。お口の中はタバコの煙と1番接してしまうところです。当然といえば当然かもしれませんね🥶。

次にお酒との関係です🍶。日本人の飲酒率(ここでの飲酒率は、週に3回以上、飲酒日1日当たり1合以上お酒を飲む方の割合としています。)は、2008年のデータ(ふ、古い_| ̄|○。)で男性35.9%、女性6.4%、全体で20.8%となっています。ではお口の中に癌ができた方の飲酒率はといいますと、なんと73.7%😲。こちらも平均よりかなり高くなっていますね。お口の中はアルコールと直接接触しますし、アルコールの最初の代謝産物で害の強いアセトアルデヒドがお口の中にもでてきます。アルコールの分解が遅い方(お酒に弱い方、顔がすぐ赤くなる方。)ほど害が強くなります🥵。

ちなみにお酒を飲むときにタバコを吸われる方はもっと危険です。タバコに含まれる様々な発癌性物質がお酒を溶媒として作用しやすくなるといわれています🥶。

国際歯科連盟はタバコに関して、「お口の中の癌はタバコを完全に禁止することにより、その発生と親交のリスクを大幅に減らすことができる。歯医者さんや歯科衛生士さんが禁煙を勧めることでこれを支援することができる。」という声明を出しています。それほど関連が強いことがわかっているのですΣ(・ω・ノ)ノ!。

タバコや頻繁な飲酒はやめるにこしたことはありません😊。とはいってもやめるのは難しい方も多いでしょう。そんな方はリスクが高いことを知っているだけでもいいと思います。たまにはお口の中に問題がないかチェックしてみてください。わからないことがあればご相談ください。

ちなみに私は歯医者さんになって、お口の中の癌の患者さんを5人大学病院にご紹介させていただいています。普通の歯医者さんが、お口の中の癌に遭遇するのは一生に1度あるぐらいと聞いていますので平均よりだいぶ多めです。良い事なのか悪い事なのかよくわからんところもあるのですが、ある程度判断はできているようです(-ω-;)ウーン。