お役立ち記事
お知らせ
採用情報
熊本県熊本市中央区の大人と子どもの診療室-ひかる歯科ちえこども歯科へのお問い合わせ電話番号
お知らせ
HOME >  その発音障害は 経過観察で 大丈夫です😊

その発音障害は 経過観察で 大丈夫です😊

今回はお子さんの発音の発達について、特に大丈夫な発音障害についてです。発音障害というより、発音の誤りと言った方がいいかもしれません💦。

私たちは生まれてから少しずつ言葉を発音できるようになります。簡単な母音から始まり、だんだん難しい子音を発音できるようになり、大体6才から7才頃までにすべての音が発音できるようになります。この発展途上の段階でみられるお子さんの発音の誤りには、様子をみて大丈夫なものと、大丈夫でないものとあります😲。

大丈夫なものは、音の一部を省略したり、習得の遅い音をすでに習得をしている音に置き換えたりするなど、一般的には「赤ちゃん言葉」、「幼児音」と呼ばれています👶。特に他に問題無ければ、小学校低学年ごろまでには自然に改善することがほとんどです😊。少し例をみてみましょう。

(例1)カ行音、ガ行音がタ行音、ダ行音になる。

からす   →   たらす

がっこう  →   だっとう

けーき   →   てーち            などなど。

(例2)サ行音、ザ行音、ツがタ行音、ダ行音になる。

うさぎ   →   うたぎ

ぞう    →   どう             などなど。

(例3)サ行音、ザ行音、ツがシャ、チャ、ジャ行音になる。

うさぎ   →   うしゃぎ、うちゃぎ

ぞう    →   じょう

つくえ   →   ちゅくえ           などなど。

(例4)ラ行音がダ行音になる。

らっぱ   →   だっぱ

ろぼっと  →   どぼっと           などなど。

(例5)ラ行音が省略される。

ぼーる   →   ぼーう            などなど。

(例6)ハ行音が省略される。

はっぱ   →   あっぱ

ごはん   →   ごあん            などなど。

いかがでしょうか❓聞いたことありませんか❓かわいいですよね。

こういった発音の誤りは基本的に様子をみて大丈夫です😊。無理に発音の誤りを指摘して、言い直させたりする必要はありません。言い直させるにしても、お子さんのストレスにならない程度でお願いします。それよりはお子さんが話すことを楽しめるような環境を作ってあげることが重要です👍。できればお口の機能の発達に繋がる遊びや日常動作を増やしてあげるといいですね。いろいろなものをよく咬んで食べる、シャボン玉や笛・ラッパなどを吹く、あいうべ体操をするなどです。他にもたくさんあります。発音以外にも効果があり、一石でたくさんの鳥がとれますよ👍。

ただ、本人が発音できないことを気にしていたり、6才から7才頃になっても改善傾向がみられないようなら、言語聴覚士さんの発音指導を考えます💦。また上記以外の発音の誤りは大丈夫ではない発音障害の可能性が高いです。この場合も言語聴覚士さんや歯医者さんへの受診をおすすめします💧。

今回は発音の発達途中にみられる大丈夫な発音の誤りについてみてみました。こういった時期も大変かわいいものです。そのうち生意気になりますから、気楽にこのかわいい時期を楽しんでくださいね。