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妊婦糖尿病について 妊婦さんに知っておいてほしい話

息子出産のとき、妊娠糖尿病もしくは、一歩手前の糖代謝異常といわれ、総合病院に転院になりました。1度栄養士さんから指導されただけでしたが(汗)

それでも出産のときは、小児科の医師が集結していて、息子が低血糖になった場合に備えていたようなのですが、本当の意味では理解できていませんでした。

 

それは・・

母親の摂取した糖は胎盤を通るのですが、母親の体のインスリンは胎盤を通らない・・・ということ。

 

息子は私のお腹の中で、胎盤を通して与えられる高血糖にさらされ、小さい体で作ったインスリンで血糖値をさげていたんですね。

私の体のインスリンは、胎盤がブロックして、息子には伝わらないそうです。

インスリンを沢山作るべく フル稼働していた息子

 

生まれると私からの高血糖が与えられなくなり、一気に低血糖に陥る可能性あったんですね。

(赤ちゃんも母親からの高血糖を下げるべく、小さい体でマックスでインスリンを作っているのですが、生まれたとたん、高血糖がこなくなるのに、相変わらずインスリンのつくられる量は多いからです)

出産の時、小児科のDRが数人待機していたのは、息子の命を守ろうと集結していてくれていたんだ・・・ということを心から理解でき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

妊婦糖尿病 と診断される血糖値は、 一般的な糖尿病と診断される血糖値より 低い血糖値ですよね。

それも 赤ちゃんへの影響があるからなんですよね。

捕食ができない・・・ そんなお子さんがいます

うまくお口で食べ物をとらえられない そういうお子さんもいます。

ヨーグルトを食べているのに、なぜかスプーンをがりりっとしている。

唇ではなく歯で捕食しているからです。

離乳食相談をしていると そういうお子さんもいらっしゃいます。

離乳食のときに、唇で捕食させる練習をすることはとっても大切なことなんです。

下唇にスプーンを置き、上唇が閉じてくるのをまち、赤ちゃんが食べ物をとらえたら、スプーンを引き抜いてください。

この捕食練習を大切にしてください。

捕食ができないお子さんの動画が、咬合学会公開動画にあります。ぜひ咬合学会にアクセスして、公開動画をご覧ください。

 

http://kokumin.ago.ac/movie/

 

また、当院では 捕食しやすい離乳食スプーンも取り扱っています。

離乳食相談に来られたお子さんで 保護者のかたが希望されれば、注文をして取り寄せています。

うちの子供たちも使用しています。

心が砂糖に侵されている

今日来てくれた2才の患者さんには虫歯がありました。
全体的に虫歯のリスクが高いお口の中になっていたので お母さんに

「何が原因と思われますか?」
ときいたところ

「カルピスですね」
と教えてくれました。

「カルピスが原因だと思ったので最近薄めて飲ませてます」
とおっしゃったので、
「お母さん、カルピスを薄めてもダメです。特別なときだけにしてください。お茶にしましょう。」
とお話しました。

以前糖尿病内科の西田先生のお話で、
ゼロカロリーの甘い飲み物ならいいですか?と患者さんにきかれると
心が砂糖に侵されてますよ・・・(若干ニュアンスがちがったかも)とお答えしているというお話をきいていたので、

そのお話をお伝えして、

お母さん・・・心が砂糖に侵されてますよ・・・

とお話したところ、カルピスだめですね、お茶ですね!といってくれました。

2才さんの上のお姉ちゃんも以前から受診してくれている信頼関係のあるご家族なので、すぐに理解してくれました。

大人になっても元気でいられるように、 あなたがお子さんにしてあげられることって なんですか?

私たちが大事にしたいと思っていることは

こどもたちへの健康教育です。

子供たちが将来健康に生きていけるために  こどもたちがおじいちゃん おばあちゃんになったときに

口から食べ物を食べ 自分の歯で食べられる

そういう将来があるように

こどもたちに 食べ物の選び方 歯並びがよくなるお口の環境の整え方(MRC矯正も) を お話する時間

をとっています。

虫歯になって 治療が終わった子が、しばらくしてまた 治療にやってきます。

新しい場所に新しい虫歯を作って・・・

この繰り返しがない子もいます。保護者のかたが 生活習慣を改善しているんですね。

でも、改善できないご家庭もあります。。。

子供自身が、将来の自分の健康を守れるように・・・

子供たち自身に しってもらいたい・・・という 取り組みを始めています。

辻 直美先生の 育母道 専門職のための育母塾 受講してきました

ひかる歯科ちえこども歯科の小児担当 甲斐田です。

12月30日に 福岡で 辻先生の 育母塾が開催され、受講してきました。

小児科医、看護師、ベビーに関わる職種の方など、沢山の方が受講されていました。

小学生のこどもたちのお口の機能がうまく獲得できていない → どこで獲得を間違ったかな?

→こどものお口の機能の獲得過程を学ぶ → こどもたちの全身発達を学ぶ

という流れの中で、こどもたちの発達と抱っこの仕方について学んできました。

 

やはりどの先生も、通常の姿勢、抱っこ、寝相 が大切ということは共通していると思います。

いつもの食べ方、も大事です。

特別なことが必要なわけではありません。

毎日の習慣がこどもたちの将来を作っていっています。

こどもたちによい抱っこについて、知りたい方は受診時に お話しますので聞いてください。

 

熊日新聞さんに取材していただきました

http://news.goo.ne.jp/topstories/life/530/69e8e19eae40a4536ba9cdbd74ed863d.html?isp=00002

12月22日付け 熊日新聞の記者さんに取材していただき、朝刊に記事を掲載していただきました。

この記事は、取材していただいた後、事前にみせていただけたわけではないので、細かいことを言えば いくつか補足や訂正点があります。

ですが、沢山のかたに、取り組んでいること、思っていることを読んでいただけたということは本当にありがたいです。

月齢を指標にするのではなく、赤ちゃんのお口の機能、できるようになっていること、を指標に

その子のペースで離乳食をすすめていただけたらと思います。

ぜひご一読いただけたら嬉しいです。

 

赤ちゃんはお腹の中で いろんな練習をしているといいますが・・・

赤ちゃんは、お腹の中で嚥下の練習をしている、歩行の練習まで胎児の時代にしている・・・ときいたことがありますが、

この動画でなるほど・・・と思いました。

 

 

 

食べる機能の獲得過程

食べる機能の発達過程は教科書的には以下の8段階になります。

 

1.経口摂取準備期 (生後4-5か月ごろ)

2.嚥下機能獲得期 (生後5-6か月ごろ)

3.捕食機能獲得期  (生後5―6か月ごろ)

4.押しつぶし機能獲得期(生後7-8か月)

5.すりつぶし機能獲得期(生後9-11か月)

 

6.自食準備期

7.手づかみ食べ機能獲得期

8.食具、食器食べ機能獲得期

月齢はあくまでも目安で、順序よく獲得できていくことが大事です。

今の段階で上手に食べることができていたら、次の段階に進みます。

名前をみただけで、こういう時期か、とわかるところもあれば、結局はどういう時期?とわかりにくいところもあるかなと思います。

この過程の一つ一つの細かい説明はまた、後日追加しますね。

また、お母さんたちにもおすすめの読みやすい参考図書もご紹介していく予定です。

 

 

赤ちゃんのほ乳ってどういうお口の動きなのかな?

赤ちゃんは

まずは、生まれてすぐから哺乳を開始します。

そのときのお口の中での舌の動きを上手に動画にされていたので、ご紹介します。

ピジョンさん作成の動画です。

この動画は本当に素晴らしくて、舌を赤ちゃんがお口の天井(口蓋)に広げるようにしているのがわかると思います。

このような動きによって新生児から3ヶ月の間にお口の天井は大きく成長します。

深く乳首を含ませて授乳することがお口の天井の成長にもよいです。

このお口の天井の発達は将来の歯並び(歯が並ぶお口になるか)にも関わります。

ほ乳瓶の場合は、母乳育児に近い乳首、を使用されるとお口の天井の発達にはよいと思います。(もちろん育児の要素はお口の発達だけではなく全体をみて判断しないといけないと思いますが)

 

このとき、授乳姿勢がどうか、ということが関わるとも言われています。

これは以前 授乳姿勢が大切、というテーマでも書いています。

このへんのことは助産師さんにお聞きになるのが一番だと思います。

また、助産師さんおすすめのまあるい抱っこも非常にいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

食べる機能って・・・

食べる機能について・・・

食べる機能は、本能ではありません。

口の中に入ったものは必ず胃に入り、吸収されるというわけでもありません。

正しい食べ方を覚えることは大切ですが、楽しく食べられることはもっと大切です。

本題に入る前に お母さん方にお伝えしたいことは、楽しく食べられる環境が大切なので、食事中に神経質にならないですすめてください、ということです。

また、こどもには予備的な能力があり、教科書通りにに離乳食を勧めなかったから、必ずしも口腔機能の獲得がうまくいかない、というわけでもありません。

いくつになっても食べ方を気をつけていただくことで、口腔機能の修正は可能だと思います。

 

 発達し、獲得していくものです

その発達には順序があります 順序をじゅんじゅんに追って獲得できるといいですね

感覚ー運動系です。 (感じて、脳に伝わり、脳から指令が来て、動く 感じるように取り込む)

全身発達と関連があります

発達には環境も大切です

環境とは・・・

食物を介助して与えるときの 与え方

              与える食器(スプーン、フォーク、コップなど)

              食物(硬さ、大きさ) といった直接のもののほか、

指しゃぶりやおもちゃをなめる、など食べる時間以外の口の周りへの働きかけも食べる機能の発達にかかわっています。

また、手で食べ物をお口に運ぶ、箸を使うまでの獲得は、遊びやお絵かき、といったことでも養われていきます。

 

食べる機能の発達には個人差が大きいです、

( 家庭環境の違い、歯の萌出時期の違いなどもあり、月齢で比べる必要はない。獲得する機能の獲得順序が大切です。

また、歯の萌出が遅いからと言って、離乳食開始を遅らせる必要はありません。ただ、ゆっくりと進めてください。)

 

 

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