今回は歯医者さんからのお願いです。
皆さんは何かお薬を飲まれていませんか?もしくは体に合わないお薬はありませんか?なにか気になることがありましたら是非教えてください😊。歯医者さんでの治療に影響がでたり、当院からお出しするお薬を変えないといけない場合があるんです。歯医者さんの治療とは関係ないなんて思わないくださいね。2回に分けて特に気を付けるべきお薬についてみていきましょう😊。まずはアレルギーのあるお薬、そして血液をさらさらにするお薬についてです。
☆アレルギーのあるお薬💧
まずはこれ💦。一番教えていただきたいお薬です💦。以前飲んだお薬の中に蕁麻疹がでたり、皮膚のかゆみ・むくみ・発赤がでたお薬はありませんか?まぶたが腫れたり、下痢や嘔吐したお薬はないでしょうか?ひどい時は息がしづらくなったり、血圧の低下により意識を失うこともあります😲。当院の問診表にも記入欄がありますし、わかっていればカルテの表に大きく書いているのですが、当院からお薬がでる時は診療室でも声をかけていただければ助かります😊。最悪死に至る可能性(アナフィラーキシーショック)もありますので、注意してし過ぎることはありません💧。是非、よろしくお願い致します🙇。
また、アレルギーとは違うのですが、お薬同士で飲み合わせが悪い時があります😲。歯医者さんが出すお薬は抗生剤(化膿止め)・鎮痛剤(痛み止め)・うがい薬・軟膏類と種類は多くありません。影響がでること少ないのですが、飲んでいるお薬は教えていただける、もしくは、お薬手帳をみせていただければ助かります🙇。私達で判断できますのでご安心ください。
【歯科用の局所麻酔薬へのアレルギー😲】
歯科用の局所麻酔薬にアレルギーを持つ方がいらっしゃいます😲。頻度は非常に少ないのですが、歯医者さんで麻酔をした後に、蕁麻疹がでたり、皮膚のかゆみ・むくみ、まぶたが腫れる、息がしづらくなり呼吸が困難になるなどの症状が起こったことがある方は要注意🙅。正確には要注意どころでは無いです。アレルギーがあれば、ほぼ確実に救急車を呼ぶことになりますし、命の危険が非常に高いアレルギーとなります💧。
麻酔をした後、少し気分が悪くなったり、ドキドキしたり、ぼーとしたりしたことがある方は多いかもしれません💦。これについては、しばらくして回復していれば、まず心配はいりません。アレルギーの可能性は低いです。これは治療に対する精神的ストレス(不安・緊張・恐怖感)と身体的ストレス(痛み)からくる体の反応です。その日の体調にも左右されますね。ひどい時は意識が無くなることもありますが、命に関わることはまずありません👍。ちなみに当院でも年に1回ほど気分が悪くなったり、ドキドキが強くなる方がいらっしゃいます。チェアーに寝た状態で、心拍数や血圧などを測定しながら経過をみます。しばらくすれば気分も良くなり、治療を続けることができます。予定していた治療ができなくなったことはこれまでありません。特に抜歯の時に多いですね。やっぱり緊張しますよね😊。
当院では局所麻酔薬を常時2種類以上置いています。また、アレルギー症状が出た場合の準備もしています。しかし、アレルギー症状は出さないことが一番安全かつ重要です。麻酔をする際、気になることがあれば、遠慮なく伝えていただければと思います😊。
【歯科用のグローブへのアレルギー😲】
お薬とは違うのですが、歯科用のグローブにアレルギーがある方がいらっし
ゃいます。ラテックスアレルギーと言われています。歯医者さんでの治療中や治療後に、お口の周りが赤くなったり腫れたりしている人は注意🙅。ひどくなると全身の蕁麻疹や呼吸困難になり、命に関わります💧。当院では常に3種類のグローブを準備しています。通常使用しているグローブはラテックス製のグローブなのですがアレルギーがでにくいよう加工されたもの。もう1種類はラッテクス製ではないニトリル製のグローブ。そして一応プラスチックせいのグローブも準備しています。気になる場合はご相談ください😊。
【歯科材料に対するアレルギー😲】
これもお薬とは外れますが、歯医者さんで使ういろいろな材料にアレルギ
ーがでることがあります。とくに代表的なのは金属アレルギーでしょうか💧。いわゆる銀歯に対するアレルギーです。主成分は銀、金、パラジウムなのですが調整のため微量ですが他の金属も入っています。
その他にも虫歯に詰める白いプラスチック(コンポジットレジンといわれます。)やいろいろなものをくっつけるために使うセメントなどにもアレルギーがでることがあります。これらは生死にかかわることは少ないですが、原因がよくわからない病気や症状の原因となっていることがあります。
まずは起こった時に一番問題になる、アレルギーを中心に書かせていただきました。ここからは歯医者さんの治療において特に問題になるお薬を個別にみてみましょう😊。まずは、、、、、こいつだ!
☆血液をさらさらにするお薬💧。抗血栓薬と言われています!
代表例・・・バイアスピリン、パナルジン、ワーファリンなど
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの既往がある方や、またその予防のために飲まれていることが多いです。冠動脈などにステントを入れている方も飲まれていますね。血管を詰まらせる血栓を予防する効果があります😊が、血が止まりにくくなります😞。
実は歯医者さんの治療、血が出ることが結構多いです。血がにじむ程度であれば、まず心配は要りません。しかし、歯を抜いたり、インプラント手術や歯ぐきの手術などをする場合は注意が必要です🙅。でも、大丈夫❤。余程でない限り歯医者さんで血を止めることができますので安心してください。こちらもいろいろ準備しています。ただ、前もってそういったお薬を飲んでいることがわかっていると、こちらも準備万端、安心して治療に入れます。よろしくお願いいたします🙇。
血液をさらさらにするお薬を飲んでいると起こりやすいことをまとめます😊。
・血が止まりにくくなる💦。
みてわかるぐらい血がさらさらしてるんですよ。いかにも止めにくそうって感じがします。
・1回血が止まっても後から出血してくることがよくある💦。
特にワーファリンを飲まれている方で多いです。歯医者さんで1回血が止まっても、家に帰ってまたでてくることがあります💧。あわてず連絡していただければと思います。
・内出血(顔や首に青あざがでる。)がでることがある💦。
びっくりするような青あざがでることがあります。こちらもワーファリ
ンを飲まれている方で多いです💧。必ず治りますのでご安心ください。
そして、もう一点注意です🙅。
時々、歯を抜くなど血がでる処置の前に、自主的にお薬を飲むのを止める方がいらっしゃいます。心配なのか、気を使っていただいているのかはわかりませんが、絶対にやめてください🙅。血栓ができるリスクがかなり高くなることがわかっており、現在はお薬を飲んだ状態で処置を行うよう推奨されています。
実は昔(私が歯科医師になって5年ぐらいですかね。)は、飲むのをやめてもらっていたんです😞。わざわざ内科科の主治医の先生にお手紙まで書いていました( ノД`)シクシク…。現在は歯医者さんから、お薬を止めるよういうことはありません。よろしくお願いいたします🙇。
さて、今回はアレルギーのあるお薬と血液をさらさらにするお薬について書かせていただきました。②では骨を強くするお薬であるビスフォスフォネート剤、そして歯ぐきを腫らすお薬についてみていきましょう。お楽しみに。
②へ続く!
2023年8月28日
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