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歯ブラシをあてる強さって?

今回は歯ブラシのあてる強さについてです。

 

これを私達はブラッシング圧と呼んでいます。歯ブラシを当てる角度や動かし方も大事なのですが、このブラッシング圧もかなり重要な要素です。少しみてみましょう😊。

 

まずは理想的なブラッシング圧からです。これは150gから200gといわれています。ハカリなどに歯ブラシを押し当ててみてください。以外に軽いタッチなので、驚かれるかもしれません。お口の中の汚れを取る時のイメージとしては、ゴシゴシこすって取るのではありません。毛先ではじくようなイメージなんです。このため歯ブラシのコシは大変重要で、毛先が開いたりしてきたらすぐ買い替えることをおすすめします。かなり汚れの除去効果が落ちてしまいますので。

さてこのブラッシング圧ですが弱くても強くても駄目です。それぞれ何が駄目なんでしょう?

 

☆ブラッシング圧が弱いと💧
単純に汚れがとれません( ノД`)シクシク…。

☆ブラッシング圧が強いと💧
汚れはまずまず取れるでしょう。しかし歯や歯ぐき、歯ブラシに強い力がかかることでいろいろと悪いことが起こってきます。

歯ぐきが下がりやすくなります
歯ぐきを傷つけやすく、結果として歯ぐきが下がりやすくなります。歯ぐきが下がる要因は年齢や歯周病、咬む力などいろいろとありますが、このブラッシング圧が強いというのは結構大きな要因なんです。歯ぐきが下がっている方は、ブラッシング圧を一度見直してみてください。

歯が削れてきます
特に歯ぐきが下がっている方はより注意が必要です。歯の頭の部分はエナメル質という非常に硬いもので覆われているのですが、歯ぐきが下がってみえてくる歯の根っこの部分はこのエナメル質がありません。それでも骨と同じぐらいの硬さはありますが、毎日強い力で磨いているとだんだん削れてきます。歯ぐきの近くの歯がくぼんだりしていませんか?これをくさび状欠損と呼んでいます。これがある方はブラッシング圧が強い方が多いです。また咬み合わせが強いことも多いですね。
虫歯や歯周病とは違いますが、歯やはぐきが無くなっていることは変わりません。状態によってはしみたり、痛んだりしてきます。知覚過敏なんていわれていますね。知覚過敏もいろいろな原因があるのですが、前述した歯ぐきが下がること、そしてくさび状欠損は原因として大きな割合を占めます。

歯ブラシがすぐに駄目になります
汚れを落とす力もすぐに無くなります。経済的にも時間的にも無駄になってしまいます。
さて、お口の中をみてみましょう。歯ぐきや歯にそういった所見はありませんか。あればすぐにブラッシング圧をチェックしてみてください。150gから200gですよ!

 

ほかにも、歯ブラシの持ち方はどうでしょうか?グーで握っていませんか?歯ブラシの持ち方はペングリップですよ。

いわゆるペンを持つときの持ち方ということです。グーで握ると自然と力が入ってしまうので注意が必要です。

でもこのブラッシング圧、なかなか難しいんですよ。わからないことがあればいつでもご相談くださいね。

歯磨きやフッ素はいつからしたらいいですか?‐お母さんからいただく質問より

さて今回は赤ちゃんがお産まれになったお母さんからよく聞かれる質問から😊。

それは「歯磨きやフッ素塗布はいつから始めたらいいですか?」というものです。

 

正解からいいますと、「歯が生え始めたらすぐにでも!」です。

 

最初にでてくるこどもの歯は下の前歯で、産まれて半年ぐらいででてきます。この頃は飴やチョコレートなどの甘い物はもちろん、離乳食も始まっていない時期ですよね。歯磨きフッ素塗布なんて必要ないと思われるかもしれません。それでも始めた方がやっぱりいいです。歯磨きとフッ素塗布、それぞれした方がいい理由をみていきましょう😊。

 

☆歯ブラシをしてあげましょう

 

出てきたばかりの歯は実は少し弱いんです。おっぱいやミルク、少し大きくなって離乳食が中心とはいえ、歯の表面や歯と歯の間には汚れが溜まります。とくに哺乳瓶やマグがいつもあたる前歯は気をつけてください!哺乳瓶カリエス(ボトルカリエス)というものがあるぐらいです🍼。特に1才半を過ぎて哺乳瓶を使っているお子さんは要注意。くわしくは検索してみてくださいね。

 

歯ブラシとフロスを使っていただくのが理想ですが、赤ちゃんが動き回って難しいこともあるでしょう。困っているのなら歯と歯の間はフロスをして、あとはガーゼで拭いてあげてください。ただし奥歯が出てくる頃にはガーゼは卒業です。汚れが溜まりやすい奥歯の溝はガーゼで磨けません。歯ブラシが必須となります。

 

この頃から歯ブラシをした方がいい理由としては慣れもありますね。反抗期が始まってから急に歯磨きを始めてもなかなかうまくいかないことが多いです。下手したら歯磨きが嫌いになってしまうときもあります。赤ちゃんの頃からお口の中をさわられることに慣れさせておくことが大切です。なんなら歯がでてくる前から遊びをかねてさわってあげてください。吸ってもらったり、唇や頬を引っ張ってあげたりなんでもいいです。ふれあいもできて一石二鳥ですよ。

 

☆フッ素塗布をしてあげましょう

 

次はフッ素塗布。こちらは歯がでてからで大丈夫です。歯がでていないと意味がありません。先程も書きましたが出てきたばかりの歯は少し弱いんです。でもフッ素の取り込みも高くなります。しっかり歯を強化してくれるんです。これは出てきたばかりのおとなの歯にもいえますので、覚えておいていただければと思います。年齢に合わせたフッ素スプレーやジェル、歯磨き粉がありますので是非ご相談ください。うがい無しで大丈夫ですので、安心してお使いください。

 

当院には1才未満のお子さんもたくさん受診されています。まだ必要無いかもなどと思わず、気になることがあればいつでもいらしてください.

 

大事なお子さんのお口の中を一緒に守っていきましょう😊。

歯ブラシの選び方

今回はよく聞かれる質問についてです。

歯ブラシってどれがいいんですか?

実はこれ、なかなか難しい質問なんです。

お口の中の大きさや状態は人それぞれ、本来はオーダーメイドで作るべきものですが、そういうわけにもいかない。かといって私たちもすべてのメーカーの歯ブラシを使ったことがあるわけではないので、「あなたはこのメーカーのこれがいいです。」ともなかなかいえない。歯ブラシソムリエみたいな方が医院にいてくれるといいんですけどね。目指してみますかね。おすすめの歯ブラシは医院にて購入できますが、すべての人にあうわけではないのが現状です。

しかし、皆さんに共通して、これだけは押さえていただければというのはあります。1つ1つみていきましょう😊。

☆歯ブラシの硬さ・・・よく聞かれます!
これは『ふつう』や『ミディアム』で大丈夫です。歯や歯ぐきを傷つけることなく、歯と歯の間や歯と歯茎の間にも毛先が入りこみやすく、汚れをとる能力も高いですね。
『やわらかい』や『ソフト』は歯ぐきがかなり弱っている方、歯ぐきの手術をした後など、通常通り磨くと痛みがある場合などに使います。汚れをとるのには不利です。
一方、『かため』や『ハード』、汚れはとれるんですが、歯や歯ぐきを痛める可能性が高いです。また細かい所に入り込みにくく、歯と歯の間や歯と歯ぐきの間をきれいにするのには向きません。

★歯ブラシの大きさ・・・なかなか難しい、、、
こればっかりは人それぞれです。大きい方が汚れは取りやすくなります。しかし、大きすぎると歯ブラシが入れにくくなり、毛先があたらなくなります。特に、上下の奥歯の頬っぺた側と下の歯のベロ側、ここは入りにくい😞。ここにしっかりと入れることができる歯ブラシ、そして汚れをとることができる歯ブラシがおすすめです。難しい方は大きい歯ブラシと、小さな歯ブラシを併用するのもおすすめです。

☆歯ブラシの毛先の形・・・やまぎりカットや先細などいろいろありますね!
好きなので大丈夫です。毛先の形より、毛先が目的の位置にあたるかどうかが重要です。

☆歯ブラシの密度・・・最近は高密度のものが多いです!密度が高い方が汚れは取りやすいです。

★いつ買い替えるか・・・つい買い忘れますよね
毛先が開いたらというのはよく聞くと思います。ちなみに理想的な歯ブラシをあてる力は150gから200gです。ハカリなんかで一度計ってみてください。案外軽いタッチですが、これで歯ブラシの毛先が簡単にしなってしまうようでは駄目です。汚れはとれません。買い替えましょう。

しかしなんといっても大事なのは磨き方です。どんないい歯ブラシを使っても磨き方が悪ければ意味がありません。逆に、磨き方が良ければどの歯ブラシでもある程度大丈夫。【弘法筆を選ばず】ってやつですね。まあ、そこまで極める必要もないかと思いますので、皆さんも自分にあった歯ブラシをみつけましょう。ストレスなく汚れもスムーズに落とせることが理想です。
ちなみに歯と歯の間は、歯ブラシだけできれいにするのは難しいことがわかっています。どんなに理想的な歯ブラシでも、6割ぐらいしか汚れがとれないといわれているんです。良ければフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどの併用をおすすめします。

入れ歯のお手入れの仕方

今回は入れ歯の清掃についてです。

ご自分の歯に気を使う方は多いと思います。ところが入れ歯になるとどうでしょう。ある文献では、入れ歯を入れている方の88%において、入れ歯の状態が不衛生であったと報告されているんです。

実は入れ歯にもプラーク(歯垢)が付きます。これを特にデンチャープラークと呼んでいます。さらにこれが石灰化すると歯石になることもあります。ばい菌の塊であるデンチャープラークがお口の中や体にとっていいわけがありません。きれいにした方がいいにきまっていますよね。

ではどうするか?

まず一番大切なこと、これは機械的な清掃が基本であるということです。お口の中でいえば歯ブラシです。お口の中のプラークは歯ブラシで機械的に除去しないときれいになりません。洗口剤だけでは駄目なんです。入れ歯の清掃もブラシによる清掃が基本。よくコマーシャルなどで流れる義歯洗浄剤、これはあくまで機械的清掃の補助です。これを勘違いされている方が非常に多い。「おじいちゃん、お口臭い!」のフレーズでおなじみの義歯洗浄剤のコマーシャル、いい意味でも悪い意味でも影響はかなり大きかったようです。

 

やり方ですが、できれば義歯用の歯ブラシを準備していただいた方がいいですね。使いやすいです。研磨剤の入った歯磨き粉を使うと入れ歯の表面が傷つき、汚れが付き易くなります。義歯専用の研磨剤が入っていないものが望ましいですが、ハンドソープや中性の食器用洗剤でもかまいません😊。しっかりすみずみまで磨いてあげてください。注意点としては滑って落としやすいことでしょうか。落として割れてしまったり、小さな入れ歯ですと排水溝から流してしまう方が結構いらっしゃいます。落としても大丈夫なように、水を張ったタライや洗面器を下に置いておくと安心です。そのうえで入れ歯洗浄剤を使うようにしてください。

 

ちなみに入れ歯洗浄剤も種類があります。酸性やアルカリ性の入れ歯洗浄剤は金属部分に対して腐食作用を持つものもありますのでご用心!わからなければ中性が無難です。

では磨くときに注意する場所です!!!

 

もちろん全体きれい磨いていただきたいのですが、特に注意しないといけないのは、違うものがくっつけてある場所。わかりやすく色でいうと、金属とピンクの境目、金属と白の境目、ピンクと白の境目、白と白の境目となります★。わかりますかね。ここはきれいにひっついているようにみえますが、微細な凹凸がありデンチャープラークが付着、繁殖しやすいです。特にご注意ください。

デンチャープラークは口臭の原因となりますし、義歯そのものを劣化させます。唾液を通して歯や歯ぐきと行き来することも分かっています。そしてなにより誤嚥性肺炎など全身的な影響も大きいといわれています。でもとっても大事な入れ歯、毎日きれいにしてあげてくださいね。

今日からできる 仕上げ磨き 基本の姿勢

今日は、よくご質問のある、 仕上げ磨き、 の基本の姿勢についてご紹介します。

この基本の姿勢は 小児歯科入局時代に習ったものです。

私も自分のこどもを2人とも小3までは仕上げ磨きをしました。

その時の姿勢は、寝かせ磨きでした。

やはり、寝かせ磨きが一番上手に磨ける体勢だと思います。

ポイントは、

①子供を両足の間に入れる

②子供の両腕を開かせ、自分の足を上から乗せる

③左手はお子さんのお口を広げられるポジションに置く

というところです。

上手になってきたら、お子さんの手を足の下に入れる必要はありません。

 

抑えて磨いていいんですね。

といわれるのですが、1-2歳はイヤイヤ期で、仕上げ磨きをするのは大変だと思います。

こういうときは、ポイントを押さえて、早く終わってあげるのが一番かなと思います。

また、抑えると言っても抑えるのは、自分のパパかママですし、

乳歯の本数は少ないので、あっという間に 歯磨きの時間は終わります。

うちの子も1-2歳のときは、嫌々でしたが、3歳になると

「歯磨きするよー」

というだけで、歯ブラシをもって、トコトコやってきて、ゴロンと寝てくれました。

1-2歳のときに、寝かせ磨きを定着させておくと、あとあと、大きくなっても寝かせて磨くのに

抵抗がなく協力してくれます。

 

この姿勢のメリットは

①磨き残しが少なくなる

②1日1回お口のチェックができる

ということです。

まずは試しに一度、やってみてくださいね。

 

 

歯が生えた!歯磨きデビュー お薦めはコレ!

こんばんは。

熊本市中央区国府のひかる歯科ちえこども歯科です。

 

よく、歯が数本生えたくらいの赤ちゃんのお母さんから、

「まだ歯を磨いてません・・・

どうやって磨いたらいいですか?」

と聞かれます。

当院では、来られた患者さんにはお勧めの歯ブラシを歯磨き指導後にお渡ししていますが、

歯ブラシの前にまず、ガーゼ磨きをお薦めします。

歯ブラシより、指のほうがコントロールもきいて

上手に磨けます。

 

歯が生える前から前歯数本生えたぐらいの 赤ちゃんの歯磨きには

ガーゼ磨きがお薦めです。

できれば、けば立たない不織布のようなガーゼを指に くるくる巻き付けて

指歯ブラシの完成です。

それで、歯や歯が生える土手の歯茎を優しく磨いてあげてください。

 

ガーゼ以外では

ピジョンの 歯磨きナップなどもいいと思います。

最初から ちょっとガーゼ状っぽいウェットティッシュ的な素材です。

無印には指型のものもあります。

 

歯が生える前に磨くと・・・お口の中に歯ブラシを入れる準備期間になります

赤ちゃんが指をお口にもっていくのは、お口に物をいれる練習、お口でものの感覚を知る練習なんです。

お口に手を持っていけない赤っちゃんは、お口が過敏になってしまいます。

歯磨きの練習としては、ガーゼ磨きで 歯磨きされる練習をしているといいんですよ。

離乳食を食べる準備としてもいいので、歯が生える前からの歯茎磨きお薦めです。

 

今日は偶然歯医者さんのお子さんが2人受診してくれました。(兄弟じゃないです)

歯科衛生士さんや歯科衛生士さんのお子さんも沢山来院されるのですが、

歯医者さんのお子さんが受診されることはあまりないので1日に2人の受診となると、おお!と思います。

1歳・・・上の前歯を磨くと嫌がるんです・・・

こんばんは。

熊本市中央区国府の ひかる歯科ちえこども歯科です。

よく、赤ちゃんのお母さんから

「上の前歯を磨くと凄く嫌がるんです」

といわれます。

上唇には 上唇小帯という筋があって 赤ちゃんのうちはそこがピンとはっているので

そこをしっかり手で避けて磨いてあげないと嫌がるかもしれません。

もしくは上唇の口唇圧が強い(緊張が強く)そこが敏感で

そのあたりを触られるのが苦手な可能性があります。

 

ところが 赤ちゃんの上の前歯はとても虫歯になりやすいところです。

1歳児の虫歯の9割は上の前歯の 表、裏、歯と歯の間、にできてきます。

ですから、上の前歯を磨くのを嫌がるからといって

磨かないわけにはいかないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちが赤ちゃんのママにお願いしているのは、必ず 上唇小帯(上唇から歯茎への筋)を避けて

上の前歯を表も裏もしっかり磨く、前歯の間はフロスをする、ということです。

これをやっていただくことでかなりの虫歯予防になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕上げ磨きのタイミングは 就寝前がお薦めです。

その際、フロスを簡単に通していただくと、前歯の虫歯予防になります。

 

赤ちゃんの歯は、まだ出ている本数が少なくて

仕上げ磨きにそんなに時間がかかりません。

毎日しっかり磨きましょう。

よく磨き方を聞かれます。

ぜひ 磨き方がわからない、そんな時にもご相談ください。

仕上げ磨きの後に ベロタッチをお勧めします!

嘔吐反射が強いお子さんには、毎日のベロタッチをお勧めしています。

そのほかにも、口腔機能の発達に効果があります。

仕上げ磨きのついでにちょっとやってみてくださいね。

フッ素の効果

 

 

 

 

 

 

フッ素の効果をご存知でしょうか?

 

乳歯と永久歯は 生えたてのときは、やわらかく いうなれば まだ タケノコの状態です。

やわらかく虫歯になりやすいです。

 

それが、2年くらいかけて 唾液からカルシウムを取り込んで 固く 竹のような状態になります。

フッ素は タケノコが 竹になるのを 早くする効果があります。

 

上手にフッ素を利用して 虫歯予防してもらえればと思います。

 

 

バイオペースト

こんばんは。

熊本市中央区国府 の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

先日、当院 初めての方が来院され、バイオペーストを購入されたそうです。

もともとバイオペーストをお使いの方で、当院にあることをHPで知ってお寄りいただいたそうです。

歯ブラシや 歯磨き粉は 患者さんに 本当にお薦めしたい 良いものを置いています。

ぜひ 歯磨き粉の購入や歯ブラシの購入 でも お立ち寄りください。

お待ちしています。

 

 

 

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