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院長からの発信 一覧

思春期における歯医者さんの目標!

今回は思春期における歯医者さんの目標についてです。とくに中学生、高校生が対象となります。この時期は当院の目標である、

「現在診療しているお子さんが大きくなって、お口の中で困らないようにすること、そしてそのお子さんに子供が生まれたあと、その子供を当院に連れてきてくれること。」

の最大の鬼門となります😞。

なぜか❓。中高生になると来なくなるんですよーーーーー( ノД`)シクシク…。小学生まではきちんと来てくれていたのに中学生、高校生になると急に受診率が低下するんです。痛くなったり、何か日常生活に支障をきたさない限り、なかなか来てくれなくなります😢。

理由を聞いてみると、「時間が無い。」、「困っていない。」が多いです😞。中学生、高校生になると、生活環境は一変します。授業や部活など学校生活に費やす時間やテスト勉強、塾なども増えることから、自分の自由時間は思っていたより少なくなります。友人関係や行動範囲も広がりますので、その少ない自分の自由時間を歯医者さんへの通院ではなく、他のことに使いたいのは当たり前かもしれません😅。そして何より、親の言うことを素直に聞かなくなりますよね。時は第2次反抗期、なかなか難しい。私はとてもいい子だったんですけどね、、、、、。

とはいってもこの時期、虫歯にはかなり注意が必要な時期です🙅。年齢あたりの虫歯の本数や虫歯を治療した本数の平均をグラフ化したものをみてみると、小学生(12才まで。)は非常に少ない状態を維持しているのですが、中学生(13才以上。)以降は急激に増えていきます。昔に比べて虫歯の総数は減っているのですが、この傾向はあまり変わっていないのが現状です😲。

そこで当院では中学生、高校生のお子さんには特別な目標を設けています。せめてこれだけはといった感じで、ハードルは低く見守る感じですかね。ではその内容です😊。

🌟来てくれただけで御の字。🌟

本当にそれぐらい受診率が下がる傾向がみられます。来てくれてありがとうですよ、本当に😊。受診理由にかかわらず、『予防できるチャンス!』と思ってやっていきます。

🌟ハードル低め。🌟

いろいろと説明はしますが、ここだけは頼むというところだけやってもらえれば良しとします。3日坊主でもかまいません。まったくしないよりいいですし、少しでも印象に残ってくれればいいのです😊。小学生までに虫歯のリスクが低い状態が出来上がっていれば、中学生、高校生になってもその状態はある程度維持されると感じています。いろいろ言って来なくなるのが、1番リスクが高いですからね。まあ、貯金を切り崩している感じになりますが( ノД`)シクシク…。

とにかく、この思春期をうまいこと乗り越えたい、乗り越えて欲しいと思っています。様々な面で将来に向けての分岐点となる大事な時期ですが、お口の中にとってもとても重要な時期です👍。ちょっとでも気にかけてもらえればありがたい、御の字です。

きれいな歯並びに向かって! 前歯の生え変わりは重要です!前歯の生え方をチェックしよう!

お子さんの歯並び、気にされていますか❓きれいに並んでほしいですよね。今回は歯がきれいに並ぶお子さんの大事な特徴の1つをみていきたいと思います。ポイントとなる時期がいくつかあるのですが、特に大事になるのが今回ご説明していく『前歯のはえ変わりの時期』です。

『前歯のはえ変わりの時期』とはいつのことでしょう(´ε`;)ウーン…。具体的には下の前歯4本、上の前歯4本、合計上下で8本がはえ変わる時期です。年齢だと個人差はあるのですが大体6才から9才ぐらいになりますね。この8本がきれいにはえ変わってくれると、私達も一安心できます😊。

なぜ安心できるのかといいますと、その後に真ん中あたりの歯(上下左右合計12本。)がはえ変わっていくのですが、この部分は新しくでてくる大人の歯の幅の合計が、すでにある子どもの歯の幅の合計より小さいのです😲。真ん中あたりのはえ変わりは、余裕をもって並んでくれることが多く、その前の段階である前歯のはえ変わりがうまくいってきれいに並んでいれば、その状態をそのまま維持できることがほとんどです。もちろんはえ変わりの順番や大人の歯の出てき方の問題できれいに並んでくれないこともあります。しかし、この『前歯のはえ変わりの時期』がうまくいかないで、歯並びがきれいに並ぶお子さんはいないといっていいほど大事となります😊。

ではどういった感じで前歯が並べばいいのでしょうか。大事なポイントを挙げていきますね。要チェックですよーーーーー!

🌟歯並びについて。

・前歯が重なっていない👍。

・前歯が斜めにでていない👍。

・前歯が捻転していない👍。      などなど。

🌟咬み合わせについて。(上下の歯を咬み合わせた時の状態です。)

・上の前歯の真ん中と、下の前歯の真ん中が一致する👍。

・上下の前歯がしっかり咬んでいる👍。

・上下の前歯の重なり具合が正常👍。      などなど。

咬んで下の前歯が上の前歯に少し隠れるくらいが正常です。上の前

歯は下の前歯より2~3mm前方にあり、下の前歯が上の前歯で2

~3mm隠れるぐらいが丁度いいですね。

どうでしょうか。前歯のはえ変わりが始まったら時々確認してみてください。兄弟姉妹で似ている時もあれば、全然違うこともあります。結構おもしろいですよ😲。よくわからない場合はいつでも相談していただいて構いません。

ひかる歯科ちえこども歯科で行っている矯正治療も、この『前歯のはえ変わりの時期』に始めることが多いです。ここが1番大事って感じですね😊。でも本当にそうなんですよ。

 

義歯ブラシの替えどきは ❓

さて今回はよくある質問からです。今回の質問は、『義歯ブラシの替えどきは❓』です。みなさんは義歯ブラシって知っていますかね。入れ歯を磨くためのブラシで、歯ブラシとはまったく異なります。持つところの長さや太さ、毛の部分の形態、長さ、太さ、硬さなどすべてにおいてです。1度みてみるといいですよ。ひかる歯科ちえこども歯科にもありますが、薬局やドラッグストアなどにも売っています👍。

歯ブラシの替えどきは聞いたことあるのではないでしょうか。適切な磨き方で用いれば、大体1ヶ月ぐらいでの交換が推奨されています。これは様々な研究から導きだされものです。歯ブラシの清掃能力があまり落ちないうちに変えていきます😊。

他にも歯磨きの毛先がヘッドの部分より開いたらなんて話を聞いたことあるのではないでしょうか。ただこれについてはあまり推奨しません😲。そもそもそこまで毛先が開くまでの間に、歯ブラシの清掃能力はかなり落ちてしまっています。すでに手遅れです( ノД`)シクシク…。

では義歯ブラシの替えどきはどうでしょう。これに関しては、明確な交換時期を示す報告や文献はありません😞。ただ目安としてよくいわれているのは、『ブラシの毛にコシが無くなったと感じたとき。』です👍。これは歯ブラシと同じ理由になります。磨くときのイメージはゴシゴシ磨くというよりは、毛先で汚れをはじくイメージとなります。ブラシの毛のコシが無くなるとはじくことができません。汚れを除去する力が一気に落ちます。そうなる前に変えましょうということですね😊。

その他に衛生面でもずっと使い続けるのはよくありません。入れ歯についている汚れには、ばい菌がたくさんいます🦠。義歯ブラシにもたくさんのばい菌がくっついてしまいます。使用後は、毛の部分などに汚れなどが残らないように十分に洗浄し、乾燥状態で保存するようにしてください。湿潤状態で保存するとばい菌だけでなく、カビも繁殖する可能性があります💦。できるだけきれいに管理しながら、『ブラシの毛にコシが無くなったと感じたとき。』がきたら交換しましょう。

歯ブラシを定期的に変えている方でも、義歯ブラシは変えたことが無い方は結構いらっしゃいます。みせてもらうと毛は開いてしまって茶色くなっていることも少なくありません💧。歯ブラシと違って、義歯ブラシは直接口に入れる物ではありませんし、ばい菌は目にみえないのであまり気にならないのかもしれませんね😢。でも確実に汚れを除去する力は無くなっていますし、細菌学的には不潔な状態です。義歯ブラシも変えるようにしてくださいね。

2次虫歯って❓

今回のテーマは2次虫歯、聞いたことはありますか❓。2次虫歯とは一度治療した部分にできる虫歯のことです。結構多い質問に、「1度治療したのにまた虫歯になるのですか❓。」というのがあります。私達からすれば当たり前、『なることあるに決まっているでしょう。』です。むしろ何故ならないと思えるのかが不思議なくらいだったりします( ノД`)シクシク…。認識が結構違うのだなと、感じるところです😞。

誤解しないでいただきたいのは、治療に使った詰め物や銀歯自体が虫歯になるわけではありません。詰め物や銀歯が歯と接している部分から、残っている歯が虫歯になっていきます。その理由をみていきましょう🥶。

★虫歯菌は小さいのです。★

まずは虫歯菌が小さいということです🦠。私達歯医者さんがどんなにきれいに詰め物をしたり、適合の良い銀歯を入れたとしても、それは私達人間からみた世界の話です。虫歯菌からみれば隙間や段差があるのと一緒だと考えておいた方がいいでしょう🥶。もともと1番虫歯になりにくいきれいな歯が虫歯になっているのです。歯を再生させたのならともかく、歯医者さんができるのは修理になります。もとの状態より絶対に弱いのです。同じようにしていれば必ず悪くなるのは明らかです😢。

★だんだんノリが崩れていくのです。★

詰め物も銀歯もそうですがすべてノリでくっつけています。人類の科学の結晶といってもいいほどすごいノリなのですが、永遠にくっつけられるわけではありません💦。人が作ったものは必ず壊れます💧。歯には自分と同じくらいの体重がいつもかかっていますし、熱いもの冷たいものなど様々なものと触れています。常に台風や地震にさらされている状態です。虫歯と関係なく少しずつですが崩れてしまいます😢。そうすると隙間ができてきて、ばい菌が入り込みやすくなりますし、追い出しにくくなります🦠。そこから虫歯が広がってしまうのです。

まず知っていただきたいのは、私達歯医者さんがやっている歯の治療は修理であることです💦。虫歯の無いもとのきれいな歯に戻せているわけではありません💦。もちろんしないよりはるかにいいのですが、虫歯の無いきれいな歯に比べれば劣ります😢。ですから同じ状態が続けば必ずまた悪くなってしまうのです。治療を重ねるほど歯は減っていき、再治療となる間隔も短くなります。そういったことを防ぐには虫歯の治療をした方ほど、これまで以上にお口の中に気をつける必要があるんです😲。

具体的にはお口の中の清掃状態の改善や食生活の見直し、定期検診などの強化でしょうか。治療をすれば終わりではない、その後が大事であることを知っていただければと思います。

歯ブラシ・歯磨き粉 でどれだけ 綺麗にできますか?

今回はお口の中の清掃力についてです。清掃力とは歯垢(プラーク。)を除去する能力をいいます。これは大変重要で、歯医者さんで定期的な検診を受けることより大事といっていいです😲。なぜなら歯医者さんで受けるプロフェッショナルケアより、自分で行うセルフケアの方が占める時間や頻度がはるかに多いためです😅。このセルフケアの中で重要となる清掃力、これをうまく利用しない手はありません😊。

清掃力は大きく分けると歯ブラシの清掃力、歯磨き粉の清掃力に分けられます。それぞれをみていきましょう!

🌟歯ブラシの清掃力。🌟

まずは歯ブラシの清掃力です。歯ブラシの清掃力はプラークを「こすって落とす力」、「はじいて落とす力」ですね。これもいくつかに分けられます。

○歯ブラシの種類。

歯ブラシの種類と一口でいいましたが、結構種類があります。歯ブラシのヘッドの大きさや毛の長さ、毛の硬さ、毛先の形状、植毛の状態などです。ヘッドの大きさや毛の長さは個々人のお口の大きさで決まります。使いやすい大きさですみずみまで磨ければ問題ありません👍。毛の硬さ、毛先の形状、植毛の状態は一般に売られている歯ブラシならほぼ条件は満たしていますが、毛の硬さは普通を選んでいただければと思います😊。

○ブラッシング圧。

歯ブラシをあてる力ですね。弱すぎるとプラークが落ちませんし、強すぎるとプラークは落ちても歯や歯ぐきを痛めてしまいます。適切な力で磨くことが大事です😊。

○歯磨きのテクニック。

プラークが溜まっている場所、溜まりやすい場所を的確に磨く力ですね。結構難しいんです😞。

○歯磨きする時間、頻度。

どちらも多い方がいいですね。ただ多すぎるのも考えもの。虫歯や歯周病予防の観点からいうと1日1回はじっくり時間をかけて磨いていただければと思います。中途半端にたくさんやっても効果はうすいです💦。

○清掃補助器具。

フロス、歯間ブラシ、タフトブラシ、洗口剤などですね。是非うまく使ってください😊。

🌟歯磨き粉の清掃力。🌟

歯磨き粉自体に清掃力を高める成分が含まれています。有名なものは清掃剤(以前は研磨剤と言われていました。)です。「かきとる力」によって清掃力を発揮してくれます👍。また歯ブラシの、「こすって落とす力」、「はじいて落とす力」を補助的に助ける浸透剤や清掃助剤を含んでいるものもあります。これらはプラークを、「浮かせる力」により除去しやすくしてくれます👍。最近の歯磨き粉は低研磨や無研磨のものが増えていますが、清掃がうまくできない方や歯ブラシをあてる力が弱い方は、しっかりとした清掃剤が入ったものを使った方がよいこともあります。逆に歯ブラシをあてる力が強い方は、現在主流となっている低研磨や無研磨のものを用いた方が歯や歯ぐきを傷つけずに済みますね。歯磨き粉の清掃力は歯ブラシの清掃力を補完するものが望ましいです😊。

お口の清掃力はこれらの要素の掛け算で決まります。どれか1つがゼロだとまったく効果はありません( ノД`)シクシク…。お口の中の状態や使っている歯ブラシに歯磨き粉、歯ブラシの当て方、汚れの残り方などをみればアドバイスできることはあります😊。面倒ですがセルフケアはとっても大事です。少しずつでも良くしていきましょう。

 

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