お役立ち記事
お知らせ
採用情報
熊本県熊本市中央区の大人と子どもの診療室-ひかる歯科ちえこども歯科へのお問い合わせ電話番号
お知らせ
HOME >  正社員の衛生士さん募集を締め切りました

NEWS&BLOG 一覧

正社員の衛生士さん募集を締め切りました

いつも大変お世話になっております。

正社員の衛生士さんの募集を締め切りました。

ありがとうございました。

また、募集した際にはどうぞよろしくお願いいたします。

運動能力の低下とお口の機能の低下!

お子さんの運動能力はいかがですか❓自分が子供の頃と比べてどうでしょうか❓

 

発達期のお子さんの日常生活活動量は、持久力や瞬発力、敏捷性などの運動能力に大きく影響することがわかっていますが、近年の交通の利便化やテレビ・スマホゲームなどの非活動的な遊び時間などの増加、塾通いの増加などにより、減少しています😞。小学生の1日の歩数は1987年では20000歩を超えていましたが、2011年(ちょっとデータが古い。あまり大規模な調査がないのです😅。)では11382歩となっており、高学年のなるほど減っていく傾向がみられました。

 

ちなみに中学生は9060歩、高校生は8226歩だったそうです。現在はさらに減っているかもしれません。まあ成人はもっと少なかったりします。

 

また、毎年行われる運動能力調査の結果でも、私たちが子供の時と比べて、今のお子さんの方の運動能力が低いことがわかっています💦。身長や体重など、体格はよくなっているにもかかわらずです。

 

そのせいか学校管理下での負傷や骨折などの発生率も、ずっと増加傾向です💦。運動能力の低下は負傷回避能力の低下にもつながっていることが伺えます。ひかる歯科ちえこども歯科においても、歯や歯ぐき・お口の周りの外傷での受診は大変多いです💧。

 

そしてこの運動能力の低下はお口の中にも表れています😞。お口の中については食べ物などの変化などもあるかと思いますが、以前はあまり問題になっていなかった咬む障害(咀嚼障害。)や発音障害が増えています💦。咀嚼障害ついては食育支援なんてものがありますね。発音障害については言語聴覚士さんが小学校に来てくれたりします。どちらも私達、親の世代が子供の頃にはあまりなじみが無いものではないでしょうか❓

 

お口の周りの運動能力の低下はいろいろな問題を起こします。お口の周りの筋肉が弱いことでしっかりと咬めない・飲み込めないのはもちろん、筋肉のバランスがくずれ歯並びにもかなりの影響を及ぼすことがわかっています😞。さらに、無理をして弱くバランスのくずれたお口の筋肉や、悪くなった歯並びで咬んだり飲み込んだりを繰り返すと異常な癖がついてしまい、状況はさらに悪くなります😢。お互いがお互いを悪化させる「負の連鎖」です。

 

おそらくこの「負の連鎖」はお口の中だけの問題では無いと思います。全身でも同じようなことが起こっているでしょうし、うつや無気力など精神的なものにも関係しているかもしれません🥶。体はすべての基本ですし、それを支える大事な要素の1つが運動能力となります。その中で日常どう過ごすかはとても大事です。小さなことから見直してみませんか。

毛先が細い歯ブラシはどうでしょうか❓

今回は歯ブラシについてよくある質問からです。1番よく聞かれるのは歯ブラシの硬さですね。これについては「ふつう」を選んでいただければ大丈夫👍。「硬め」の歯ブラシは歯や歯ぐきを傷つけやすいですし、「軟らかめ」の歯ブラシは汚れを除去する力が弱くきちんと磨くのが難しくなります😞。「硬め」の歯ブラシは基本的に側腹を用いて歯肉マッサージをするのに適しており、「軟らかめ」の歯ブラシは歯ぐきの炎症や知覚過敏が強く、歯磨きの時に痛みがある場合に使用します。その場合でも症状が改善したら「ふつう」に戻しましょう。

さて、2番目に多い質問が、『歯ブラシの毛先ってどんな形がいいですか❓』ですね。特に、『毛先が細い歯ブラシはどうなのでしょう❓』という形での質問が多いです。今回はこれについて少し詳しくみていきましょうか。

歯ブラシの毛先の形態は大きく2つに分けられます。1つはラウンドタイプといわれるもの、もう1つはテーパードタイプです。先程の毛先が細い歯ブラシはテーパードタイプになりますね😊。それぞれの形態をみていきます。

○ラウンドタイプの形態。

歯ブラシの毛をそのまま切ると切断面はどうなるでしょう。角ばっている平坦な面になりますよね。そのまま歯ブラシにすると毛先が平坦なフラットタイプといわれるも歯ブラシになります。しかしこのままだと歯や歯ぐきを傷つけやすくなるため、毛先を少し丸めてあげるんです👍。これでラウンドタイプと呼ばれる歯ブラシの出来上がりです。一般的な歯ブラシはこのラウンドタイプがほとんどです。

○テーパードタイプの形態。

毛先に向かうにつれて先が細くなっていくタイプですね。最近は極細や超極細なんてものもでています。材質や技術の進歩でどんどん細くできるようになっています😊。

さてそれぞれの特徴を両者の比較でみてみましょうか。

◎ラウンドタイプの特徴。

毛先の表面積が広く、こしもあるので汚れを除去する力は強いです。細かい所はテーパードに比べるとちょっと苦手ですが、どんな状態にでもまずまず万能です。特にこだわりが無ければラウンドタイプで大丈夫です👍。

◎テーパードタイプの特徴。

毛先に向かうにつれて細くなるので、こまかい所が得意です。歯と歯の間や歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット。)にも入りやすいですね👍。ただし毛先が細い分表面積がせまく、こしも無くなるため汚れを除去する力はどうしても弱くなります💧。ブラッシング圧にも注意が必要で、少しでも圧が強いと毛先が曲がって磨けなくなってしまいます💦。歯や歯ぐきを傷つけにくいのはいいのですが、汚れをとるという点では若干技術を要する上級者向けの歯ブラシといえます。歯並びが悪い方や歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット。)が深く歯周病の進んでいる方におすすめとなりますが、上手に使わないと逆効果になるので注意が必要です😞。

いかがだったでしょうか。基本的にはラウンドタイプの方がオールマイティーです😊。テーパードタイプを使う際は上記のことを意識してストロークを多くしたり、ブラッシング圧に気をつけるなどの注意が必要です。ラウンドタイプとテーパードタイプで適切なブラッシング法が変わります。ただ最近は2つのタイプの毛先を併せ持つ歯ブラシもあったりしますよ😊。薬局なんかで見てみてください。それぞれの特徴をしっかり把握して使い分けましょうね。

食生活でお口の中は変わります!

今回は食生活とお口の中の関係についてです。みなさんは食生活とお口の中の関係と聞くと、なにを思い浮かべますか(。´・ω・)?。「甘い物を食べると虫歯になりやすい。」、「しっかり咬まないと顎が育たない。」などでてきますでしょうか。お口の中を守る方法としては歯磨きが重要視されますが、この食生活もかなり重要な要素となります。歴史をみてみると、むしろ食生活の方が大事なのでは❓と思わせられるぐらいです。有名な本の紹介とともに少しみてみましょう😊。

まずは有名な本の紹介です。その本は、『食生活と体の退化-先住民の伝統食と近代食 その体への驚くべき影響―』です。歯科医師であるウェストン・A・プライス(Weston A. Price)博士によりアメリカで出版された本で、和訳版もでています。食生活がいかにお口の中に影響するかが、本当によくわかる本となっています👍。

内容を簡単にですがご紹介します。プライス博士は1930年初めより世界中の未開の地(アフリカ、南米、オーストラリア、ポリネシア、スイス、北部カナダなど)を訪ね、伝統的な食物から加工食品に代わることで、虫歯や歯周病、悪い咬み合わせが増えたことを発見しました。

太平洋南東部のニューカレドニアやフィジー諸島に住むメラネシア人でのデータをみてみましょう。彼らはイモや魚介類がなどの自然の物が主食としていました。当時は歯並びがきれいな人が大勢を占めており、虫歯のある人の割合はなんとたったの0.42%、歯周病もほぼ認められなかったそうです😲。

ところがです。精白した小麦によって作られたパンや砂糖、缶詰などを食べ始めると、状況が一変します。歯並びは悪くなり、虫歯のある人の割合は30.1%に跳ね上がります。歯周病も一気に増加しました😞。歯並びについては写真もたくさん載っていてとてもわかりやすいですね。当時ほとんどの島には歯医者さんなんていません。それまで必要ありませんでしたからね。そのため治療ができず、虫歯の痛みが唯一の自殺の原因になっていたそうですよ😲。

こういったデータは世界中様々あるのですが、この本ほどしっかりまとめられたものは他にはありません。なによりびっくりするのがこの本の出版が1939年であること!今から80年以上前に、食生活の変化によってお口の中が変わってしまうことに気付いた歯医者さんがいて、それをまとめ、退化という言葉を本の題名に付けて警告してくれているのです👍。この本をみていると歯磨きとか遺伝的要素は思っているより影響が無いのかもしれない、虫歯や歯周病、悪い歯並びの本当の原因は何なのか考えさせられます(´ε`;)ウーン…。

近代食はお口の中だけでなく全身的な疾患にも大きく影響しているといわれています。かといっていまさら100%伝統食に戻るのも難しい💦。いろいろ考え、対策しながらやっていかないといけませんね。

歯磨きの後、うがいしないでいいんですか?

みなさんは歯磨きの後のうがいはどうされていますか?1回ですか?2回ですか?それとももっとしていますか?やり方はどうでしょう?強くぶくぶくうがいをしていますか?それとも軽くしていますか?

実は歯磨きの後のうがいはしなくても大丈夫😲。やるにしても軽く本当に最低限に留めましょう😲。最近の歯磨き粉には、歯や歯ぐきにとっていい成分がたくさん入っています。この効果を十分に発揮させるためには、できるだけ高濃度でお口の中に残しておく必要があります。そのためには歯磨き後のうがいはしない、しても最低限にした方がいいのです。何度かテレビなどでも紹介されている方法ですので、知っている方もいるかもしれません。

では、やり方のこつです😊。

 ⓵、歯磨き粉は多めに使います。

5才ぐらいまでは5mm、6才から14才ぐらいまでは1cm、

15才以上は2cmぐらいが目安とされています。結構多いですよね😲。

 ⓶、全体をしっかり磨きましょう。

フロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどを併用するとなおグッド👍。

隅々まできれいにして、歯磨き粉をいきわたらせましょう。

 ⓷、うがいはせずお口の中で余る歯磨き粉は吐き出す。もしくは少量のみず(10ml程度)で軽くうがいをする。

一番大事な所です。できるだけいい成分を逃がさないΣ(・ω・ノ)ノ!。

⓸、その後、最低2時間は飲食をしない。

夜ならすぐ寝ちゃいましょう💤。ちょっと長いですよね。

どうでしょうか。やり方は難しくありませんよね。今日からでもできるんじゃ

ないかと思います。ただ多い意見としては、気持ち悪いんじゃないかということ

😞。日本人はきれい好きなので、なかなかこのやり方が普及しないとも言われ

ています。でも大丈夫。やってみると案外なんともありません😊。私は20年

近くこのやり方です。

それでも気持ち悪い方は、少し方法を変えてみましょう。

❶、まずは今まで通り歯磨きをしましょう。うがいも通常通りで大丈夫。

❷、その後、もう一度歯磨き粉を歯ブラシにつけて、全体にいきわたる様にしましょう。つける歯磨き粉の量は前述した通りです。

❸、うがいはしません。余った分を吐き出すだけ。

❹、最低2時間は飲食をしない。

これならどうでしょう。できそうですか?

歯磨き粉には歯やはぐきにとっていい成分がたくさん入っています。それを

流してしまうなんてもったいない。方法は他にもあると思いますが、歯磨き粉を

使っているなら、そのいい所を余すことなく利用しましょう。さあ、さっそく今

日からやってみてください😊。善は急げですよ。

思春期のお口の中は 気を付けることは?

思春期、なかなか大変ですよね😞。生活環境の変化もありますが、体の変化に加えて心もどんどん変わっていきます。第2反抗期ともいわれており、生意気なことを言うようになりますが、実は悩みやすく精神的に不安定だったりして、本人もよくわからないことが多い状態なのかもしれません😅。

そんな思春期ですがお口の中も大変だったりします。小学校まではよくても、中学校にあがると急に悪くなることも珍しくありません。原因としては生活環境の変化や仕上げ磨きが無くなること、そして歯医者さんへの受診が途絶えがちになることが挙げられます。ではどんなことが起こるのか見てみましょう💦。

○虫歯が増える💧。

10才頃までの虫歯については昔に比べて顕著な減少がみられます。思春期における虫歯も減少傾向にはあるのですが、まだまだ多いのが現状です😞。この頃虫歯が増える要因は、歯ブラシだけではありません。生活習慣の変化、間食夜食が増えることや飲食する物の質(歯に悪い食べ物を覚えてしまうんですよねー。)が原因となっていることが多いです。

○酸蝕症が増える💧。

酸は歯にとって大敵です。原因としては炭酸飲料やスポーツ飲料の摂取が増えることが多いため。糖分も多いことが多く、虫歯にも注意が必要です。特にスポーツ系の部活に所属しているお子さんは注意が必要です。私もよく飲んでたなー😅。

○歯肉炎、歯周炎が増える💧。

歯ぐきにも注意が必要です。歯ぐきに問題が認められるお子さんの割合は、5才から9才で35%ぐらい、10才から14才で45%なのですが、15才から19才では70%程に上がります😞。ちなみに思春期においてはホルモンのバランスの変化によって起こる思春期性歯肉炎にも注意が必要です。びっくりするぐらい歯ぐきがぷっくり腫れていることがありますよ💦。

○歯並びの問題が目にみえてくる💧。

大人の歯への生え変わりがどんどん進みます。顎の成長も進み、歯の大きさと顎の大きさの不調和がある場合、その不調和が目にみえてはっきりしてくる時期です💦。また本人の歯並びに対する意識も変わります。小学校の頃は歯並びなんか気にしない、矯正なんかしたくないと言っていたお子さんが、急に矯正したいと思うようになったりします。思春期あるあるですねー🌸。

○顎関節症が増える💧。

顎の成長による不安定さや歯並び変化により顎関節への症状が増えます。報告にもよりますが3倍から4倍に増えるとされていますΣ(・ω・ノ)ノ!。これにはお口周りの成長に伴う変化だけでなく、日常の姿勢(頬杖、寝相、片側使いなど。)やストレスなども関わってきます。

思春期はいろいろ大変です🌸。お口の中までなかなか気がまわらないのかもしれません。でも将来歯がどうなるかを左右する大変な時期です👍。みんなでお子さんのお口の中を守っていきましょう。

でも、なんで春なんですかね❓私は暑いのが嫌いで、冬が大好きです。思冬期は駄目なのかな⛄。

お薬がこない

今回はホットな話題から!それはお薬不足です😲。ニュースにもなっているので知っている方もいるのではないでしょうか。1番足りないのは咳止めや痰切りのお薬のようですね( ノД`)シクシク…。薬局さんは無駄な仕事が増えて大忙しです😅。

歯医者さんで咳止めや痰切りをお出しすることはありませんが、他のお薬もいろいろと手に入りにくくなっています💦。歯医者さんでよくお出しする抗生剤や痛み止めも不足しており、特に細粒といわれるお子さん用のお薬は入手困難となっていますね。人気のあるものは常に売り切れ、注文してもいつ入荷するかわからない状態だそうです。ひかる歯科ちえこども歯科はお子さんが多いので、困ってしまいます😢。毎日ネットショップをチェックして、隙あらば在庫を増やそうと日々がんばっています( ノД`)シクシク…。

新型コロナ騒動以降、いろいろなものが品不足になっていますね💦。初期のころはマスクやグローブ、消毒液などでした。他にも輸入に頼っているものは、のきなみ品不足になりましたね。それらはだんだんと解消しましたが、ワクチンができると今度は歯科局所麻酔薬が入手困難になりました💉。歯科局所麻酔薬に用いられるフィルターが新型コロナワクチンにも使われており、新型コロナワクチン製造を優先したためときいています。正直、歯科局所麻酔薬が無くなるときついです。治療できないの( ノД`)シクシク…。そしてその後は痛み止めが入手困難になりましたね。特にカロナール(成分名アセトアミノフェン。)はずいぶんニュースでも出ていたので、覚えている方もいるかもしれません。そして現在は、お薬全体が入手困難となっています😢。

実はお薬の配達はすごく早かったんですよ。お薬の卸問屋に午前中に電話をすると大体その日のうちに持ってきてくれていました。最初はびっくりしたもんです😲。私としては余裕持って頼んでいるので、ゆっくりでいいのですが、薬局さんではこれが当たり前なのかな❓。

正直いろいろなものの在庫を考えながら診療はしたくないのが本音です😞。無くてもどうにかなるものならいいのですが、抗生剤や痛み止めは歯医者さんではつきものです。制限もなかなかできません。

とはいってもひかる歯科ちえこども歯科では無くなるとまずいものは在庫をかなり持つようにしています😊。もともと心配性なので在庫は多めにしていたのですが、新型コロナ以降はさらに在庫を増やしました。戦争も起こっていますし、今後どうなるかわかりませんしね。抗生剤や痛み止めについても供給が無くても、1年ぐらいは大丈夫Σ(・ω・ノ)ノ!かもしれません。今の所は安心して受診してください。(でも無くなったら処方箋で対応するしか、、、、、😢。)

食生活でお口の中は変わります!

今回は食生活とお口の中の関係についてです。みなさんは食生活とお口の中の関係と聞くと、なにを思い浮かべますか(。´・ω・)?。「甘い物を食べると虫歯になりやすい。」、「しっかり咬まないと顎が育たない。」などでてきますでしょうか。お口の中を守る方法としては歯磨きが重要視されますが、この食生活もかなり重要な要素となります。歴史をみてみると、むしろ食生活の方が大事なのでは❓と思わせられるぐらいです。有名な本の紹介とともに少しみてみましょう😊。

まずは有名な本の紹介です。その本は、『食生活と体の退化-先住民の伝統食と近代食 その体への驚くべき影響―』です。歯科医師であるウェストン・A・プライス(Weston A. Price)博士によりアメリカで出版された本で、和訳版もでています。食生活がいかにお口の中に影響するかが、本当によくわかる本となっています👍。

内容を簡単にですがご紹介します。プライス博士は1930年初めより世界中の未開の地(アフリカ、南米、オーストラリア、ポリネシア、スイス、北部カナダなど)を訪ね、伝統的な食物から加工食品に代わることで、虫歯や歯周病、悪い咬み合わせが増えたことを発見しました。

太平洋南東部のニューカレドニアやフィジー諸島に住むメラネシア人でのデータをみてみましょう。彼らはイモや魚介類がなどの自然の物が主食としていました。当時は歯並びがきれいな人が大勢を占めており、虫歯のある人の割合はなんとたったの0.42%、歯周病もほぼ認められなかったそうです😲。

ところがです。精白した小麦によって作られたパンや砂糖、缶詰などを食べ始めると、状況が一変します。歯並びは悪くなり、虫歯のある人の割合は30.1%に跳ね上がります。歯周病も一気に増加しました😞。歯並びについては写真もたくさん載っていてとてもわかりやすいですね。当時ほとんどの島には歯医者さんなんていません。それまで必要ありませんでしたからね。そのため治療ができず、虫歯の痛みが唯一の自殺の原因になっていたそうですよ😲。

こういったデータは世界中様々あるのですが、この本ほどしっかりまとめられたものは他にはありません。なによりびっくりするのがこの本の出版が1939年であること!今から80年以上前に、食生活の変化によってお口の中が変わってしまうことに気付いた歯医者さんがいて、それをまとめ、退化という言葉を本の題名に付けて警告してくれているのです👍。この本をみていると歯磨きとか遺伝的要素は思っているより影響が無いのかもしれない、虫歯や歯周病、悪い歯並びの本当の原因は何なのか考えさせられます(´ε`;)ウーン…。

近代食はお口の中だけでなく全身的な疾患にも大きく影響しているといわれています。かといっていまさら100%伝統食に戻るのも難しい💦。いろいろ考え、対策しながらやっていかないといけませんね。

入れ歯は水に入れて保管するのはどうしてでしょうか?

今回は入れ歯の扱い方についてクイズ形式で見ていきましょう🎉。どれも質問が多かったり、慣れてくるとやってしまいがちなことですので是非参考にしてくださいね😊。

❓入れ歯は水中に保存するの❓

正解は○です。外しているときは水中保存が基本ですよ。

これは結構間違っている方が多いです😞。入れ歯をはずしたあと、置いたままにしている方、入れ歯ケースに水を張らずにしまっている方は多いですね。水中に保存するとばい菌が繁殖しやすい感じがすると言われる方もいらっしゃいました🦠。わからなくもない、、、、、💧。

入れ歯の材料となっているレジン(プラスチックみたいな部分。)は乾燥させると収縮、変形、亀裂、破裂、変色などを引き起こします。だんだんと入れ歯の合い具合が悪くなったり、壊れたりする原因となります💦。そもそも入れ歯はお口の中、湿気の多い所で使うものです。従って水中保存が正しいのです👍。清潔な水や入れ歯洗浄剤溶液中に保存するようにしてくださいね😊。

❓入れ歯は熱湯消毒や天日干しで消毒した方がいい❓

正解は✕です。どちらもやめてください🙇。

これも結構する方がいらっしゃいます。注意してください🙅。気持ちはわかるんですけどね( ノД`)シクシク…。入れ歯のレジン部分が乾燥に弱いのは前述しましたが、熱にも弱いので注意してください。熱によって変形や変色、脱色、劣化などが起こります。

消毒はブラシによる機械的清掃と入れ歯洗浄剤による化学的清掃をしっかりするようにしてくださいね😊。

❓入れ歯をお口の中に入れるときは咬んで入れるといい❓

正解は✕です。ちゃんと手指で押し込んで入れてください。

これも多いですね。特に入れ歯に慣れている方に多いです。いつもしているのか歯医者さんから帰るときにしている方もいらっしゃいます😞。

入れ歯をお口の中に入れるときに咬んで入れると、思わぬ入れ歯の変形や破損に繋がります。入れ歯ならまだいいのですが、歯や歯ぐきを痛めることもありますし、舌や唇・頬を傷つけることもあります。

入れ歯の正しいお口の中への入れ方は、

  • 、舌や唇、頬を挟まないようにお口の中へ入れていく。
  • 、歯や歯ぐきの形態にそってある程度収まるところまで入れます。
  • 、指でぐっと押し込みます。

面倒かと思います。正直気持ちはわかるんです。でも入れ歯を咬んで入れようとして、入れ歯が壊れたり、歯が欠けたりして受診する方は結構多いです。注意してくださいね😊。

いかがだったでしょうか。どれも結構多いですよ💦。特に入れ歯に慣れている方に多いので注意が必要です。もう一度見直してみてくださいね。

 

こどもの歯の虫歯は 生え変わるから 治療しなくてもいいですか?

うーん、その気持ちわからんでもない(笑)。確かに生え変わりますからね。お子さんを歯医者さんに連れて行くのも面倒くさいですし、初めての歯医者さんだったりしたら上手にできるかも不安です。サメみたいにずっと生え変わるといいんですけどね🦈🦈🦈🦈🦈。サメいいなあ。

とはいっても私は歯科医です。さすがに「こどもの歯の虫歯はほっといていい。」とは言えない、、、。それで今回は、こどもの歯の虫歯をほっといてはいけない理由を紹介していきます😊。それではどうぞ!

🙅大人の歯が虫歯になりやすくなる💧

こどもの歯はいっぺんに生え変わりません。6才頃から12才頃にかけてゆっくりと生え変わっていきます。虫歯になっているこどもの歯が残っていると、虫歯菌がお口の中にうようよいる状態で大人の歯がでてきてしまうことになります。これだけでもぞっとするのに、でてきたばかりの大人の歯は未成熟で虫歯にも弱い🥶。悪くならない方が不思議です💦。

🙅大人の歯の成長を邪魔します💧

こどもの歯のすぐ下では次に生える大人の歯が作られています。こどもの歯の根っこまで虫歯が広がると、大人の歯に影響がでてしまうことがあるんです。歯の形が変になったり、色が変になったりします。歯の質も弱くなることがあるので、虫歯にも注意が必要になります😞。

🙅歯並びが悪くなる💧。

こどもの歯は大人の歯の生える位置を案内するガイド役を担っています。虫歯が進行し歯の形が崩れていると、大人の歯の生える位置がずれてしまうんです。たとえば6才臼歯(6才頃ででてくる大人の歯です。1番後ろのこどもの歯のさらに後方に生えてきます。その際、1番後ろのこどもの歯に沿うように生えてきます。)が出てくるときに、その前のこどもの歯が崩れていたり無かったりすると、本来の場所より前に詰めて生えてきてしまいます。すると、後で生えてくる大人の歯のスペースが足りなくなり、歯並びが悪くなってしまうのです😞。

いかがだったでしょうか。こどもの歯の虫歯はほっておいてもいいことがありません。なるべく早く治療してしまいましょう。虫歯は小さい方が治療も楽ですし、痛くもありません。なんでも早めが大事です😊。

でも本当は虫歯にならないことが1番です。虫歯とわかって歯医者さんに行くのではなく、その前から通っていただければと思います。虫歯にならないようにできることはたくさんありますし、歯医者さんに慣れることもできます。では、いつからか?こどもの歯が生えたらいつでも大丈夫ですよ。お待ちしております。