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毛先が細い歯ブラシはどうでしょうか❓

今回は歯ブラシについてよくある質問からです。1番よく聞かれるのは歯ブラシの硬さですね。これについては「ふつう」を選んでいただければ大丈夫👍。「硬め」の歯ブラシは歯や歯ぐきを傷つけやすいですし、「軟らかめ」の歯ブラシは汚れを除去する力が弱くきちんと磨くのが難しくなります😞。「硬め」の歯ブラシは基本的に側腹を用いて歯肉マッサージをするのに適しており、「軟らかめ」の歯ブラシは歯ぐきの炎症や知覚過敏が強く、歯磨きの時に痛みがある場合に使用します。その場合でも症状が改善したら「ふつう」に戻しましょう。

さて、2番目に多い質問が、『歯ブラシの毛先ってどんな形がいいですか❓』ですね。特に、『毛先が細い歯ブラシはどうなのでしょう❓』という形での質問が多いです。今回はこれについて少し詳しくみていきましょうか。

歯ブラシの毛先の形態は大きく2つに分けられます。1つはラウンドタイプといわれるもの、もう1つはテーパードタイプです。先程の毛先が細い歯ブラシはテーパードタイプになりますね😊。それぞれの形態をみていきます。

○ラウンドタイプの形態。

歯ブラシの毛をそのまま切ると切断面はどうなるでしょう。角ばっている平坦な面になりますよね。そのまま歯ブラシにすると毛先が平坦なフラットタイプといわれるも歯ブラシになります。しかしこのままだと歯や歯ぐきを傷つけやすくなるため、毛先を少し丸めてあげるんです👍。これでラウンドタイプと呼ばれる歯ブラシの出来上がりです。一般的な歯ブラシはこのラウンドタイプがほとんどです。

○テーパードタイプの形態。

毛先に向かうにつれて先が細くなっていくタイプですね。最近は極細や超極細なんてものもでています。材質や技術の進歩でどんどん細くできるようになっています😊。

さてそれぞれの特徴を両者の比較でみてみましょうか。

◎ラウンドタイプの特徴。

毛先の表面積が広く、こしもあるので汚れを除去する力は強いです。細かい所はテーパードに比べるとちょっと苦手ですが、どんな状態にでもまずまず万能です。特にこだわりが無ければラウンドタイプで大丈夫です👍。

◎テーパードタイプの特徴。

毛先に向かうにつれて細くなるので、こまかい所が得意です。歯と歯の間や歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット。)にも入りやすいですね👍。ただし毛先が細い分表面積がせまく、こしも無くなるため汚れを除去する力はどうしても弱くなります💧。ブラッシング圧にも注意が必要で、少しでも圧が強いと毛先が曲がって磨けなくなってしまいます💦。歯や歯ぐきを傷つけにくいのはいいのですが、汚れをとるという点では若干技術を要する上級者向けの歯ブラシといえます。歯並びが悪い方や歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット。)が深く歯周病の進んでいる方におすすめとなりますが、上手に使わないと逆効果になるので注意が必要です😞。

いかがだったでしょうか。基本的にはラウンドタイプの方がオールマイティーです😊。テーパードタイプを使う際は上記のことを意識してストロークを多くしたり、ブラッシング圧に気をつけるなどの注意が必要です。ラウンドタイプとテーパードタイプで適切なブラッシング法が変わります。ただ最近は2つのタイプの毛先を併せ持つ歯ブラシもあったりしますよ😊。薬局なんかで見てみてください。それぞれの特徴をしっかり把握して使い分けましょうね。