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2才!虫歯菌が感染しやすいです!

さて、今回は虫歯菌が感染しやすい2才頃(概ね1才半から2才半)について考えていきます。この時期は『感染の窓』とも呼ばれており、本当に虫歯菌の感染が起きやすい、時期となっています。でも、なんで感染しやすいのでしょうか。その理由をみていきましょう😊。

☆第2乳臼歯がでてくる時期なんです💧

第2乳臼歯とは1番奥のこどもの歯です。大体2才を過ぎるとでてきます。1番大きく表面積も広い歯で、歯の溝も深く、奥なので磨きにくい。虫歯菌は歯の表面にくっついて感染していきますが、この第2乳臼歯は感染する絶好のターゲットとなっています。一言で言えば、『虫歯菌がくっつきやすく、磨きにくい。』です。念入りに磨いてあげてください😊。

☆感染への抵抗力が低い時期なんです💧

1才を過ぎると卒乳をしていくことが多いかと思います。実は母乳の中には母乳抗体というものがあり、お口の中を感染から守ってくれています。卒乳が進めば進むほど、この抗体が減っていきます。さらに自分自身の感染への抵抗力(免疫力。)も未発達なため、虫歯菌の感染がしやすいのです。これが2才頃と重なります😞。

☆行動様式が変わってくるんです💧

2才半を過ぎると自我がだんだん芽生えてきます。「イヤだ、イヤだ。」で代表される反抗期(イヤイヤ期ともいいますね。)になります(# ゚Д゚)。親との距離が少しできて、唾液感染する機会が少なくなります。その後、思春期までは唾液感染の機械は無くなります😊。

 

でもなんで思春期頃になると、また唾液感染の機会が増えるんですかね。長年考えているのですか、真面目な私にはわかりません❓。もっと私の知りえない大人の世界が関係しているのでしょうか(。´・ω・)?。オトナブルー❓

 

さていかがだったでしょうか。これが2才頃(概ね1才半から2才半)に虫歯菌が感染しやすい理由です。最も注意していただきたい時期ですね😅。そしてもう1つ、虫歯の感染に関しては2才を境に大きな違いがでるものがあります。

 

それは将来の虫歯へのなりやすさです。その研究結果をみてみましょう。スウェーデン、イエテボリ大学の研究です。

2才前に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 5.0

2才後に虫歯菌に感染したこども → 4才時における虫歯の数 0.3

 

おわかりでしょうか。2才を境に16倍近い差がでています。将来虫歯にならないようにするには、虫歯菌への感染をできるだけ遅くすることが大事です。少なくとも2才以降にすることが大事となります😊。

 

この頃本人に虫歯を防ぐ術はありません。周りの方々で防いでいくしかありません。歯ブラシはもちろん、食生活や食器を共用しないなどの工夫をしましょう。フッ素も役立ちます。周りの方々のお口の中をきれいにするのも大事です。是非、みなさんでお越しください。みんなでこの大変な時期を乗り越えましょう。