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こどもの外傷を予防しよう!

さて今回はこどもの外傷の予防法についてです。

もちろんゼロにはできないのですが、外傷の起こりやすい時期を知っていただくこと、また前もって対策することで被害を最小限に防ぐことができます。外傷は不幸な事故ととらえがちですか、そうではなく、病気の1つと考えることも大切になります。

まずは外傷が起こりやすい時期と受傷原因です。

年齢としてはまず1才~3才頃。歩けるようになり動きはどんどん活発になります。さらに幼稚園・保育園にも行き始める時期です。かわいいさかりですよね。受傷原因としては転倒が多く、特に屋内、家庭内での受傷が多くなります。この時期が第1のピークです。

第2のピークは7才~9才ごろ。小学校にあがり生活の自由度、行動範囲がどんどん広がっていく時期です💧。だんだん目が届かなくなりますね💦。受傷原因としては転倒も多いですが、物や友達との衝突も多くなります。屋内よりも屋外での受傷が多くなり、特に学校での受傷が半数を占めます。

季節としては入園や入学、進級し生活環境の変化がある4月~5月、そして夏休み明けの9月~10月に多いです。また性差ですが、これは男の子が女の子より多くなります。特に7才~9才、第2のピークではその傾向が顕著です。やっぱりやんちゃなんですかね。

第2のピークを過ぎると外傷は少なくなります。

次にこどもの外傷予防のためにできることについてです。

☆生活環境への配慮

・部屋をきれいにすっきりと!電気コードや小物、洗濯物、すべりやすい紙などに注意!

・テーブルや階段の角にカバーをつける!

・段差を少なくする!

・部屋を明るくする!

☆こども目線で安全をチェック

・大人が這って、こどもと同じ目線でチェック!立っていると意外に気がつきません!

☆こどもに危険な状況やその対応を理解してもらう

・車通りの多い所や高い場所に注意すること、歯ブラシをくわえて歩かないなど、こども成長にあわせて危険な状況と対応を理解させる!

☆しっかり運動し、体幹を鍛える。普段の姿勢も大事。いざというときはまず頭

部を守る(手を出す。)ことを教える

・1度だけでなく何度も外傷を起こしてくるこどもが結構います!そういったこどもは体幹が弱く、姿勢が悪いこどもが多いです!また、いざという時に、手がでないようです!

最後に万が一受傷してしまったらです、、、😞

★まずは意識がはっきりしているかどうかです。特に頭部を受傷した時。意識に

問題があればまず救急車、もしくは救急外来です。

★意識がはっきりしていれば体全体をチェックしてください。優先度の高い部位(例えば目。)や怪我(怪我の大きさや深さ。)からの対応が基本となりますので、それに対応した診療科への受診を行います。

★お口の中をみて欠けている歯がないか、抜けてしまった歯がないかをチェックします。歯以外の唇や舌などに損傷がないかもチェックしてください。

★欠けたり抜けている歯があれば、落ち着いて欠片や歯を探す。歯牙保存液や牛乳に入れて保存します。

★速やかに歯科医院を受診しましょう。

いかがでしたでしょうか。外傷は受傷しやすい時期を知っていただくこと、事前に準備することで防げるものもあります。また、いざというときの対応を知っておくことも大事な予防です。大事なお子さんが安心安全に過ごせるよう、また受診することが無いことをお祈りいたしております。