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2020年7月

我が子の喘息が改善するまでのお話

こんにちは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科 の 甲斐田です。

 

実はうちの子は2人とも赤ちゃんの頃 喘息がありました。

福岡にいたので、近くのアレルギー専門の小児科の先生にかかり(とても良い先生で本当に名医だったと思います)、オノンなどの定期薬も処方されていましたし、奨められて吸入器も購入しました。

風邪をひくたびに、ヒューヒュー言い出すため、小児科の先生の処方で家でも吸入する毎日でした。

 

その小児科では 喘息やアレルギーについていろいろと教えていただき、まず 布団を変えました。少し高価な布団でしたが、ダニゼロックという布団です。それでかなり改善しました。ダニゼロックに変えたことで家の中の埃が随分減ったように思います。

 

布団を変更したことで だいぶ良くなったのですが、それでも風邪をひく度に、コンコンと止まらないくらいせき込んで、眠れなくなっていたので どうしたものかと思っていました。

 

そんな娘の喘息がでなくなったのは、マイオブレース矯正をしてからです。マイオブレース矯正を開始してから、娘の口呼吸が改善しました。それまで うっすら口を開けて寝ていたのが、口を閉じて寝るようになり、鼻で息をして寝るようになりました。そうするとまず 風邪を全くひかなくなりました。たまにひいても止まらない咳が起こることはなくなりました。こうしてやっと赤ちゃんの頃からの喘息の定期薬から卒業しました。

 

小5のときなど、娘の席の周りの子たちがぐるっと全員インフルエンザで休んだのに、娘だけかからなかったので、すごく免疫力があると周りに言われたものです。

 

娘としても、風邪をひく度に 咳が止まらなくなり 苦しい思いをしていたのが改善したので、何も言わなくても 装置の装着をきっちりするようになりました。装置をはめて寝たほうが自分は苦しくならない、という気持ちがあったのだろうと思います。それが小3くらいのときです。

 

今では装置をはめなくても 口をきっちりと閉じて 鼻呼吸で寝ています。

 

風邪もほとんど引くことはなくなりました。やはり口呼吸ではなくて鼻呼吸で寝られるようになったことが、健康になった秘訣かなーと思っています。

 

もちろん喘息や風邪の場合は、小児科や内科の先生に受診する必要があると思います。我が家も病気のときは、小児科の先生にお世話になることにしています。

 

このお話は うちの子が口呼吸を治し鼻呼吸になったことで、結果的に風邪にかかりにくくなったという話でした。

 

噛みしめの問題

皆さまこんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科 の 甲斐田です。

 

私たち 歯科医師が 解決したいと思っている問題が3つあり、それは 虫歯、歯周病、そして噛みしめの問題です。

 

歯を失う原因として 若いころは虫歯、年を重ねてくると(30代以上で)歯周病、それから 噛みしめの問題がおこってきます。

以前 テレビで タレントのマツコさんが、朝 起きたら口から出血していて何かと思ったら 寝ている間に自分の奥歯を噛み割っていた、という話をされていたのを見たように思うのですが、

実際、自分の奥歯を自分で噛み割ってしまうということは 時々あることです。

特に男性は咬合力が強く、自分の噛みしめる力で弱った歯の根が折れてしまう、ということがあります。

噛みしめの問題は私たちが本当に解決したい問題です。

 

寝ている間の噛みしめの問題を解決するために 噛みしめ防止装置を作って 夜寝ている間 はめてもらう、ということをしています。

従来の形が合わなかった方には、また別の形のご提案をしていますので、ご相談下さい。

 

噛みしめて寝ていると肩もこることがあり、体の状態にはよいことは何もないのですが、ある論文によると、噛みしめることで、脳内に快感ホルモンがでているそうです。そのため、ストレスがたまった日ほど、ぐーっと歯を噛みしめてしまうのではないか、ということでした。ストレスがたまって、疲れて寝ているときに、歯をグーッとかみしめて、快感ホルモンがでると、もっとぐーっとかみしめてしまう、ということが起こっているそうです。

 

そういえば、ストレスがたまった日の翌朝は、いつもより噛みしめているような気がしませんか?

私も夜寝るときは噛みしめ防止装置を使用しています。

それを使用するとしないでは、私の場合、翌日の首の状態が違うんです。

歯や体のダメージを減らすためにも、寝ている間に噛みしめ防止をつけるという対策 お薦めです。

歯周病が進むと 口臭がつよくなる のはなぜでしょうか?

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

Q. 歯周病になると口臭が強くなると ききましたが、なぜでしょうか?

 

歯周病菌は 虫歯菌よりずっと臭いのある菌です。

歯周病が進むと 口臭の原因となってしまいます。

 

それはなぜかといいますと

 

A.歯周病菌が代謝するときに 作り出す ものに 硫化水素 や メチルメルカプタン といった物質があります。

この物質が臭いのもとになってしまいます。歯周病菌は歯周ポケットの中で 増えるのですが、そうすると、 口臭もつよくなってしまいます。

 

口臭の予防のためにも歯周病予防、歯周病治療 は 効果があるんですね。

2歳です。卒乳していませんが、虫歯になりますか? お母さんからいただく質問

こんにちは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

Q. 卒乳していません。虫歯になりますか?

という質問をよくいただきます。

 

歯科的には 1歳半くらいでの卒乳がお薦めではありますが、私はお母さんの方針にお任せしています。私も卒乳は寂しかったので、卒乳したくないというお母さんのお気持ちもわかります。特に末っ子の場合に多いですね。

 

実はこういう論文があります。虫歯菌を培養したシャーレが2つあります。1つは、母乳のみを 滴下、もう一つのシャーレには母乳と離乳食を混ぜたものを滴下、どうなったと思いますか?

 

母乳のみを滴下したシャーレの虫歯菌はあまり増えなかったのに対し、母乳と離乳食を混ぜたものを滴下したシャーレの虫歯菌は 増えました。

 

つまり、母乳のみだと 虫歯の原因にならないが、 母乳を飲みながら、ほかの食品、特に砂糖が多く含まれるような食品をとると 虫歯になりやすくなる、ということがいえると思います。

 

それを踏まえて、

 

A.おっぱいを継続したい場合は、お砂糖の入ったおやつや食品はなるべく控えていただくのがよいです。お砂糖が お米やかぼちゃや果物のようにその素材自体に入っているような食品は問題ないのですが、その他の 白砂糖を沢山加えて作ったようなおやつは 卒乳するまでなるべく控えましょう。

 

というふうにいっています。

ちなみに、卒乳するまでに 虫歯になりやすい部位は 圧倒的に 上の前歯です。

ここの虫歯の予防には、①フロスも使う ②上の前歯の歯磨きを フッ素ジェルを使用して丁寧に行っていただく というのが おすすめです。

 

電動麻酔器

 

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

電動麻酔器を買いました。

電動麻酔器には、かなりの低速で一定の同じ速度で注入できるため 痛みを減らせる、という利点があります。

ただ、時間がかかるために、まだかまだかと子供にいわれるというデメリットもありますし、手で麻酔筒をもっていたほうが、実際コントロールが効きやすい、とも感じます。

 

できるだけ痛みの少ない麻酔ができる方法が増えるといいな、と思って買ったのですが、

 

通常通り手動で麻酔をしていたところ

「今のどうだったかな?」

「全然痛くない」

「今のは何にも感じなかった」

といわれることが増えました。

 

電動麻酔器 買う必要なかったかな? と一瞬思ったくらいです。

 

できるだけ痛みのない虫歯の治療、というのは、永遠のテーマですね。

 

電動麻酔器も使って できるだけ痛くない麻酔ができるように 研鑽したいと思います。

 

うがいで虫歯や歯周病は 防げますか?

 

こんばんは。

熊本市中央区国府の 親子で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

Q.うがいで 虫歯や歯周病は 防げますか?

A.うがいでは 口の中の食べかすをある程度 洗い流すことができても プラーク(細菌の塊)はべったり ひっついているため とることができません。

 

フッ素うがいは、歯の質を強くしますが、やはり、プラーク(細菌の塊)が残ったままだと 効果が 減ってしまいます。

 

うがいだけでなく、歯磨き(歯ブラシ + フロス 必要があれば 歯間ブラシも) をすることが大切です。

 

 

 

プラークって食べかすですか? 歯の豆知識 Q&A

こんばんは。

熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科の 甲斐田です。

 

Q1・プラークは食べかすのことですか?

 

A・プラークは食べかすではありません。プラークは細菌の塊です。そのえさとなるのが 食べかすです。プラークを放置していると

その細菌の塊にさらに細菌がくっついていき、ぬめりのような状態になっていきます。その細菌の中に、虫歯菌や歯周病菌も含まれていて

虫歯や歯周病を引き起こします。

 

おうちで、しっかり歯磨きをして、食べかすを除去し、プラークを作らせないことが 一番大切です。

また、定期的に歯科医院でメンテナンスをし、綺麗にクリーニングすることが 非常に大切になります。