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歯並びの良いお子さんを育てるには・・・①

最近 こどもたちの 口腔機能が低下している・・・

こういうと、昔からじゃないか と思われるかもしれないが、実際に口腔機能の低下はみられる

たとえば、何の変哲もない風船を膨らませる・・・今の30代40代の保護者世代には 簡単にできたことではないだろうか?

 

しかし、現在は違う

たとえば うちの歯科医院の患者さんに風船を膨らましてもらうと(小学生)

結構な割合で風船を膨らますことができない

風船を膨らましたこともない という子供も 一定の割合でいるのだ そうだいたい3-4割はいる。

あなたの お子さんは 風船を膨らませることができるだろうか?

 

風船を膨らます

その前に ふうーっと ロウソクの火を吹き消すこともできない

 

もっといえば、

うーの口で 息を吹き出すこともできないのだ

 

お子さんに「ふーっ」と息を吹き出させてほしい

それはもしかしたら

「う」ではなく「え」の口で ふうーっとしていないだろか?

 

「え」の口では、 息を集めて フーっと吹くことができない、 息の力は分散されてとても弱くなってしまう

その口では風船を膨らますことができないのだ

 

実は障害のあるお子さんは 「う」の口ができないことが多い

しかし最近は健常なお子さんにも「う」の口ができないお子さんが増えている

 

最近は発達障害のお子さんと グレーソーンのお子さんと 定型発達のお子さんの 境がはっきりしない といわれるが 実にこういうところでも そういう兆しがみられるのだ。

 

草笛や口笛、紙風船 などは過去の遊びになってしまったのだろうか

「う」の口にする遊び

ぜひ それを小さい頃から 取り入れて 口腔機能を 育ててほしい

 

 

 

 

 

 

 

 

ビシャの 脂肪床

 

(上の画像は、鳥取県歯科医師会さんの画像から転載しています。)

先日の 投稿で 小学生の 口蓋(上あごの天井)に 吸綴か(おっぱいの乳首が入るためのへこみ) が 残っていることがある

というお話を書きましたが、

赤ちゃんのお口の特徴として ビシャの 脂肪床 というものがあります。

ビシャの脂肪床、とは、赤ちゃんのほっぺたの内側に の粘膜下にある 脂肪のふくらみのことです。

おっぱいを吸うためには、吸てつか、舌、ビシャの脂肪床 の3つ が吸綴圧を作り出しますので

大事なふくらみなんです。

このふくらみが、 早産児や 低出生体重児では 薄いことがあり、それがおっぱいを吸うのを難しくすることもあるようです。

 

今回は では このビシャの脂肪床 が 卒乳しても残っていることがあるのか・・・ということなんですが、

これが 残っていると感じられることがあるんです。

特に噛まずに丸のみ、というお子さんには この脂肪床が 残っているような頬っぺた のことがあります。

この場合、外側から見ると 頬っぺたが しもぶくれのような感じの印象です。

赤ちゃんのほっぺがふっくらしているのは可愛いですよね。

咬筋が使われて 鍛えられることによって この脂肪床は 消失していくのか・・・

 

以前、この脂肪床 が残っているようなお子さん(その子は障害があって、やはり丸のみのことが多いんですけど)のお母さんが

うちの子の頬っぺたの内側が膨らんでいるような気がする、ということで受診、ご相談があったんですが、

この子には上にご兄弟がいたので、その子と比べて、頬っぺたが膨らんでいるのではないか、ということでお母さんは気になったんですね。

このビシャの脂肪床が 残っているような状態でした。

 

ですので、噛めてないんじゃないか、普段、丸のみしているのではないかな、と考える指標の一つではあります。

お子さんのビシャの脂肪床は 消失しているでしょうか?

2-3歳のお子さんには残っていることがあります。

ちょっと仕上げ磨きのときにでも頬っぺの内側を触ってみてくださいね。

 

 

 

 

 

口蓋の形について(上あごの天井の形について)

 

 

赤ちゃんのときには、口蓋(上あごの天井部分の名前)に吸綴か という おっぱいを吸うとき、乳首が入るための くぼみがあるのですが、

これが、離乳食が始まり、舌を口蓋につけて、成人嚥下、をするようになると、徐々に消えていきます。

上の画像のお子さんも あかちゃんのときは、吸綴か がありますが、 5歳6か月のときは、きれいなUの字型の口蓋になり、吸綴か が消えていますね。

しかし、小学生になっても まるでこの吸綴か が残っているような上あごのお子さんがいるのです。

そういうお子さんは まず 普段から 舌を 正しい位置に置いていません。

 

みなさんは舌の位置をどこに置いているか 普段 意識していないかもしれませんが

普段は、「な」を発音するときにあたる 上あごの位置(そこをスポットと呼びます) に置いているものなんです。

たまに、「な」の発音のときの 舌の位置が スポットにない子もいるのですが、大体のお子さんは、「な」のときに正しく発音していますので

チェックしてみてくださいね。

 

口蓋に 吸綴か が残っているお子さんは 舌をほとんど 上あごにつけられていませんので、 上あごの形は Uの字型になっていません。

(口蓋の形は 舌を吸いつけることによって、Uの字にきれいに成長していきます。)

吸綴か が残っているようなお子さんは上あごの形が Vの字です。ですので、歯並びというか、歯の並ぶ土台から 問題があります。

お子さんの上あごは どういう形ですか?

仕上げ磨きのときにチェックしてみてくださいね。

 

 

信頼関係

先日 歯並びの治療を 開始する患者さんのお母さんに

「うちは 先生が一番信頼できると思っているので先生のところで治療したいんです」

と言われました。

歯並びを治す技術というより 信頼関係を一番評価してくださっていると感じました。

そこまで信頼してもらえて 本当に ありがたいなーと思いました。

患者さんの信頼に応えられるように これからも努力していきたいです。

 

DNA は変えられないが その表現方法は変えられる

例えば 反対咬合、 受け口の 傾向をもつDNAの お子さんがいたとして、

それに打ち勝つには、その子の 舌、唇、の筋肉、 呼吸を変えなければいけません。

つばの飲み込み方、等 舌の使い方を変えなければ なりません。

そのためのトレーニングが 必要です。

その子にあった筋機能トレーニングと トレーナー治療

2つあってはじめて効果がでます。

お薦めの椅子

この方が開発された、pint! 姿勢をよくするために、うちの子も使ってます。

患者さんにもお薦めしています。

座椅子ように、椅子において、使うものです。

舌の位置を変えると 顔の成長方向が 変わることもあります

舌の置き場所はどこか知っていますか?

「ナ」といってみてください。

そのとき、舌が当たる、上あごの天井の前方、少し皺皺したところ、そこをスポットといいます。

スポットに舌を置いているか、それとも間違った場所に置いているか、で顔の成長方向がかわることがあります。

特に下顎の前歯の後ろあたりに舌を置き、圧力をかけていると、顔は前下方に成長しやすくなります。

以下の写真は小学生の治療前、治療4ヶ月後の写真です。

 

最初の写真では前下方への成長力がつよかったですが、4ヶ月後の写真では、前下方への成長が前方への成長へ、もしくは

前下方への成長は弱められています。

上下の前歯の位置関係の変化をみてください。

画像がみにくくてすみません。

 

まずは、スポットに舌を置くようにしましょう。

そのトレーニングの初めの1歩は、あいうべ体操を毎日30回することです。

この患者さんは、他に舌の位置の改善につながる装置も使っています。

この変化は大人になっては得られません。小学生だからこそ、得られた変化です。

当院では、口呼吸を鼻呼吸に治すためのあいうべ体操(みらいクリニック今井先生考案)に、当院の考えたコツ、も加えて、やってもらっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻呼吸と 口呼吸 でお口の中はこんなに違う

鼻呼吸をしたら、お口の中はこうなる、口呼吸だとこうなる、という動画です。

舌の場所もポイントです。

普段の姿勢や寝相や食べ方が・・・こどもの顔の成長や歯並びをつくっています

いろんな先生方のお話をきくのですが・・・

普段の姿勢が大切
寝相が大切
食べ方が大切

というのは共通しています。

結局のところ、毎日の生活習慣、や姿勢があなたを作っているのです。

これが成長が残っているお子さんならば、

どういう成長をするか・・・ということをつかさどっています。

おうちでどんな姿勢で過ごすか どんな椅子にどう座るか
食べるときの姿勢は

こういったことが大切です。

よい姿勢でいると、よい機能が身につきやすいです。

よい姿勢でいること・・・

椅子には膝を90度の角度で曲げられるように座り、足はしっかり床につけましょう。

ちゃんとおしりをつけて座りましょう。

坐骨で座りましょう。(仙骨で座っては腰が痛くなります)

何事も基本が大切です。

こどもたちの 基本は、毎日の姿勢や 生活習慣で 作られています。

その離乳食 赤ちゃんは 食べられますか?

赤ちゃんの離乳食

健康でバランスのいいものを食べさせたいですよね。

自分の子の離乳食がどんどん進むと安心しますよね。。。

 

 

でもちょっと待ってください。

 

その離乳食、お子さんは本当に食べられますか?
今、お子さんの歯はどのくらい生えてますか?

奥歯が上下ともに生えて、噛めるようになっていなければ、ベロと上あごで押しつぶせる硬さのものしか食べられないんです。

もしくは歯ぐきでつぶしています。

お子さんがつぶせる堅さかどうかは、お母さんの親指とお兄さん指でつぶせるかどうか、で判断してください。

(親指とひとさし指の組み合わせは力があるので向いていません)

 

お子さんの顎の動きは、前後運動 上下運動 左右運動の 順で 動けるようになっていきます。

今お子さんの顎の動きはどの段階までできるようになってますか?

 

左右運動ができなければ、歯ぐきでもなかなかつぶせないで困っているかもしれません。

 

このポイントがまだ獲得できていない状態で

から揚げを食べさせたりしてませんか?

 

うまく食べられないですよ・・・。

食べているなら、丸のみしている可能性方会です。

 

この丸のみ癖がつくと、お口の機能もおかしくなりますし、歯並びも悪くなります。

消化も悪いと思います。

(丸呑み癖→口を開けて、食べるようになるというわけではありません。これにはもっといろんな要素が関わっていると思います)

 

発達には順序があり、こどものペースがあります。

 

這えば立て 立てば歩めの 親心・・・

とはよくいったもので、親はいつもこどもの成長が楽しみで、

できることが増えると嬉しいんですね。

 

ですが、

早くできるようになるのがいいわけじゃないんですね。

 

お子さんが順序良く、

(例えば 寝返り、ずりバイ、はいはい、たっちというような)

発達を獲得していくのがやはりすごく大切です。

 

何か月で、というのは目安であって、離乳食も、こどものペースで進めていいんですよ。

赤ちゃんの発達を勉強すると、赤ちゃんってすごく頑張っているんだなーと思います。

 

哺乳をみると、全身のエネルギーを使ってますよね。

その一番の応援者はやっぱりお父さん、お母さんだと思います。

 

お子さんの歯の生え方や、顎の状態をみて、ゆっくりとその子のペースで離乳食をすすめていきましょう。
私たちもその応援団としてお手伝いできると嬉しいです。

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