歯並びは何で決まるか?
わたし歯並びは遺伝で決まると思っている人が多いかもしれません。
「この子の歯並びはこの子の父親とすごく似ているんです」
とお母さんがいわれることもあります。
歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。
生まれてから、舌が 上顎の天井(口蓋)に きちんと当たっているか、口を閉じて鼻で呼吸しているか
といったことが非常に大きいのです。
以前 別の先生が、この関係を 勉強に例えておられました。
勉強は生まれつきの 知能だけでなく その後、どう育てられたか?どう勉強したか? が大きいのではないでしょうか。
それと同じように
歯並びも
遺伝だけではなく、 その後、どのように育てられたか、舌をきちんと上顎につけているか、口を閉じて鼻で呼吸したか
ということが大きいんです。
当院のMRC矯正では、この、舌をきちんと上あごにつける、正しく機能させる、口を閉じて鼻で呼吸する、いつも口を閉じておく、飲み込みを上手にする
ということを学ぶための 教育システムになっています。
わたしたちは MRC矯正の公式な加盟医院になっているので オーストラリアの本部が開発したシステム(加盟医院のみに配布されています)に
当院ならではの 遊びの要素も加えて 楽しく学んでもらっています。
また、どういうことをすると 正しく機能を身に着けられるか、矯正治療にならないですむか、ということについては
発達の勉強会で学んでいます。
これは、定期健診のなかで、必要と思われる情報を提供しています。
まず、ご家庭で簡単にできることは、
あいうべ体操ではないでしょうか。
2018年1月7日 | カテゴリー:Myobrace® Member, こどもの 口腔機能を 育てるには, 歯並び |