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院長からの発信 一覧

顎関節症もいろいろです😲 あなたの顎関節症はどのタイプ?

さて、今回は顎関節症のお話です。聞いたことありますか❓。症状としては「お口を動かすと顎に音がなる。」「お口を動かすと顎が痛い。」、「お口が開きにくい、開かない。」、などですね🥶。受診理由としてはまずまずの頻度です。
 一昔前は比較的若い女性の方に多い病気といわれていました。しかし、最近では高齢の方にも多い病気となっています。
 顎関節症ですから、当然関節絡みの病気となります。しかし、症状によって原因も変わり、処置方針も変わります。今回は大雑把に顎関節症の種類をみてみたいと思います😊。
◎顎を動かす筋肉が痛んでいる。◎
 関節を動かすのは筋肉です。関節を動かすために筋肉が無理をしていると、顎を動かす筋肉に痛みがでたり、顎が動かしにくくなります。いうなれば、『筋肉痛や肉離れ、もしくは肩こりと同じように凝っている状態。』です。結構多いですよ🥶。
◎関節部に力がかかり過ぎている。◎
 基本的に関節部は、強く咬むほど負担がかかります。そういった状態が続くと関節部に傷ができて、いわゆる炎症が起こります。いうなれば、『捻挫のような状態。』です😢。症状は痛みが多いですね。
◎関節円盤がずれている。◎
 関節には骨と骨が直接擦れないように、関節円盤という“座布団”みたいな緩衝材があります。これがずれることによって起こる顎関節症です。顎関節症の原因としては1番多いものになります😲。顎を動かすと音がでたり、痛んだりしますね。しかも、症状によってさらに2パターンに分けられます。
⓵、お口が開く場合。
 ずれた“座布団”がお口を開けるとき、もとに戻る状態です。お口を開けるとき、音がなったり痛みがでたりしますが、お口は開けることができます😃。
⓶、お口が開かない場合。
 ずれた“座布団”がお口を開けてもずれたままで、“座布団”が邪魔をしてお口を開けられなくなっている状態です。食べられないことはありませんが、日常生活に若干支障がでてきます。奥歯に虫歯があっても治療は困難な状態です💦。
◎骨に異常が出ている。◎
 関節の構成する骨自体に異常がでている場合です。変形性顎関節症とも呼ばれています。基本的にレントゲンでの診断となります。高度な変形の場合、普通の歯医者さんでは対応できないです🥶。
 どうでしょう。一口に顎関節症と言ってもいくつかの種類に分けられます。関節だけではないのです。それぞれにあった治療が必要になるんですね。関節ですから、症状の経過が長い方ほど治療も長くかかる傾向があります😲。気になる方は早めに受診してくださいね。

甘酒は身体にいい❓

甘酒について聞かれることがありました🍶。甘酒が健康にいいのかどうか、お口の中が悪くならないかについてです。まったく甘酒を飲まない方にとっては、そんな質問されるの❓って思いますよね。私も何か行事で出されでもしないかぎり、まず飲むことはないですね。毎年、初詣で加藤神社に行くと入口のところで売られているのでそれを飲むぐらいでしょうか。

初詣のルーティンワークとなっています💖。でも、実は結構愛飲家はいるようですΣ(・ω・ノ)ノ!。
 というのも、甘酒は『飲む点滴』と呼ばれており体に良いイメージがあるからです😲。たびたびテレビや雑誌でも取り上げられていますね。古くは奈良時代から日本人に飲まれてきた嗜好飲料です。原料の違いによって、⓵酒粕に砂糖などの甘味料を入れて製造するものと、⓶米麹と米を原料としデンプンを糖化することで甘味を得るものと2種類あります。酒とついていますがいずれもソフトドリンク(清涼飲料水。)に分類されています。しかし、⓵の工程で作られた甘酒には微量のアルコールを含むことがあります🍺。
 甘酒のエネルギーは100mlあたり約81キロカロリーです。同量のコーラが45キロカロリー、牛乳が65キロカロリーなので、飲料としてはかなり高カロリーとなっています😲。さらに、ビタミンB類やナイアシン、葉酸なども豊富に含まれています。これが、食糧難の時代の日本において、『飲む点滴』と呼ばれた所以の1つなのでしょう。

 それでは健康にいいかをみていきましょう。甘酒には麹菌がたくさん含まれています。コレステロールや血圧が高めの方に効果的であったという報告がありますね。うん、話題になった紅麹ですね、、、、、🥶。

 甘酒のエネルギーのほとんどは糖分で占められています。その量は清涼飲料水より多いぐらいです。そのため常用するものではありません。糖尿病へ一直線ですね、、、、、🥶。基本的に甘酒そのものを飲んで、健康に効果があったという報告は無いようです。
 また、糖分が多いということは虫歯にも注意が必要です。糖分の摂取回数と虫歯には強い相関関係があります。この点からも常飲するものではありません😞。

 間食の目安が1日あたり200キロカロリーと言われていますので、他の完食を食べないのであれば、甘酒を1日200mlぐらいならいいのかなといった感じでしょうか👍。ただし、御高齢の方や食の細い方など、少ない量でエネルギーを確保したい方には適した飲み物です。この場合、たんぱく質も一緒に取りたいですから、きな粉なんかを混ぜるとより良いでしょう。いずれにしても、『飲む点滴』といわれるほどの効果は期待しない方がよさそうですね。

院長のおすすめ⑧

さあ、皆さんが待ちに待っている院長のおすすめです。⑧回目となりますね。今回はみなさんのリクエスト(嘘です。すいません🙇。)大自然からです。

自然はいいですよね。私は山奥の川や池、滝とかが1番好きです。マイナスイオンが溜まらない。たくさん飛んでるときれいですよね(すいません。見えません🙇。)。ちなみに海は苦手としています。山育ちなもので、なんとなく怖いんです。底みえないし、足つかないし、でかい生物いるし、ニンゲンとかいうUMAもいるし、、、。川魚(鮎とか。)を食べるのはプロ級にうまいですが、海魚は、、、サンマとかいまだにどうやって食べたらいいのかよくわからない、、、。刺身でお願いします。

そんな私の大自然のおすすめは、

『 神の子池  in  北海道 』

です。

実は、他にもたくさんおすすめはあります。北からいくと摩周湖(北海道)、美瑛の青池(北海道)、袋田の滝(茨城)、吹割の滝(群馬)、西沢渓谷(山梨)、祖谷渓(徳島)、鍋ヶ滝(熊本)、遊水峡(熊本)、阿蘇山火口湖(熊本)、高千穂峡(宮崎)などなど、それはもう数えきれないくらいありますよ。どれもすばらしいですよ。でも、その中で神の子池はダントツなんです👍。

とにかくすごいのは水の透明度。透明度の高い湖としては前述した摩周湖が有名ですが、この神の子池は摩周湖の伏流水(地下水)によって生まれています。きれいに決まっていますよね😊。ちなみに摩周湖は別名「神の湖」と呼ばれており、その伏流水から成り立っているので「神の子池」と名付けられたとのことです。

摩周湖との違いは、まず近くまで近寄ることができます。さすがに遊泳は禁止されていますが、池の水をさわるぐらいはできます。さらに水深が浅いため、池底まできれいにはっきりみえます。またその池底がとてもきれいなんですよ。水温が低いため池の中の倒木などが腐らないらしく、化石のように沈んでいます。透明度抜群の水面には湖畔の景色も映し込まれて、池底の景色と混ざり合い、言いようのない美しさがあります🌟。そんな中、魚もいたりするんですよね。オショロコマというサケの仲間らしいですが、この魚が一見無機質な池の中でいい味を出してくれています🐟。

周囲は静かな森が広がっており、観光客も少ないためゆっくりできますよ。是非、北海道に行くときは観光候補にいれてください。ベストシーズンは初夏です😊。

ちなみに難点ですが、はっきりいって遠いです😞。知床の一歩手前ですしね、、、。知床や網走監獄なんかもご一緒にいかがでしょうか。あとはヒグマに注意です。クマよけの鈴は忘れずに🐻、死んだふりもしっかり練習していってくださいね。それとも睨んだ方がいいのかな。一体どっちがいいんだ❓

ちょっと黒くても経過観察!

さて今回は治療するかしないか問題です。ひかる歯科ちえこども歯科を受診される方の訴えで多いものに、「歯が少し黒くなっているのでみてほしい。」、というのがあります。結構多いです😅。診てみると歯の溝が少し黒くなっているだけで、穴にはなっていないことがほとんどです。レントゲンでも穴になっている感じはありません。この場合どういった処置を行えばいいでしょうか❓。

正解は放置です。まあ、放置は言い過ぎで定期的に予防処置や観察を行い、状態が変わらなければ何もする必要はありません。学校歯科健診ではCO(Caries Observation)と呼ばれる状態です。もちろん少しずつ虫歯が進んで治療になってしまうこともあるのですが、多くの場合そのままで大丈夫なことがほとんどですね😊。

少し黒くなっていても治療しない方がいい理由もきちんとあります。1つずつみていきましょう。

🌟健康な歯を削らずに済みます。🌟

歯の治療となると白い詰め物や銀歯になります😞。こういったものを入れるためには、ある程度の幅や厚みが必要ですよね。少し黒くなっている程度で治療を行うと、健康な歯を削らないとその幅や厚みが確保できないのです💦。つまりもう少し虫歯が進んでから治療しても、削る量が変わらないのです。結果が同じであるなら、できるだけ遅く治療した方が歯を長持ちさせることに繋がります👍。

🌟トラブルが少なく歯が長持ちします。🌟

他院にて少し黒くなっていた歯を削って治療されたのが嫌で、治療途中でひかる歯科ちえこども歯科に来られる方がいらっしゃいます💧。そういった方は治療された歯と治療しなかった歯を比較しながら経過をみることができます。そうするとトラブルが多いのは治療した歯なのです😲。治療した歯は詰め物や銀歯が外れたり、詰め物や削って薄くなった歯が欠けたりしてきます。そしてだんだんと治療範囲が大きくなっていきます。治療範囲が大きくなればなるほど、歯は減っていますからトラブルがでる可能性も増えます。一方、治療していない歯は運がよければそのままですし(運❓)、虫歯になったとしても治療の開始を大幅に遅くできます。結果として歯を長持ちさせられます👍。

いかがだったでしょうか。基本的に虫歯は早く治療すればするほど虫歯のリスクは上がることがわかっています💦。詰め物や銀歯が多いほど虫歯のリスクが上がることも、研究で明らかになっています💦。虫歯の管理の基本は健康な歯質をできるだけ残すことなのです😊。

ただ、この方法を行うには条件もあります。定期的にみせていただくことが必要不可欠です。状態が変わっていないことを確認しないといけません。治療が必要になった場合、最低限の侵襲で治療を行うためにも必要です。大変かもしれませんが、それが歯を長持ちさせることに繋がります。

お口の中をみせていただくと、これは本当に治療する必要があったのか疑問に思う歯をみることはいまだに多いです😞。実は治療をしないという選択は、勇気がいります。本当に何もしないでいいのかと疑われることもあります😞。お金にもなりません。基本的に医療は処置や検査をすればするほど、儲かるからです💰。治療するかどうかは歯医者さんによってだいぶ判断が変わります。不安に思われたら一度ご相談くださいね。

サプリメントでの栄養摂取について!

今回はサプリメントでの栄養摂取についてです。私達歯医者さんは、歯や歯ぐきのこと以外でも、食事の取り方や内容などについても聞かれることが多いです😊。その中で、サプリメントの摂取についての質問は結構多かったりします。

世の中には様々なサプリメントがでていますね。かく言う私もマルチビタミン&ミネラルというサプリメントを愛飲しています。どうしても足りてない感じがするんですよね。みなさんはどうですか❓。

サプリメントの市場規模は1.5兆円を超えるといわれており、今もなお伸びています👏。しかし、サプリメント自体に明確な定義はなく、「特定の成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品。」とされているにすぎません。薬ではないため、「病気を治す。」などの効果や効能を謳うことは禁じられています。ただし、特定保健用食品として条件付きであれば、一定の効果を掲載できます。

サプリメントと食品、この2つの栄養摂取で大きく違うのは、やはり「特定の栄養素を、食品では摂取できないほど多量に含む。」点です。食品だけでは不足しがちで、なかなか摂取できない栄養素も簡単に補給できます😲。特に有効性がはっきりしている栄養素、骨粗鬆症に対するカルシウムやビタミンD、妊娠中の葉酸などは有名ですね😊。

しかし、取り過ぎることで害になるものもあります😅。こちらの話で有名なのはβカロテンです。名前は聞いたことあるのではないでしょうか。βカロテンは緑黄色野菜に多き含まれる成分で、抗酸化作用を有しているため、がんの抑制作用が期待されていました。実際に大規模な実験が行われており、喫煙者に対してβカロテンのサプリメントを服用してもらいました。結果はというと、肺がんの発症率が1.3倍に増加したため、この実験は中断されています😢。この研究の結果、世界がん研究基金のレポートで、「βカロテンは肺がんのリスクを明確に上げる。」示されています。ちなみに食品からのβカロテン摂取については、関連無しとされています。

どんなに良いものでも、量によっては毒にもなるといったところでしょうか💧。サプリメントの安全性や有効性については国立健康・栄養研究所のデータなどが充実していますので是非参考にされてください。

そして、サプリメントと食品、この2つの栄養摂取で大きく違うことがもう1つあります😅。それが咬むという動作です。咬むことの効能はたくさんわかってきています。また、咬む力が弱くなるだけでも様々な問題がでてきます。サプリメントだけで栄養をとると、この咬むという動作は確実に減りますし、咬む力も衰えます。このデメリットもかなり大きいです。歯医者さんとしては、こちらの方が深刻です( ノД`)シクシク…。

やはり栄養摂取は食物によるものが基本です😊。サプリメントにはあまり大きな期待はせず、補助的な摂取に留めるべきです。ましてはサプリメントの過剰摂取はやめましょう。1日量は守ってくださいね。サプリメントが全面的に悪いわけではありません。うまく使って健康になりましょう。

スポーツ用のマウスピースについて😊

今回はスポーツ用のマウスピースについてです。

当院でも作成していますが、このスポーツ用のマウスピースの需要は年々高まっているように感じます。

スポーツ用のマウスピースには大きく2つの役割があります😊。1つはしっかり咬み締めることで力を目一杯出せるようにすること、そしてもう1つが外傷の予防です。特にスポーツ時の外傷は近年増加傾向にあるので有効です。ラグビーなどでは試合をする際に、スポーツ用のマウスピースの着用を義務付けています。最近は練習でもつけないと参加できないようです👍。

さてこのスポーツ用のマウスピースですが、既製のものとカスタムメイドのものがあります。それぞれ特徴があるのでみてみましょう。

🌟既製のスポーツ用マウスピース。🌟

一番のいいところは安くて気軽に買うことができることです。スポーツ用品店やネットでも買うことができます🎶。結構売れているようです。ただし、細かい所の調整ができないため、適合が悪いことが多いです。すぐはずれてしまったり、発音や呼吸がしにくくなったりと競技にも影響がでます😞。実際そういった研究報告もあります。また、そういったことから、買ったけれどもあまり使用していないことも多いことがわかっています😢。

🌟カスタムメイドのスポーツ用マウスピース。🌟

歯医者さんで型をとって作るため適合もよく、細かい所まで調整がききます。個人個人に合わせて、また、競技するスポーツに合わせての調整が可能で、協議のパフォーマンスを阻害せず快適に使用ができます👍。デメリット?は歯医者さんへ行かないといけないところですね。型を採って作製するためできるまでで2回、調整を含めるともう1回は最低でも必要となります。また、費用も既製のものと比べると高くなってしまいます💦。

スポーツ用のマウスピースはきちんとあっていないと、効果がはっきできません。基本的にはカスタムメイドのものがお薦めですね😊。ただ1度作って終わりというわけではありません。使っていると劣化してきますし、壊れることもあります。その場合は買い替え、もしくは作り替えが必要です。次はその基準をみていきます。

◎唇の力だけではずれるようになったら新しくしましょう。

すぐ外れるようでは、役目が果たせません😢。

◎穴が開いてきたら新しくしましょう。

しっかり使っていると咬む所に穴があいてくるんですよ💧。

◎成長に合わせて新しくしましょう。

お子さんの場合、成長とともに顎が成長していきます。また歯並びも変わっていきます。それに合わせて作り替えていく必要があります😊。

◎変形してしまったら新しくしましょう。

自然に変形することはあまりないのですが、熱に弱い材質でできているので、熱湯で消毒する、ポケットにいれたまま乾燥機にかけるなどの行為で変形します。他にも夏に、車の中にずっと入れていて変形したこともありました。熱には注意です🙅。

しっかり使っていると大体1年に1回ほど作り替えになるイメージですね。

面倒かもしれませんが、しっかりと力を出せるように、また、お口の中を守るた

めに必要です。是非しっかりとしたカスタムメイドのスポーツ用マウスピース

を使ってくださいね。

下の子ほどよく虫歯になるんです😢

さて、今回は皆さんが陥りやすい問題についてです。それは、『下の子ほど虫歯ができやすい。』、です。まさにあるあるです。うちもそうだって思った方は手を挙げて(^O^)/は~い。

原因ははっきりしています。いわなくてもわかると思うのですが1つ1つみていきましょう。

🌟下の子ほど歯磨きが手抜き。🌟

下の子ほど歯磨きが手抜きになっていませんか❓。1人目のお子さんと同じようにできていますか❓。いわないでいいです。絶対できていませんから。そもそも歯磨きに限らずですからね😊。どこかで甘くなっていますよ。まあ、頑張り過ぎても疲れます。

🌟食事や間食が不規則になりやすい。🌟

食事や間食も1人目のお子さんより下の子の方が不規則になりやすいです💦。1人目のときはその子中心で良かったんです。でもお子さんが増えるとそうはいきません。お子さんの必要摂取カロリーは身体の大きさに比べると多くなっており、3度の食事だけでは胃が小さいため確保できません。そのため間食が大事になるのですが、これも年齢によって変わってきますし、個人差も大きいです。兄弟姉妹間でも同じというわけにはいきません😲。すべてに合わせるのは不可能です。必然的にどこかで甘いところができてきます。

ちなみに、「間食時間。」と「間食の回数。」は虫歯の発生と密な関係があることがわかっていますよ🥶。また、今回のテーマとははずれますが、もう1つ強い関係があるのが、「買い食い。」となっています。逆に、「間食が1日1回以下。」と「間食時間に規則性がある。」などは、虫歯の減少に働くことがわかっているんですよ👍。

🌟悪いことを覚えるのが早い。🌟

1人目のお子さんが砂糖の量が多い、おいしいお菓子を食べるようになったのはいつでしょうか❓。甘いジュースを飲むようになったのはいつでしょう❓。下のお子さんはそのときそれらを一緒に食べたり飲んだりしていませんか。だって、下の子だけあげないのはかわいそうです😢。仕方ない、仕方ない🙅。

まあ、こんな感じですね😊。どうしてもお子さんの数が増えるほどどこか甘いところがでてきます。これはお口の中に限らずですよね。だって、どう考えても大変です。

もちろん、2人目以降のお子さんでもなんの問題がないこともあります。頑張ってらっしゃるなと本当に思います🎉。逆に1人目で虫歯が多い場合は、2人目・3人目も虫歯が多い傾向があります。これもどうにかしたい😢。

子育ては楽しいことも多いですが、やっぱり大変です😊。いつもいつも完璧を求めても疲れてしまいます。少し手を抜きつつも、うまくやっていければと思います。大変ですができるだけ、でもぼちぼちやっていきましょう。

咬む力が強い方の特徴!

皆さんは咬む力を意識したことはありますか❓。咬む力というのは結構強いです。少なくとも自分の体重以上がかかっていることがわかっています😲。それが一生続くのですから、歯も大変なんです。

咬む力が強い方は弱い方より注意が必要です。歯は消耗品です。車でいえばタイヤにあたります🚙。使えば使うほど、負担が重ければ重いほど消耗していきます。それは歯も同じで、同じ歯ならば、咬む力が強い方の方が早く消耗してしまいます💦。これがあなどれない💧。歯を失う原因は虫歯と歯周病で多くを占めますが、咬む力で歯が割れることで失うことも珍しくありません。虫歯や歯周病が原因でも、最後は虫歯で薄くなった歯が割れることで、また、歯周病で歯を支える骨が無くなり、咬む力を支えられず痛みがでて抜くことが多いです。そう考えると最終的な歯を抜く原因として、咬む力はかなりの割合を占めます😢。

注意が必要な咬む力ですが、咬む力が強い方はお口の中やその周りに特徴があります。また、特有の症状がでることも多いですね。今回はそういった特徴や症状をみてみましょう👍。

★歯にでる特徴や症状。

・歯の摩耗、咬耗、すり減り。

歯が全体的に短くなる。

前歯の先が鋭くなる。

糸切り歯の先が丸くなる。

奥歯の溝が無くなる、平らになってくる。

奥歯に謎のくぼみができる。

・歯の破折。

小さく欠けることもあれば、歯の根っこまで完全に割れるなど様々💦。

・歯と歯ぐきの境目にくぼみができる(くさび状欠損と呼んでいます)。

・知覚過敏。

しつこい知覚過敏が多いです😢。

・詰め物や銀歯など、人工物がはずれやすい。

★歯ぐきにでる特徴。

・歯ぐきが下がる💦。

★骨にでる特徴。

・歯の周りの骨が無くなる。

歯の周りの骨が無くなり、歯に揺れがでてきます。咬む力を逃がすための身体の適応反応ともいえます。

・顎の骨が厚くなる。

咬む力を支えるために骨が厚くなります。下の顎の舌側や上顎の口蓋と呼ばれる部分が膨らんできます。特にみやすいのは下顎の舌側です。膨らんでいませんか❓。

★顔貌にでる特徴。

・顔貌が四角形。

スクエアタイプと呼ばれます。お口を動かす筋肉などが発達しているためです。逆に咬む力が弱い方は下顔面が細く、長顔の傾向があります(こちらはテーパリングタイプと呼ばれます。)。

★顎の関節にでる症状。

・顎関節症。

顎の関節(耳の少し前あたり。)にも負担がかかりやすく、いわゆる顎関節症になりやすいです。症状は顎関節の変な音、痛み、そしてお口が開きにくいなどです。

★味覚への影響。

・鉱味や酸味がします。何故❓。

★お口や中や周りの痛み、頭痛。

・お口の周りの筋肉などに痛みがでてきます。これが結構強く、痛み止めを服

用しないといけないほどです😲。

いかがでしょう。様々な特徴や症状があるんです。一度お口の中や顔貌をみてみてください。もしくはなにかあてはまる症状があったりしませんか❓。特に痛みで悩んでいる方は多いです。虫歯や歯周病がないのに歯がしみるのが続いていたり、定期的に原因不明な強い痛み出ている方は咬む力の影響が出ている可能性が高いです🥶。マウスピースなど対応法もありますので、不安があればご相談ください。

予防歯科とは❓

皆さんは予防歯科って聞いたことありますか❓。テレビの宣伝なんかでも耳にしたことある方もいるのではないでしょうか。「予防歯科をはじめましょう♪。」みたいな感じですね。では何を予防しているのでしょう。まあ、すぐに思いつくのは虫歯や歯周病ですね。歯医者さんの治療のほとんどをこの2つを原因とする病気が占めています。みなさんから見ても歯医者さんに治療に行くといった場合、原因はこの2つがほとんどでしょう。当然と言えば当然です💦。

しかし、この予防歯科、学問としてはよくわからない位置づけとなっています❓。大学の歯学部はたくさんの講座に分かれています。虫歯を専門とする講座、歯周病を専門とする講座、歯を作る(入れ歯なんかも含む。)講座、矯正を専門とする講座、お子さんの治療を専門とする講座、お口の手術などを専門とする講座(口腔外科。)などもっとあります。大学によって様々です。その中に予防を専門とする講座があったりします。それが、予防歯科学講座です。

今は変わっているのかもしれませんが、当時の予防歯科は何をしているのかがよくわかりませんでした😞。虫歯や歯周病の定期健診を請け負っているような診療科となっていましたが、講義や実習の内容とも、他の講座とほぼ被っているのです💦。当たり前と言えば当たり前です。虫歯や歯周病を専門とする講座もあるのですから。

当時はちょっとやってみようみたいな感じだったんでしょう🎉。予防歯科という概念はアメリカで発祥、ヨーロッパ(特に北欧。)にて熟成され、日本にもたらされています。それを大学で立ち上げるのが1つの流行りという感じでしょうか。

実際、あまり意味のないものとなっていました。何というか日本の行政、縦割りの悪さが出ている感じです。本来予防歯科はそういうものでは無いのです😢。

イメージとして歯医者さんの世界を1つの町とします。そこにたくさんの家が建っています🏠。その家を歯医者さんが行う様々な治療や処置としてください。予防歯科もその家の1つと思ってもらえればいいと思います。これが、大学での考え方でした( ノД`)シクシク…。でも、本来目指すべき姿は、土壌・地面が予防歯科であり、その上に様々な治療や処置となる家が建っていないといけないのです。予防というものはすべての治療や処置の土台にならないといけない👍。そうしないと、治療や処置を繰り返すだけになってしまいます、さらに言えば、予防歯科という土壌・地面をしっかりすることで建っている家を減らす、小さくすることが目標です。目指すは更地、それがお口の健康はもちろん全身的な健康へと繋がります😊。わかりにくですよね😢。

テレビなどで流れる予防歯科という言葉を聞くと、虫歯や歯周病などを予防するというイメージが強いです。お口に中の2大疾患ですから、仕方が無い所もありますが、歯並びや咬み合わせ、お口の機能、その他のお口の中の病気すべてにおいて考えなくてはなりません。最終的にお口の健康を維持し、全身的な健康への寄与、幸せな人生を送れるようにサポートするのが予防歯科なのです。少なくとも私はそういった認識です😊。

ちなみに予防歯科というフレーズは歯医者さんに通いやすくする、歯ブラシや歯磨き粉の販売にも一役買っているようです。要するに世間でいわれる予防歯科には商業的な意味もあります。世間受けもいいのでしょう。まあ、いろいろあるんですよ。

脳性マヒとお口の中!

今回は脳性マヒとお口の中の関係についてです。ひかる歯科ちえこども歯科にも脳性マヒの患者さんがいらしています。まずはどんな病気かをみてみましょうか。

脳性マヒは、受胎から生後4週間までに脳に障害を受けて生じる病気です。原因は、低体重出生児(いわゆる早産で多いです。)や出生時における脳への酸素不足、脳炎や髄膜炎、脳の形成異常など様々です。頻度は大体500人に1人、身体の動きや筋緊張(筋肉のこわばりや逆に低緊張もある。)や不随意運動(自分の意思とは関係なく体が動くこと。)に特徴がある病気です。軽度から重度でかなり状態が異なるため、それに合わせた対応が必要となります。

お口の中の状態としては筋肉のコントロールが難しいことで様々な問題がでてきます。1つずつみていきましょう。

  • 歯並びや咬み合わせの問題。●

歯並びや咬み合わせは筋肉の影響を強く受けます。脳性マヒの方は頬や唇の筋緊張が強く、舌などの動きも強いため、それらに応じた歯並びになってしまうことが多いです。

  • 歯の著しい咬耗。●

筋緊張によって、特有の顎運動や歯ぎしりなどが引き起こされることがあります。歯には著しい摩耗が認められ、歯が欠けたり、修復物が壊れたり、はずれたりすることも多くなります。

  • 頬や唇、舌の咬傷。●

全身の協調運動が苦手なため、不随意運動やくしゃみなどの突然起こる身体反応に対応しきれません。その結果、頬や唇、舌を咬んでしまい損傷してしまうことが多いです。繰り返される損傷が潰瘍化することもあります。

  • 顔面や歯の外傷。●

不随意運動や合併症の1つであるてんかん発作時の転倒により、顔面や前歯の外傷が多いです💧。

  • エナメル質形成不全などの歯の異常。●

脳性マヒが起こる時期と歯が作られる時期が重なるためにエナメル質形成不全(エナメル質・・・歯の頭の部分を覆っている体の中で1番硬い組織です。)がみられることが多くなります。また、歯がでてくるのが遅かったり、歯の出てくる位置がずれてくることも多いです。

  • 虫歯になりやすい。●

筋緊張などのため自分で歯ブラシをするのが難しいです。また、付き添いの方に歯ブラシをしてもらうにしても、頬や唇、舌に力が入っていると難しくなります。結果として虫歯になりやすくなります🦷。

  • 歯周病になりやすい。●

虫歯と一緒で歯ブラシが難しいため歯周病にも注意が必要です。また、合併症の1つであるてんかん発作のため、抗てんかん薬を飲まれていることが多く、その副作用によって歯ぐきが腫れやすくなります。

脳性マヒの方は自分でお口の管理が難しく、付き添いの方もなかなか歯磨きが難しかったりします。😞。突発的な外傷なども多くなるため、早いうちからかかりつけの歯医者さんを作っておくことが大事ですよ。

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