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歯周病予防 一覧

虫歯や歯周病は減っているの❓

さて、今回は虫歯や歯周病の動向についてです。一昔前より歯を抜かずに済むことが多くなり、残る歯の数は増えていますね。これはデータでも明らかです😲。みなさんのお口の中に対する関心の高まりや8020運動など様々な要因があると思いますが、嬉しいことですね😊。

 

歯を失う2大疾患は虫歯と歯周病です🥶。上記のことから考えるとこの2つも減っていると思われます。しかし、データでみると話はそう単純ではないようです。新たな問題もでてきています、少しみてみましょう💦。

 

虫歯については全体的には減っています👍。特に若い世代での減少は顕著です。保護者の方の取り組みやフッ素の活用の広がりなどが功を奏していると考えられます。ありがたい話ですね。一方、御高齢の方では虫歯が増えているというデータがあります💧。これは、残る歯の数が増えたのが理由とされています。喜ばしいことのはずなのですが、新たな問題となってきています(´ε`;)ウーン…。

 

歯周病はどうでしょう。有病者率でみてみると、どの年代においても横ばい、もしくは若干増加したと報告されています😲。重症度は減っているのかもしれませんが、有病者率ではあまり改善してはいないようですね💧。こちらも虫歯と同じで、残る歯の数が増えたことが関連しているようです。

 

次に医療費でみてみましょう。65才未満の方がどんな病気で医療費を使っているかのデータがあります。そのデータをみてみると最も医療費が使われているのが歯科疾患なのです😲。新生物(がんや良性腫瘍。)、循環器系の病気(高血圧や心筋梗塞など。)、内分泌系の病気(糖尿病など。)などを抑えての堂々の1位です🎉。歯医者さんでの治療費はお医者さんの治療費に比べると安いです。しかし、虫歯や歯周病の有病者率が、他の病気に比べて高すぎるのです。治療をする人が多くなるため、1人あたりの医療費は安いにもかかわらず、合計すると1番高くなっています。実は虫歯や歯周病は世界で最も多い病気として知られています。歯周病なんて世界で1番蔓延している病気としてギネス認定されていますし、虫歯も同じくらい蔓延しています。これは日本でも同様です。そのため、多少減ったぐらいでは、他の病気の追従を許してくれません😢。まだまだなのです。

 

一昔前より虫歯は減ってきています。特に若い世代で減少しているので、今後はさらなる改善が見込まれます😊。一方、歯周病はもっとがんばらないといけなさそうですね💦。虫歯や歯周病は有病者率が異常に高い病気です。相当根気強く対策していかないといけないのでしょう。虫歯や歯周病が減っているという実感がよりもてる時代がくるよう、私も微力ながら力になりたいものです。

チョコレート効果😊

みなさんチョコレートは好きですか❓。最近では高カカオポリフェノールを売りにしたチョコレートや、ストレスを軽減する効果を持った機能性表示食品のチョコレートもよくみかけます🍫。ちなみに私もmeijiのチョコレート効果、cacaо95%を愛食しています。美と健康に良いらしいですよ😊。まあ、美はどうでもいいです。一般的にcacaо95%のチョコレートは甘くありません。そのため、おいしくないという評価になるようです。しかし、普段糖質を制限しているからか、私にとってはすごく甘く感じます。カカオ成分の低い、cacaо86%、cacaо72%を食べると甘すぎて、、、、、。普通のチョコレートだと気持ちが悪いぐらい甘く感じてしまいます🥶。

 

チョコレートの原材料となるカカオ豆は、紀元前200年頃から神々の食べ物と崇められており、19世紀のヨーロッパでは薬として用いられていました😲。生のカカオ豆は原産地で発酵・乾燥されたのち輸出され、その後生産工場にて焙煎・磨砕されます。ここに、砂糖を加えて成型したものがチョコレートとなります🍫。

 

そんなチョコレートの成分をみてみましょう。大きく分けるとカカオ豆と砂糖ですね😊。砂糖はもうわかっていると思いますので置いときましょう。大切なのはカカオ豆です。カカオ豆には脂質成分であるココアバターと非脂質成分であるカカオポリフェノールや食物繊維、ビタミン、ミネラル、苦み成分であるテオブロミン、アミノ酸の一種であるγ-アミノ酢酸(GABA)などが含まれます。大事なのは非脂質成分ですが、脂質成分であるココアバターも歯医者さんで使っているんですよ😲。商品名もそのままココアバター、プラークの染色をする前に唇に塗ったり、ノリなんかが固まるまで唾液から保護するために塗ったりします。臭いもいいですよ🎉。

 

カカオポリフェノールには抗酸化作用(老化防止作用と言ってもいいですね。)や心臓血管系の病気予防などがあるといわれています。また、歯周病にも有効との報告もあるんですよ😲。美や健康にいいわけですね。

 

ミネラルの中のマグネシウムやテオブロミンには幸福感を高める作用が認められています。また、GABAには癒しやリラックス作用があるといわれていますね。これらが、ストレスを軽減するという効果に繋がっています👏。

 

なかなかのものですね👍。今後も愛食した方がよさそうです。ただチョコレートのとり過ぎは注意しましょうね。カフェインが結構多いですし、なにより鼻血がでちゃいますよ😊。適度に食べましょうね。

 

咬む力と歯周病Σ(・ω・ノ)ノ!

歯周病で咬むと痛い😢。そんな症状が出ている方はいませんか。かなり歯周病が進んでいますよ🥶。咬む力に、歯を支える力が負けている状態です。

咬む力は人によって異なるのですが、歯周病で歯を支える歯ぐきや骨が弱ると、普通に咬む力であっても痛みがでてきます💦。こういった状態を二次性『咬合性外傷』と呼んでいます。咬む力によって起こる外傷ですね。二次性ということは一次性『咬合性外傷』もあります。こちらは歯を支える歯ぐきや骨は正常にもかかわらず、咬む力が強すぎて起こる咬合性外傷となります💧。

咬む力は結構強いです。自分の体重ぐらいの力がかかっていると思っていただいてかまいません。歯が真っ二つに割れてくることもあるんですよ🥶。

 

歯周病で歯を抜かなくてはいけない状態になることは多いのです。理由は、「ぐらぐらして気になる。」、「頻繁に腫れて痛んでくる。」など様々ですが、その中に、「咬むといつも痛い。」というのがあります💦。これは強く咬まなくても痛みがでるほど、歯を支える力が無くなっている状態です。ここまでくると多くの方は抜くことを選択されます😢。まずまず多い理由ですよ🥶。

 

前述した通り、咬む力は人によって異なります。咬む力が弱すぎると別の問題がでてきますが、咬む力が強い方は、間違いなく歯周病による症状がでやすくなります。その他にも、硬い物を咬むのが好きな方、歯ぎしり・食いしばりをしている方も要注意ですね🙅。歯や歯ぐきに強い力がかかっているという点では同じです。歯周病で歯ぐきが弱ると、いろいろな症状がでやすくなりますよ🥶。

 

では、咬む力が強い方は歯周病になりやすかったり進みやすかったりするのでしょうか❓。みなさんはどう思われますか❓。なりやすそうですし、進みやすそうですよね。しかし、咬む力が歯周病を引き起こすことはないとわれています。また、歯周病の進行にも影響がないとされています。咬む力が歯周病を引き起こす、進行させる根拠はほとんどみつかっておらず、国際的に、咬む力と歯周病の発症・進行には影響がないことで一致しています😲。

 

私は歯医者さんなのですが、このことについてはいまだに本当かと思っています。私と同じで、これに疑問を持っている歯医者さんは多いんですよ😊。

 

現在のところ咬む力は歯周病の発症や進行には影響しないとされています。ただし、症状は間違いなくでやすくなるため注意が必要です。歯周病にならないようにするのはもちろん、咬む力にも気をつけましょう。気になることがありましたらご気軽にご相談ください。

ジンジパイン🍍

今回はジンジパインについてです🍍。おいしそうですね😊、、、、、。

 

ジンジパインとは歯周病菌のラスボスであるPorphyromonas gingivalis(ポリフィロモナス・ジンジバリス、以下P.g菌。)が出す毒素です。お口の中には800から1000種のばい菌が棲んでいるとされていますが、このP.g菌は歯周病菌として最も強い病原性を持っています😲。P.g菌は様々な病原因子をもっているのですが、その中でもこのジンジパインは、特に強力なものとなります。P.g菌がラスボスとして君臨できる理由といっても過言ではありません。

 

ジンジパインの正体はタンパク質分解酵素です。パイナップルやパパイヤとお肉を和えると軟らかくなるのをご存じでしょうか❓。これはフルーツに含まれるタンパク質分解酵素のおかげです。パパイヤのタンパク質分解酵素は、papain(パパイン)と呼ばれており、ジンジパインもこれと同じ種類のタンパク質分解酵素に分類されています。そのため、gingivalis(ジンジバリス)がもつpapain(パパイン)ということで、ジンジパインと名付けられました。パインの一種ではありません😢。

 

タンパク質分解酵素がそんなに悪いの❓って思うかもしれません。しかし、私達の身体は骨とタンパク質できています。歯ぐきも例外ではありません。タンパク質は歯ぐきの基盤を成すだけでなく、その防御機能や止血機構も司っています。そのため、ジンジパインにより様々な悪影響がでてきます。少しみてみましょう。

 

⓵、歯ぐきを構成するタンパク質の分解。

歯ぐきそのものを破壊していきます。歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝。)が深くなたり、歯ぐきが減っていきます。さらにタチが悪いのは、歯ぐきが壊れたところから、P.g菌がどんどん深部に侵入していくことです😢。

 

⓶、防御因子の分解。

体を守る細胞や因子もすべてタンパク質でできています。それらを分解することで、敵を減らし、自分の身を守っています。また、骨が溶けるのを防いでいるタンパク質があるのですが、これも分解、歯を支える骨が溶けやすくなります🥶。

 

⓷、止血機構を邪魔します。

血を止めるタンパク質を分解して、血を止まりにくくします。血の中にはP.g菌が大好きなたんぱく質と鉄分が豊富に含まれています。P.g菌が繁殖しやすい、また、活動しやすい環境が続いてしまいます💦。

 

⓸、P.g菌の栄養素を作ります。

⓷でもでてきましたが、タンパク質はP.g菌の大好物です。正確にはタンパク質をジンジパインで分解したペプチドやアミノ酸が大好物。P.g菌は自給自足ができるのです😞。

 

どうでしょうか。なかなか手強いのです。特に自給自足できるのが強みですね

🏠。人の身体の中にもタンパク質分解酵素は存在していますが、それらが暴走

しないよう何種類ものタンパク質分解酵素阻害因子を備えています。しかし、ジ

ンジパインにはこれらの作用が効きません。そのため、P.g菌にとってジンジパ

インは最強の武器として機能しています😢。

 

一方、ジンジパインを遺伝子的に作れなくしたP.g菌はタンパク質があって

も増殖できないことがわかっています。P.g菌はP.g菌で結構ジンジパインに依存しているようです。ジンジパイン阻害剤の研究もおこなわれていますし、そのうち歯周病の常識が変わるかもしれません。まあ、今は歯磨きや定期健診をしっかりやりましょう。

歯周病の治療で1番大事なのは❓

みなさんは歯周病の治療を受けていますか❓。受けているならばどんな治療をしていますか❓。歯周病の治療には段階があり、歯周病が進行している方ほど上の段階に入る可能性が高くなります。そして上の段階の治療ほど、身体にとって侵襲が大きい、大変な治療となっていきます😲。低侵襲なやさしい治療から順にみていきましょうか。

 

⓵、プラークコントロール。

基本は歯磨きを中心としたものになりますね。

 

⓶、歯石取り。

私達はスケーリングと呼んでいます。歯ぐきの上についている歯石を中心に除去していきます。

 

⓷、歯ぐきの奥の方の歯石取り。

私達はスケーリング・ルートプレーニングと呼んでいます。ルートは歯の根っこ、プレーニングは滑らかにすることを意味し、歯の根っこの表面についている歯石や汚染物を除去し、表面を滑沢にする処置です。歯ぐきの奥に器具を入れて行いますので、基本的に麻酔をして行います💉。

 

⓸、歯周外科手術。

歯ぐきを切って開いて内部をよくみえるようにし、徹底的にきれいにしてしまいます🥶。もちろん麻酔は必須です。エムドゲインやリグロスなどの歯周組織再生材を用いることもあります。

基本的に⓵から始まり、⓶に入ります。必要があれば⓷、そして⓸に進んでいく仕組みです。⓵と⓶は受けたことがある方は多いと思います。

 

さてこの中で1番大事なのは何でしょうか❓。歯医者さんや歯科衛生士さんに聞けばほぼ100%、⓵のプラークコントロールと答えるはずです。これには様々な理由があります👏。

 

そもそもプラークコントロールがしっかりしていれば重度の歯周病にはなりにくいです。歯周病の原因はプラークだけではないので、完全に防げないときもありますが、プラークが大きな要因であることは間違いありません🦠。軽度な歯周病ならプラークコントロールを徹底するだけで治りますし、中等度の歯周病もある程度進行を抑えることが可能です👍。

 

プラークコントロールは自分で行うセルフケアと私達歯医者さんが行うプロフェッショナルケアに分けられますが、セルフケアのプラークコントロールは誰でもできますし、患者さんへの侵襲も少ないです😊。プロフェッショナルケアのプラークコントロールも手技が比較的シンプル、実は私達歯医者さんだってすごい手術をしたいわけではありません。しないで済めばその方がいいと思っているんですよ😢。

 

また、⓵のプラークコントロールが確立していないと、⓶の歯石取りや⓷の歯ぐきの奥の方の歯石取り、そして、⓸の歯周外科手術の効果も期待ができないこともわかっています😲。治療後、その状態を維持するためにもプラークコントロールは大事となり、これが不十分だと再発につながります💧。

 

あくまでイメージですが、⓵のプラークコントロールはピラミッドの最下層、土台となる部分です。その上に⓶や⓷がのり、最上階が⓸とういうイメージですね△。歯周病の治療は、⓵の土台となるプラークコントロールがしっかり支えてくれないと成り立たないものなのです。

 

歯周病の治療も少しずつ変わってきています。以前は⓸の歯周外科手術や、それに伴う歯周組織再生療法が大変もてはやされていました。最近は、如何に患者さんの侵襲を少なく、最良の効果を出すかが重要視されてきています😊。これは虫歯治療でも同じです。何はともあれプラークコントロール、これが大事です。わからないことがありましたらご気軽にご相談くださいね。

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