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歯周病菌は駆逐できる❓

多くの方を悩ませる歯周病。歯を失う原因として、虫歯と共に常にトップ2に君臨しています😞。歯周病は感染症であることが明らかになっていますね。科学の進んだ現在では、たくさんのばい菌が歯周病に絡んでいることが細菌検査などで明らかになっています。また、歯周病に対して病原性の高いばい菌も特定されており、1番の大ボスはPorphyromonas Gingivalis(ポリフィロモナス・ジンジバリス)と呼ばれています🦠。

ここまでわかっているのなら治療することで完全に駆逐できないのか❓と思いますよね。しかし、1度お口の中に棲みつくと、なかなか追い出せないことがわかっています。歯周病治療前後のばい菌の量や種類・組成を調べた研究は数多くあり、その結果もまとめられているのですが、、、、、😞、

まとめ①

歯周病治療によって歯周病菌やその他のばい菌の量は減る。特に歯周病治療直後は大幅に減る。しかし、半年以内にまた増えてくる。たとえ歯周病治療の専門医でも、歯周病菌を完全に追い出すのは不可能である。

まとめ②

歯周病治療によってばい菌の量は減るが、ばい菌の種類・組成はほとんど変わらない。いったん完成してしまったばい菌のコミュニティは現在の歯周病治療で変えることはできず、特定のばい菌の根絶も不可能である

と、まあこんな感じです。絶望しか無いですね😢。ようは歯周病菌を駆逐することは不可能、量を減らして対応しましょうということですね💦。

歯周病菌を根絶できない理由は他にもあります。実は歯周病菌、歯ぐきの細胞内まで入り込んでいるのですΣ(・ω・ノ)ノ!。とくに、先程でてきた歯周病菌の大ボスPorphyromonas Gingivalisは歯ぐきの細胞内に大量に入り込んでいることがわかっています😲。歯ぐきの中に侵入した歯周病菌は、薬も効きませんし、器具で取り除くこともできません。そのため歯周病治療をきっちり行っても生き残りがでてしまうのです😢。

現在のところ歯周病菌を完全に駆逐することは不可能です。対策としては、ばい菌の量を減らした状態を維持し、発病しないようにすること。これには日々のプラークコントロールや歯医者さんでの定期的なクリーニングが重要となります😊。また、歯周病菌は幼少期より時間をかけて感染していくことがわかっています。感染をしない、もしくは遅らせるためには、幼少期よりお口の中のプラークコントロールに注意することも大事になりますね😊。ご家族や親しい方のお口の中もきれいにするようにしましょう。感染しちゃいますよ🙅。ちなみに、ペットから感染することもあります。

科学が進めばもっといい方法がでてくるかもしれません。今のところはみんなで頑張って耐えましょうね。