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生まれつき 大人の歯が少ない場合、 どうしたらいいですか?

さて今回は、「こんな時どうする❓。」のコーナーです。テーマは『大人の歯が無い!』です。まず、大人の歯が無いとはいったいどういう状態なのでしょうか?まずは大人の歯がどうやって出てくるかをみてみましょう。

人間は生まれてから6ヶ月ほど経つと、まずこどもの歯がでてきます。2才半から3才ぐらいまでに上下左右5本ずつ、合計20本のこどもの歯がでてきます。このこどもの歯も無い時がありますが、この場合は特に何もしなくていいことが多いですね💦。そして6才ぐらいになると、こどもの歯がぐらぐらしてきて抜けてしまいます。そこに大人の歯が新しくでてきて、生え変わりとなります。この生え変わりは、こどもの歯1本につき大人の歯1本がでてきますので、20本あったこどもの歯はすべて20本の大人の歯に生え変わります。すべて生え変わる年齢は大体12才前後ですね。なんと6年程かけて生え変わります😲。さらにこどもの歯の奥には生え変わらずでてくる大人の歯が上下左右2本ずつ(親知らず入れると3本ずつ。)あるので、大人の歯は合計28本(親知らず入れると32本。)となります。

生え変わらずにこどもの歯の奥にでてくる大人の歯が無いことはまずありません(親知らずは入れないでください。)。かなりのレアケースになります。無いことが多いのは、こどもの歯と生え変わる大人の歯です。つまり生え変わらなかったり、こどもの歯が抜けたのにでてこなかったりすることになります。今回はこういったケースをみていきます😅。

では、大人の歯がないのは珍しいことなのでしょうか❓。これは7大学の合同調査で割合がわかっており、論文にて報告されています。大人の歯が1本以上ないお子さんの割合は10.09%、大体10人に1人ですね。当院でもこれぐらいの割合となっています。結構多いですよね。珍しくはないんです😲。最近は大人の歯が無いお子さんの割合が増えているという話もあります。

次に、どの大人の歯がないことが多いのかについてです。これもわかっていて1番無いことが多いのは下顎第2小臼歯(下の5番目の歯です。)、次いで下顎側切歯(下の2番目の歯です。)、上顎第2小臼歯(上の5番目の歯です。)、上顎側切歯(上の2番目の歯です。)の順となっています。下顎第2小臼歯が無いことは本当に多いですね😞。また1本だけ大人の歯が無いこともあれば、複数の大人の歯が無いこともあります。左右対称に無かったり、片側だけ無かったりいろいろなバリエーションがあり、本当に多種多様なんです💦。

さて、大人の歯が無いことがわかるのはどんな時でしょうか。実は偶然みつかることがほとんどです😲。「大人の歯が無さそうなのでみてほしい。」なんて訴えで歯医者さんに来られることはまずありませんし、大人の歯があるか無いかをお口の中をみただけで判断できません😞。レントゲンを撮らないとわからないんです。そのため、虫歯を詳しく調べるためレントゲンを撮影した時にわかることがほとんどです💧。1ヶ所で無ければ、他も無いかもしれないと考え、他の部位も調べます。そしてどこの大人の歯がいくつ無いのかをはっきりさせていきます。その結果、今後どうしていくのかを考えていきます。

治療方針をみていきましょう。まず判断しないといけないのは、①:大人の歯が無いこどもの歯を残すか残さないか❓。そして次に考えるのは、②:こども歯が抜けてしまう、もしくは抜いた場合に、矯正で治療するのか、修復物(ブリッジや入れ歯、インプラントなど。)で治療するのか、はたまたどちらも必要になるのか❓。最後に、③:全体的に歯並びが悪い場合、全体的に治療するのか、部分的に治療するのか❓についてです。これがまたなかなか難しいんですよ😞。大人の歯が無いことがわかった時点でどうするかをすべて決めるのは実は不可能なことも多いです。  

生え変わらないこどもの歯が将来どれくらい持つのかはわかりませんし、生え変わる予定の場所もきちんと生え変わっていくかわかりません。歯並びもどうなるか完全に予想できるものではありません。治療するにしても成長期のインプラントは禁忌です。インプラント部のみ骨が成長せず取り残され、だんだんずれていってしまいます。保険も利きません😞。成長期のブリッジも、歯が成長に合わせて動いていくのを阻害するうえ、歯の神経にダメージを与えやすいため駄目🙅。かといって入れ歯も微妙ですよね💦。矯正も保険が利かないし、時間がかかる💧。本当に悩ましい。成人するまでは、歯並びが大きく乱れないようできることをしていくことが多くなります。成人してどうするかはっきりさせていくことが多いですね。しかし、上記した方針の組み合わせによって、治療方針がまったく異なるため、その方にあった方針をその都度考えていかねばなりません😊。
まあその中でも多いパターンはあります。いくつかみていきましょう。

☆前から4番目(第1小臼歯)、もしくは5番目(第2小臼歯)のおとなの歯が無い場合😅。
  結構こどもの歯ががんばってくれることが多いです。80代の方でも、まだ抜けずにがんばってくれている時もあるぐらいです。歯並びや咬み合わせに問題が無く、患者さんが気にされなければ、悪くなるまでそのまま経過をみることがほとんどとなります😊。こどもの歯がそのままがんばってくれれば問題ありませんし、成人して悪くなった場合はブリッジや義歯、インプラントなどを考えていきます。成長期にこどもの歯が悪くなってしまった場合は、歯並びや咬み合わせが乱れないよう成長期が終わるまで見守ります。

☆下の前歯で大人の歯が無い場合😅。
  下の前歯が1本だけ無い場合はこどもの歯を抜いてしまった方がよいです。こどもの歯が残っていると色や大きさがまったく大人の歯と合わないため、見た目が大変わるく目立ちます💧。こどもの歯を抜くと下の前歯は本来4本、それが3本になりますが、下の前歯をまじまじとみられることは少なく、ぱっと見気づかれません👍。最近は顎がせまいお子さんが多いため、1本無い状態できれいに並んでいる場合も結構あります。その場合は上の大人の歯がそろっていると、上の歯並びが込み合ってきますので矯正を考えます😞。
  では下の前歯が2本無い時は❓。この場合は上下の歯並びのバランスがかなり悪くなってしまいます。下の歯にブリッジや義歯、インプラントを用いて歯を作ることで改善を図るか、上の歯を抜いて矯正を行うことでバランスをとることになります。

☆上の前歯で大人の歯が無い場合😅。
  こどもの歯をそのままにしておくこともありますが、上の歯は下の歯に比べて目立つため気にされることが多いですね😞。こどもの歯を抜いても、上の歯は大きいため隙間が大きくなりがちで、やはり気になります😞😞😞。最善策は矯正にてブリッジ、もしくはインプラントがしやすいように歯並びや咬み合わせを整えておき、成人になってからしっかりと歯を作ることになります。また、下の歯を抜いて矯正を行うことでバランスをとる方法もありますが、この場合はあまりおすすめしません。

 一口に「大人の歯が無い。」と言っても、いろいろなバリエーションがあります。比較的簡単に方針が決まる場合もあれば、なかなか難しい場合もあります。これは大人の歯が無い場所、数だけでなく、その周りの歯の状態や歯並び、そして咬み合わせまで考えなくてはならないためです。もちろん見た目も大事になります。当院では大人の歯が無いことがわかった時点である程度の方針をお伝えします。またその後も経過をみながら、適時できることをご説明させていただきます。一緒にどうするか考えていきましょう。

高齢者の低栄養に気をつけて!

低栄養(。´・ω・)?。日本でそんなことがあるの❓って思いますよね。確かに若い方々にとってはあまり関係無いことかもしれません。しかし、御高齢の方々にとっては結構深刻な問題なんです。

 高齢になるとだんだん体力が落ちていくことが多いです。筋力の低下や活動意欲の減退、社会参加の不活発化など様々な原因がいわれています。疾患によるものは別として、ある程度は仕方ないのかもしれません。40代の私ですら20代と比べるとですね、、、、、😞。(´・ω・`)ショボーン。

 しかし、この高齢による衰弱、侮れないんです。前期高齢者(65才~74才)における要介護の原因で、高齢による衰弱は7位となっています(上位は脳血管障害や関節疾患、神経疾患、転倒・骨折、認知症などの疾患が占めます。)。これが後期高齢者(75才以上)になると、2位へと急上昇します😲。つまり疾患以外で要介護になる原因として大きな割合を占めるようになるんです。今後、75才以上の人口は唯一増加していく年齢層といわれていますので、結構大きな問題になっていくでしょう🥶。

 そして、この高齢による衰弱に大きく関わっているのが、慢性的な栄養不足から起こる低栄養です。では、この低栄養、どのように起こるのでしょうか❓少しみていきましょうか。

 年齢や身長、日常の活動量などから、1日の必要栄養量はある程度計算できます。例えば、1日の必要栄養量1600キロカロリーの方がいるとします。この方が1日1200キロカロリーしか摂取していないとどうなるでしょうか?1日当たり400キロカロリー足りません。これが1ヶ月続くと、大体1.7kgの体重減少となります。ダイエットならいいですけどね、、、、、😉。

 ではこういった状態が続くと体はどうするのでしょうか。必要栄養量が足りないと体はまず貯蔵してある糖を使っていきます。肝臓にグリコーゲンという形で蓄えられており、これを真っ先に消費します。しかし、このグリコーゲンの貯蔵量は300キロカロリーから400キロカロリーしかないため、1日か2日で使い果たしてしまうんです😢。すると体が次に使っていくのは脂肪です。脂肪はカロリー貯蔵としては非常に優秀な組織で、体には大体10万キロカロリーが貯蔵されています。1日400キロカロリー足りなくても、250日大丈夫な計算になります。大したものですよね👍。では、この脂肪を使い果たすとどうなるか❓問題はここからになります。

 体が次に使っていくのはタンパク質です。具体的にいうと筋肉です💪。筋肉を分解して使っていくんです。そうするとどうなるでしょう?いわなくてもわかるのではないでしょうか。よくいわれるのは、「タコが自分の足を食べて飢えをしのいでいる。」とうものですね😢。この状態が低栄養といわれる状態です🥶。

 このような状態になると、全身的にも様々な問題がでてきます。全身の筋肉が減少していきますので、体力や機能の低下が起こります。これが、要介護の原因となっていくんです。具体的には、、、、、

★全身の筋肉量の減少。★
 よろけやすくなりますし、よろけたときに支えることができず転倒するリスクが増えます。さらに、骨を支える筋肉の減少や骨自体も弱くなっていることもあり、骨折に至ることが多くなります。高齢者の骨折は、一気に生活の質を落としてしまいます。寝たきりになる可能性も高いです😞。

★食べる、飲み込む機能の低下。★
 全身の筋肉量の減少とともに、食べたり飲み込むのに必要な筋肉も減少します。食事をするのに時間がかかるようになったり、柔らかいものしか食べられなくなったり、飲み込めなくなったり、ムセがでやすくなったり、、、、、。食事の摂取量の減少に密接にかかわってくるんです。こうなると低栄養がさらに進みますし、誤嚥性肺炎などのリスクも高まります。要介護へまっしぐらです😞。

★病気にかかりやすくなる。持病の悪化。★
 低栄養になると体力の低下だけでなく、体を守る機能である免疫力も低下します。結果として感染症にかかりやすくなりますし、もともとある持病の悪化なども起こります。これも要介護になる原因として大きいです😞。
 怖いですよね🥶。低栄養は少しずつ進んでいきますし、なかなか気づきにくいものです。昔なら老化の一言で片づけられていたでしょう。でも今は、高齢者の衰弱において大きな原因となっていることがわかっています。普段から意識すれば予防できるんです😊。ではこの低栄養になる原因はなんでしょうか?いろいろとありますが、少しだけ挙げていきますね。

●お口の中の問題●
 歯が無い。痛い歯がある。歯が揺れている。入れ歯が合わない。飲み込めないなど、、、、、。

●全身の問題●
 持病があってなかなか動けない。認知症や精神的な問題など、、、、、。

●環境の問題●
 一緒に食べてくれる人がいない。食事が楽しくない。作ってくれる人がいない。自宅にこもりがちなど、、、、、。

●経済的な問題●
 お金がないなど、、、、、。

 細かい事まで挙げるときりがありません。原因は1つだけでなく、複数が絡み合っていることが多いといわれています。その方に係る方々みんなで対応していく必要があるのですが、私達歯医者さんにできることは多いと思います😊。小さなことでもかまいません。何かありましたらご気軽にご相談ください。

 それでは最後に食事や体重、低栄養のことで注意してもらいたいことを!医療従事者や介護者でも間違っていることがあるので注意してください😲。

🌟年を取ったら粗食がよい?🌟
 粗食を進める本は多いですよね。もちろん程度の問題はあるのですが、御高齢の方ほど肉や魚をしっかり食べた方がよいです🍖🐟。たんぱく質やミネラルの1日の推奨摂取量は御高齢の方(70才以上)でも減りません。男女とも一般の成人の方と同じ量となっています。おおまかにいってたんぱく質は筋肉の材料です。それが減っていけば、当然筋肉は減りやすくなり、骨を支えることができなくなることを意味します。

🌟やせるのはいいこと?🌟
 みんな気になるところですよね(´・ω・`)ショボーン。でもやせていることは健康にとっていいことではありません。世界的なデータでも少し太り気味ぐらい(よくいわれる標準体重より少し重いぐらい。)が1番長生きであることは実証されています。特に御高齢の方がやせていくのは、筋肉量の減少や身体機能の低下を意味すると思っていただいてかまいません😅。やせることはいいことだという誤解は、一般の方々だけでなく、医療従事者や介護者でも見受けられます。もちろん太りすぎもよくありませんが、やせすぎよりはいいと思ってください😊。ご近所の方で、最近ちょっとやせた御高齢の方はいませんか?注意が必要ですよ。

🌟リハビリで運動すれば大丈夫?🌟
 筋肉や体力の減少のため、リハビリを薦められことがあるかもしれません。でもちょっとまってください。まずは食事を見直してみませんか。栄養は足りていますか?特にたんぱく質はどうでしょうか?

 もともと栄養が足りていない方がリハビリを頑張ったらどうなるでしょう?消費カロリーが増えますから、さらにカロリーが足りなくなってしまうんですよ😲。低栄養がさらに進んでしまうんです。リハビリをするのであれば、摂取カロリーも増やさないと駄目なんです。せっかくリハビリをしても、食事が変わらなければ、健康の改善どころか悪化することにしかなりません💧。
 食は生物にとって体、というより命を維持するために1番大切なものです。だからこそ、そこに過不足や偏りがあれば必ず異変が起こってきます💦。今回はそのなかでも低栄養を取り上げました。人間は基本的に飢餓に悩まさられる時期が長かったためか、栄養が足りなくてもある程度はどうにかしてくれます。そのためすぐには症状となって現れません。しかし、症状がでてくるときにはすでにかなり進行した状態です。そのような状態にならないよう、お口の中を悪くしないことはもちろん、小さな異変に気付けるように今後も研鑽していければと思っております。

歯ブラシの 選びかたに ついて

今回は歯ブラシについて部分別に説明していきたいと思います。

 

本来お口の中は人それぞれですから、その方にあった歯ブラシをみつける必要があります😲。お口の大きさも違えば歯の大きさも違います。歯並びも違いますし、虫歯に注意が必要な方、歯周病に注意が必要な方もいらっしゃいます。もっといえば、手の大きさや不自由がないかで歯ブラシの持ち方が変わってきますし、年齢や食生活、生活習慣によってお口の環境も違うのです。本来であれば、歯ブラシ選びをお手伝いする「歯ブラシソムリエ」みたいな方が必要と思っています😊。

 

現在市販されている歯ブラシは多種多様、私達歯医者さんでもすべてを把握できません。その中で一般の方が自分にあった歯ブラシをみつけるのは至難の業です💦。みなさんはどうやって選んでいますか❓。宣伝やパッケージのキャッチコピーを参考にしたいたり、歯医者さんのおすすめなんかをそのまま使っている方が多いと思います。でも、ひょっとしたら自分にもっと合う歯ブラシがあるかもしれません。その歯ブラシ選びの助けになればと思います😊。

 

🌟頭部(ヘッド)。🌟

毛が付いている先の部分です。長さ、厚さ、幅とみるところがあります。

◎長さ。

歯は小さいですよね。1本1本しっかり磨くには、ヘッドの長さについては短い方が適しています。長いと小回りが効かず、細かい所が磨けません。まあ、短すぎるのも問題ですので、大まかな目安として2cmは超えないぐらいの長さがおすすめです👍。

 

◎厚さ。

厚さについては薄い方が有利です👍。奥歯などにも入れやすいですね。

 

◎幅。

幅も大きすぎるとうまくお口の中で動かせません。基本は少し小さめの方が、小回りも効ききますのでおすすめです👍。特に歯並びが悪い方は幅がより小さい方が磨きやすいですね。

ヘッドについてはお口や歯の大きさによって適したサイズが異なります。奥まで楽に入り、しっかり細かく動かせるサイズが理想でしょうか😊。いろいろ試してみてください。

 

🌟毛。🌟

歯についている汚れを取ってくれる1番大事な部分です👍。あまり気にされていないかもしれませんが結構種類があります。みていただきたいのは、植毛部の形状、毛先の形状、毛の硬さ、毛の素材などでしょうか。

 

◎植毛部の形状。

大きく分けるとフラットなタイプとギザギザしているタイプですね。ギザギザしているタイプは山切りカットとかいわれていますね🏔。どちらも良いところがあるので、好みで選んでもいいのですが、安心確実なのはフラットタイプです。フラットタイプの方が確実に当たる範囲が広いです。山切りカットはうまく形にはまる場所はいいのですが、うまくはまらないと磨くのが難しくなります😞。歯の大きさは前歯と奥歯で異なりますので、すべての場所で山切りカットがうまくはまることはありません。基本はフラットタイプで大丈夫でしょう😊。一般に市販されている歯ブラシもフラットタイプが主流です。

 

◎毛先の形状。

毛先の形状は大きく2種類、ラウンドタイプとテーパードタイプに分けられます。ラウンドタイプは切った毛先を丸めたもの、テーパードタイプは毛の先にいくほど細くなっているタイプです。どちらも良いところ、悪いところがありますね😊。

ラウンドタイプは毛先の面積が大きいため汚れの除去効果が高いですね。テーパードタイプと違って先にいくほど細くならないため、コシも強く毛先が開きにくいです。1番多く売られているタイプです😲。

一方、テーパードタイプは毛先が細いため細かいところに入り込みやすいです。特に歯と歯ぐきの間の溝、歯周ポケットの中を磨くのには適しています👍。歯周病の方にはいいかもしれません。ただし毛先の面積が狭く、先細りのためコシも弱いため、汚れの除去効果が低くなります。材料の技術も進んでいますが、今のところちょっと上級者向けの歯ブラシといえます💦。

毛先の形状についてはラウンドタイプが無難といえるでしょう。

 

◎毛の硬さ。

毛の硬さは硬め、普通、やわらかめと3種類ありますね。それぞれ特徴をみてみましょう。

○硬め。

毛が硬いため汚れを取る力は強いです。コシもあり長持ちしますね。汚れが多い方、硬い方(唾液の少ない方などは汚れが硬くなりやすいです。)には適しています。しかし、硬い分だけ柔軟性に乏しく、歯や歯ぐきを傷つけやすいです。歯ブラシをあてる力に気をつけないと、歯が削れてきたり、歯ぐきが下がったりしてしまいます💦。もろ刃の剣ですね😢。特に知覚過敏がある方や、歯ぐきが弱い方は絶対におすすめできません。

 

○普通。

現在1番売られているタイプです😊。汚れ除去効果は十分ですね。歯ぐきが弱い方はこれでも痛みを感じることがあります。

 

○やわらかめ。

毛がやわらかく、コシも無いため、汚れの除去能力がどうしても低くなります💦。その分時間をかけないといけません💦。歯ブラシの交換も早めにする必要があります💦。ただ、歯ぐきが弱って痛みを感じやすい方、磨くときに力を入れ過ぎる方には適しています。

硬めは基本おすすめしません。やわらかめは状況によっては使っていただく時もありますが、状況が改善すれば普通に戻します。まあ、基本的に普通で大丈夫ということです😊。

 

◎毛の素材。

毛の素材も何種類かあります。有名どころをみていきます。

 

○ナイロン。

摩耗に強く、歯ブラシに向いている素材といわれています。毛が広がりやすいため、1ヶ月程で交換が必要なのが唯一の欠点です。現在の歯ブラシの主流となっています😊。

 

○飽和ポリエステル樹脂(PBT)。

ナイロンより耐久性にすぐれ、毛先の劣化も遅いです。乾燥も早いので、ばい菌の繁殖も抑えることができます🦠。テーパードタイプの歯ブラシはほとんどがこのタイプです。特に欠点が無いため、今後どんどん増えていくと思われます😊。

 

○動物の毛。

たいへんやわらかくしなやかです🐎🐖。歯や歯ぐきにやさしいですが、汚れを落とす力は弱いため歯ブラシには適しません。しかも乾燥しにくく、不衛生になりがちです。動物アレルギーの心配もあり、天然素材ですがあまりおすすめはできません😞。

 

○シリコン。

歯を磨く形態になっていないものが多く、歯磨きには適していません。赤ちゃんの歯ブラシの代用品や歯ぐきのマッサージなどに用います💦。

歯ブラシの素材はナイロン、もしくは飽和ポリエステル樹脂(PBT)がよいでしょう。まあ、普通に選ぶとこの2つのどちらかです。

 

🌟把持部(ハンドル。)。🌟

歯ブラシをもつところですね。これも太い、細い、長い、短いなどの違いがあります。

 

◎太い。

つかみやすいため、手の不自由な方や握力の弱い方、御高齢の方に適しています😊。

 

◎細い。

手が小さい方やペングリップで歯ブラシを持つ場合は細いタイプが適しています👍。

 

◎長い。

手の大きな方(特に男性。)は把持部が短いと磨きにくいです。長めのタイプを選びましょう。

 

◎短い。

手が小さい方、特にお子さんに適しています。

把持部については手の大きさなどで個別に判断していく方がよさそうですね😊。持ち方は大事です。

 

🌟頸部(ネック。)。🌟

毛のついている頭部と、持つ部位になる把持部との間の部分です。大きくストレートネックとカーブネックがあります。

基本的には歯の面に垂直に毛先があたるストレートネックの方が、汚れが除去しやすいため歯磨きに適しているとされています。ただし、カーブネックは力の緩和が期待できるため、歯ブラシをあてる力が強くなりがちな方には有効です。ちなみに、ある一定以上力がかかるとカチッという音で教えてくれる歯ブラシもありますよ👍。

 

いかがだったでしょうか。今回は歯ブラシの各部位についてくわしくみてみました。歯ブラシは本当に多種多様で私達歯医者さんでもすべては把握できていません💦。もちろん磨き方や磨く時間などの方が重要になるのですが、どんな歯ブラシを使うかで効率は変わってきます。できるだけ自分に合った歯ブラシを使った方が楽になります👍。良い歯ブラシみつけてくださいね。

市販のお菓子を与えていいのは何才から❓

さて今回はよくある質問からとなります。その質問は、「お菓子は何才から与えていいでしょうか❓」です。注意していただきたいのは「おやつは何才から与えていいでしょうか❓」ではないことです。ひかる歯科ちえこども歯科にはたくさんの小さなお子さんが来院されるため、おやつをどうしたらいいかについてよく話題になります😊。そんな中よく、“市販のお菓子は与えては駄目なのか❓”、“市販のお菓子を与えるとしたら何才からが妥当か❓”を聞かれます。正直にいいますと、基本的に虫歯予防の観点からいえば、『市販のお菓子は与えない方がいい。』となります😞。全身的にもあまり良いとはいえません。もちろんすべてのお菓子でありませんが、、、、、。

 

気持ちはわかります。おやつを準備するのも大変です。いろいろと考えながらだとさらに大変です。市販のお菓子なら買ってストックもしておけますし便利ですもんね。みんな忙しいのです💦。お子さんも喜びますしね😞。私もちょこちょこ買ってあげていました🙅。

 

さて今回はそんな便利な市販のお菓子の話なのですが。まずおやつとの違いをはっきりさせておきましょうか。ここがごっちゃになっているといけません🙅。おやつとお菓子はまったくの別物なのです😲。それではおやつとはなんでしょう。何のためにあるのでしょうか❓。

 

🌟おやつとは❓🌟

 

さて、まずは質問からです。おやつは必要なものしょうか❓、それともなくてもいいものでしょうか❓。正解はというと必要なものとなります。しかも小さなお子さんほど大事なものになります。何故でしょうか。

 

そもそも、お子さんにおやつを与える本来の目的は、栄養とエネルギーの補給です。小さなお子さんほど消化機能が未熟で、1回で食べられる量が少なく、1日3回の食事だけでは必要なエネルギー量を満たすことが難しいのです💦。お子さんの必要なエネルギー摂取量は身体の大きさに比べてかなり多くなります。3才を過ぎると1日の必要エネルギー摂取量は、大人の3分の2を超えてきます。でも、3回の食事でそんなに食べることができません。そのため第4の食事としておやつが欠かせないのです😊。

 

ではこういった点を踏まえて市販のお菓子がおやつに適しているかを考えていきましょう。まずは市販のお菓子の特徴をみてみましょう💧。

 

⓵、糖分からできているものが多い。

⓶、揚げ物が多い。

⓷、味の濃いものが多い。

⓸、着色料や保存料が多く含まれる。

などでしょうか。それぞれ何が悪いかをみていきましょうか👍。

 

⓵、糖分からできているものが多い。

これについてはいうまでもなく虫歯になりやすいですよね( ノД`)シクシク…。糖分、特にブドウ糖は虫歯菌として1番悪名高いミュータンス連鎖球菌の大好物です🦠。ミュータンス連鎖球菌はブドウ糖を栄養に増殖し、歯を溶かす酸を産生します。さらにネバネバした身を守るバリアーまで作ってしまうんです😢。これが結構厄介です。市販のお菓子はこの点で大変不利です。

 

また、飴やキャラメルなどお口の中に長い時間留まるものが多いのも問題です。お口の中は食べ物を食べると酸性へと傾いていきます。お口に中から食べ物が無くなると、唾液などの作用などでまた中性へと戻っていくのですが、お口の中に長い時間食べ物が留まったり、だらだら食べ続けていたり、頻繁に食べているといつまでたっても中性に戻りません💦。お口の中が酸性に傾いている時間が長ければ長いほど虫歯になりやすくなります💧。市販のお菓子はこの点でも適しているとは言えません。

 

そもそも論なのですが、おやつの役割である栄養の補給ができていません。エネルギーの補給はともかく、栄養にはミネラルやビタミンなども含まれます。市販のおやつはこういった栄養素が絶望的に不足しています😢。さらに糖分は過剰摂取になりやすく、中毒性もあるため良いことがありません。最近はお子さんの糖尿病も増えているとのことです。虫歯だけでなく全身的にも良くないのです😞。注意が必要ですね🙅。

 

⓶、揚げ物が多い。

ポテトチップスなんかが代表でしょうか。素材が糖分ですから⓵の問題もありますね💧。そもそも糖分と油の組み合わせは最悪です。1番肥満になるパターンですね。でも、1番おいしいのです、、、、、😢。宣伝でも言っていますよね。黒烏龍茶の宣伝でしたっけ(。´・ω・)?。

 

⓷、味の濃いものが多い。

甘味が強かったり塩味が強かったり、味の濃いものが多いですよね。これは味覚を育むうえで問題となってきます🥶。

味覚は離乳食が始まる5ヶ月頃から10才頃までの食生活により育まれていきます。この時期に与えられた食べ物によって味覚の好みができます。特に離乳食スタートから3才頃までは、重要な時期と言われています😲。この頃に味の濃い物ばかり食べていると、味を感じにくくなり、自然の味を感じなくなってしまいます。

 

例えば、甘いお菓子ばかり与えていると、野菜やお米など自然な素材本来の甘さをおいしいと思えなくなってしまいます。甘い物への欲求もエスカレートしやすくなり、好き嫌いが多いお子さんになってしまいます😢。結果として将来の健康も損なうことになります。

 

この時期は食生活の基盤をつくる大切な時期となります。保護者の方がコントロールできる間に正しい食生活を身につけることが、お子さんの将来の健康に繋がります😊。

 

⓸、着色料や保存料が多く含まれる。

もちろん安全基準にのっとって使用されているのですが、避けることに越したことはありません。現在は安全とされているものでも、将来やっぱり害があったなんてものはいくらでもあります。こういったものは小さな頃から、積み重なったものが将来影響をだしてきます💦。

 

いかがでしょうか。市販のお菓子については、虫歯や味覚などお口の健康はもとより、全身的な健康、将来の健康にも影響が大きいです。食べずに済むならそれにこしたことはありません😢。

 

大変かもしれませんが、おやつは自然の甘みを感じられる季節の果物や、野菜など具沢山のサンドイッチなんかがいいですね。無糖のヨーグルトに果物をいれてもいいかもしれません。できればお子さんと一緒に準備し、手作りするのが理想です😊。栄養とエネルギーの補給というおやつの1番の目的を踏まえた上で、簡単に作れ、お子さんと触れ合うことができ、規則正しく与えられるといいですね。まあ、なかなか難しい🥶。面倒くさい(# ゚Д゚)。忙しいだよ🔥。

 

というわけでうまく市販のお菓子も利用することも考えましょう😊。市販のお菓子の中にも、栄養バランスを考えてあるものもあります。探してみると面白いですよ。また、市販のお菓子はお子さんが喜ぶものが多いですよね。たまには悪い所に目をつむって、そういった楽しみを経験するのもいいことだと思います。いつもだと駄目ですが、、、、、💦。

 

市販のお菓子を与える年齢については、できるだけ遅い方がいいというのが答えになります。もし与えるならば、虫歯予防や味覚の形成・おやつの目的の観点から、早くても3才以降が望ましいとされていますね😊。

 

こういったことについては、私個人はどちらかというとあまり厳しくはありません。世の中には楽しいはたくさんあります。厳しくし過ぎてそういった楽しいことを経験しないのは間違っていると思っています。また、保護者の方も楽をしていいと思います。便利なものがあればどんどん活用すべきです。私も活用します😊。あとは程度の問題というとこでしょうかね💖。

 

根面う蝕ってなに?

みなさん根面う蝕をご存じでしょうか❓根面虫歯といったほうがわかりやすいでしょうかね。その名の通り、歯の根っこの部分にできる虫歯のことです。歯の根っことは何ぞや?と思った方もいるかもしれません。歯は頭の部分(歯冠といいます。)と根っこの部分(歯根といいます。)に分かれています。それぞれ簡単に説明していきましょう😊。

 

🌟歯の頭の部分(歯冠。)。🌟
通常みえている部分です。エナメル質といわれる生体において1番硬い組織で覆われています。一般に虫歯というと、この部分にできたものを指していることが多いです。

 

🌟歯の根っこの部分(歯根)。🌟
通常は歯を支えている歯ぐきや骨に囲まれている部分です。ですから歯ぐきや骨が減っていない、無くなっていない状態なら見えません。しかし歯ぐきは、年齢とともに少しずつ減っていきますし、歯周病が進んでいる方や、歯ブラシをあてる力が強い方、咬む力が強い方などはさらに歯ぐきや骨の減るスピードが上がります。だんだんと歯の根っこがみえるようになってしまうんです😞。

 

この歯の根っこには前述したエナメル質がありません。硬さに関しては歯の頭の部分より劣るため(それでも骨ぐらいの硬さはあります。)、露出すると削れやすく、知覚過敏を起こしやすい部位でもあります。
さて歯の根っこのついてわかっていただけたでしょうか。基本的に年齢があがるほど、見えてくることが多くなります( ノД`)シクシク…。10代、20代まではよほど特殊な原因でもない限りみえていることはないですね。

 

根面虫歯はこの歯の根っこに起こる虫歯になります。歯ぐきや骨に歯の根っこが覆われていれば、根面虫歯にはなりません。根面虫歯ができるには歯を支える歯ぐきや骨が減ってしまい、歯の根っこが露出してくることが必要十分条件になります。そのためこの根面虫歯は、御高齢の方に多い虫歯となります😲。

 

さて、今回この根面虫歯を取り上げたのは理由があります。みなさんは虫歯の数や虫歯罹患率が、昔に比べて増えているか、それても減っているかご存じでしょうか❓ほとんどの方が減っていると答えることができたのではないでしょうか。実際全体的にはその通りです。昔は虫歯の洪水といわれた時代もあるぐらい、虫歯に溢れていました。今はそういったことはありません。特に19才以下のお子さんにおける虫歯の数および虫歯罹患率の低下は顕著ですね👍。本人や保護者の方々の意識の変化や仕上げ磨きなどの努力、歯を強化するフッ素の活用など様々や要因がありますが現在もこの減少傾向は続いています😊。

 

ところがです。実は虫歯の数や虫歯の罹患率が増えている年齢層があるんです😲。それが65才以上の方々です。この原因の多くを占めるのが根面虫歯といわれていますΣ(・ω・ノ)ノ!。
ではなぜ根面虫歯が増えているのでしょうか❓理由を見てみましょう。

 

●平均寿命の上昇と歯を失う高齢者の減少💦。
誤解しないでいただきたいのですが、いいことなんです。しかし、長く生きれば生きるほど、そして残っている歯が多いほどか虫歯になるリスクが高いのも事実_| ̄|○。御高齢の方は全身状態の悪化に伴いお口の中の環境も急激に悪くなることが少なくありません。根面虫歯もその中に含まれます😞。

 

●御高齢の方ほど歯ぐきが減っていることが多い💦。
前述した通り、歯の根っこは基本的に年齢が上がるほど、でてくることが多くなります( ノД`)シクシク…。しかも磨きにくいことが多いΣ(・ω・ノ)ノ!。ただでさえ御高齢になるにつれ歯磨きがしんどくなるのに、難易度も上がります。どうしても悪くなりやすくなってしまうんです😢。
うーん。如何ともし難いですな(-ω-;)ウーン。予防するのもなかなか難しいそうです。でもそういうわけにもいきません。

次に根面虫歯の特徴を見ていきます。その後、現在行われている予防法や対処法をみていきましょう👍。

 

【根面虫歯の特徴】
・歯の頭と歯の根っこの境目から始まることが多く、歯の根っこの方向や横方向に広がっていく。
・深い虫歯になることは少なく、広範囲に浅い虫歯になることが多い。
・進行は比較的ゆっくりしている。
・痛みがでにくく、気づきにくい。
・色は黒や暗褐色。
・全身の健康状態によっては急速に悪化する。
・根面虫歯が進行すると破折し、歯の頭の部分が取れてしまうことがある。

 

根面虫歯の特徴はこんな感じでしょうか。実は一般に虫歯といわれる、歯の頭の部位にできる虫歯とは少し違った特徴を持っています!根面虫歯についてはまだわかっていないことも多く、長期間経過を追った研究もあまり無いのが実情です😞。人間が長生きするようになってでてきた、新しい病気の1つなのかもしれませんね。

さて、それでは現在行われている予防法や対処法です。

 

 

🌟歯ぐきが減っている方に対して。🌟
まだ根面虫歯ができてはいないけれど、歯ぐきが減っている方には根面虫歯について説明を行います。虫歯は知っていても、根面虫歯については知らない方がほとんどです💦。歯の根っこが弱い部位であることの説明や磨き方の説明、定期的な観察、フッ素塗布による歯の根の強化などを行います。実は根面虫歯の予防を目的とした歯磨き粉も売っていたりしますのでお薦めですね。やっぱりならないのが1番です😊。

 

🌟初期の根面虫歯に対して。🌟
多くのみなさんは虫歯をどうするかと聞かれれば、削って詰めたりかぶせたりを想像しますよね。しかし初期の根面虫歯でそういったことは行いません。削ったりする治療をするのではなく、継続して管理するのが基本です👍。患者さんに根面虫歯の位置を説明し気を付けていただきます。定期的に受診していただき悪くなってないか確認、フッ素を塗ることで歯を強化したりします。近年65才以上の方を対象に、根面虫歯に対するフッ素塗布が健康保険に導入されました。それだけ問題が大きくなっていることの表れでもあるのでしょう😞。

 

根面虫歯に対する予防法として特徴的なものとしてはサホライドの塗布もあります。サホライドとはフッ化ジアミン銀を主成分とし、非常に強い虫歯抑制効果があります。しかしいかんせん、塗布した部位が黒くなってしまうため大人の歯には基本ご法度となっています。治療がうまくできないお子さんの、虫歯の進行止めとしてこどもの歯に使うことが多いお薬です。しかし根面虫歯はみえにくい部位であることが多く、黒くなってもあまり目立ちません。そのため根面虫歯に足して大変有用なお薬となっています。

 

🌟削っての治療が必要な場合は❓🌟
でもやっぱり削っての治療に踏み切らないといけないときもあります。根面虫歯はできる場所が治療しにくいことが多いため、私達歯医者さん側もできるだけ避けたいのが本音なのですが、どういった場合か挙げていきましょう😊。

 

○根面虫歯の進行が止めることができない場合💧。
○根面虫歯が大きく、清掃が難しい場合💧。
○患者さんの様々な事情により、定期的な受診ができなくなる場合💧。
などなど。管理よりも治療のメリットが大きいと判断した場合です。ただしこの場合も管理による虫歯リスクの低減ができていないと、良好な結果は望めません。やっぱり管理は大事です😊。

 

根面虫歯はあまり大きく取り上げられることは無いのですが、静かに増えています。近年、根面虫歯に対するフッ素塗布が保険導入されたことからもそのことがわかります😞。わかっていないことも多く、なかなか対応がむずかしい虫歯でもあります。しかし、どんな病気かしっているだけでも将来への予防につながります。どうか記憶の片隅にでも入れておいていただけれ幸いです💖。

本当に怖い受動喫煙・・・・・・

今回はタバコのお話、特に受動喫煙についてです。タバコが出す煙には喫煙者本人が吸う主流煙と、タバコの先から出てきて本人と周りの人が吸うことになる副流煙があります🚬。喫煙者本人が吸う主流煙には発がん性物質など様々な悪い物質が含まれていますね😢。依存性の高い物質もあり、有名なのはニコチンでしょうか。タバコをやめにくくさせたり、やめる時に離脱症状を引き起こしたりします💧。

タバコの問題が主流煙だけにあるのなら、ここまで問題にはなっていないと思います。喫煙者の方は最近肩身がどんどん狭くなっていますが、これは副流煙の害が強いためです💦。副流煙にも発がん性物質やニコチン、一酸化炭素、アンモニアなど様々な悪い物質が含まれています。しかも主流煙よりも副流煙の方に多く含まれている物質も少なくありません😲。

この副流煙を吸い込むことを受動喫煙と呼んでいますが、この害が結構強いのです。受動喫煙が成人の健康に及ぼす影響で確実なものとしては、肺がんや虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など。)、脳卒中(脳出血や脳梗塞など。)があります。日本では受動喫煙を原因とするこれらの病気で、1年間に15000人が無くなっているという推計があります(´・ω・`)ショボーン。

お子さんへの影響も深刻です。有名なものでは乳幼児突然死症候群(SIDS)やぜんそくなどでしょうか😞。急性の過敏症や受動喫煙が続くことで、精神的にも肉体的にも刺激に対して過敏になるという報告もあります。

お口の中にも受動喫煙の影響がでます。成人では歯周病や歯の喪失リスクを30%高めることがわかっています💦。お子さんの虫歯にも関連があることが確実となっており、受動喫煙のあるお子さんは2倍近く虫歯のリスクが増えることがわかっています💦。原因は現在も研究が進んでいますが、ニコチンが虫歯菌に作用し、歯にくっつきやすくなったり、歯を溶かす酸をたくさん作ったり、さらに作った酸が薄まらないようにバリアを作ったりするようです。受動喫煙でですよ💧。びっくりしませんか。

タバコはまさに100害あって1利なしです🚬。吸っている本人はまだ仕方がないでしょうが、周りの方々にとっては完全に損しかありません。さらに最近では、喫煙者の服や髪の毛に付いている有害物質や吐く息に含まれる有害物質を吸ってしまう、3次喫煙にも注意が必要とまでいわれています。大切な周りの方々への健康のためにもタバコを吸わない、やめることを考えていきましょうね。

摂食障害とお口の中!

お口は食べ物の入口です。食べ方に問題があったり、食べる物が偏っていると、お口の中にはそれに応じた問題がでてきます😞。今回は摂食障害といわれる状態の場合に、お口の中にでてくる問題についてみてみましょう。

代表的な摂食障害は神経性食欲不振症(拒食症。)や神経性過食症(過食症。)が挙げられます。拒食症は思春期や若い女性に多く、間違ったボディーイメージや過度の食事制限の結果引き起こされる過大な体重減少が特徴です💧。食事を制限するタイプとこれに過食と排出行動(嘔吐など。)を伴うタイプに分類されます💦。過食症は過食と排出行動が特徴ですが、拒食症と違ってやせには至りません💧。

こういった摂食障害の方のお口の中に、最も多くみられる疾患は酸蝕症です😲。酸蝕症とは酸性のものをお口の中に含むことが多い方に起こる疾患で、以前は酸を扱う工場などに務める方の職業病として認知されていました。ガス化した酸が歯に作用するんですね🥶。しかし最近では、炭酸飲料水の頻回摂取や健康増進のため酢やワインなどを頻繁に摂取することで、一般の方にもよくみられる疾患となってきています😞。歯の表面が酸により溶けていくため、症状としては歯が透き通ったり、歯が丸みを帯びたり、しみたりしてきます。

摂食障害の方で頻繁に嘔吐をするタイプの方は、お口の中に胃酸を含む嘔吐物がしょっちゅう通る状態となってしまいます。胃酸は結構強い酸となります。そのため酸蝕症になりやすくなってしまうのです😞。ただ通常とは逆方向から酸がやってくるため、一般にみられる酸蝕症とは区別がつくことが多いです。やはりというか歯のベロ側、口蓋側から溶けていくことが多いですね💧。

摂食障害とは少し違うのですが、ダイエットのためにフルーツばかり、特に柑橘系のフルーツをたくさん摂取されている方もいらっしゃいます。こういった方も酸蝕症になっていることがあります😅。

その他にも摂食障害による嘔吐や食事制限によって唾液の分泌が少なくなり、虫歯や歯周病のリスク増大や唇の乾燥、舌の痛みなどが起こることが報告されています。嘔吐の頻度が高い方は顎関節に負担がかかりやすく、顎関節症になることも報告されていますね💦。

最初に述べたようにお口は食べ物の入口です。食べ方に問題があったり、食べる物が偏っていると、お口の中にはそれに応じた問題がでてきます。ましてや出口にしてしまえば、より問題がでてくるのは当たり前です。なんでも通常通り、バランスが1番ですね。

進化するメンテナンス、パウダーメンテナンスΣ(・ω・ノ)ノ!

みなさんは歯医者さんでメンテナンス(定期健診。)を受けていますか❓。ひかる歯科ちえこども歯科にもたくさんの方が来られていますよ。歯医者さんの役割は近年どんどん変わっています。一昔前(私の親の時代。)は虫歯の洪水とよばれる時代がありました😢。この頃の歯医者さんの役割は、『痛みからの解放。』、『機能の回復。』が中心でした。もちろんそれらは、現在においても歯医者さんの重要な役割です。しかし近年では、『審美性の回復。』も大事な要素となっています。そしてなによりも、『悪くならないようにする事。』に最も重点を置いています。虫歯や歯周病はもちろん、歯並びやお口のまわりの機能も含めてです👍。そのために大事なのがメンテナンスとなっています。ひかる歯科ちえこども歯科では、このメンテナンス希望の来院が8割を占めていますΣ(・ω・ノ)ノ!。

メンテナンスの際にはただ悪くなっていないか確認するだけでなく、クリーニングも行いますね✨。歯がつるつるになった、すっきりしたと、とても好評です。そして、このメンテナンスもどんどん進化しています。昔は歯石を取った後、回転器具にブラシなどを付け、磨き粉で磨いていくだけでした。もちろん、それは今でもあります。昔に比べて格段にブラシも良くなっていますし、磨き粉もいろいろな効果を持ったものがでています。他にも、特殊な消毒水で洗浄していくシステムもあったりしますね。私が歯医者さんになって20年以上経過していますが、少し流行ったけれど消えていった器具やシステムも結構あるんですよ😞。そんな中、最近主役になってきているのが、パウダーを使ったメンテナンスです😊。ひかる歯科ちえこども歯科でもこれを使ったメンテナンスが中心となっています。

私達歯医者さんの中では、パウダーメンテナンスとかエアフローメンテナンス、エアーアブレ―ジョン言われています。簡単に言うと空気と水とパウダーを噴射して歯に付いている汚れを取っていくシステムです😲。技術自体は新しいものではなく、古くは1945年に虫歯を取るのに使われていたこともあるぐらいです。ちなみにこの時のパウダーは酸化アルミニウム、金属です。パウダーとはいえ痛そうですよね( ノД`)シクシク…。

汚れや着色、ヤニ取りなどに対し積極的に使われるようになったのは1980年代に入ってからとなります。だんだんと広がり、私が業者さんからレクチャーを受けたのは18年ぐらい前、歯医者さんになって少したってからですね。ただ、その時の印象はあまり良くなかったですね💧。なんというか、気持ち悪かった💧。してもらって気持ちいいという感じは無かったです💧。

しかし、現在ではパウダーを噴射する機械、そしてパウダーともずいぶんよくなっています。以前みたいな不快感は無くなりました👍。メンテナンスで重要なのは、医学的にはきちんときれいにしてあげることです。しかし、もっと大事なことがあり、それが気持ちいい、すっきりした気持ちになることです。メンテナンスで痛みがあったり、不快なことはご法度です🙅。マッサージなんかに来ている感覚で受けていただくのが理想になります。でもここが、なかなか難しいところなんです。医学的にはきちんとやるべきことはしないといけないですからね😞。さらに、早く終わって、来る回数も少ない、簡単であればなお良いですね。昔宣伝であった、『すごい、かんたん、気持ちいい。』が理想です😊。日立でしたかね。さすがです🎉。

パウダーメンテナンスは以前のメンテナンスの方法に比べて、こういった点でずいぶん良くなりました。ちょっとその特徴をみてみましょうか👍。

🌟とっても快適ですよ。🌟

従来のブラシや磨き粉を使ったメンテナンスと違って、振動や歯への圧接感が少ないです😊。そもそも歯に接触させる必要がありません。うがいをするときに、磨き粉を使っているとザラザラ感がでるのですが、パウダーではそれもありませんね。また、パウダーは甘みを感じられるものになっているため、歯医者さんで使う材料特有の苦みなんかもありません👍。とても快適です。

🌟早く汚れが取れます。🌟

パウダーメンテナンスは前述した通り、従来のメンテナンス方法より快適です。しかし、汚れをとる効果は高いです😲。しかも噴射したパウダーで汚れを狙い撃ちできます。汚れを染色液で染め出して使うとすごく効果的です。

🌟どんな形態にも対応できます。🌟

ブラシや磨き粉による従来のメンテナンスではブラシをきれいにしたいところに確実にあてないといけません。これが難しいことが多々あります。歯と歯の間や歯の溝の深いところ、歯と歯が重なり合っている部位(歯並びが悪い方。)、歯と歯ぐきの間の溝の中(歯周ポケットの中。)などなどたくさんです😢。パウダーメンテナンスでは、器具が直接接触する必要はありません。空気と水とパウダーがスプレー状に噴射されるので、それをしっかりあてれば大丈夫👌。従来の方法と比べると、びっくりするぐらいきれいになりますよ😊。

これまでは患者さんにとってのメリットをみてみました。今度は歯医者さん側、特にパウダーメンテナンスをしてくれるのは主に歯科衛生士さんですね。歯科衛生士さんにとってのメリットをみてみましょうか🎇。

🌟疲労感が少ない。🌟

前述したことの、裏を返すとパウダーメンテナンスを行う歯科衛生士さんも楽なんです😊。機械の振動が無い、歯に接触させる力も必要が無い、汚れを取る効果が高く処置が短時間で終わる、どんな形態にも考えなくても対応できる。これらはすべて、患者さんだけでなく、メンテナンスを行う歯科衛生士さんにとっても良いことなんですよ。1日中メンテナンスをしている歯科衛生士さん、結構大変なんです🎉。

🌟選ぶのはパウダーだけ。🌟

お口の中はみんな違います。同じようにメンテナンスをしてもうまくいきません。どうやったら効率よく、しかも負担なくきれいにできるかを考えるんです。どんな器具で、どんなブラシを使って、どの磨き粉を使うか❓。大変なんですよ😢。ブラシも毛でできたものやラバーでできたものとありますし、その形態もかなりの種類があります。磨き粉もいろいろです。歯科衛生士さんごとの好みもあったりします💖。ひかる歯科ちえこども歯科にもたくさんの種類が置いてありますよ。しかし、パウダーメンテナンスで決めるのは噴射するパウダーだけです。パウダーにいくつか種類があるのですが、これをお口の中の汚れの種類や程度によって変えるだけなのです。これも楽でいいですね😊。

メンテナンスを行うのは主に歯科衛生士さん達です。ですから、パウダーメンテナンスの素晴らしさは彼女たちが1番わかっています🎇。パウダーメンテナンスは彼女たちにとっても手放せないものとなっています。機械が壊れたら、即修理、もしくは買い替えないとご機嫌を損ねそうです💦。

ちなみに導入費用はちょっとお高めです😢。ランニングコストもまずまずお高め、、、、、😢。歯医者さん側からするちょっとつらかったりします。でもそれ以上の貢献をしてくれていますし、何よりスタッフの方々が気に入ってくれているのは大きいですね。壊れないで頑張って😊。

歯医者さんでの治療や処置をガラッと変えた機械や手法はいくつかありますが、パウダーメンテナンスはその中の1つです👍。今後もまた新しい機械や手法がでてくるでしょう。定着するものもあれば、いつのまにか消えていくものもあると思いますが、メンテナンスについては、『すごい、かんたん、気持ちいい。』がテーマです。それは今後もかわらないと思います。さらに、安いも入ってくるといいですね💰。患者さんにとっても、歯医者さんにとってもですよ。

咬みごたえのある食べ物とは❓

さて今回は『咬みごたえ。』についてです。みなさんも「よく咬んで食べよう。」というのはよく聞くのではないかと思います。よく咬んで食べることは、お口の中やお口の周りに良い影響を与えるだけでなく、全身的にも良い影響があることがわかっています😲。

さて、『咬みごたえ。』のある食べ物ほどよく咬む必要があるのですが、咬みごたえのある食べ物とはいったいどんなものでしょうか❓。一般的には硬いものというイメージが強いようです。しかし必ずしも、硬いものほど『咬みごたえ。』が大きいわけではありません😲。食べ物の『咬みごたえ。』は、硬さ・弾力性・付着性・凝集性(脆さ)などテクスチャーと呼ばれる性質で決まり、飲み込むまでに咬む回数が多いものほど『咬みごたえ。』があると考えます。

例えば、リンゴとかまぼこを比べます。どちらが『咬みごたえ。』があるでしょうか❓。多くの方はリンゴと思われたのではないでしょうか。確かに最初の咬み始めはリンゴの方が硬そうですよね。しかし、かまぼこの弾力性が圧倒的に大きいため、飲み込むまでに必要とする咬む回数は、かまぼこの方がはるかに多くなるんです。つまり、かまぼこの方が、『咬みごたえ。』があるということです😅。意外ですよね😲。

また、同じ食材でも加熱時間や水分量、切り方で『咬みごたえ。』は変わります。例えば大根は、大根おろし(生)・おでん(加熱)・千切り(生)・切り干し大根(乾燥)・たくあん(乾燥と漬け込み)の順に『咬みごたえ。』が大きくなります。野菜は加熱時間が短く、水分が少なくなる(乾燥する。)ほど『咬みごたえ。』が強くなる傾向がありますね🥬。逆に、魚や肉などは加熱によってたんぱく質が変性し、水分も少なくなるため『咬みごたえ。』が大きくなる傾向があります。魚や肉の『咬みごたえ。』が1番小さくなるのは生のときです🐓🐖🐄。切り口については、大きく切るほど『食べごたえ。』が大きくなります。

また、食べる環境も大事です。食事中に飲み物をたくさん飲んでいませんか❓。こういった方は、食べ物をある程度咬むと、後は流し込んでいる可能性が高いです。これでは『食べごたえ。』をいくら考えても無駄です。流し込む習慣はやめましょう。集中して咬めるよう、姿勢よく足裏を床にしっかり固定した状態で食事をすることも大事です😊。

『食べごたえ。』を判断するときには食べ物の硬さ以外の性質も考える必要があります。また、調理方法も大事になりますし、食べる環境も影響します。結構難しいです。いろいろと工夫してみましょうね。

歯を支える骨が無くなる病気!

歯は骨に支えられています。自分の体重と同じくらいの力がかかる咬む力を、骨がしっかり支えてくれています😲。しかし、この大事な骨を溶かしてしまう病気があります。骨が溶けて無くなるとどうなるか❓。咬む力に耐えきれなくなり、咬むと痛んだり、歯がぐらぐらしてきます😢。今回はこの大事な骨に影響を与える病気をみていきましょう。

歯周病。

皆さんも最初に考えたのでないでしょうか❓。歯周病は歯を支える骨が無くなる代表的な病気です。歯周病の名の通り、歯の周りにある骨や歯ぐきが悪くなります。歯周病で無くなった骨を元に戻すことは難しいです💦。再生療法もあるのですが、適応範囲は限られます💧。悪くならないようにするのが1番です。

虫歯。

虫歯で歯を支える骨が無くなるの❓って思われたかもしれません。小さな虫歯では起こりませんが、神経を取った歯や神経が悪くなった歯では骨まで影響を出してくることがあります😞。歯の根っこの先の骨が無くなることが多いので、根尖性歯周炎と呼ばれます。まさに根の先の歯の周りの病気ですね。ただし原因は歯の中にあり、その症状として骨が悪くなっている状態です。これも珍しい病気ではなく、歯医者さんの治療ではある一定の頻度を常に占めています。根気よく治療することで大体治癒しますが、病気が大きくなり過ぎていたり、治りが悪い場合は歯を抜くこともあります🥶。治っても再発の可能性もあったりします😞。やっぱり虫歯予防が1番大事ですね。

ちなみ歯周病と根尖性歯周炎が合体した病気もあったりします。歯内-歯周疾患と呼ばれていますが、診断がなかなか難しく難治性ですね。

歯の根っこにヒビや破折がある。穴が開いている。

歯の根っこって割れるんですよ。穴が開くこともあります🥶。主に咬む力で起こることが多いですが、外傷などで起こることもあります。ただこれも、虫歯などで歯の根っこが薄くなっている歯に起こりやすいです。完全に割れているとレントゲンではっきりわかるのですが、ひびや小さな穴だと上記した歯周病や根尖性歯周炎と見分けがつかないことも多いです。治療しても改善がみられないときには真っ先に疑います。ちなみにそんなに珍しい事では無い上、治療は困難です。抜歯に至ることが多いですね😞。

腫瘍や嚢胞など他たくさん。

特殊なものとしては骨や骨まで進んだ腫瘍(良性と悪性あり。)や嚢胞といわれる骨の中にできる袋みたいなものもあります。顎に症状があって受診されることもあれば、虫歯や歯周病のためのレントゲン検査でたまたま見つかることもありますね。いずれにしても町歯医者で対応はまずできないため、大きな病院の口腔外科への受診となります💦。

歯を支える骨が無くなる病気は意外にたくさんありますが、元を辿ると歯周病と虫歯が原因となっているものがほとんどです。やっぱり基本的な歯磨きや歯医者さんへの定期的な受診が1番効果的です。しっかり骨を守りましょう。

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