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昔からの健康法をみてみよう😊

健康、大事ですよね。私もそうありたいと日々思っています。健康法に関する本もたくさん出ていますし、みんな興味を持っているのでしょう😊。

さて、ここで1つの健康書をご紹介しましょう。それは、『養生訓』という本です📚。養生というのは今で言う健康という意味ですね。この本は、元禄時代の頃に活躍した本草学者(中国や東アジアで発達した医薬に関する学問に携わる学者。)である貝原益軒によってまとめられました。貝原益軒は生来病弱だったのですが、古今東西から様々な健康法を学び実践したおかげで、当時としては珍しく84才まで生を受けたとされています。そんな、貝原益軒がまとめた本が『養生訓』です✨。江戸時代から通じて、最も多くの日本人に読まれた健康書の1つとも言われています。

そんな『養生訓』ですが、お口の中のこともいくつかまとめられています。少しみてみましょうか👍。

【禍は口より出て、病は口より入る。】

悪口は災いの元ですし、食中毒など様々な病気は口から入るという意味です。

【歯の病は胃火ののぼるなり。】

歯は、胃腸の病気と関係が深く、よく咬まないと消化不良を引き起こすという意味です。

今でも言われているものですね😊。他にもおもしろいものとしては、

【朝、ぬるま湯で口をすすいで、昨日から歯にたまっているものを吐き出し、干した塩で上下の歯と歯ぐきを磨き、二十・三十回口をすすぐ。さらに口に含んだ湯を粗い布でこし、お碗に入れる。】

これだけ読むとしっかりうがいと歯磨きをしているなという感じですね。むしろ、うがいはやり過ぎなぐらいでしょう。しかしその甲斐あってか、貝原益軒は歯を1本も失っていないと述べています。

さて、問題はここからです。【口に含んだ湯を粗い布でこし、お碗に入れる。】とあります。実はこの湯をあることに使います。なんだと思いますか❓。

正解はなんと“目薬”としてつかます。びっくりしますよね😲。でも貝原益軒はこのおかげで80才を過ぎても目がはっきりみえると述べています。

確かに、お口の中に出される唾液には消毒や抗菌作用があります🦠。幼い頃に傷口を舐めた経験はありませんか❓。自然界の動物は傷口を舐める習性があります。本能で傷に良いことがわかっているからやるのでしょう。

とはいっても、さすがに現在ではちょっとという感じでしょうか。もっと良い目薬もいっぱいありますしね👍。でも、昔の健康法を調べるのも面白いですよ。経験則からきているものがほとんどになるのでしょうが、現在でも通じるものも多いですし、これはさすがに駄目でしょうなんてものもあります。是非、調べてみてくださいね。