フッ素が多い歯磨き粉が適した方は❓
今回は歯磨き粉に含まれるフッ素の話です。みなさんは歯磨き粉に含まれるフッ素の量を気にしたことはありますか❓。歯磨き粉に含まれるフッ素の量は大抵ppmとういう単位で記載されています。わかりやすくパーセントで記載すると1000ppmで0.1%となります。日本で市販されている歯磨き粉の最大フッ素濃度は1500ppmと決められており、これを超えるものは海外にしかありません😲。
歯磨き粉によって入っている成分は様々です。虫歯予防、歯周病予防、着色予防、知覚過敏予防など気になる疾患や症状によって選んでいる方も多いのではないでしょうか👍。今回は歯磨き粉のフッ素濃度、最大の1450~1500ppmとなっている歯磨き粉が適した方をみていきましょう。ちなみに15才以上の方での話となりますのでご注意ください🙅。
🌟虫歯のリスクが高い方。🌟
まあ当たり前といえば当たり前💦。そのためにフッ素は入っているといっても過言ではありません。1000ppm以上のフッ素が含まれた歯磨き粉のフッ素濃度が500ppm上がると、虫歯予防効果が6%増加することがわかっています。では虫歯のリスクが高い方とはどんな人かといいますと、、、、、
- 未処置の虫歯はもちろん、治療した虫歯の数が多い方。
- 歯磨きがうまくできない方。
(手が不自由などの理由も含みます。)
- 糖分や酸を含む飲食物を頻繁に摂取する方。
(まずは食生活、摂取するものの改善も必要です。)
- 唾液の分泌が少ない方。
- 細菌検査で虫歯菌が多いと判断された人。
などなどです😅。
🌟歯ぐきが下がっている方。🌟
歯ぐきは年齢とともに少しずつ下がるのですが、歯周病があったり、歯ブラシの当て方が悪かったり、歯ぎしり・食いしばりが強いとより下がりやすくなります😞。歯ぐきが下がると知覚過敏がでやすくなります。歯磨き粉に含まれるフッ素には、歯を強化することで知覚過敏を抑えてくれる効果があります👍。
歯ぐきが下がることで起こるもう1つの問題は根面虫歯です。その名の通り、歯ぐきが下がって露出した歯の根っこに起こる虫歯です。高齢者ほど多く、歯を失う原因となっています。根面虫歯に関してもフッ素濃度の高い歯磨き粉の方が、予防効果が高いことがわかっています👍。
🌟男性より女性に適する。🌟
女性の方が男性に比べて歯の硬度が低いというデータがあります。また虫歯から歯を守ってくれる唾液も、その量・質ともに少ないこと、低いことがわかっています。虫歯になりやすいのです😞。
フッ素を多く含んでいる歯磨き粉の使い方については、特に変わりはありません。ただ1つ、これはすべての歯磨き粉で言えるのですが、歯磨き粉に含まれる有効薬効成分を十分効かせるため、うがいはしない、もしくは軽く1回に留めるようにしてください😲。もしくはうがいをしたあとにもう一回全体に塗り込んでもいいでしょう。せっかく使うのですから、最大限効果的に利用しましょうね。
2024年3月1日 | カテゴリー:新着情報, これがお薦め ホームケア, 院長からの発信 |