噛みしめの問題
皆さまこんばんは。
熊本市中央区国府の 家族で通える歯科医院 ひかる歯科ちえこども歯科 の 甲斐田です。
私たち 歯科医師が 解決したいと思っている問題が3つあり、それは 虫歯、歯周病、そして噛みしめの問題です。
歯を失う原因として 若いころは虫歯、年を重ねてくると(30代以上で)歯周病、それから 噛みしめの問題がおこってきます。
以前 テレビで タレントのマツコさんが、朝 起きたら口から出血していて何かと思ったら 寝ている間に自分の奥歯を噛み割っていた、という話をされていたのを見たように思うのですが、
実際、自分の奥歯を自分で噛み割ってしまうということは 時々あることです。
特に男性は咬合力が強く、自分の噛みしめる力で弱った歯の根が折れてしまう、ということがあります。
噛みしめの問題は私たちが本当に解決したい問題です。
寝ている間の噛みしめの問題を解決するために 噛みしめ防止装置を作って 夜寝ている間 はめてもらう、ということをしています。
従来の形が合わなかった方には、また別の形のご提案をしていますので、ご相談下さい。
噛みしめて寝ていると肩もこることがあり、体の状態にはよいことは何もないのですが、ある論文によると、噛みしめることで、脳内に快感ホルモンがでているそうです。そのため、ストレスがたまった日ほど、ぐーっと歯を噛みしめてしまうのではないか、ということでした。ストレスがたまって、疲れて寝ているときに、歯をグーッとかみしめて、快感ホルモンがでると、もっとぐーっとかみしめてしまう、ということが起こっているそうです。
そういえば、ストレスがたまった日の翌朝は、いつもより噛みしめているような気がしませんか?
私も夜寝るときは噛みしめ防止装置を使用しています。
それを使用するとしないでは、私の場合、翌日の首の状態が違うんです。
歯や体のダメージを減らすためにも、寝ている間に噛みしめ防止をつけるという対策 お薦めです。
2020年7月12日 | カテゴリー:新着情報, 歯科の豆知識 Q&A, お知らせ |