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2025年2月

歯磨き粉で歯は削れません!

さて今回はよくある質問からです。昔からよく聞かれる質問で、もはや迷信といってもいいぐらい有名です💧。みなさんも1度は聞いたことがあるのではないかと思います。その質問は、「歯磨き粉で歯が削れるんですか❓。」というものです。これを信じて歯磨き粉を使っていない方もいらっしゃいますね😞。

歯磨き粉にはプラークなどをしっかり除去するため清掃剤が入っています。この清掃剤が歯を痛めるのではという疑問です。昔からよくいわれていますね😅。今は清掃剤と言われていますが、以前は研磨剤といわれていました。それが悪かったのもあると思われます💦。

しかしこの清掃剤、歯の頭を覆うエナメル質よりはるかにやわらかいため、エナメル質を痛めることはまったくないことがわかっています👍。問題はエナメル質の無い歯の根っこの部分、象牙質といわれる部分です。歯ぐきが減ってくると露出してくる部分です。こちらはエナメル質よりやわらかいため、微量の摩耗が認められることがわかっています。ただこれも、硬めの清掃剤を用いて100年分の歯磨きを行うことで0.3mmぐらいの摩耗がある程度と報告されています。この摩耗量では歯の健康には影響しないことがはっきりわかっており、歯磨き粉を使わないことによる害のほうが大きいとされています😲。

そもそも歯の摩耗については、歯ブラシをあてる強さや毛先の硬さの方が、より影響が大きいこともはっきりしています。不等号で表すと、、、

歯ブラシをあてる強さ>毛先の硬さ>>超えられない壁>>清掃剤

です。間に超えられない壁が入っています。それぐらい清掃剤の影響は小さいです。歯を磨く際には歯ブラシをあてる強さに注意しましょう。また、歯ブラシのヘッドの部分が小さく、毛先が硬い歯ブラシほど大きな力がかかりやすいため注意が必要です🙅。

とはいってもずいぶん根強く残っている迷信です😅。なかなかすぐには切り替えられない方もいらっしゃると思います。歯磨き粉の中には清掃剤の配合が少ない物もありますし、なんなら清掃剤無配合(ジェルタイプのものは清掃剤無配合の歯磨き粉が多いです。)の歯磨き粉もあります。歯磨き粉には歯や歯ぐきにとって良い効果のある成分もたくさん含まれています。味や臭いを楽しんだりもできますし、これは歯磨きを気持ちよく続けるためにも重要です👍。歯磨き粉をつかわないのは本当にもったいない。騙されたと思って(騙してないです。)、是非歯磨き粉を使ってくださいね。お気に入りの歯磨き粉がみつかりますように。

歯周病を防ぐサプリメントって❓

今回はみんなが気になるサプリメントのお話です😊。みなさんは何か決まったサプリメントを継続して飲まれていますか❓。実は私も5年以上飲み続けているサプリメントがあります。私の場合はサントリーウェルネスから販売されているマルチビタミン&ミネラルです。やっぱり不足しがちだなと思いまして、40才になった頃から飲んでいます。セサミンもちょっと引かれたんですけどね(-ω-;)。やっぱりバランスが大事かと思いマルチビタミン&ミネラルにしてみました。まあ、体調が良くなっているのかどうかはわかりません( ノД`)シクシク…。

さて、時折ですが患者さんから次のような質問を受けます。それは、「歯周病を防ぐのにいいサプリメントはありませんか❓。」というもの。まずは歯磨きをしっかりすることが1番大事になりますが、さらに良くしたい、できるだけ悪くしたくない方からよく聞かれます。

しかし残念ながら、歯周病に特化したサプリメントは今のところ見当たりません😞。歯ぐきをサポートしますよっていう製品はありますが、あくまで作用の1つといった感じです。でも歯周病と栄養素の関連については、結構研究されていますのでそれを少しみてみましょう👍。

 

まずは主要栄養素であるたんぱく質から。牛乳などに含まれるガゼインや乳清の摂取量が多い方ほど、歯周病のリスクが低いとの報告があります🥛。次に脂肪についてです。体脂肪率が高い方ほど歯ぐきからの出血が多くみられる傾向があるのですが、オメガ3脂肪酸は歯周病における歯ぐきの赤みや腫れなどの炎症反応を抑えることが報告されていますΣ(・ω・ノ)ノ!。

 

次に微量栄養素についてです。やっぱりかと思うかもしれませんが、皮膚とおなじでビタミンⅭは効果があるようです😊。ビタミンⅭは粘膜の成分であるコラーゲンの生成に必要ですし、老化に対する抑制機能も持っています。ビタミンCの摂取量が少ない方は、多い方に比べて歯周病のリスクが1.3倍高かったと報告されています😲。またカルシウムとビタミンDの摂取が歯周病の治療にいい影響を与えるといった報告や、マグネシウムの摂取が歯周病や歯の喪失を予防するといった報告もされています👍。

 

他にも様々な報告があるのですが、栄養素単体で見た場合、歯周病予防のために1つの栄養素を集中して摂取するべきかというとそこまではないかなーといった感じです😞。たぶん他の効能を表に出した方が売れるでしょう。そのうちいろいろな栄養素をブレンドした歯周病のためのサプリメントができるといいですけどね。

 

まあ、現状はしっかり歯磨きすることが1番です。あと栄養についてはやっぱりバランスが大事かなと思います。摂取しすぎても駄目ですからね💦。サプリメントは足りないところを補うぐらいが丁度いいのかなと思います。

抗菌薬は最低限に!

さて今回は抗菌薬のお話です。抗菌薬は歯医者さんでよく使うお薬の1つですね。虫歯も歯周病もばい菌が原因ですから当然と言えば当然です🦠。原因となるばい菌を直接叩いてくれるお薬になります👍。

ただどんなお薬でも基本飲まずに済めばそれにこしたことはありません。最近は抗菌薬に対する耐性菌(抗菌薬が効きにくい、もしくは効かないばい菌のことです😢。)の出現リスクも相まって、歯医者さんでも出す抗菌薬の種類や出し方が変わってきています😲。私も処置が同じでも、それに応じて一律に同じお薬を出したりせず、大丈夫そうなら出しません。私自身お薬はあまり好きではなく、いまでも継続して服用しているお薬は無いですね。二日酔いの頭痛防止で痛み止めを飲むくらいです。よく、効きますよ😊。ん、何か変な事言いました❓。

 

抗菌薬については耐性菌以外の問題も指摘されています。それは様々な全身疾患と相関関係がある事です😲。もちろん『相関関係がある。』ということと、『因果関係がある。』ということは別です。因果関係までは不明なところが多いのですが、相関関係でいえば、、、、、

・肥満。          ・糖尿病。

・喘息。          ・胃食道逆流炎。

・潰瘍性大腸炎。      ・クローン病

・セリアック病。

などです。

なぜ抗菌薬とこういった疾患に相関関係があるのか❓。どうも抗菌薬によって腸内ばい菌の動揺、つまりばい菌種の構成(勢力図。)が変化するためと考えられています🦠。腸内ばい菌については研究が進んでおり、抗菌薬の使用はもちろん、食べる物の変化などでもその勢力図がかわることがわかっています😲。体にとって悪いばい菌(悪玉菌。)や良いばい菌(善玉菌。)と分類されていたりしますね。こういったばい菌の勢力図が変わるのです。当然、宿主である人間の身体にも影響を出してくるでしょう💦。しかもばい菌は多種多様、まだわかっていないばい菌の役割があるでしょうし、ばい菌同士のつながりによって起こる良い影響もあるでしょう(悪い影響もあるかもです。)。

実はお口の中でも影響がでることがあります。抗菌剤の服用によってお口の中のばい菌の勢力図がかわることで、口腔カンジダ症が発症したり、舌が黒くなる黒毛舌などが起こります💧。

こういったことから抗菌薬の使用は必要最小限に留めるべきです。もちろんたまたまいい方向に進む場合もあるかもしれないのですが、そんなかけみたいなことに、何のエビデンスもなく打ってでるべきではなでしょう。

抗菌薬自体は薬の中でも直接原因であるばい菌を叩いてくれる優秀なお薬です。いざという時に利用しない手はないのですが、人間の身体にはもともと備わっている免疫力があります。それを補助する使い方が1番ですね。