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当院が何故こども歯科に力を入れるのか①

当院が何故こども歯科に力をいれるのか①

 

こんにちは。院長の甲斐田光です。

今回は「当院が何故こども歯科に力をいれるのか」をテーマにコラムを書かせていただきます。歯科医師になって20年ちょっと、いろいろな経験を通じて今この考えに至っています。この考えは今後も大きくは変わらないと思います。話すとかなり長くなりますが、お付き合いいただければと思います。

さて、私の経歴を見ていただいた方はご存じかもしれません。九州大学歯学部を卒業し、私が研修医として入局したのは「歯周病科」です。こども歯科とほぼ無縁といってもいい科でした。何故その科を選んだかというと、

  • 歯周病という病気がおもしろそうだったから★

(細菌、免疫、咬む力、全身疾患等、、、様々な分野が関係します。治療するのも、研究するのもおもしろいです。)

  • 当時歯周病治療は再生療法が盛んで(今もまずまず盛んですが)歯科治療の中でインプラントと並んで花形だったから★

この歯科保存科の名前が変わってしまったのが、残念でなりません。

まあ完全にミーハーですね(笑)。それでも研修医2年、大学院4年の6年間、臨床や研究で大変お世話になりました。ストレスで今より体重が10キロ以上重くなった時期もありましたが良い経験でした(笑)。当時の九州大学大学院歯学研究院の学位審査は公開処刑といわれており、死ぬほど大変だったんですよ💦。まあどうにか致命傷ですんで現在も生きています(笑)。ちなみに大学院における研究テーマや学位論文の内容は歯周組織や歯の再生に関するものとなっています。

ここまでこども歯科の内容はまったくでてきません。しかし、この歯周病科における、研修医と大学院生活の6年で私の中の目指す歯科医師像は大きく変わりました。

先ほど歯科保存科の名前が気にいったという話をさせていただきました。この自分の歯を大切にしたい、残したいという根底は変わってはいません。私は歯を削るのは避けたいですし、歯を抜くのも避けたいです。さわらずにすむのならその方がいいですし、下手にさわればさわるほど歯の寿命は縮むと思っています。歯科だけの問題ではありませんが、治療をすればすれほど儲かる医療システムは問題だと思っています

どうやったらできるだけさわらずに生涯安定して歯を保存できるかをいつも考えています。その結果がこども歯科なのです。

長くなりました。今回はここまで。

次回は歯周病科での6年間で、私の考えがどのように変わってきたかに入っていきましょう。

②へ続く☆彡