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歯を白くしたい!

歯を白くしたいという方が増えてきました😊。理由はコロナ禍が終わって、マスクを付ける必要が無くなってきたからのようです(実際そうおっしゃる患者さんが多いです)。私もマスクを外すことが多くなりました。みなさんと同じように口臭が大丈夫か気になりますね。あとは鼻毛がでてないかとか(笑)。マスク、実は楽だった、、、。でも戻りたくない、、、。

歯を白くするというとホワイトニングが一番にでてきますよね。このホワイトニングとクリーニングがごっちゃになっている方が結構多いです。まずそれぞれを説明していきます。

 

◎クリーニング🐼

歯の表面についている汚れや茶しぶ、歯石などを取っていくことです。歯石を除去する際に一緒に行いますので、保険診療で行うことができます😊。歯そのものや詰め物、被せ物の色は変わりません。

 

◎ホワイトニング🐼

歯そのものの色を変えます。詰め物や被せ物の色は変わりません。歯の内部の色素を過酸化水素や過酸化尿素などを含むお薬を使って分解します。その名の通り白くなります😊。クリーニングとは異なり保険の適応はありません。

 

治療の順番としてはまずクリーニングからとなります。クリーニングを行うと今現在の歯の色がわかるようになります。この状態で大丈夫という方はホワイトニングの必要ありません。まだまだ歯の色が気になる、もっと歯を白くしたいという方はホワイトニングを考えていくという流れになります✨。ちなみに日本人の平均的な歯の色はこちらでもわかっています。聞いていただければ、いつでもその色と比べることができますのでお気軽にご相談ください。

 

さてこのホワイトニング、実は2種類あります。歯医者さんで行うオフィスホワイトニング、そして自宅にて自分で行うホームホワイトニングです。それぞれメリット、デメリットがあります。どちらでするかはそれぞれの状況に応じて決めていただければと思います。それぞれみていきましょう。

 

☆オフィスホワイトニング

歯医者さんで行うホワイトニングです。歯を白くするお薬を歯の表面に塗布し、特殊な光をあてます。1回の施術時間は大体1時間ぐらいです。

 

〇メリット(ホームホワイトニングと比べて。)😊。

・面倒くさくない。基本おまかせです。

・施術時間が短い。

・短時間で白くできる。

(特に結婚式など大事な予定が間近に控えている方などには最適です。)

 

×デメリット(ホームホワイトニングと比べて。)😞。

・強めのお薬を使うため、歯ぐきに痛みや荒れがでることがある。

・強めのお薬を使うため、歯がしみてくることがある。

・急激に歯を白くするため、仕上がりがいまいち。

(個人的にはうーんといった感じです。)

・後戻りしやすい。

 

☆ホームホワイトニング

 

自宅にて自分で行うホワイトニングです。歯の形に沿った専用のトレー(マウスピースみたいなもの。)を作製し、トレーに歯を白くするお薬を注入、トレーを歯に装着する方法です。大体1日2時間ほど装着しておきます。毎日でなくても大丈夫で、装着した分だけ効果がでます。

 

〇メリット(オフィスホワイトニングと比べて。)😊。

・やさしいお薬を使うので、歯ぐきの痛みや荒れがでにくい。また、歯がしみてくることが少ない。

・仕上がりがきれい。ホワイトニング効果も高い。

・効果が持続しやすい。

・トレーさえ大丈夫なら、歯を白くするお薬だけの購入も可能。いつでも再開できる。

 

×デメリット(オフィスホワイトニングと比べて。)😞。

・自分でやるので面倒くさい。慣れるまで時間がかかる。

・施術時間が長い。1日2時間ほどトレーを装着する必要がある。

・効果がでるまで時間がかかる。

 

いかがでしょうか?どちらがよいでしょうか?どちらのホワイトニングもどんどん進化しており、安全かつ効果もでやすくなってきています。しかし、個人的にですが症状がでにくく仕上がりがきれいなホームホワイトニングをおすすめしています。ちょっと大変ですし根気はいりますが、その価値は十分と思っています。そのため当院では現在オフィスホワイトニングは行っていません。ホームホワイトニングのみ行っています😊。ちなみにオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時に行っていく、デュアルホワイトニングというやり方もあります。

 

さて、気になるのは費用対効果ではないでしょうか💦。正確なデータは無いので、私の実感となります。大体オフィスホワイトニング1回分が、ホームホワイトニング1週間分に相当すると考えています。費用としては熊本でオフィスホワイトニングが1回あたり10000円~15000円ほど、ホームホワイトニングはトレーの作製と1ヵ月分のお薬が付いて30000円から40000円前後が多いようです。(ちなみに当院のホームホワイトニングは税込み27500円です。)オフィスホワイトニングは1回だけで満足できる白さになることもありますが、2回、3回とすることが多いです。ホームホワイトニングも満足する白さになるのに3週間ぐらいかかることが多くなります。そうするとどうでしょう?費用対効果は両者でそんなに変わらないことがわかるのではないでしょうか😊。

 

次にホワイトニングを行う上で知っておいていただきたいことについてです。

  • 詰め物や被せ物は白くなりません。白くなるのはご自身の歯の部分だけです。そのため、ホワイトニングが終わったらその白さに合わせて詰め物や被せ物をやり直す必要があります💦。
  • 効果の現れ方には個人差があり、早く白くなる方となかなか白くならない方がいらっしゃいます。歯の質や黄ばみの原因、そしてその程度が人によって異なるためです。ただこれまでまったく効果が出なかった人をみたことはありません。時間がかかっても満足できる白さとなっています😊。

以下の方はホワイトニングができません、、、

✕無カタラーゼ症の方(絶対禁忌です。)💧。

聞き慣れない病気ですよね。確率は0.001%以下と言われています。過酸化水素を分解するカタラーゼという酵素が作れない先天的な疾患です。歯を白くするお薬には過酸化水素や過酸化尿素が使用されています。無カタラーゼ症の方は、これを分解ずることができないため口の中がひどく荒れて、場合によっては壊死してしまいます🥶。怪我をしたときに塗る傷薬(過酸化水素の入ったオキシドール系のもの。)を塗った際に発砲していた方は大丈夫です。

✕妊娠中の方💧。

胎児への安全性がよくわかっていません。悪影響があるとも言えないのですが、やらないほうが無難というところでしょうか。同じ理由で授乳中の方も避けた方が無難です。

✕お子さん💧。

歯が出てきたばかりで成熟していません。歯を白くするお薬が強く浸透する可能性があり、悪影響の懸念があります。

次は条件付きで可能な方です。

△虫歯などがある方💧。

虫歯の穴から歯を白くするお薬が強く浸透してしまいます。先に虫歯治療を行う必要があります。

△歯周病のある方💧。

歯を白くするお薬の影響で歯ぐきが荒れやすくなります。先に歯周病治療を行う必要があります。

△知覚過敏がある方💧。

歯を白くお薬の影響で知覚過敏が強くなることがあります。知覚過敏の治療を先に行った方が無難です。

最後にホワイトニング中の注意事項となります😊

ホワイトニング中は色の濃い飲み物や食べ物(コーヒー、カレー、ワインな

ど)、酸性度の高い飲み物や食べ物(炭酸飲料など)、および喫煙は控えましょう。

ホワイトニングだけで結構長くなりました😊。でもきれいな歯はやっぱりい

いですね。これからマスクも減っていくでしょうし、口元がきれいなのは大事で

す。みなさんもホワイトニング考えてみませんか。わからないことがありました

ら何でもご相談ください。

いつも咬んでるのっておかしいの?お口ポカンは?

みなさんリラックスしている時、上下の歯は咬んでいますか?それとも咬んでいませんか?唇はどうでしょう?唇は自然に閉まっていますか?それとも空いて、お口ポカンになっていませんか?

まずは正常な状態からです。

リラックスしている時、上下の歯の状態は、咬んでいないのが正解です。お口の周りの筋肉が働いていないとき、前歯において2mmから3mm程上下の歯が開いているのが正常。これを安静位空隙と呼んでいます。人によって若干の差はあるのですが、上下の歯がいつも咬んでるという方は、要注意です😞。いいことは何1つ無いといっても、過言ではありません。

では唇はどうでしょう。唇は歯と違って閉まっているのが正解です。いつもお口が開いている方はいませんか?こちらも要注意です。先程と同じで、いいことは何1つありません。

では何が悪いのかをみていきましょう。まずは歯からです。

〇常に咬んでいると何がわるいの?

上下の歯が咬み合うのは、本来食事の時が中心となります。力をいれたり緊張した時に一時的にグッと咬むことはあっても、リラックス時に上下の歯は離れていなければなりません。では、いつも咬んでいると何が悪いのでしょうか?

☆顎が疲れやすくなります💧

顎が休まる時がありませんからね。常にまわりの筋肉や靭帯などが緊張している状態です。疲れますよね。よくいわれる顎関節症の原因にもなります。

☆歯への負担が大きいです💧

歯へも大きな力がかかっています。歯がすり減ったり欠けたり、詰め物や銀歯も取れやすくなったりします。ときには歯の根っこが折れて抜歯になることもあります。ちなみに歯のこういった破折は、歯を失う原因の17.8%を占めます。もちろん虫歯で歯が減っていることも大きな要因ですが、あなどれない数値ですよね😅。

 

☆歯ぐきへの負担が大きいです💧

歯を支えている歯ぐきにも大きな力がかかってきます。当然歯ぐきも傷みやすくなります。歯を支える骨を減らしてしまう歯周病も進行しやすくなってしまうんです。歯周病は歯を失う原因の37.1%を占めます。咬む力に歯を支える力が負けると、咬むごとに痛みがでてくるため抜歯を余儀なくされます。

 

☆悪くなる時は急激に悪くなる💧

歯や歯ぐきに負担が大きいことは前述しました。そのため1本の歯が悪くなって無くなると、周りの歯や歯ぐきの負担が一気に増加します。ぎりぎり耐えていた残りの歯も急激に状態が悪化、抜歯となっていくことが少なくありません。歯並びが悪い方は特に注意が必要です。

実はこの咬む力というのは結構大きいです。食事をする時でも、自分の体重と同じぐらいの力がかかっています😲。これだけの力が、咬み合い始めてからずっとかかっています。また、普段から上下の歯が咬んでいる方は、寝ている時も歯ぎしり、食いしばりをしていることが多いです。これも、程度の問題はありますがよくありません。どうですか?24時間自分と同じ体重がかかっている状態を想像してみてください?大変なんてもんじゃないですよね😅。

普段から上下の歯が咬み合っているといいことはまずありません。咬み合っている方は意識してお口の周りをリラックスするよう心がけてみてください。日中はある程度自分で防ぐことはできると思います。なかなか難しい方や寝ている時の歯ぎしり・食いしばりが強い方はマウスピースも考えてもいいかもしれないですね。考えている以上に咬む力の影響は大きいですよ🥶。

さて、次は唇についてです。

 

〇お口ポカンは何が悪いの?

唇が開いているのは、食べる時やしゃべる時、あくびをするときなどです。普段リラックスしている時、何もしていない時は閉じているのが正常です。お口ポカンというとかわいいイメージもあるかもしれません。でも、これ、立派な病気なんです😲。「口唇閉鎖不全症」といいます。そのままですね。病気ということは悪いことがあります。では、どんな悪いことがおこるのかをみてみましょう。

 

☆お口の中が乾燥しやすくなります💧

乾燥しやすくなるだけかって思いませんでしたか?実はこれ結構大変です。お口の中は常に唾液で守られています。この唾液がすごいんです。お口の中やお口の周りをスムーズに動かせるようになり、しゃべりやすくしてくれますし、食べ物を飲み込みやすくしてくれます。これを潤滑作用といいます。さらにお口の中を清潔にしてくれる自浄作用、お口の中を一定の状態に保ってくれる緩衝作用。その他にも細菌やウイルスに対する抗菌作用、歯に対する保護や再石灰化作用、歯ぐきなどの粘膜に対する保護作用、消化作用などなど盛りだくさん。普段意識しないかもしれませんが、唾液は超高性能。お口が乾燥しているということは、これらの作用もうまく働かなることを意味します。実際、唾液がゼロになると、お口を使う日常生活はまともにできなくなると言われています。お口ポカンで唾液がゼロになることはありませんが、いろいろなところで悪影響がでると思っていただいていいかと思います😞。

 

☆虫歯や歯周病になりやすくなる、口臭にも注意💧

これも唾液の作用に関係があります。唾液による自浄作用や緩衝作用、歯への再石灰化作用、歯や歯ぐきの保護作用、虫歯菌や歯周病菌に対する抗菌作用などが弱まり、虫歯や歯周病が進行しやすくなります。お口の中の細菌数が増えやすくなるため、口臭もしやすくなります。

 

☆風邪にかかりやすくなる💧

お口ポカンな方はお口で呼吸をする口呼吸であることがほとんどです。呼吸は鼻で行う鼻呼吸が正常です。鼻呼吸の方は鼻がフィルターの役割をしてくれるため風邪の原因となるウイルスの侵入を防ぐことができますが、口呼吸の方はこのフィルターが作用しません。体内にウイルスが入り込みやすく、風邪にかかりやすくなります。

 

☆歯並びや咬み合わせに影響がある💧

歯並びや咬み合わせはお口の周りの筋肉の影響を強く受けます。お口ポカンな方はお口の周りの筋肉のバランスが悪くなっていることが多く、歯並びや咬み合わせが悪くなっていることが多いです。

 

☆顔貌や姿勢に影響がでる💧

歯並びや咬み合わせとも関係しますが、顎や顔面の形態や成長にも悪影響がでることがあります。特徴的な顔貌(アデノイド顔貌、くわしくは検索を!)や息がしにくい場合は猫背になったりします。

どうでしょうか?結構いろいろな問題がでてくるんですよ。では原因や対策を見ていきましょう😊。

まず確認していただきたいのは鼻で呼吸できるかどうか。鼻が悪くて鼻呼吸できない状態なら、お口で呼吸するしかありません。お口ぽかんでないと死んでしまいます。この場合はまず耳鼻科への受診を考えてください。

それ以外の原因はお口の中にあることがほとんどです。特に多いのはお口の周りや舌の筋力低下。わかりやすいのはお口を閉める筋肉でしょうか。お口を閉じるのに関係する筋肉の力が弱ければ、お口ポカンになりやすくなります。単純ですよね( ノД`)シクシク…。その他にも、舌の下に舌小帯と呼ばれる筋が走っているのですが、この張りが強すぎて舌がうまく動かせないことも原因となります。また、飲み込む時などに変な癖がある場合もありますね。

お口の中の原因をまとめると、①お口の周りや舌の筋力の低下、②筋肉をうまく動かすことができない、の2つに集約されます。これに対する対策はトレーニングになります。①の筋力低下に関しては自分でできることも多いです。有名なのは「あいうべ体操」ですね。よく咬んで食べることも大事です。他にもいろいろありますから調べてみてください。②については自分だけでは難しいことも多いです。見せていただければ必要な処置を行ったり、その状態に特化したトレーニングを紹介できるかと思います。

さて最後にお口の正常な状態をもう一度確認しましょう。唇は閉じていて、上下の歯は咬んでいない、です。確認してみてくださいね😊。

給食後、30分歯磨きしては駄目ですか?

本日はこの質問です。一時期テレビなどでも話題になりましたね💦。食後すぐに歯磨きをすると、歯が削れやすいのでやめましょうというもの。30分は時間をおいて歯磨きをしたほうがよいと言われていました。当時はお子さんを持つお父さん、お母さんはもちろん、学校の先生からも聞かれたりしたものです。さて、その真意のほどはいかに?

 

結論から言いますと、給食後にすぐに歯磨きをしても何の問題もありません。いままで通りで大丈夫です😊。では、なぜこんな話になってしまったのでしょうか?

 

このようなことが話題になったのは、「酸性食品接種後すぐに歯磨きをすると歯がすり減ってしまう危険性が高まる」、という報告が欧米を中心に報告されていたためです。注意していただきたいのは、『食事』ではなく『酸性食品』となっている点です。この『酸性食品』がいつの間にか『食事』にすり替わってしまったのです😲。

 

実際に歯が酸で溶けていく病気はあります。酸蝕症と呼ばれており、以前はメッキ工場やガラス工場で出る酸性のガスを吸うことによって起こる職業病の1種でした。現在では酸性の食べ物や飲み物の過剰摂取が1番の原因となっており、生活習慣病と言ってもいいかもしれません。酸性の飲食物として例をあげると、レモン・コーラ・サイダー・栄養ドリンク・ビール・梅酒・赤ワイン・柑橘類・酢・もづく・スポーツドリンクなどたくさんあります。その他の原因としては逆流性食道炎、拒食症などで嘔吐を繰り返す方にもみられます。胃酸は強い酸性ですからね💧。酸は歯の大敵です。

 

実はこの酸蝕症、欧米人の方が日本人よりずっと多いと言われています。つまり上記の報告をもう少しくわしくすると、「酸蝕症の多い欧米人が酸性食品を食べた後に歯磨きをする」、という条件付きでの話となります。ただ食事をしただけとういう話ではありません。しかも酸蝕症の原因が食後すぐの歯磨きであるのかどうかは、はっきりしていなかったりします。

 

日本人は欧米人に比べて酸蝕症の方は少ないです。今後は増えていく可能性がありますので、その方の歯の状態や食べる物によっては食後の歯磨きに注意が必要になるかもしれません。しかし、給食に関してはまず大丈夫と言っていいかと思います。お子さんで酸蝕症になっている方は大人の方よりさらに減ります。また、給食でそんな酸性の食べ物ばっかりでてくることはありません。なによりイギリスで出版されている酸蝕症の教科書「Dental Erosion」でも、「一般に食後すぐに歯を磨くべきである。」と注意されています😊。時代とともに歯磨きの仕方も変わったりするのですが、今のところ、食後すぐに歯磨きしても問題はありませんよ。

歯磨き粉ってどれがいいですかね?

さて今回はよくある質問から。「おすすめの歯磨き粉はありますか?」についてです。もちろんおすすめ(私たちが好きで効果も十分と思っている歯磨き粉。)はあります。当院では大人の方に向けて、私のおすすめと副院長のおすすめを1種類ずつ、こども向けではフレーバーの違いを別と数えると6種類ほど置いています。まずまず売れ行きは好調です。

 

しかし、当院に置かれている歯磨き粉なんて全体のほんの一部にすぎません。世の中にはたくさんの歯磨き粉が売りにだされています。それも様々な効果が謳われていますよね。虫歯や歯周病予防はもちろん、知覚過敏や口臭予防、歯を白くするなどたくさんあります。どれを使うか迷いますよね。

 

さて、ここで結論をいいますと、「好きなものを使ってください。」となります。歯磨きは毎日するものです。味や舌ざわり、発砲の具合もとっても大事。まずは楽しく、そしてストレスなくできることを最重要視してください。特にお子さんは味や舌ざわりにとても敏感です。歯磨きを好きになってもらうため、仕上げ磨きがやりやすいよう、お子さんが喜ぶ歯磨き粉を探してあげてください。毎日の歯ブラシがおいしくない、まずいと嫌になっちゃいますからね。大人の方は、効果を重要視してもいいと思います。お口の中で気になることにあわせて、歯磨き粉を選ぶのもモチベーションをアップさせてくれます。効果がでれば、より歯磨きに対するやる気がでるというものです。

 

好きなものを使ってもいい他の理由も挙げておきます。最近の歯磨き粉は特殊なものを除くと、最も大事な虫歯・歯周病予防に対する有効成分が、ほとんどの製品で含まれています。それぞれ特徴を持ってはいますが、大事な所はきちんと押さえている。日本の歯磨き粉は優秀なんです。

 

しかし、注意してほしいことを最後に1つ。歯磨き粉に含まれるたくさんの有効成分、これらは歯磨き自体がきちんとできていないと効果が十分に発揮できません!お口の中の汚れ、プラークはバリアを張っています(水星の魔女でいえばコンポガンビットシールドです。かっこいいですよね)。これを物理的、機械的に破壊しないと、有効成分が入り込めないんです。これを壊してくれるのが歯磨きそのものです。ですから、歯ブラシのあて方、動かし方はもっと重要です。これは洗口剤にも同じことがいえます。

 

時々歯磨き粉を使わない方もいらっしゃいますが、とてももったいないです。今の歯磨き粉はとっても優秀で、昔みたいに歯の表面を傷つけたりすることもありません。たっぷりつけて大丈夫。是非、お気に入りの歯磨きを見つけて、楽しく歯磨きしましょう。

 

妊娠中のお口の変化、赤ちゃんへの影響について学ぼう

通院されている患者さんからおめでたい報告を受けたり、熊本市の妊婦歯科健診で来院される患者さんがいらっしゃったり、当院には妊婦さんがたくさん来院されます。大変めでたいことですよね。しかしこの時期、お口の中は様々な変化が現れ、虫歯や歯周病などのリスクが高まります。また、生まれてくる赤ちゃんのお口を健やかに育てるため、できることもたくさんあります。簡単ではありますが、少しみてみましょう。

☆歯磨きが難しくなる

つわりなどで歯磨き自体が困難になる方が多くいらっしゃいます。虫歯や歯周病のリスクが高くなりますので、無理をせずできる範囲でお口のケアをしましょう。食後にすぐ強めのうがいをしたり、ガムやタブレット、洗口液などの利用もいいですよ😊。

☆お口の中が酸性になりやすい

嘔吐を伴うつわりや、それに伴う食事回数の増加や不規則化、嗜好の変化などによりお口の中が酸性に傾きやすくなります。お口の中が酸性になると虫歯になるリスクが高まります。ことあるごとにうがいをするとリセットできますよ😊。

 

☆唾液の分泌量が変化します

唾液が減って口の中がねばねばすると感じる方もいれば、唾液の分泌が多くなり気持ち悪くなる方もいらっしゃいます。いずれにしても唾液の働きが低下するため虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、口内炎などもできやすくなります😲。

 

☆女性ホルモンの増加により歯周炎になりやすくなります

歯周病原因菌の中には妊娠中に増加する女性ホルモンが大好きな細菌がいます。こういった細菌は妊娠中に爆発的に増え、妊娠性の歯周炎を起こします。歯ぐきが赤くなったり、腫れたりする、歯磨き時の出血が多くなるなどの症状がでます。しかし、これらに症状は適切なブラッシングとプラークコントロールを行えば、ほとんどの場合症状が改善されます。

 

また、まれにですが妊娠性エプーリスといわれる良性のしこりができることがあります。女性ホルモンの増加により、歯ぐきのコラーゲンが増殖したものと考えられています。出産後に自然に消失することがほとんどです💧。

 

☆歯周病にかかっている妊婦さんは、

早産や低体重児出産のリスク5~7倍高くなります💦

歯周病により産生される炎症性物質の中に子宮を収縮させる作用がある物質(プロスタグランジンE2といわれます。陣痛促進剤として使われています。)があること、また、羊水や胎盤から歯周病原因菌がみつかることがわかっており、これらが早産や低体重児早産を引き起こすと考えられています。歯周病結構こわいんです。

 

☆虫歯菌はお母さんからうつることが多い 世界的にみても虫歯菌の感染は母子感染が多いことがわかっています。もちろん育児に関わる方はみなさん気を付ける必要があります。赤ちゃんが生まれる前からお口の中の環境をよくすることが大事です。

 

実は子どもの歯(乳歯)は妊娠初期には作られ始め、出生時には大人の歯(永久歯)も作られ始めていますΣ(・□・;)。こういった時期に母体に、大きな負担があると、後にでてくる大事な歯に影響がでることがあります。まずは全身の体調管理をしっかり、そしてお口の中にも気をくばっていただければと思います。母子ともに健康に、幸せな出産になるといいですね。

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