院長のおすすめ②
さあ、今回は院長のおすすめ②です。①でこりてないのかお前は、という声がどこかから聞こえてくるような気がしますが、無視無視。仕事の事ばかり書いてられません。自分を語る時は、「何が好きかで自分を語る」です。うん、いいこと言った。
今回ご紹介するのは漫画から、
「テロール教授の怪しい授業」全4巻
です。
正直漫画としてはかなり人を選ぶと思います。私も絵があまり好きではありません( ノД`)シクシク…。しかしこの漫画、知っておくべき事がたくさん書かれています。テロ組織やカルト宗教、マルチ商法などの手口、テロリストがどんな人達で何を考えているのか、カルト宗教にはまる人達がどんな思いを持っているのかをかなり踏み込んで描いてくれています。大人はもちろん、これから社会にはばたくお子さんには是非読んでいただきたい作品ですね。特に高校をでて大学生や社会人になるお子さんにおすすめです。最近はSNSにも注意が必要ですから、もっと早くからでもいいかもしれません。
さて簡単にですが内容です。馬場大学のティム・ローレンツ教授とそのティーチング・アシスタントである川島倖子、そしてそのゼミ生となった大学生5人を中心とした話となっています。テロリズムやカルト宗教、マルチ商法などについて、ティム・ローレンツ教授からゼミ生5人が実践を交えながら学んでいくというお話となっています。オウム真理教やアルカイダ、アイシルなど実例も踏まえながら、一般の方々が持っているそれらに対するイメージがいかに間違っているか、そして俗にいう普通の人々がいかにしてそれらにのめり込み、過激化していくかに触れています💦。「このテロリストどもめー!!!」から始まるローレンツゼミ、みなさん参加してみませんか。
少しだけ作中の名言にも触れましょう。詳しくは本作を読んでくださいね。
『テロリストについてメディアを通じて学習したことは一度全部忘れてください!!それは控えめにいってもゴミです!!』
『「テロリストの根っこ」とはすなわち!知性の伴わない善意』
『「過激な主義主張を信じて行動している連中は自分たちとは何ひとつ似てない」!という断定は禁忌と言っても過言ではありません!』
『過激化した個人を「ビョーキだ」と安直にみないこと!大半は精神を病んでお
らず反社会的な気質の持ち主とも程遠いという事実』
『間違えた時間違えていたと分かった時、、、帰ってこれる場所があるというの
は信じられない程重要です』
『お金の話をするのは汚いことだという感覚だけは絶対に身につけないでくだ
さい』
『それぞれに合った命綱をいっぱいつけて社会に漕ぎ出すのが一番です』
『いや「当たり前」は「当たり前」だからこそ強いんですよー』
などなどたくさんですよー。
この漫画を読めばみんな大丈夫です。お子さんも安心ですよ。変な集団に染まってしまうことは無くなります。と言いたいところなのですが、、、、、
そういった「自分は大丈夫」という自信が一番危ないことであることを厳しく
本作中でも戒めています💦。本当よくできた漫画です。是非読まれてみてはいかがでしょうか。