舌小帯
舌小帯というのはどこを指すかわかりますか?
舌と口腔底をつなげる ひものような部分のことです。
舌小帯の伸びが悪いと ベロの動きが悪くなります。
ベロ自体の動きも大事ですが、舌小帯の伸びというのはベロの動きの良さを左右するポイントになります。
うちの歯科医院では、 この小帯が短いおこさんのために、伸ばすための切除術を行うことがあります。
それは発音がうまく身についてないから、ということで 言語の先生にいわれた、ということで患者さんのほうから 切ってくださいといわれることもあります。
この場合は年長くらいで行うことが多いです。
また、MRC矯正において、舌の動きや機能が未発達なお子さんについて、一緒にトレーニングしていくのですが、年単位でトレーニングしても伸びや動きが悪い場合に
舌小帯を切ることがあります。
必要になるのは50人に1人くらいです。
切った後は舌の動きがよくなります。
この小帯の切除の前後に必ず 舌の機能トレーニングとしての運動が必要になります。
小帯を切除する前後に 機能トレーニングを行わないと、切った後に、また動きの悪い状態で治癒してしまうことがあるからです。
2018年1月5日 | カテゴリー:こどもの 口腔機能を 育てるには |