噛んで食べることが・・・こんなに差になります!
どう食べるか は どう消化吸収するか・・・につながります。
よく咀嚼したほうが、消化吸収がいいです。
それは・・・どういうことにつながるでしょうか?
小児歯科界の大先輩 尊敬する岡崎好秀先生 (先生の著書は沢山あり愉快で勉強になる本です)が以前書かれていたことですが、
その昔戦後すぐくらいに
小学4年生のお子さんを体格や歯の状態など均一になるように 2クラスに分けて、
1クラスには、30回以上咀嚼しましょう、といい、
1クラスには何もいわずいつも通りの噛み方で食べる・・・という実験をされた学校があるそうです。
戦後すぐなので、食糧事情はよくなかったと思われます。
どうなったと思いますか?
食べているものは同じですし、食糧事情も悪い、大きな差が出るでしょうか?
こどもたちは1年後にはあまり変化がなかったそうなんです。
しかーし!
6年生になると、体格に大きな差がでて、30回以上咀嚼したクラスの子供たちが、明らかに身長も伸びて、体格差があったそうです。
そして・・・それだけではないんです!!!
なんと!30回以上噛むようにしたクラスはIQが軒並み高くなり、平均してかなりの秀才クラスになったというのです!!!
まあ、そうはいっても、30回以上噛んで食べるというのは、なかなか毎日の生活でできるものではありませんよね。
できるだけ噛む回数が増えるように、料理や食材の選び方、切り方などで一工夫するというのも一つの手だと思います。
また、食事中に水分をとると、噛む回数は減ってしまい、流し込み食べ、ということが増えてしまいます。
最近のお子さんは流し込み食べ、が非常に増えています。
お茶は食事中ではなく食後に飲みましょう。
このことについてはまた詳しく、別の投稿で書きたいと思います。
2016年9月23日 | カテゴリー:食育 |